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食品工学科1年 ミカンの実験

こんにちは。食品工学科一年の広報係です。

 

みなさんは、ミカンの缶詰のミカンの薄皮をどのように取り除いているか知っていますか?

 

今回は、ミカンの薄皮を取り除く実験をしました。

はじめに、外の皮(外果皮)をむいて一房ごとに分けます。

外果皮は熱湯に30秒ほどつけると、むきやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

ミカンを入れたビーカーに薄い濃度の塩酸溶液を入れ、40℃に温めます。

 

 

 

 

 

 

水洗いし、薄い濃度の水酸化ナトリウム水溶液を入れ、40℃で温めます。

 

 

 

 

 

 

 

左が元のミカン、右のざる入っているのが、薄皮がとれた

ミカンです。缶詰の中身のように、きれいに薄皮がとれました!

 

 

 

 

「塩酸」と「水酸化ナトリウム」を使っていると聞くと、

「体に良くないのでは?」と思う人もいるかと思いますが、

溶液の濃度が低いことと、流水で完全に取り除くので、体への影響はありません。

 

身近な食品ですが、製造方法は考えたことがなかったので知るきっかけになりました。

食品の「なぜ?」が解決できる実験でした。