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2022年12月の記事一覧

12月23日(金)2学期終業式

12月23日(金)2学期終業式

朝から雪が降り積もり、体の芯まで冷えるような寒さの今日。
2学期最後の日。終業式でした。
終業式では、校長先生と代表生徒との対話がありました。
1年生から甲斐華蓮さん、2年生から山口心菜さん、飯干琴葉さん、3年生から黒田蓮人さんが前に出て話をしてくれました。
まずは今年1年で、印象に残っていることを聞いてみると、「日本がワールドカップに出場してドイツに勝ったこと」、「ロシアのウクライナ侵略」、「安倍元総理襲撃」などを上げてくれ、2022年は本当に多くの出来事があった年でしたねと振り返りました。
「どのような冬休みを過ごしたいですか?」という質問に、代表生徒の多くが「家族といろんな話をたくさんして、家族での時間を大切に過ごしたい。」と答えていました。受験生である蓮人君は、「受験生にクリスマスはない。」と、受験勉強にしっかり取り組み、志望校合格への意気込みを語ってくれました。

次に、各学年の良いところと改善点、日之影中学校の良いところを聞きました。

 

1年生は元気がよいところと、つい気が緩んで忘れ物が多くなるところ、2年生は個性豊かなところと、忘れ物が多いところ、3年生は、元気でいつもうるさいくらいだけど切り替えがしっかりできるところ、しかし1人で考えて行動ができないところが課題だと話してくれました。

しっかりとお互いのことを見て、日ごろから自分たちの長所や、また何が足りないのかを見つめられていることは素晴らしいことですね。


また、日之影中生の良いところでは、元気よく挨拶をし、学年を超えて仲が良いところだと答えてくれました。
良い面はさらに伸ばしつつ、3学期、各学年の課題となるところをぜひ行動に起こし、実行していってほしいと思います。

また、生徒会から多読賞の表彰が行われました。
今学期に図書室の貸し出し履歴から上位7名の生徒が呼ばれ表彰されました。
1位は55冊で1年生の松本青龍さんでした!

また、夏休みに書いた読書感想文で、西臼杵郡から県に選出され、見事「佳作」に輝いた1年の甲斐文葉さん2年の田中小巻さん、3年の寺尾拓海さん3名の表彰も行われました。

 

また、「税についての中学生の作文」でも表彰が行われました。
3年生の甲斐真優さんが、宮崎県租税教育推進中央協議会 銅賞。
岩尾鼓音さんが、延岡地区租税教育推進協議会 延岡税務署長賞
大村政乃進さん寺尾拓海さんが銀賞を受賞しました。

 

これからもいろんなことに挑戦して、自分の才能や可能性を広げてほしいと思います。

学習面について早田智美先生から、見通しをもって取り組むこと、学習の質を大事にすること、日頃なかなかできない学びに挑戦すること、苦手克服に努めること、冬休みの時間を利用して読書に親しむこと、3学期すぐに行われるテストに向けての学習もしっかり行うことなどのお話がありました。

 

保健面では山本先生からは睡眠をしっかりとることで記憶力が上がること、また、睡眠不足だとイライラしたり、太りやすくなったりと体調面にも影響を及ぼすことなど「睡眠の大切さ」についてクイズ形式でのお話をしていただきました。
長い冬休みの間も、いつも通りの生活習慣、学習習慣を守り、生活リズムが乱れないように心がけて過ごしましょう。

生徒指導部の亀井先生からは、自分や他人の命を大切に扱うこと、スマホやタブレットの便利面と危険性を理解し、使用方法はしっかりと考え活用すること。

また、小さなことでもいいのでひとつ自分の中で約束を作り、それを必ず実行することとお話がありました。
3学期の更なる学力向上を目指すため、生徒会から生徒一人に鉛筆を一本プレゼントし、「この鉛筆を冬休み中の学習に使って短くして持ってきてください!」と呼びかけました。
   

長い休みがあるからこそ、その時間を活かして成長するのか、何もせず終わってしまうのか
どちらが良いのかしっかりと考え、充実した楽しい冬休みを過ごしてもらいたいと思います。
そして始業式にまた皆さんの元気な姿が見れることを楽しみにしていますよ。

 

今年もサンタ現る!?


