延岡市立南浦中学校
延岡市立南浦中学校
〇入学式の準備を在校生全員で心を込めて行いました。会場設営や大清掃も熱心に行い、準備に追われるなか、新入生の胸花を丁寧につけている姿は、優しさあふれる一面でした。
〇はじめての中学校生活に、不安と希望の中、4名の生徒が入学してきました。在校生代表歓迎の言葉では、「上級生がみんなを支えていきます。学校生活を楽しくするには、ほんの少し勇気を出すことです。不安や悩みを抱えることがあれば、一人で抱え込まず、いつでも私たちを頼ってください。これから共に学びこの南浦中学校での学校生活を楽しんでいきましょう。」と述べました。
○新入生誓いの言葉では、大きな声で元気よく「一つ一つの授業を無駄にせず多くのことを全力で行っていたいと。」宣言してくれました。これから中学校生活を頑張ろうとする意欲が伝わってきました。新しい担任の先生も緊張していましたが、全校での集合写真では、笑顔があふれていました。
〇本年度新しく、6名の先生が本校に赴任されました。どの先生も、緊張していましたが、生徒代表による素晴らし歓迎の言葉で、生徒達の素晴らしさを感じ、感動していました。
〇第1学期の始業式では、将来の目標のため、学習に励むことや、理想の先輩となり、この学校の伝統を引き繋いでいきたいなど、抱負を発表してくれました。また、生徒伴奏による校歌斉唱も、大きな声で歌い、生徒達の意欲が感じられました。
3月30日(木)、今日は先生方とのお別れの日。小規模校で7人の先生が一度に異動するのは、驚きです。
この前、3年生を見送って寂しい気持ちでいっぱいなのに・・・。高校2年生、保護者の方まで参加していました。
一人一人の先生が、南浦中での思い出を話します。
すべての話に同じキーワードがありました。「みなさんにパワーをもらった」「みんなに元気をもらった」「みんなのために頑張ろうと思った」・・・と。南浦中の生徒だから、やりたいことが次から次へとわいて出た、そういうことです。
生徒代表のお礼の言葉では、一人一人の先生方との出来事が語られました。その語りを聞いて、南浦中は生徒と職員、お互いがお互いを必要として、信頼し合って、勉強や行事に取り組んだ学校だとしみじみ感じました。
生徒からサプライズで歌のプレゼントがありました。いつ練習したのやら?音楽の先生が伴奏しています。
題名は「明日への扉」。
一歩ずつ歩こう、でこぼこ道・・・ そうですね、南浦中での全てを力にして、前に進みましょう。
最後に生徒の伴奏で、校歌を合唱しました。
こんなに感動的な離任式は、なかった・・・と離任する先生方が話していました。そして、最後にメッセージ。
離任する先生方から新2、3年生へ。
南浦中を任せましたよ。よい伝統を守って、新しいことにも挑戦して、いろいろなところで輝いてね。いつまでも応援しています。頑張れ!そして、ありがとう。
3月16日(木)、3年ぶりに来賓のご臨席を賜り、会場が厳かな雰囲気に包まれた中、第9回卒業式が行われました。
証書を授与したあとは,先生方、保護者、来賓、後輩の前を、感謝の気持ちをもってゆっくり歩きます。その姿を見つめる先生方ー3年生との思い出が走馬燈のように駆け巡ります。
校長先生の式辞では、「予測が難しいこれからの社会を生きていくには、自分で判断し、周りの人と支え合うことが今まで以上に大切になります。仲間とともに自分を磨き輝かせてください。そして、この南浦中で学んだ、保護者、地域の方々、そして先生方からの愛情、学年を超えた生徒同士の友情などを忘れずに。」との言葉をいただきました。PTA会長の祝辞では、「コロナ禍で縮小された行事やできなかったこともありました。しかし、それをプラスにとらえ、何だったらできるか、どんな方法があるかを考えることにより、視野が広がり成長につながったと考えられないでしょうか。見方考え方の転換から前進することのできる人であって欲しい。」との言葉をいただきました。
