日誌

2B長期乗船実習

進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

1月15日
次第に強くなる向かい風と逆潮の中を東に進んでいます。
南鳥島を北に見て通過しましたが、実習生は水平線を眺める余裕なく
俯き加減です。昨夜から船体動揺強くなり、数名は船酔い再開しつつ、
今日もブラン組立作業と当直に励んでいます。

1月16日
東の風波高くなり、未明より減速しています。船酔い中の実習生には
試練が続いています。昨夜は船長講和の時間をいただきましたので、
航海全体の設計と高校生が実習航海をする意味・付加価値について
説明しました。船酔い中の者も最後まで熱心に耳を傾けていました。

1月17日
東のうねりは高いままですが、波長が延びて速力を戻せる海況に回復
しつつあります。今夜遅く米Wake島EEZに入域しますので、海洋観測
と漁具を流すブラン繰り練習を中断します。船酔い患者はゆっくり適応中、
操業準備を予定通り進めています。


大きな波も船酔いも、乗り越えながらブラン組み立て作業を頑張ります。


機関系の生徒は機関当直や機器類の点検に余念がありません。


毎食の食事当番も大切な実習です。