学校の様子

ウッジョブ諸塚のふりかえり

 今日の1・2時間目に、今年度最後のわくわく学習(ウッジョブ諸塚)が行われました。今日は全校児童がランチルームに集まり、全員でふりかえりの時間をもちました。
 まず、1時間目は1・2年生、3・4年生、5年生、6年生の4グループに分かれ、わくわく学習を振り返るため、1年間どのようなことがあったかを月ごとに書き出し、その時のわくわく度(気持ち)やお世話になった方々、考えたことを書き、模造紙に貼りました。わくわく学習発表会で発表をする時に、1年間の学習の流れをまとめていたため、いつ何があったか、どのような気持ちだったか、そして考えたこと・学んだことをスムーズに書くことができていました。


   【自分たちで作業を進めていく力もしっかり身についています】


【1・2年生も、自分たちの言葉で1年間をふりかえりました】

 このように1枚の模造紙に1年間の活動の記録をまとめることで、自分たちが何をしてきたのか、どのような気持ちの変容があったのか、そしてどれくらいの方々にお世話になってきたのかを実感することができたようでした。

 2時間目はワークショップ型の授業でした。1年間のウッジョブ諸塚の学習を通して、①わくわくしたこと②もっと知りたいこと③もっとしたいこと④自分が成長したこと⑤役に立ったことの5つの項目を付箋に書き出し、別の模造紙に貼っていきました。その後、話合いをして、それらに見出しをつけ、最後にグループごとに発表をしました。それぞれの見出しは以下のとおりです。
 ① わくわくしたこと
  ○ 色々なことを知って(1・2年生)
  ○ 形、伝(3・4年生)
  ○ 出きあがった時より一番は作っている時(5年生)
  ○ 手づくりとプロのすご技(6年生)
 ② もっと知りたいこと
  ○ もっと知りたい(1・2年生)
  ○ つなげる(3・4年生)
  ○ もっと工夫して作りたい(5年生)
  ○ ウッジョブの続き(6年生)
 ③ もっとしたいこと
  ○ 未完成(3・4年生)
  ○ もっと作りたい、アピールしたい(5年生)
  ○ 林業PR(6年生)
 ④ 役に立ったこと
  ○ 学んだことが生かせた(1・2年生)
  ○ 目的の喜びを味わった(5年生)
 ⑤ 自分が成長したこと
  ○ それぞれ(5年生)・・・

 1・2年生の発表ではしいたけの学習を通して、しいたけの料理を家でも作ってみたり、作文にして新聞社に送ったりもしました。この学習を経て、2年生はしいたけから林業へという、更に広い世界を見てみたいと発表していました。
 3・4年生は、学習を始めた当初の林業への関心が、林業に携わる方々の命を守りたいという気持ちの変容があったこと、そしてまだ未完成の部分があるきけんおまもリュックへの思いを発表しました。
 5年生の発表では、「もっと、もっと」という言葉がよく出てきていました。もっとこんなことをしたい、もっと工夫したい等、6年生になってやってみたいことがたくさんあるようです。その理由として、今年度の活動で達成感を味わえたことや、周りの方々が喜んでくれたことが嬉しかった、製品を作る過程がわくわくして楽しかったなどの体験がこのような気持ちに表れたようです。子どもたちは、林業の貢献のために行った活動が自分のためにもなっていることを感じていました。
 6年生は、人とつながることは相手のことを考えるということ(相手意識をもつということ)、人前で発表をするという経験をするともっと伝えたいという思いが芽生えるということを学んだようでした。そして、発表をすることで、自分に自信がついた・夢とのつながりが感じられたと発表をしました。

 どの学年もスラスラと発表をしていて、プレゼンテーションをする力が身に付いているなぁと感じました。


 【練習なしでの本番でしたが、話し合ったことがしっかりと伝えられました】


  【3・4年生も1・2年生も、学習のまとめを分かりやすく伝えられました】


  【さすがは6年生の発表でした】

 最後に、ふりかえりを行いました。今日は6年生がふりかえりを発表した後、先生たちも全員ふりかえりを発表しました。その中で、人前で発表することで自信がついたこと、建築士になりたいという思いが強くなったこと等のふりかえりがありました。林業の学習を通して、様々な体験・様々な疑問・問題を一つ一つクリアすることで、子どもたちが自分なりの学びが実感できることにつながっていることを感じました。それが、もっと林業に貢献したいという思いにつながったり、夢を実現するための足固めになったりしていることが、大変うれしく思いました。
 先生たちのふりかえりでは、本物に触れることの大切さや、できないことや分からないことから向き合うことで、協力してくださる方々と出会うことができたこと、プラスになることをたくさん言うと物事はそちらの方向に進んでいくことを実感した等の発表がありました。


       【職員もたくさんの学びを得ることができました】

 最後に、先日宮崎日日新聞に掲載されたウッジョブ諸塚の記事を校長先生が読んでくださり、今年度のわくわく学習(ウッジョブ諸塚)は終了しました。ウッジョブ諸塚を応援してくれるような内容の記事で、子どもたちも嬉しそうな表情で聞いていました。