そして、送辞。在校生代表が1年から書きためた短歌で先輩との思い出を振り返りました。「もう一度やってみたいな「わははは」と 過ごした時間絵描き対決」(歓迎行事)「観覧車見える景色はきらきらとイルミネーション 友との思い出」(修学旅行)「目を閉じて練習思い走り出す 大きな声でソーランソーラン」(運動会)ー先輩方のおかげで安心して学校生活を送れたと感謝の言葉を述べました。そして最後に「私もね 大きな背中になるために 未来に向かって足を動かす」ーこれからは、尊敬する先輩方のようになるよう、頑張っていきますと南浦中の伝統を受け継ぐことを約束しました。
答辞「友へーとても人見知りだった4人。でも、自分とは違う魅力をもった友だと知って、密な関係になりました。楽しい学校生活が続く一方で、新たな悩みがでてきました。「自分だけができなかったらどうしよう。」しかし、そんな不安も3人が拭ってくれました。弱音を吐いても親身になって話を聞いてくれ、同じラインに立てるようになるまで手をさしのべてくれました。父母へー迷惑をかけたり、心配をさせたりもしたけれど、私たちを励まし、信じて背中を押してくれました。心を込めてありがとうと言わせてください。」心の中の言葉を声に出しました。
卒業式の歌。3年生のうしろから1、2年生が大きな声で歌っています。その姿が聞いている皆を感動させました。13人の歌声とは思えません。
保護者代表あいさつで、4人が愛に包まれてここまで育てられたこと、これからの未来を応援されていることがしみじみわかりました。
こうして時は過ぎ、3年生を心から祝いたい人たちでいっぱいだった卒業式が終わりました。
ありがとう、3年生。翼を広げて大きな空へ!!もし、翼が折れそうになったら、いつでも南浦中に戻って羽を休めてね。そして、再び飛ぶのです、いつまでも、いつまでも。
式終了後のエピソード。
入場から退場まで、ずっとピアノ演奏をしてくださった音楽の先生のところに駆けていった4人。感謝の気持ちを伝えていました。
音楽の先生も「こんなに心温かい式に参加できて、うれしく思います。」と・・・。
4人の人柄が体育館を温かく優しい空間へと演出した式後の出来事でした。
3月10日(金)、3年生を送る「送別行事」が行われました。1、2年生が3年生のために何ヶ月もかけて準備した企画です。1、2年生円陣組んで、気合いを入れました。
【第1部】「担任の先生を助けるぞ!脱出ゲーム!」
悪魔によって体育館倉庫に捕らえられた担任。その担任を助けるために幾つものゲームをクリアしていきます。
(1)「中学校の授業を思い出せ~!サルミアッキクイズ!」(図書室)
男子2人が授業で習った中から出題!細かすぎてなかなか解けません・・・
なんとかクリアしました。
(2)ゼスチャークイズ(音楽室)
50点取らないと、クリアにならない??え、それは大変!!3年生4人のパワーを見せよう!
なんと80点もGET!やった~!
(3)お絵かき伝言ゲーム(理科室)
うわー、1、2年チームと戦うの~?負けられないけど,絵が描けないよ~。「わかるよね?これ」「お願い、感じて~」
笑い、爆笑、笑い・・・の続く中、これもクリア!!
(4)ケイドロ(運動場)
3年生対1、2年生。体力的に負けそう・・・いや、そんなことはありませんでした。3年生、強し!
(5)王様ジャンケン(体育館)
ここまで来たら、あとは担任を救うため、ジャンケンに勝つだけ!
やった~!担任の先生が僕たちの元へ帰った来たぞ~!うれし~!
【第2部】
(1)頑張ったみんなに、「宝探しゲーム」。
校舎内に先生方が隠したカードを探して、お宝GETせよ!
