2021年5月の記事一覧

マルチタスク

 コンピュータの用語に「マルチタスク」という言葉があります。複数の作業を同時に行ったり、並行して行ったりするという意味です。その瞬間だけではなく、複数の仕事を請け負いつつも、期間内にすべてを上手くこなしていくことも意味します。

 本日、「電気通信の工事担任者試験」と「ウェブデザイン技能検定」という2つの国家試験が行われました。
 生徒の何人かは、受験日が重なることを承知で、2つの受験を申請し、本日受験しました。ある生徒は、午前に工事担任者、ウェブデザイン、午後に工事担任者の別資格…と、3つの試験を一日で受験した子もいました。2つの国家試験の会場は離れており、移動にも30分はかかるようなところですが、無事に3つの試験を受験終わったようです。

 本日までの間、3つの試験勉強を並行して積み重ね、当日も時間帯によって頭の中を使い分けながらの一日だったと思います。

 通常、このような綱渡りの受験はあり得ませんが、資格取得を目指し、どんな時代にも対応できるよう、自分への付加価値を付けたいという熱い気持ちが行動に表れた結果でした。

 きっと大変だったことは容易に想像できますが、まさに「マルチタスク」を難なくこなしてきたということになります。この経験はきっと社会に出てからの糧になる事と思います。

 勉強だけではありません。「文武両道」もまた「マルチタスク」の一つとも考えられると思います。「何か一つを頑張る!」ことも大切ですが、複数の事を同時に頑張ることができると、時間はかかってしまうかもしれませんが、どちらも成長していけると思います。

 中学生の皆さんも、高校生の皆さんも、色々と抱えることも、やらなければならないことも多い世の中ですが、上手にタスクを分割して頑張って欲しいと願っています。

こどもの日

 今日は こどもの日 ですね。

 ついつい、自分たちの日!と思ってしまいたくなる日ですが、「国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)」の第二条の中に「こどもの日」を祝日とした理由が定められています。

 こどもの日 五月五日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。

 ということです。半分は合っていますが、半分は…そう。親に感謝するという意味合いが込められています。
 これまでの十数年間。一人で頑張ってきた!と思う人もいると思いますが、それは、自分が大人になる過程で自分のため(利益)になることを一生懸命やってきたということですよね。親や先生にやらされていたとしても、自分の身(実)になっていると思います。

 「子供」という表現自体も、人格を重んじ、わかりやすさから「こども」「子ども」と表現されています。「従う人」を表す漢字の意味を持つ「供」では表さないようになってきました。それほどに「子ども」を大切に思う大人の配慮があったんですね。

 昔に制定された法律なので「母に感謝する」という限定的な対象者が例えられていますが、中・高生にとって「慕う人」のことを「母」と呼ぶことは理解できますね。

 親であり、慕う人であり、感謝すべき人に、自分が一人前になる事を誓い、一年に一度、感謝の気持ちを表すのも良い機会かもしれませんね。自分が居るのは自分だけの力ではない事も、心に留めておいて下さい。

【電情生徒の皆さんへ】
 さて。明日6日は1日(土)の振替休日でお休みです。7日(金)から再びがんばりましょう!