日誌

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

2月22日
操業実習最終日となる千秋楽。荒天回復の兆しないまま、時に波を
すくいあげながらの揚縄となりましたが、皆で声を掛け合いトラブル
無く終えることができました。
航海一番の山場を無事に乗り越えた実習生は満面の笑顔です。
本日昼からホノルルへ向けて北上開始の予定です。


2月23日
今日も東風が強く吹き海面は白波が飛んでいます。
減速と針路を調整しながら、漁労機器の片付けと船体洗いの大仕事を
片付けています。実習生は一人一人、サロンにて機関長の口頭試問を
受けています。合否判定がホノルル上陸の明暗を分けるので、真剣な
面持ちです。
帰港後も学校でこの姿勢を忘れずに学習すれば相当伸びる『筈』です。


2月24日
大きなハワイ島の影に入り、強い東風が遮られました。未明からうね
りが消え穏やかな海況です。実習生は早朝ラジオ体操の際に街の明か
りが見えるので、はしゃいでいたり意外とクールだったりと反応も様々。
何しろ機関長の口頭試問合格が至上命題だったので燃え尽きているの
かもしれません。総員元気です。


2月25日
現地時間の08時30分、ホノルル港に海友丸/宮城丸/りあす丸の出迎
えを受けて入港しました。いつものアロハタワー麓です。
登舷礼(出入港の際、舷側に整列して船外の相手に敬意を表する儀礼。)
をする実習生は一様に誇らしげでした。恒例の入国管理官からのID
チェックは日本語が主体で例年よりも緊張度合がそこそこで助かった模様。
総員元気です。



千秋楽はみんなで円陣を組んで臨みます。進洋丸恒例の験担ぎです。



約1ヶ月間に渡る長い操業実習でしたが、本日無事に終了しました。
大変だった分、達成感も大きいと思います。みんな良い笑顔です。



千秋楽後の慰労会。これも進洋丸には欠かせない恒例行事です。
実習生・乗組員・指導教官のみんなで更に結束を固めます。


慰労会からの二次会突入。マグロのお刺身をはじめ、ぜんざい、手羽先等
が準備されます。お互いをたたえ合い、お互いの労をねぎらいます。