12月23日クリスマスイヴイヴの今日、給食の時間に職員室に今年もサンタさんが現れました。
鏡の前で最終チェックを終えたサンタさん、これから生徒たちのもとにプレゼントを持って突撃です。

放送室をジャックし、クリスマスソングが流れる中そろりそろりと足音を立てずに忍び寄ります。


突然のサンタさんが現れ、給食中の生徒たちは果たしてどのような様子でしょうか??
まずは3年生の教室から!
 
 

次は1年生教室!
 
 

 
大忙しのサンタさん、ずれる帽子押さえながらかけ足で最後の2年生のもとへ向かいます。
 

 

 

サンタさんから生徒の皆さんには、暗記に使うチェックペンとシートのセットがプレゼントされました。
大喜びの生徒たち、、とわざわざ書かなくても写真の生徒たちの表情を見れば一目瞭然ですね。
素敵な笑顔がたくさん見ることが出来てこちらも幸せな気持ちになりました。
最後に皆さん、くれぐれもこのサンタさんは



プレゼントをさっそく冬休みの学習に活用してもらいたいですね!
それでは!メリークリスマス!!

「やってみて分かること」

「やってみて分かること」


読み聞かせの機会が目の前に訪れた。
正直、やってみたことはない。。。。
でも、やってみないと、やってみて気付くことがある。
すかさずそのチャンスをキャッチした。

「おしっこちょっぴりもれたろう」と

と「くれよんのくろくん」を2年A組のみんなに。

本を選ぶ時、クリスマスプレゼントを選ぶ時と同じ感覚を覚えた。
人が喜ぶ顔を想像すると人はハッピーになれる。

やっぱり緊張した。
緊張感の中で読んでみて分かったこと。
何回も読んでいるはずなのに、初めて気付く絵本の深さ。
我が子一人に伝えるのと大勢に伝えるのでは全然違うこと。

津隈さん、新名さんの読むうまさ。そして、改めて感謝。

それは「やってみて分かること」。

「挑戦と継続」

「挑戦と継続」


知ってるかな??この歌。

“何度でも・・・何度でも・・・”

私、好きなんですよね~。
最後までサビ歌えました??

夏休み、日之影中学校の生徒会(寺尾拓海会長、甲斐真優、岩尾鼓音副会長)が提案した
「 日之影中学校 チャレンジ宣言 」。
治療率の大幅増加、町立図書館使用者増加など、大成功。しかし、まだ1回目。

これを2回、3回と続けていくと・・課題が見えてくる。
あ!!この歌も思い出した!!
“1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる~♪”
ほら!! 少なくとも「始めたことは、少なくとも3回はやってみようよ!!」
課題を克服するためには“ 改善 ”と“ 工夫 ”が必要となる。
そこに“ 大きな学び ”があると思うんです。

この冬休み、チャレンジ宣言で何に挑戦するか??と生徒会に問う。


彼女たちは「学力向上」に挑戦することに決めた。
そして彼女らは堂々と宣言した!!
名付けて「 ONE・ONE・ONE!!! 」

 

 

➀「1(ONE)本鉛筆をプレゼントします!それを勉強に使ってください!
なるべく短くして、始業の日にもってきてください!!」
➁「1(ONE)冊本を借りて読んでください!!」
➂「1(ONE)つルールを決めて、必ず毎日守ってください!!」

この宣言を決めるにあたり、彼女たちはたくさんのことを考える。
冬休みだし、家だし、気は緩むし、それでもみんなが前向きに取り組めるやつがいい。って。
最高の勉強です。

挑戦には“ 前置き ”と“ 見届け ”をセットに。
そうすることで挑戦には大きな意味が生まれる。
意味深くなれば挑戦は継続する。
続けることでなりたい自分になれる。

“1万回ダメで、ヘトヘトになっても、
1万1回目は 何か 変わるかもしれない。”

「 挑戦 」ってイイネ。

花植え

1年生が技術の時間(「単元:生物育成の技術」)に花を植えました。

 
この花は、卒業式や、入学式の際に会場を装飾するために使われる花です。
毎年生徒たちが自分の手で植え、生活整備委員を中心に、生徒たちで管理しながら花のお世話をして育ててもらいます。
教頭先生、堀先生から植え方を教えてもらい、作業スタートです。
 
 

効率よくできるように、ポットを用意する係、花を入れる係、完成したポットを並べ、土を足し、水をやる係。
土遊びをする係、、?
と、自分たちで役割分担をしながらてきぱきと作業をこなしていきました。


 
 