全員、見つけることができました!お菓子やノート、ペンのお宝をいただき、うれしそうです。
(2)お別れ会
1、2年生~感謝の言葉、色紙贈呈、3年生からの言葉
先輩達がいたからここまで成長できた、先輩達それぞれにすごいところがあること、尊敬してやまない気持ちを述べた後輩。
後輩たちが自分たちのためにここまで頑張ってくれたこと、今日は全部楽しかったこと、南浦中を頼む、行事には顔を出すこと、後輩たちに感謝とエールを送った3年生。
写真を撮りながら涙が出てきました・・・。
こんなに仲の良い13人が、他にいるでしょうか。なんと誇らしい!
さぁ、お弁当です。これまた仲良く食べて、もってきたお菓子をみんなに配って、シェアして食べます。これも伝統なんですよね。
手作りのガトーショコラケーキを焼いてきた3年生。後輩達は「おいしい~!」とぱくぱくいただいていました。
今日誕生日の2年生をみんなでお祝いして、送別行事は終わりました。
心から楽しかった!
13人の生徒へ 良い思い出をありがとう。
3月7日(火)、ぽかぽか陽気の中、美術の先生のご指導が始まりました。令和3~5年にかけて完成する「プール壁壁画」制作です。
令和4年度、真っ白な壁に描かれるのは、「須美江海岸」です。
ワクワク、ドキドキ、担任も副担任も一緒に塗り始めました。
どんどん進んでいきます。「あ、はみ出しました。」「絵の具が垂れてます。」「遠くから見れば・・・」
「下絵をちゃんと見て色を考えよう」あっという間にお昼です。
集中しすぎて、ちょっと疲れもみえる女子2人・・・。気持ちよさそうです。
午後からは、報道関係の方が取材に来られました。15時、全体を塗り終わり、やり切った感満載の3年生です。
これから細かい部分の色塗りもあるのですけど、今日はここまで。
「去年の先輩が描いた熊野江海岸と僕たちが描いた須美江海岸。並んでみると素敵だな~。」
これで一つ、お世話になった南浦中に恩返しができた、と3年生。
そして、今日3月8日(水)は、全校生徒と先生方に手作りクッキーのプレゼントがありました。
2つ目の恩返し・・・美味しくいただきました。
3年生の皆さん、あと1週間となった中学校生活を存分に楽しんでくださいね。ごちそうさまでした。ありがとう。
2月21日(火)、南浦中学校に延岡市 読谷山市長、澤野教育長が来校されました。
地域の課題をテーマとした総合的な学習の時間のプレゼンテーションを聞いてくださったのです。
この日は学校関係者評価委員会もあったので、評議員の皆さんにもプレゼンすることができました。
B班は「海のゴミを減らすためにはどうすればよいか」
この1年間、海岸のゴミ拾いを、休日を使って自主的に行ってきました。まだまだゴミはなくなりません。微力だけれど、希少生物が多く生息するふるさとの海岸を守りたい。そのために講演会も聞きました。PRサイトも作りました。他県の取組も調べました。大好きなきれいな海を守るために、探究し続けています。
続いてA班「少子高齢化を防ぐためにはどうすればよいか。」
人を呼び込むために、浦城、須美江、熊野江の良さが分かるPRサイトを作りました。写真は自分の足で撮ろうと決意し、歩き続けました。時には仲間と熊野江から鏡山まで2時間登山して、3日間筋肉痛がとれないこともあったけれど、ふるさとに素敵な場所がたくさんあるという発見をしました。そうだ、特産物を使ったお弁当は?というアイデアに、案をいくつも描き、サンドイッチ弁当を考え、試作しました。自分たちができる取組をみつけようと、他地域の取組を調べメリットデメリットも考えました。
今日は、私たちの考えたお弁当を初めて、生徒以外にお披露目しました。試食してくださる皆さんをドキドキしながら拝見していました。
「おいしいよ。」と全部完食してくださった時は、ほっとしてうれしくなりました。