【結びにgood job!という言葉、思わず笑みがこぼれました】

 今年度のウッジョブ諸塚は終了はしましたが、子どもたちの心の中には林業に対する熱い思いがしっかりと残っています。次年度、ウッジョブ諸塚でどのような学びが得られるのかとても楽しみです。今年度、多くの方々にウッジョブ諸塚を支えていただき、本当にありがとうございました。子どもたち自身が、年間を通して体験することによって初めて学べることがあったのではないかと思います。次年度もどうぞよろしくお願いいたします。

4ヶ月ぶりのお誕生日給食

 今年度の荒谷小では、11月~2月にお誕生日を迎える子どもがいませんでした。3月に入り、今日は4ヶ月ぶりのお誕生日給食です。「今日は○○さんがお誕生日なので、みんなので牛乳かんぱいをしましょう!」と担当の子どもが大きな声で言うと、お誕生日を迎えた子どもの周りにぞくぞくと子どもたちが集まってきました。久し振りの「牛乳かんぱい」に子どもたちはとっても嬉しそうでした。


   【お誕生日おめでとう!】

 あっという間に時が過ぎ、もう3月になりました。卒業式まであと3週間と少しになりました。このように14名みんなで誕生日を祝える日もあと少しです。3月、もう一度お誕生給食が実施されます。楽しみにしていてくださいね。

ALTの先生と英語の学習

 今日はALTの先生が来校されました。3時間目は1・2年生に英語を教えてくださいました。今日は「What  is day  today?」、「What  is  day  tomorrow?」という内容でした。英語で月曜日から日曜日までの発音の仕方を教わり、その後アルファベットの発音の仕方を学習して、ゲームをしました。これは以前5・6年生も英語活動の中で行っていたゲームで、両端から単語を読みながら、ぶつかったところでじゃんけんをして、端まで行った方の勝ちというものです。1・2年生はこのゲームでは単語ではなく、アルファベットを読みながら進むという形でした。

【ALTの先生の後に英語の発音をする1・2年生の声はとっても大きく、やる気を感じます】


【rock   scissors  paper  one two three!!】

 今年度、ALTの先生と英語の学習を行うのも残りわずかになりました。この英語の授業や一緒に給食を食べることを楽しみにしている子どもたち、色々なことを教えてもらったり、たくさんお話をしたりして、英語に親しんでくださいね。

事故やけがを予防しよう

 今日は、高学年の保健の授業に養護の先生が入りました。学校での子どものけがや病気の状況を熟知しているからです。

        【これは何の数字でしょう?つかみはOK!】
 初めに、本年度の交通死亡事故の件数やけがをした人の数で導入を図り、事故発生の理由や心の変化などに着目させました。
 次に、学校生活に目を向けさせ、自分自身のけがの状況についてまとめた個票をもとに気付いたことを発表しました。
 
   【事故やけがが起こる原因のまとめ】
 それから、学校のいちょうの木につりさげられているターザンロープで遊んでいてけがをした事例について個人で考え、グループで話し合う「にっこりトーク」を行いました。話し合いの内容は、遊んでいた人の行動の仕方やその時の気持ち、周りの環境の3つです。
 最後に、今日の授業の振り返りを行いました。「事故やけがは、人の行動の仕方とまわりの環境がかかわりあって起こることから、落ち着いて行動したいです。」など学習して分かったことを抑えながら、児童1人1人が振り返っていました。
 今日の授業を生かして、事故やけがのない楽しい生活を送ってもらいたいです。

中学校の音楽の先生来校

 今日は、諸塚中の音楽の先生が荒谷小にお越しくださいました。その理由は、子どもたちに卒業式の歌の指導をしていただくためです。
 まずは身体に空気を入れる準備をしました。手を挙げて、脇腹を伸ばして伸びた身体に空気を入れます。

          【真っすぐ手を挙げて、身体を伸ばしました】

 歌を歌う姿勢は、肩幅よりも少し狭いくらいに足を広げます。(にぎりこぶしが2つ入るくらい)そして、上から糸で頭を引っ張られているように身体を持ちあげ、その後ストンと身体を落とします。そうすると、姿勢もよく下半身がどっしりとして、歌を歌う姿勢ができあがるそうです。
 音楽の先生からは、
 ○ 口を縦に開けること
 ○ 高い音を出す時は上の奥歯に音をぶつけるような気持ちで出すこと
 ○ 音をそろえること
 ○ 低い音を出す時は、地を這うような出し方ではなく、気持ちは上向きに
  希望に向かって出すこと
 ○ 歌詞の一つ一つを大切に歌うこと
 ○ 伝えようと思って歌うこと
 などをご指導いただきました。歌を歌う時のポイントを、子どもたちの状態に応じて分かりやすく教えてくださったおかげで、歌声がみるみる変わってきました。6年生を送り出す祝福の歌を、心を込めてそして、心を一つにして歌えるように練習していきましょう。
 音楽の先生は来週も歌の指導に来てくださるそうです。それまでに、今日習ったことを復習しながら、歌の練習を続けていきましょう。来週が楽しみですね。


   【歌を歌う時に気持ちをいれると歌声が変わってくるそうです】

コンテンポラリーダンス教室


 先日、現代的な創作ダンス=コンテンポラリーダンス教室がありました。某ダンス主宰の方を含め4名の方々に参加をいただきました。
 本教室は、ダンスを通して児童の創造力や思考力を豊かにしたり、高めたりするとともに、創出した動きを相手に伝えるという目的をもたせることでコミュニケーションの素地つくりに役立てることをねらいとしています。児童が何とか伝えたいと動きや言葉をしぼりだす過程で体得できたことは、今後の体育科学習の表現活動や作文や考え方の説明など、相手意識を必要とする活動に生きて働くこととなりました。遠方より来校いただいた講師の先生方ありがとうございました。

