学校の様子

笑う 延岡市社会福祉体験

表彰されています。自信をもって発表しました。
 延岡市の祉啓発作文で最優秀賞に選ばれ,先日3日(土)台35回延岡市社会福祉大会において表彰されました。その時,発表した作文をご紹介します。
 
          中学校の部   最優秀作品
         「弟が生まれて感じたこと」
 皆さんは手話を知っていますか?
 手話とは,「手を使って表す言葉」で,「目で見る言葉」のことです。
 私の弟は,その手話を使う一人のろう者です。弟は生まれつき耳が聞こえません。
 私は,毎週火曜日に手話の勉強会に行っている母に少しずつ手話を教えてもらっています。日に日に手話を覚えていくことで,だんだん弟と話ができるようになってきました。そして,最近では弟のほうが私よりたくさん手話を覚えており,逆に私が教えてもらうことがあります。弟の手話は表現がとても可愛いので,すくに頭に入ってきます。
 私は手話サークルのボーリング大会やキャンプ,弟の学校行事など,年間いろいろな活動に参加する機会がたくさんあります。ボーリング大会やキャンプなどでは,母の側から離れたときに,ろう者の方に話しかけられることがあります。その時,少しだけ「相手が言っていることが読み取れて,きちんと返すことができるのかな」と半分期待,半分不安になってしまいます。そして,きちんと会話できた時には,その方も私も笑顔になり,もっともっと話がしたい気分になります。
 こんな気分を味わえるのは,弟が生まれてきてくれたおかげだと思います。
 日本の人口は約1億2千7百万人です。その約0.3%(40万人)の人が聴覚障がい者です。私は少しでも多くの聴覚障がい者の方とお話ができるようになるために,手話検定試験を受けていきたいです。
 皆さんも簡単な手話を覚えて,いろいろな方とふれあってみてはいかがでしょう。