 
寒い12月の風が強く吹き付ける中でしたが、声を掛け合いながら、楽しそうに元気いっぱい作業をしてくれる一年生!
おかげで300個ほどのポットが完成しました。
お世話になった先輩たちを送り出す卒業式や、新入生を迎え入れる入学式の大事な花は、こうやって生徒たちが気持ちを込めて用意してくれています。
花のお世話もこれからがんばっていきましょうね。

―「教室」から「世界」へ―

―「教室」から「世界」へ―
「教室」から「世界」へ。
「世界」を「教室」で。


高千穂高校、宮崎大学とともに海を越える。

この前テレビを見てたら・・・
“UMK探究フォーラム”となるものに遭遇。
高校生たちが今ブームとなっている“ 探究活動 ”について語る。
そんな番組でした。

その中で高校生たちが言うんです。
“細菌について研究してる”とか“漂流ゴミをインテリアに”って。
スゲー。スゲー。高校生の時なんて野球とご飯のことしか考えてなかった・・・。
そして、、、、さらに言うんですよ。

“ タイの高校生と共同で・・・ ”とか、
“ バリ島の高校生と意見交換しながら・・・ ”とかって。
「 ( ゚Д゚)ハァ? 何て~???? 」ですよね。

僕も英語教員として、日之影中学校の生徒達に何かしてあげられないかな??
とうことで、高千穂高校、宮崎大学とバングラディッシュの大学と一緒にオンライン授業実施!!

トランス型学習。新形態の学習に挑戦しました。
英語学習者(高千穂高生、日之影中生)と
日本語学習者(バングラデシュ大学生)が
お互いに母語話者と学べる。WIN-WINな授業。
みんな英語と日本語を織り交ぜて(=トランス)対話してます。まさに「ボーダレス(国境なし)」なやりとり。


つまり・・・近未来に近い対話型になっています。
将来はこんなコミュニケーションが世界には溢れてそう。
今後は英語でのコミュニケーションスキルもそうですが、“ 何とかする ”力 も大事かなって。
高校生とかがやりとりするならこんなフランクな感じでもOK。




“知識”も大事だけど、“経験”がものをいう。
その経験をさせるのは誰?? 私達教員です。
背筋がピンッと伸びますね~。
何にでも挑戦する日之影中生、
何でも環境が整っている日之影町、だからこそできる!!
という感謝を胸に、これからもやってやってやり通す。

数年後、「あの経験があって良かったです!!」と再会できる日を信じて。
全てが混ざる(トランス、インクルーシブ)日がやってくる日も遠くはない。
混ざることに違和感のない人を育てるために。
まずは自分がそうならなくては。勉強、勉強。
今後もやることたっくさん。でも、、、、
やることたっくさん。の方がなぜか楽しい。
「 挑戦 」ってイイネ。

弁当の日(12月12日)

弁当の日(12月12日)

 今日は弁当の日です。
「食」に対する関心を高めてもらうことを目的に、普段何気なく食べている食材や、調理をしてくださる方への感謝の思いを改めて持ってもらうこと。また、日ごろの自分の食生活や健康について見直し、考えてもらうために毎年行っています。 

 
今年からは、自分でコースを選択して、お弁当を作るようになりました。
①保護者の方に調理していただいたおかずを彩りや、バランスを考え自分で弁当の中身を詰める。「お弁当彩コース」
②自分でおかずの献立を計画し、自分で一品以上おかずを作り、弁当の中身を詰める「チャレンジコース」
③全ての工程を自分一人で行う「日之影シェフコース」
生徒たちにはこの3つのコースから選んでもらい挑戦してもらいました。

作ったお弁当をタブレットで撮影し、後から今回の感想をまとめてもらいます。
慣れないながらも、多くの生徒が自分でおかずづくりに挑戦していてすばらしいです!
前日の夜から下準備をしてお弁当の調理に挑んだり、中には気合たっぷりで、朝の4時半起きで作りました!という生徒もいました。(午後の授業、睡魔との戦いがが心配ですが。。)
おうちでの食事や、給食など、日ごろ当たり前に出てくる食べもののありがたみが、自分で苦労して調理をしてみるとより一層身に染みてきますね。

おたがいのお弁当を見合って「きれい!おいしそう!」「かわいい~!」「どうやって作ったと?」など、ほめてもらって、少し照れくさそうでしたが、みんなどこか誇らしげで、うれしそうな顔をしていました。


