日誌

2A 長期乗船実習(2.16)

進洋丸より、乗船実習の様子が送られてきたので紹介します。

2月13日
昨晩の揚縄ではシャチに食べられたばかりの大きなメバチマグロの頭が20個ほどぶら下がっていました。
シャチの狡猾さには 張り切って作業中の実習生も皆驚いていました。
結局、縄2/3の魚を持っていかれてしまい、一同意気消沈しましたが、今日は気を取り直して縄を入れています。 伸るか反るか?シャチとの勝負に実習生も興味津々でしょう。

2月14日
穏やかな日和の下、穏やかではない心境でシャチの群れをかわしつつ、バレンタインデーも操業実習続行中です。
シャチの食べ残したメバチの頭を見て以来、実習生から『適水が近いのか?』と問われます。
次適水も、航海士から入港前試験-追試を申し渡されており、彼らにとって適水は鬼門。
操業続行ブラン繰りの毎日がむしろ幸せな模様です。今日も元気で頑張っています。

2月15日
凪が続きます。この時期この海域では稀なことで、ベテランほど有難味を感じています。
昨日12回目は投縄中に、シャチが目の前を悠然と横切り、漁獲ゼロを覚悟しましたが、何本かメバチがぶら下がっていました。今日もシャチと追いかけっこをしながら操業を続行します。