しいたけ博士としいたけのこま打ち体験

 今日の5校時に、しいたけのこま打ち体験が行われました。今日はゲストティーチャーにしいたけ博士である本校の保護者の方がお越しくださいました。しいたけ博士は1学期にもゲストティーチャーとして来てくださっています。その時は、1・2年生にしいたけについて、色々と教えてくださいました。また、それからもずっと、1・2年生のしいたけのお世話を見守ってくださったり、アドバイスをくださったりしていました。


【お忙しい合間を縫ってお越しくださいました】

 本日、こま打ちで使用するクヌギの木は、保育所生のお家の方が持ってきてくだったものです。はじめに、しいたけ博士からしいたけのこま打ちについてのお話がありました。

【とっても分かりやすい説明をしてくださいました】

 まず、こま打ちに使うクヌギの木が25年育ったものだということを教えてくださいました。11月頃に伐採した木を葉っぱをつけたまま乾燥させます。このことを「葉枯らし乾燥」といいます。この言葉は子どもたちの中から出てきました。約2ヶ月葉枯らし乾燥させたものを使用するのですが、なぜ、秋に伐採したものを使用するのかを子どもたちに尋ねられました。子どもたちの頭の中にハテナ?が浮かび、答えがでてきませんでした。すると「紅葉の時期は木の中にある養分がちょうどいい状態です。木の枝から水分が地面にいく期間が約1週間ありますが、その1週間の間に切った木を使います」と教えてくださいました。そして、今日こま打ちをした木からしいたけが生えてくるのは、約1年7ヶ月後くらいだそうです。

 そして、いよいよこま打ち体験のスタートです。まずは、しいたけ博士がクヌギの木にドリルで穴を開けてくださいました。穴を開ける場所は上から約10㎝のところを目安に等間隔で5か所開けます。そして、面を変えて次は始めに開けた穴と穴の間を4か所開けます。次は始めと同じ5か所、そして4か所という方法で、全部で28か所の穴を開けました。


【穴を開けるスピードがとっても速かったです】

 次に、穴が開いたクヌギの木に子どもたちがペアに分かれてこまを入れて打っていきます。「うん!!うまい、うまい!○○ちゃんうまい!いいよ、もういっちょ!!」と励ましながら保育所生とこま打ちをする子ども、1つこまを入れてはかなづちで打ち、また1つ入れては打つという作業を繰り返し、「最初に1列ぜーんぶこまを入れてから打とう」と早く簡単にできる方法を自分で見つける子どももいました。


【保育所生にアドバイスしながら作業をしました】【6年生が1年生に教えます】

 6年生はドリルで穴を開ける体験もしました。穴を開ける間隔が難しかったり、ドリルの速さに驚いたりしているようでした。

              【しっかり穴が開きました】


【コツをつかんで、上手にできました】

 みんなで協力して、たくさんあったクヌギの木全てにこまを打つことができました。このこまは、ブナの木にしいたけの菌を培養したものだそうです。


【これがしいたけの「こま」です。】 

 その後、校舎裏にクヌギの木を持っていき、水で湿らせた地面の上に並べておきました。それからクヌギの木に「しいたけさん、大きくなあれ」と言いながらたっぷりと水をかけました。最後にブルーシートで覆いました。


【1本1本が重たく、流れ作業で運びました】   【たっぷりたっぷり】


【ブルーシートをかぶせてこの日の作業は終了】

 作業が終わって、しいたけ博士が「なぜ、クヌギの木にじょうろでたっぷり水をかけたと思う?」と聞かれました。それは、今日打ったたねごまにヒントがありました。たねごまは湿っていました。そのたねごまがクヌギの木にこま打ちされ、急に乾くと菌が弱るそうです。そのため、水をまいて地面を湿らせ、クヌギの木にも水をかけるそうです。保湿が一番大切だと教えていただきました。ブルーシートで覆ったのは保温のためだということも教わりました。
 このしいたけは、4月の終わりから5月の始めに菌がふきだして、白くなるそうです。その頃には、クヌギの木を組んでおく必要があるそうです。これからも、こまめに観察をしていく必要があります。

 最後に、2年生児童がお礼のあいさつをしました。「これまで、1年間しいたけのお世話をしてきたけれど、こま打ちをしたのは初めてだったので、とても楽しかったです。」とあいさつをしていました。これまで、しいたけの成長を見守り、観察をしてきて、しいたけができる過程がこの子どもの中でつながったのではないかと思います。それで喜びも倍増したのでしょう。2年生ならではの思いのこもったあいさつでした。


【これまでの体験が結ばれた貴重な時間でしたね】

 今日は、お忙しい中、子どもたちのためにお時間を作ってくださりありがとうございました。わくわく学習(ウッジョブ諸塚)でしいたけについて学習している1・2年生には、とてもよい学びがあったと思います。また、3~6年生も林業という面から、植え付けから25年もかけて育てられた木を使うことや、乾燥の方法など今までに学習してきたことが応用できるような内容もあったと思います。毎年行うこま打ち体験ですが、林業のことを学習した子どもたちにとっては、今日のこま打ち体験で林業に対する子どもたちのモチベーションがまた上がったと思います。本当にありがとうございました。

