日誌

2A 長期乗船実習

進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られてきたので
紹介いたします。

9月28日
 実習生の日誌には「マグロはもう見飽きました」と書いている者から
投縄作業が毎回楽しいという者まで幅広く操業実習の印象が語られています。
「冷凍作業終了後に飲んだコーヒーは最高!」と、感じられる実習生には
将来、漁船で活躍できる資質があります。-70°C冷凍作業にも連日頑張っていま
す。

9月29日
 北西から巨大なウネリが入り、微風なのに船体が大きくローリング
しています。
今回は指導教官に映像の達人がおりますので、本船の船底確認用水中カメラ
を利用し、マグロの水中映像を撮影してもらいました。 
海水の透明度が高く、4K映像が非常にクリアな動画になっています。
実習生の事前学習等に活用できます。

9月30日
 昨日は真っ黒な寒冷前線雲を右舷側近い空に見ながらの揚げ縄でした。
実習生は入直前、必ず天気図から現況と今後の気象変化を推測し航海士
に報告する事になっているので、実感を伴ってその重要性が分かってきた様子です。
トンチンカンな解説をすると、最初からやり直しになるので表情は真剣です。


冷凍作業。防寒着を着て-70℃の世界で作業します。


航海系の実習生ですが、機関についても勉強します。
機関長とハイポーズ!


六分儀を使っての天測です。太陽の角度を測り自船の位置を計算してだします。


揚縄作業の様子。
ブラン(枝縄)を巻くのが実習生の主な仕事になります。