読谷山市長は、素晴らしい発表に感動したとおっしゃってくださり、論理的に話ができる南浦中生徒を褒めてくださいました。
澤野教育長は、今日の発表の出来を自己採点してみると何点?と問いかけてくださり、かなり高度な発表だった、自他の幸せを考えて探究している、この学習を来年度もさらに深めてほしいとエールをくださいました。
ふるさとを思い、ふるさとのために、今できることに真剣に向き合った南浦中生徒13名。この日のために自主的にプレゼン練習したり、原稿を覚えたりしました。努力した者にしか味わえない充実感を感じた時間になりました。
読谷山市長、澤野教育長、評議員の皆さま、今日は南浦中学校にご来校くださり、本当にありがとうございました。一生忘れません。 南浦中生徒・職員一同
2月10日(土)、今年度最後の参観日。参観授業の前に2年生の「立志のつどい」が行われました。
スライドショー上映のあと、校長先生のお話から始まりました。10年後、20年後は今存在していない職業に65%の子供が就くだろうという調査から、「みんなの未来はチャンスにあふれている。それぞれの夢の実現にむけて、今日の決意の言葉を胸に刻んでほしい。」とエールが送られました。
続いて、「誓いの言葉」を6人で唱えます。そして、テーマである「これまでの感謝と決意」を、一人一人が自分の座右の銘とともに、堂々と述べました。
それを受けて、保護者から「励ましの言葉」をいただきました。
保育園に行きたくないと泣いていたのに、嫌な言葉をいわれて傷ついていたのに、2ヶ月に1回は病院にいくほど病弱だったのに、仲良しが転校してがっかりしていたのに、小さく産まれて病院にいる時間が長くて寂しかったのに、家ではわがままばっかり言っていたのに、小学校低学年まで泣いていたのに・・・
いつの間にか、やりたいと思うことにチャレンジしたり、夢をみつけてそれに向けて努力したり、手伝いをするようになったり、辛いと弱音を吐かなくなったり、誕生日はママの料理がいいと言ってくれたり、ありがとうを言えるようになったり、親を支えてくれることもあったり、・・・成長を感じる14歳になったね。これからもあなたをずっと応援しているよ。
保護者の愛の言葉に涙があふれます。
担任、副担任も、温かいまなざしで見守りました。
そして、生徒から保護者へサプライズ!手作りのプレゼントBOXです。家族との思い出の写真や感謝のメッセージを入れました。生徒は恥ずかしそうに渡し、保護者はうれしそうに受け取ってくださいました。
最後に3年生から励ましの言葉です。
「これから前へ進むみなさんに大切にしてほしいことを2つ伝えます。1つ目は、一人で頑張りすぎないことです。一人で行動し自立することは大切ですが、協力することはそれ以上に大切だと思います。6人で協力して互いに支え合ってください。2つ目は周りへの感謝を忘れないことです。これはもうできていると思います。自分は一人ではないことを忘れず、楽しく充実した学校生活を送ってください。応援しています。」
先輩の大きな愛のある言葉で締めくくられ、南浦中「立志のつどい」は終わりました。
「立志のつどい」での6人の決意は、大輪の花を咲かせることでしょう。14歳、心からおめでとう。
1月27日(金)、来年度本校に入学予定の6年生4名が「新入生説明会」に参加しました。
まずは、授業体験。社会科です。現中1の3人が先輩として一緒に授業を受けました。先輩と一緒に課題解決に向けて答えを導き出します。
「鎌倉に幕府を開いたのはなぜ?理由は?」「沖縄の家の特徴ってどんなところ?理由は?」
緊張していた顔も、先輩や先生と議論しているうちに落ち着いて、立派な発表をすることができました。
授業の最後は、中学生対小学生で地図記号のかるた大会です。勝負に先輩後輩はありません。作戦から真剣勝負!!