5・6年生からのサプライズ

 先日、家庭科室で何かを調理していた5・6年生。調理実習かなぁと思っていると、1時間目の休み時間に子どもたちが、お皿に白いものを乗せて持って来てくれました。お皿の中をのぞいてみると、そこには蒸しパンが乗っていました。その蒸しパンにはチョコチップも散りばめられていてとってもおいしそうです。そして、そのお皿にはたくさんの文字が書いてありました。

【子どもたちが蒸しパンを渡す先生は決まっています。どんな風に決めたのでしょうか】

 実は、わくわく学習で自分の担当をしてくれた先生に対してメッセージを書き、蒸しパンもプレゼントしてくれたのです。そこには感謝の言葉がたくさん記されていました。心のこもったこのサプライズに職員一同感激でした。蒸しパンもほんのり甘く、しっとりしていて、とってもおいしかったです。5・6年生、ありがとうございました。わくわく学習、1年間よくがんばりました。3月にしっかり反省・まとめをして次年度につないでいきましょう。


     【お皿に書かれたメッセージ】

たのしい給食

 今日の給食は背割りパン、さけフライ、キャベツ、タルタルソース、ポトフ、牛乳でした。背割りパンには、さけフライとキャベツをはさんでタルタルソースをかけます。このように、給食のおかずをはさんだりかけたりすることが子どもたちは大好きです。今日もあちらこちらで楽しそうな声が聞こえてきました。
 大きなさけのフライだったので背割りパンから飛び出てしまったり、タルタルソースをデザインするようにかけていたりして、1人ひとり違った給食ができていました。


   【口に入るかなぁ】           【とーってもおいしそう】


 【別々に食べる子どももいます】

 好きなようにおいしく食べた子どもたち。今日もおかわりにはたくさんの子どもが並び、みんな完食しました。ごちそうさまでした!

読み聞かせ

 今日は朝の時間に読み聞かせが行われました。今日は3冊の大きな絵本を用意してくださっていました。物語と絵を楽しんでもらいたいという思いから、このような絵本を選んでくださったようです。これらの本はやまびこ号(県立図書館の移動図書)や諸塚村の図書館から借りて来てくださいました。

 1冊目は「ちいさなくれよん」です。短くなった黄色いくれよんが、色々なものに出会います。色あせてしまったひよこが載っている靴や塗装が剥げてしまった自動車・・・。これらに黄色いくれよんは色を塗ってあげました。すると見違えるような鮮やかな黄色になり、靴や自動車は輝き始めます。しかし、黄色いくれよんはますます短くなってしまいました。それでも黄色いくれよんは出会ったものを輝かせようとします。誰かのために自分の身体や心を使う黄色いくれよんのちょっぴり切ないお話でした。


  【「ちいさなくれよん」:黄色いくれよん、今頃幸せに暮らしているかなぁ】

 2冊目は「くじらだ!」でした。ある日とりがくじらを発見しました。そして、「くじらだ!」と町の人たちに知らせます。くじらのことを知らない町の人々は、何の反応も示しません。そこに、くじらに詳しいおじさんが、くじらのことを説明しました。くじらは食べられるということを知った町の人たちは、くじらの捜索を始めました。しかし、どこにもくじらはいません。一体どこにいるのでしょう。とりの目で見ると見えるくじらの姿、見る場所・見方が変わると新たなものが見えるのですね。子どもたちもくじらを発見した時には、「あ~!!」と声が上がりました。


  【「くじらだ!」:とりの目、虫の目、色々な見方をすると風景が変わります】

 3冊目は「とべ バッタ」でした。この絵本は先ほどの2冊の本とは雰囲気の違う装丁でした。褐色がかった題名とバッタの絵がとても力強く、迫力のあるものでした。この絵本の中に出てくるバッタは毎日おびえながら生きていました。その理由は、他の昆虫や動物たちに襲われるかもしれないからです。しかし、バッタには「はね」があります。ヘビやカマキリに襲われそうになっても、このはねを使った身のこなしで難を逃れます。はねを駆使したバッタの生きる様が描かれていました。


【「とべ バッタ」:夏になったらバッタを観察してみたいですね】

 今日が保護者の方々や地域の方々の読み聞かせは最終日でした。この読み聞かせのために、前もって本を借りに行っていただいたり、ご自宅で練習をしていただいたりしました。子どもたちは、この1年で様々なジャンルの絵本に出会いました。お家で大切に読んでいた絵本を持ってきてくださったり、乳幼児が読むような絵本を持ってきてくださり、このような絵本を経て今があることを教えてくださったり、いのちの大切さを訴えるような絵本を読んでくださったりもしました。自分では手に取らないような絵本に出会えることで、子どもたちは本の魅力を再発見できる貴重な時間になったと思います。本当にありがとうございました。
 次年度もどうぞよろしくお願いいたします。

