日誌

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

2月1日
昨日の操業実習で70kg近いメバチマグロが揚がり、本日10回目も
期待「大」だったのですが、その後が伸びず。今日は東に目一杯移動。
ビンナガ狙いだった他県実習船もあてが外れて本船の緯度帯に適水南下
してきました。洋上は新型肺炎の心配なく今日も健康に操業中です。

2月2日
海区移動が必須となる6-7海区操業のため、予めジョンストン島EEZ
(排他的経済水域)の西側境界付近に向け適水(漁場移動)しています。
新たなお魚フロンティア探しが成功すると良いのですが、近年は競合し
ている中国系とローカル鮪延縄船と度々遭遇するため、太平洋が手狭に
なった感があります。
 連日緊張して実習に取組んだ実習生も適水により久し振りの安息日。
一斉に寝台のシーツを洗濯し、晴天下のデッキに干しています。
某洗濯洗剤のCMのような爽やかな風景です。

2月3日
操業水域を若干ハワイに寄せて縄を入れました。波・風安定し、投縄班
実習生は日の出前からヘルメット姿で頑張っています。
投縄直前、直近を通過した釜山向け中の延縄船がVHFで話し掛けてくれ
ました。カムサハムニダ Bye Bye。


これから揚縄実習がはじまります。今日も大きなマグロを狙います。



今日は「赤マンボウ」を初めて見ました。触りました! 
「見て、触れて、学ぶ。」 これも実習船教育の大切な “ねらい” です。



冷凍班です。前日に-50℃で急速冷凍したマグロを-60℃近い保冷艙
に移動します。まつげも凍る低温なので、素早く作業を進めます。



適水(漁場移動のため休業)を利用して、寝台のシーツを協力して洗濯。
あわせて各居室の清掃も行い、船内の良好な衛生環境を維持します。