勝ったのは小学生チーム!この団結力は、中学校に入って素晴らしい学級になることを物語っていると思いました。
続いて、説明会です。保護者と一緒に中学校生活についての心構えを聞きました。
校長先生のあいさつ、生徒会の学校紹介、学習・生活について、様々のことを知る1時間になりました。
放課後は部活動を体験しました。
6年生の「楽しかった~」という言葉がとてもうれしい1日になりました。4月の入学を在校生と職員全員で心待ちにしています。今日は、南浦中生も充実したそして楽しい1日になりました。ありがとうございました。
1月10日(火)、学校がにぎやかになりました。3学期の始まりです。
始業式では、各学年の代表が3学期の抱負を発表しました。先輩の姿を追ってへ自分を変えたい、2学期チャレンジした自分をもっと成長させたい、南浦に恩返しをして巣立ちたい、と、今の素直な自分を表現していました。三人の発表には、自然と大きな拍手がわきました。
校長先生からも三人の思いが称えられ、「自立と貢献」の心を大切に過ごすことについてお話がありました。
生徒の伴奏による校歌を歌って、凜とした雰囲気で始業式が終わりました。
各教室での学活では、生徒達が生き生きと活動していました。
担任の先生方は、前日から教室整備に余念がありませんでした。その思いを受け、生徒はうれしそうです。
3年教室では、絵馬が飾られて高校受験に向けて、心が一つになっていることがわかりました。
気温も暖かく、心も温かく、「何となく、今年はいい事あるごとし。元日の朝、晴れて風なし。」の思いです。
12月19日(月)、熊野江にしか自生しないといわれている柑橘「くまの香酢」の収穫作業を体験しました。
これは、「くまの香酢会」の皆さまがお声をかけてくださり実現したものです。
800本になっている「くまの香酢」の摘果はたいへんな作業だと実感しながら、丁寧に作業していきました。
「くまの香酢」の良い香りに包まれて、ここにしかない貴重なものを収穫している喜びが増してきます。
帰りには「くまの香酢」をいただきました。学校に戻っていた生徒たちは、「貴重なふるさとの特産品が、もっともっと世の中に広まるようにしたい」そんなことを話してくれました。この体験が、生徒の心に深く残ったことは間違いありません。
12月19日(月)、それぞれの学年で養護教諭と担任から、性に関する指導の授業が行われました。
1年生「生命の誕生」。
受精卵の大きさを黒い画用紙にあいた穴で確認したり、受精や胎児の成長についての動画を見たりして、生命の誕生は神秘的で、偉大であることを知りました。
2年生「思春期の心の成長~性の問題行動~」
思春期の気持ちの変化とは?性の問題行動って何?まずは知識を深めました。そして、被害者・加害者にならないために自分たちができることを考えました。相手を思う言動の大切さがわかりました。
3年生「男女交際とエチケット」
男女の性心理の違いについて学び、性感染症の広がりについて水の実験をして勉強しました。たくさんの情報がある中で、正しい知識をもつことの大切さがわかりました。
3年間で学んだ知識をもとに、素敵な交際のできる大人になることでしょう。
12月16日(金)、今日の参観日は総合的な学習の時間の探究した「南浦地区の課題」について二つの班が発表しました。
まずA班。「南浦地区の少子高齢化を防ぐには」
サイトを作って南浦をPRしよう、そうすれば南浦の良さを知って人が集まる。
南浦特産品を使って、手作り弁当を売り出そう。そうすれば美味しいものがたくさんの南浦に住みたくなる。
他地域の取り組みを知って、南浦できることを探してみよう。そうすれば若い人が集まるはず。
次にB班。「南浦地区の海岸のゴミを減らすには」
自分たちで行動しよう、ゴミ拾いボランティアだ。そうすれば少しでも海岸がきれいになる。
希少生物が多いことを知ってもらおう、絶滅しないように努力していれば、みんなも大切にしてくれる。
他地域の取り組みから私たちができることを探そう。