諸塚学校給食の日



 今日は、諸塚学校給食の日でした。今日の給食は黒米ごはん、わんたんスープ、ひじきとだいずのそぼろに、きんかんでした。今月も諸塚産の食材がたっぷり入っています。米、黒米、キャベツ、にんじん、だいこん、きんかん、干ししいたけです。その中でも、キャベツやにんじん、だいこん、きんかんは荒谷小校区の生産者の方が育てたものです。干ししいたけは1・2年生が育てたMade  in  荒谷小のしいたけです。
 今日は各クラスで給食を食べる学級給食の日です。それぞれの学級をのぞいてみると、「きんかん大好きです!」とか「きんかんは久しぶりに食べます」など、色々な反応がありました。「今日のきんかんはとても大きくて、給食で予定していたきんかんの大きさの2倍くらいあるんだよ~」と話すと、「じゃあ、おいしさも2倍かも!」と2年生の女の子が嬉しそうに言っていました。黒米ごはんは、12月の諸塚学校給食の日に出てとても大好評だったものです。今回また食べられることに子どもたちは喜んでいました。
 今日は諸塚産の食材が約70%使用されていました。


        【給食時間にはたくさんの笑顔がうまれます】


    【5・6年生ときんかん】

 おいしい給食をいただいて、子どもたちのエネルギーも補給されました。暖かい日差しが降り注いだ今日、お昼の気温は14℃もありました。昼休みは運動場にたくさんの子どもたちが出て身体をいっぱい動かして遊びました。半そでになって遊ぶ子どももいて、春がもうすぐそこまで来ているような陽気でした。


        【PK対決】           【保育所生と長縄で遊びました】


   【お山を作ったようです】

今年度最後のM2学習

 年間7回のM2学習(集合学習)も、今日が最終日となりました。荒谷小には今日もとびっきり元気な1・2年生がやってきました。
 今日は生活科でおもちゃまつりをしたり、5校時にはM2学習を振り返り作文を書いたりしました。写真をみんなで見ながら、「シャボン玉したね~」とか「これは玉入れの時の写真だ!」等と言いながら、楽しかったM2学習を振り返っていました。作文指導をする先生からは、「いつ」、「どこで」、「だれが」、「何をした」ということを書くことや、「心が動いた場面」を書くことを指導されていました。そして、一番大切なことは「楽しんで書くこと」だそうです。それを聞いて、子どもたちはどのM2学習のことを書くかを決めて早速書き始めていました。

【おもちゃまつり:1年生は興味しんしん】

 【1年生:M2学習を振り返ると楽しかった思い出が溢れだしてきましたね】


【2年生も思い出を文章に表現します】

 そして、今日もあっという間に終わったM2学習、バスを見送る4人は「バイバーイ」とバスが見えなくなるまで手を振っていました。いつもは別々の学校で勉強をがんばっている子どもたち、このようにM2学習で一緒に学べる時間は楽しい時間でもあるようです。また次年度もM2学習が計画されています。きっとみんな一回り成長した姿で会えることと思います。楽しみにしていましょうね。


【また会える日を楽しみにしています】

M2学習(村内の小学1・2年生が来ました)

 今日と明日は今年度最後のM2学習です。今回は荒谷小に1・2年生が集合しました。3つの小学校合わせて1年生は16名、2年生は13名です。とってもにぎやかな1日が始まりました。
 いつもは1・2年生教室として使用している教室に1年生が入り、5・6年生教室として使用している教室に2年生が入って勉強をしました。いつもは1・2年生教室は4つの机しかないのに、今日は教室いっぱいに机が並びました。荒谷小の4名の1・2年生だけでも明るくにぎやかですが、今日はまた違った賑やかさで、みんな楽しそうに学習していました。

  【どんな考え方があるかなぁ】

 給食の時間も、おいしい給食を食べながら「家から学校まで何キロある?」等と話しながら楽しい時間を過ごしていました。


        【2年生:荒谷小の給食の味はどうでしたか?】


【1年生:明日は班を作って食べるそうです】

 あっという間に5時間目までが終了し、帰る時間になりました。明日また会えると分かっていてもやっぱり少しさびしそうでした。たくさんの友達と学習したり遊んだり、お話したりできるこのM2学習を楽しみにしているんだなぁと思いました。
 また、明日も元気に荒谷小に来てくださいね。待っています。


【別れの時:お互いに大きな声であいさつをしました】【また明日ね!】

わくわく学習発表会

 午前中の学習発表会が終わり、昼食の時間になりました。学習発表会の日の昼食は毎年恒例で、PTAのお父さん方手作りの豚汁が振る舞われます。この豚汁は、学習発表会当日の朝、PTAのお母さん方の力を借りながら、家庭教育学級で男の料理教室を実施して作ってくださったものです。また、各家庭からおにぎりも持ってきてくださっていて、温かくて愛情こもった昼食をいただきました。豚汁は具がたくさん入っていて、みそで味付けをしているけれどクリーミーな味がして、とてもおいしかったです。

