日誌

2A長期乗船実習(2.2)

進洋丸船長より、実習状況が送られてきました。

1月27日
停滞前線が付近にあり、向かい風と曇天のせいか船酔いとの戦いが続いています。
操業を前に波に揉まれておくのも良い訓練です。
今日も作業・当直・学習をしながら漁場を目指します。

1月28日
昨日から天候が悪化しています。前線通過が遅れ、上手強風域から中々離脱できません。
緯度を下げながら、好転を待っています。船酔いの中の実習生は歯をくいしばって日課に臨む試練の日々です。

1月29日
3日続きの荒れ模様です。胴の間、ブランリールを使う操業前の練習を中断し、連続海洋観測は本日0600を最終としました。安全第一で航行中です。

1月30日
風速が落ちたものの、うねりが高く創業準備に一苦労しています。
日付変更線が遠く感じられます。例年より往路に時間が掛かる分、実習生は訓練記録簿の指導を懇切丁寧に受けています。

1月31日
凪とまでは言えない海況ですが、やっと舳先を漁場に向けて全速を掛けられるように
なりました。
実習生も食欲全開となり食事会のBBQを楽しみにする声が聞かれるようになり一安心
です。
ブランリール練習を全ての班で終了し、あとは初縄を迎えるばかりです。

2月1日
天候が安定局面に入りました。青空の下、日付変更線に向かって東進中です。
操練の後は恒例のオンデッキBBQ食事会を行います。 総員元気です。

2月2日
やっと日付変更線が見えてきました。漁場までの長い船路、実習生はよく辛抱し、指
導に従ってきました。
時間があった分、航海計算他、4級海技士を目指した実習の習熟度は上がりました。
明朝の初縄からは彼らの本分になります。 昨夜の決意表明通りに頑張ってくれるで
しょう。