サイトを立ち上げて、現状を発信し、よい案を募集してみよう。そうすればコミがもっと減るだろう。
この発表を聞いた保護者からは、「こんなに南浦のことを考えて行動しているなんて。」「ただ調べただけでなく、自分たちで考えて動いていることに感動しました。」「素晴らしい子ども達ですね。誇らしい。」と称賛の言葉をいただきました。
この地区を心から愛している生徒13名の発表は、人の心を動かしました。このあとの学級懇談でも、この話題がでたことは言うまでもありません。素晴らしい探究活動をこれからも続けていく生徒たちです。
12月9日(金)、火災を想定した避難訓練を行いました。
クラスで避難訓練の指導を受け、理科室から出火した想定で避難します。
1分30秒で避難完了。校長先生から「落ち着くこと」が一番大切だとお話がありました。その後、消防隊員の補助をいただきながら、全員がポンプ車からの放水体験をしました。水が出る圧力の強さに驚きが隠せません。
続いて、ポンプ車に乗ったり、消防服を着用したりと貴重な体験をさせていただきました。
ポンプ車の後ろには35mものはしごも積まれていました。そんな高いところで、あんな圧力の水を、こんなに重い装備を付けて行っているのか、と消防士の仕事の過酷さを知りました。
最後に消火器の使い方と火災時の大きな声の重要性などを知り、避難訓練とキャリア教育を学んだ時間となりました。有意義な時間でした。延岡消防署の皆さま、ありがとうございました。この体験は忘れません。
毎年12月4日〜10日を、人権週間と言います。
自分も友達も一人ひとりが違うことを知り、それぞれの違いを大切にすることを考える一週間です。
全校集会では、担当の先生よりハンセン病について学びました。隔離政策により社会から遮断された人々の暮らしは、想像を絶するものです。知識を増やした生徒たちは、差別のない社会で生活したいと強く思ったようです。
廊下には、人権に関する掲示コーナーが設置されました。
生徒は立ち止まって、本を手にしたり、ポスターを読んだりして人権について学んでいます。
さらに、各学級で人権に関する道徳の授業も行われました。
1年生は「国際理解」
2年生は「生命」
3年生は「偏見や差別」(あっていい違い・あってはいけない違い)
「人権」とは、一人ひとりが生まれた時から持っている「自分らしく生きる」権利のことです。
しかし、いじめや児童虐待、インターネット上の人権侵害、感染症や障がい等を理由とする偏見や差別、ハンセン病問題など、様々な人権問題が依然として存在しています。
これらの問題の解決には、私たち一人一人が様々な人権問題を、「誰か」の問題ではなく、自分の問題として捉え、互いの人権を尊重し合うことの大切さについて、認識を深めることが不可欠です。そんなことをじっくり考える1週間になりました。
12月4日(日)、熊野江小・南浦中合同持久走大会が行われました。
進行、開式のことば、選手宣誓、競技場の注意、準備運動などを小中の児童生徒で分担します。
中学男子3000m、中学女子2000m、小学5・6年生1000m、小学4年生800m、小学1年生600m。地域の方や保護者の方が応援する中、順番にスタートします。
中学男子は牽制し合って、最後の1000mで差がつく展開でした。中学女子は、自分の目標に向かってそれぞれが全力を出しきり、折り返し地点ではお互いを賞賛するハイタッチが自然にでていました。
ラストスパートまで気を抜かず、全力疾走します。
疲れた、きつかった・・・でも、すがすがしい! 気持ちのよい持久走大会になりました。
全員がそれぞれの目標を達成し、保護者・地域の方々から拍手をいただき、それに対して子どもたちがお礼を述べ、小中合同持久走大会は終わりました。
ふるさとの海は、いつも生徒たちの成長を見守ってくれています。感謝。
12月1日(木)、急に寒くなったこの日、持久走大会にむけて試走を行いました。
海岸沿いを走るので、砂浜で準備体操です。海風が冷たい・・・
男子2000m、女子1000m、スタート!