【湯気がもくもく、食欲をそそります】

 そして、午後からはわくわく学習発表会が始まりました。これは総合的な学習の時間(わくわく学習:ウッジョブ諸塚)で学習したことを1・2年生は「しいたけで元気」という劇、3~4年生はポスターセッションでの発表をしました。
 1・2年生はしいたけに関するクイズを会場の方々に出題し、しいたけの栽培方法を分かりやすく説明してくれました。時折イノシシやシカが出てきて、しいたけに関する知識を教えてくれるという演出もあり、楽しく学ぶことができました。毎日のように観察・お世話をしている1・2年生だからこそ発表できる内容でした。
 その後3~6年生のポスターセッションが行われました。1人10分(発表7分、質疑応答3分)で、これまで学習してきたことを4つのブースに分かれて発表しました。3年生はプロセッサーについて、4年生は苗木袋(きけんおまもリュック)について、5年生は木の製品開発班、絵本作り班、6年生はポスター作成班、リーフレット作成班とそれぞれの学習内容を発表しました。これまで、どのようにしたら自分たちの学習した成果を聞いている人に分かりやすく、興味をもって聞いてもらえるかを考え、何度も何度も練習を積み重ねてきました。その練習が子どもたちの自信となり、本番ではどの子どもたちも立派に発表していました。


【3年生:プロセッサーを段ボールで作り、その過程で学んだことを発表しました】

【4年生:きけんおまもリュックを作る過程で出てきた心情の変化がありました】


【5年生:製品開発班 工作にならないために・・・この課題に向き合いました】

【6年生:リーフレット作成班:どうしたら魅力を伝えられるリーフレットができるか考えました】

 それぞれ、学習を進める中で色々なハテナが出てきて、それを1つひとつ解決していきました。わくわく学習応援隊の方々や業者の方々の力も借りながら、自分たちの力でできるところは時間をかけて作成していきました。そのため、誰もが自分の発表には気持ちを込めることができ、その子どもにしかできないプレゼンテーションができたと思います。
 発表の後の質疑応答の時間では、「シーソーに神楽を彫った版木を使った理由は何ですか」とか「木の絵本の次は木で何を作ってみたいですか?」などの質問が出され、「戸下神楽をPRしたいし、有名にしたいからです。」とか「おもちゃを入れる箱を木で作ってみたい」等と答えていました。予想していなかった質問を受け、答えに窮する場面も見られましたが、きちんと受け止め、自分の意見を発表していました。

 その後、パネルディスカッションが行われました。この時間は、わくわく学習応援隊の方々や5~6年生、5・6年の担任の先生が「わくわく学習を通して学んだこと」を語り合い、大学の先生方にコメンテーターとして参加していただきまました。


  【林業のプロフェッショナルの方々の貴重なご意見をいただきました】

 その話合いの中で、林業の過程を学習していくことの大切さや人と人とのつながり、自分1人では作れないものに挑戦すること等のヒントをいただきました。この1年で林業について学習してきた子どもたちも、次年度学年が変わり新たなステージにたつと見え方も考え方も違ってきます。次年度以降も、子どもたちががむしゃらにわくわく学習に取り組めていけたらいいなと思います。
 9月のわくわく学習応援隊の発足式以前も様々な形でウッジョブ諸塚にご協力いただいていましたが、2学期以降更に様々な方にウッジョブ諸塚をご支援いただきました。おかげ様で、子どもたちも職員もとてもいい学びを得ることができました。子どもたちにとって、身近にあったけれど内容をよく知らなかった林業が、今回の学習を通して林業に携わる方々の思いに触れたり、実際に体験をしたりすることで、今では本当に身近なものになったと思います。そして、林業の大切さ、木の大切さ、人と人とのつながりを実感していることと思います。今年度のウッジョブ諸塚を支えてくださり、本当にありがとうございました。
 次年度もどうぞウッジョブ諸塚をよろしくお願いいたします。

学習発表会

 2月8日、学習発表会が行われました。この日は風が冷たく寒い日でしたが、保護者の方々をはじめ、地域の方々、大学の先生方や学生の方々、わくわく学習にご協力くださった関係者の方々がたくさんお越しくださいました。このような方々を前に発表をする子どもたちは、ドキドキしながらもいつも以上にやる気が出ていたと思います。
 はじめの言葉は3・4年生が担当しました。言葉に加えて大きな動作も交え、楽しく元気な発表が見られそうな予感のするはじめの言葉でした。
 学習発表会のトップバッターは保育所生でした。可愛い衣装を着て、飛び跳ねたりポーズを決めたりして体育館中を明るい雰囲気にしてくれました。男の子は消防車やパトカーに乗ってダンスをし、年中さん年長さんはあでやかな着物を着ておしとやかに舞いました。

【ピンクやブルーのドレスを着たプリンセスたち】

 その後、各学年の発表が続きました。1・2年生は「できるようになったこと」、3・4年生は「演奏します!詠みます!」、5・6年生は「笑顔がくれたおくりもの」です。
1・2年生はなわとびや跳び箱の演技を披露したり、国語の教科書を朗読したりしました。なわとびでは前とびやあやとび、こうさとび、二重とびを披露しました。朝の時間等に練習をしている成果がしっかりと出ていました。

【1年生:スラスラ読めました】    【2年生:なわとび上手でしたよ】


【2年生:ジャンプ力があります】

 3・4年生は俳句や短歌を詠んだり、理科の実験をしたりしました。「月の夜に シカのなく声 鳴りひびく」、「林業の 苗入りリュック よい工夫 横に穴あき 苗取れる」などの俳句や短歌を発表しました。

