日誌

海の安全祈念式典

2001年(平成13年)2月10日,午前8時43分。アメリカのハワイ沖で愛媛県立宇和島水産高等学校の実習船「えひめ丸」(全長58.18m,総トン数499t)が,アメリカ海軍の原子力潜水艦グリーンビル(全長110.3m,基準排水量6,179.3t)に衝突され,沈没しました。

男子生徒4名を含む9名の命が犠牲となりました。これが『えひめ丸事故』です。

全国水産・海洋系高等学校では、このつらく痛ましい事故を決して風化させてはならないと,2月10日を「海の安全祈念日」とし,犠牲者への哀悼の意を表するとともに,二度とこのような事故が繰り返されないように海の安全を祈念することにしました。全国水産・海洋系高等学校の各校において,毎年この日,1分間の黙祷をささげます。また,洋上で操業中の進洋丸においても,黙祷をささげ汽笛を鳴らして、犠牲者を慰霊し、海の安全を祈念します。