   
達成感たっぷり!お弁当を食べてこの笑顔!お弁当は特別なわくわく感がありますね。
 

自らの体の為に食事を手作りし、体調を管理することは生活をしていく上とでとても大切なことですね。
特に中学生にとって、「食」は、育ち盛りの大事な体を作るパワーの源となります。
今回の弁当の計画・調理を通して、今まで以上に食に携わる人や家族、食べ物に対しての感謝の気持ちを持ってほしいと思います。
今回、ご家庭でも、献立作成のアドバイスや、調理法、食材の買い物から、調理の準備などのご協力をしていただき、大変ありがとうございました。

 

12月2日(金)GIAHS出前授業

12月2日(金)GIAHS出前授業

 

   今日の5、6時間目の総合の時間はGIAHSの出前授業でした。
一年生はこれまでの総合の時間に、郷土である日之影のことを自分たちの足で探索し、学ぶことから始めました。更に視野を広げながら、より地域の良さを学ぼうと高千穂郷・椎葉山地域で認定されているGIAHSについての調べ学習を行ってきました。
「GIAHSってよく聞くけど一体何のこと?」
「私たちの地域が認定されているGIAHSってどういうものなんだろう?」
「日本の他の地域では、どんなGIAHSがあるんだろう?」
「はたまた世界にはどんなGIAHSが?」
と、自分たちの地域と比較しながら理解を深めていきました。
前回までは各班に分かれ、それぞれがGIAHSについて調べ、それをクラス内で共有しましたが、分かったこともあれば、調べていく中で新たな疑問が生まれてきたので、あらためてGIAHSの事をもっときいてみたい!と、高千穂高校の生徒さんたちにお越しいただき、今回GIAHSについての授業をしてもらうことになりました。


 
最初は緊張している様子もありましたが、真剣にメモを取り、活発に挙手もしながら話を聞いていました。

今日来ていただいた高校生の中には本校の卒業生もおり、中学生たちに説明をしている姿は感慨深く感じました。


出前授業のあとに、今日のふりかえりを行いました。
高校生の先輩たちが話してくださったことを自分たちの今までの学習してきた内容とつなげ、落とし込んでいきました。

 
地域の為になる活動をしている先輩たちの話を聞くことができたのは一年生にとっても、よい刺激になったのではないでしょうか。
昔から受け継ぎ、営んできた地域の農林業のシステム、この地域の農林業の在り方や暮らし方。
これらをもっと外に向けて発信していくことの大切さ、地域のことを知り、世界にも認められたこの価値をさらに理解していくことができた大切な機会になりました。

ひなた場

ひなた場

―近未来会議を終え、自分の未来へ―
将来のことを“ ジブンゴト ”に昇華するプロジェクト。
第1弾。その名も” ひなた場 ”。講師の皆様、ありがとうございました。


この事業は、地域の大人の方が、自分の人生を紙芝居形式で紹介。
それを聞いた後、生徒たちは、自分のこれまでの人生(過去・現在・未来=まさにキャリア)
を振り返り、グラフ化したものを資料にして大人の方に語ります。

“ 自己開示とシェア ”を地域の大人とできる最高の環境。

そうすることで自分の人生をより身近な大人から学ぶことができる。
身近な存在は、リアリティーに溢れ、ジブンゴトとして考えるチャンスをくれる。
そのサイクルです。
まずは、紙芝居を語る地域の大人の方。





 

お返しに・・・と大人の方に、自分の人生を語る生徒達。

こんな表情はなかなか私達には見せない表情。
地域の大人の方だからこそ、引き出せるもの。
うん、かなわない。 かなわない。

この町にはたくさんの先生がいる。私達教員には、そのつなぎ役も求められる。
ティーチャー&コーディネーターへ。

幼少期とこの9年間で地域について学んだ生徒たちは、
自分の将来にこの学びをどう還元していくのか。
そこをコーディネートしていきたい。

そして、将来大人になったら、いつの日か「日之影中学校卒業生」として中学生のために語って欲しい。
このように。


こんなふうに。


こんな感じで。


その日は高校生(本校卒業生)もGIAHSの出前講座に来てました。

 

 

自分が学んだ分、今度は還元したいといった、このサイクル。
まさに、 “「 おかげ 」サイクル ” とでも言いましょうか。

第2弾も用意中。
最後の参観日の日に開催。 やってやってやり通す。
こうご期待。