【幕が開くと同時に駄賃付け唄を歌うという演出でした】

 5・6年生は「笑顔」をテーマにした劇を発表しました。まず、1年間の思い出ランキングを発表しました。共通して出てくる言葉は「なんしよっとやー」でした。第3位は田植えです。田植えで尻もちをついて「なんしよっとやー」と言い合っていました。泥だらけになったことが楽しかったようでした。第2位は青島宿泊学習でのサイクリングでした。普段自転車に乗る機会がない子どもたちが、自転車に乗りぶつかったり転んだりしました。そこでも「なんしよっとやー」と口を揃えて言う子どもたち。そのようなアクシデントも思い出に残ったようです。そして第1位はおいもパーティーでした。大切に育てたさつまいもを収穫し、スイートポテトや蒸しパンを作りました。そこで男子が担当したスイートポテトを食べると、シャリシャリという食感が・・・。女子全員で「なんしよっとやー」と言っていました。このおいもにはしっかり火が通っていなかったようです。
 どれもみんなで真剣に取り組んだ結果でてきたアクシデントでした。みんなで同じ体験をしたことで、どの子どもにも深く心に残っていたのでしょうね。
 その後、「笑顔」にはどのような力があるかを発表しました。「知らない人でも仲良くなれる」、「友達が増える」、「相手が安心する」などの発表があり、「笑顔」の大切さをみんなに教えてくれました。

【楽しそうに劇に取り組む子どもたち】

 その後、伝統芸能「箕舞」(みいまい)の発表がありました。この日のために2回、地域の方が学校にお越しくださり、熱心にご指導くださいました。おかげさまで、とても上手に舞うことができていました。囃子もとても上手でした。


  【脈々と受け継がれる箕舞】

 その後も、保育所生の発表やミラクル(保護者の方々・地域の方々が中心となって行う合奏)の発表もありました。最後には全校児童と保育所生との群読・合奏・合唱「当たり前の中に宝がある」を発表しました。当たり前のようにある、自然、学校のイチョウ、祭り、消防団、通学路・・・それらを宝物と理解している子どもたち、荒谷の素晴らしさが凝縮されたような発表でした。


【保育所生も元気にカントリーロードを歌いました】

 閉会式では、6年生がふりかえりを発表しました。今回が小学校最後の学習発表会だった6年生、「みんなで学習発表会ができてよかった」、「午前中の発表では緊張して笑顔を忘れてしまっていたけれど、午後からのわくわく学習発表会では笑顔を忘れずに発表したい」などと発表していました。
 子どもたちは、これまで一生懸命練習をしてきた成果をお客さんの前で表現することができていました。堂々としていて、子どもたちの持ち味が発揮された発表でした。朝早くからお越しくださった皆様、子どもたちへの応援ありがとうございました。また、荒谷小OBの方々、先生方も学習発表会を見にきてくださっていました。たくさんの方々に来ていただいて、子どもたちもパワーをもらったと思います。ありがとうございました。


【たくさんの応援、ありがとうございました】

学習発表会の練習

 今日の2時間目~業間にかけて学習発表会の合同練習が行われました。全校児童で行う群読と保育所生も一緒に歌うカントリーロードの合唱の練習も行い、その様子をビデオで撮影しました。


   【保育所生と手をつなぎ、身体を揺らしながら歌いました】


   【元気な声が響きました】

 その後、合唱の様子を映したビデオをテレビに映して、よくなった所や課題を考えました。子どもたちからは、「口が大きく開いている」、「前を向いている」等、よくなったところが出てきました。
 もっとよくなるための方法を見つけるために、子どもたちに伏し目がちにして歌を歌った時と、目をパッチリ開けて歌を歌った時を比べて見ることにしました。これもビデオ撮影し、後でみんなで見比べてみました。すると、伏し目がちで歌った時は、声が小さく低い音程で歌っていました。反対に目をパッチリ開けて歌うと、声に伸びがあり、大きく、また高い音程で歌っていました。このことから、「目をパッチリ開けると大きな声が出る」ということを実感したようでした。
 本番では子どもたちの口と目にもご注目ください。


【目をパッチリ開けて歌った時の様子】

学習発表会リハーサル


                 【リハーサル前半は保育所生との発表会練習】
 学習発表会が4日後と迫りました。保育所生10名も本校の児童14名もインフルエンザにかかることなくみんな元気に発表会の練習に励んでいます。
 そこで、本日は本番前の最後のリハーサルということで、プログラムにそって一通り流れの確認をしました。出入りにかかる時間や用具の設置場所、立つ位置など入念にチェックを行いました。

                     【ポスターセッションのリハーサル】
 保育所生をまじえた発表会の練習が終了すると、次は小学生だけのわくわく学習(ウッジョブ諸塚)の発表の練習です。1・2先生は劇に取り組み、3年生以上は、これまで総合的な学習の時間で取り組んできた林業体験活動や製作活動などを一人約7分の持ち時間で発表し、3分間を質疑応答の時間と設定しました。各発表ブースには写真や製作物などを展示して分かりやすく発表する工夫がなされています。
 プログラムの最後はパネルディスカッションを行います。「ウッジョブ諸塚で学んだこと」をテーマに話合いをします。本番では、大学の先生や林業関係者の方にも話合いに参加していただきます。たくさんの方々に見ていただきたいと思います。
 後4日間、インフルエンザにかからないように手洗い、うがい、マスクの着用をしっかり行って、本番を元気に迎えましょう。