一人一人が自分の記録に挑戦!誰一人として甘えた考えで走る人はいませんでした。
「一生懸命がかっこいい」ことが伝わる試走でした。
本番は12月4日(日)。沿道には地域の方や保護者の応援が加わります。さらに力を発揮してくれることでしょう。楽しみです。
11月18日(金)、熊野江神社大祭前に毎年行っている小中合同清掃を行いました。
神社に向かう途中もゴミを拾いながら歩いて行きます。空き缶、布、たばこの吸い殻・・・なぜこんなところにこんなゴミがあるんだろうね?と話しながら、集めました。
神社で小学生と合流して、掃除の始まりです。
鳥居前、階段、神社周りに分かれて黙々と取り組みます。
とてもきれいになった熊野江神社です。心も神社もすっきりしました。
その後、天然記念物である「やっこ草」をみんなで観察しました。神社裏手の山を登ります。今年は、手すりができていて、作ってくださった地域の方に感謝しながら登りました。
「あ、これだ!」「かわいい!」「すごいね、熊野江にあるんだね。」
ふるさとの宝をみつけて、ボランティア活動ができて、気温は低かったけれど、温かいひとときでした。
11月15日(火)、延岡市教育委員会が行っている講師派遣事業として、清本鐵工株式会社を訪問しました。
「エネルギー・インフラ・食・環境」といった多角的な分野で事業展開を行っていて、中国や韓国にも拠点があることに驚きました。
大きな工場内をいくつも見学させてくださいました。
その中でも、環境を考えた浄水施設について興味がわきました。探究学習でふるさとの海を美しく、と常に考えていることにつながるからです。
sさらに、金属の性質についても勉強しました。
①銅②ステンレス鋼③アルミニウム④普通鋼(一般的には鉄)
これを重たい順に並べたら?熱を良く伝える順に並べたら?磁石がつかない金属はどれでしょう?強度の高い順に並べたら?などなど、実際に実験をしながら教えていただきました。
室内に戻り、生徒からは多くの質問が飛び交います。
「印象に残った仕事は何ですか?」「ここに勤めるにはどんな進路選択がありますか?」
「東日本大震災の際、原子録発電所の汚染水を浄化するシステムを24時間体制で作ったことです。一刻もはやく持って行かなければ、と社員一同必死でした。役に立った時は何にも増してうれしいものでした。」
「8割の人は工業系の学校出身の社員です。しかし、専門的なことは会社に入ってから勉強できます。総務の仕事は工業系出身者ではありません。延岡の企業で働きたい、ここで頑張りたいという人を待っています。」
生徒の質問に真摯に応えてくださり、延岡の企業の素晴らしさとともに社員の皆さまの延岡を愛する心を知ることができた講師派遣事業でした。清本鐵工株式会社の皆さま、ありがとうございました。
11月11日(金)、今日は延岡漁協浦城支所が手配・ご協力してくださり、黒瀬水産提供のブリと延岡水産開発提供のアジで「魚さばき体験」を行いました。講師の先生方は、お店のご主人や毎年ご協力くださる熊野江在住のお二人です。
まず5㎏はある大きなブリさばきを見学します。大きな魚をいとも簡単にさばく姿に、生徒は感動、そして深いため息(僕たちにはできないな・・・)。
そんな中、三枚おろしの手伝いをする3年生女子が現れました。ドキドキしながらもみんなの代表として、堅い骨を切るところまで頑張りました。みんなから拍手がわきます。
続いて、刺身のお手本。切り方、並べ方、大根のかつらむき、飾りの美しさ、すべてに「ほぉ~」「うわぁ~」「え~」という声が聞こえました。なんと美しいブリの刺身盛りでしょう!!プロの技にあっぱれです。
さぁ、これからは自分たちのアジさばきです。どうなりますやら・・・講師のご指導をいただきながら真剣にアジと向き合います。
よく頑張りました、南浦地区のきれいな海で獲れた魚を上手に三枚おろしすることができました。
これをアジフライにしたり、なめろうにしたりして料理をします。職員の部ではブリの刺身、あら煮、握り寿司、いなり寿司などが料理されていきました。
できた料理を試食します。豪華絢爛!給食とは別腹で食が進みます。美味しい!ただこれだけです。
地元の魚で、地元の講師の皆さんのおかげで、また一つ貴重な体験をしました。
「料理が美味しくなるのは最後に愛情を入れるから。」講師の言葉に胸が熱くなる南浦中生徒・職員でした。
心を込めて「ごちそうさまでした!」