2月の全校朝会

 今朝、体育館で全校朝会が行われました。昨日学習発表会の会場設営を行った体育館、赤いじゅうたんが敷いてあったり、装飾がしてあったりしていつもとは違う雰囲気の体育館でした。
 今日は校長先生が「実行力」についてのお話をしてくださいました。今日は節分、明日は立春です。朝、校長先生に心の弱い鬼を追い出すと話していた子どももいたそうです。子どもたちの3学期の目標の中に「地域でもしっかりあいさつをしよう」というものがあります。これは、1学期からずっと目標として掲げられているものです。学校では大きな声であいさつができても、地域の行事等で会った時にはなかなか自分からあいさつができないという課題があります。とっても元気で気持ちのよいあいさつができる荒谷小の子どもたち。ぜひ、どのような場でも自分からあいさつができるようにしましょう。

 また、個人の目標もそれぞれ立てているのですが、その目標の立て方のヒントも教えていただきました。できそうな目標にすることや、目標ができたかできなかったか振り返られるようにする方法です。実際に子どもたちがこのような方法で目標を立てているそうです。


【目標が明確だと、行動に起こしやすいですね】

 最後に学習発表会についてのお話がありました。今回、新しい形での学習発表会が行われます。それは午後から行われるブースに分かれての発表(3~6年生)やパネルディスカッションです。これらの発表を通して①問題解決力②コミュニケーション力③表現力④郷土愛が子どもたちに身に付けられるよう指導をしているところです。パネルディスカッションで代表として参加する児童2名は「人見知りを直したい」、「滅多にできない経験だからやってみたい」という理由で手を挙げたそうです。とても前向きで、自分を変えようという思いが伝わってきます。

 2月8日の学習発表会まであと5日です。発表の練習をたくさんして、自分が伝えたいことが聞いている方々にしっかり伝わるよう最後までがんばりましょう。

けんこうによいかんきょう(3・4年生保健の授業)

 今日の2時間目、3・4年生の保健の授業が行われました。先々週に引き続き養護教諭の先生がこの授業を担当しました。
 今日は「けんこうによいかんきょう」という単元です。「けんこうによいかんきょう(空気)を作るためにできることを考えよう」というめあてで学習を進めていきました。3学期に入り、全国的にインフルエンザが流行しており、環境の中でも空気に焦点を当てた授業でした。まず、閉め切った室内でストーブをたいて1日過ごすと、どのような空気になるかを考えました。子どもたちは「暖かいからネズミがくる」、「ばい菌が増える」、「乾燥する」などと発表しました。そして、そのような環境ではかぜやインフルエンザにかかったり、頭痛がしたり、気分が悪くなることを確認しました。

【健康を守るためにできることをしっかり学んでね】

 次に、子どもたちでこのような環境をよくするためにはどうしたらよいかを考えました。そこでは、「空気の入れかえをする」とみんなが口を揃えて発表していました。どのような方法で、どのくらいの時間するのかを話し合わせると、「自分の近くの窓を開ける」、「全部開けると虫が入ったり、寒くてかぜをひくのでまどを半分だけ開ける」、「教室では10~15分開けて、家では20分開ける」など子どもらしい意見が次々と出てきました。
 その後、どのような空気の入れかえをしたらよいかを確認するために実験をしました。ペットボトルを教室に見立てて、その中に線香を立てて煙の流れを見ます。片方の窓を1か所開けた時や片方の窓を全て開けた時、両側開けた時など5種類の方法で煙を観察しました。
「煙が上に行ってる」とか「あ、①番の窓から煙が出てきた」、「まだ煙が残っている」等、実験の最中、煙の行方をしっかり見ていました。


  【どこから煙がでるかなぁ】

 そして最後に、効果的な空気の入れかえをみんなで確認しました。空気の通り道を作るような換気の仕方を実際教室でやってみたり、窓は全開にすることや1時間に5分程度窓を開けるとよいということを確認したりしました。

 本校の学習発表会は2月8日(日)です。今週、子どもたちは欠席をすることなく毎日元気に登校しています。このまま元気に学習発表会を迎えられるよう、自分でできるかぜ・インフルエンザの予防対策を継続的に指導していきたいと思います。
 そして、明日は南川神楽が行われます。子どもたちも夜中に出番があるので、不規則な生活リズムになってしまいますが、手洗い・うがい・マスク着用や、暖かい格好をしておくこと、眠れる時にしっかり身体を休めて睡眠をとること、栄養をしっかりとること等指導していきたいと思います。 

学習発表会に向け箕舞練習


 今日は、学習発表会(2月8日)で披露する箕舞(みいまい)の練習に保存会の方3名が指導に来てくださいました。この箕舞は南川地区に古くから伝わる伝統芸能で、地区の子どもたちは秋祭りや吉野宮神社大祭(3月28日)でも、毎年奉納しています。神楽と同様に、地区の方々が長年大切にされてきた伝統ある箕舞を子どもたちもしっかり受け継いでいこうと努力しています。舞手が6名、唄が5名、お囃子が3名と全校児童14名で取り組んでいます。本番では今日の練習の成果がしっかりと披露できるよう練習を積んで欲しいと思います。
 保存会の皆様、ご多用の中、指導の時間を割いてくださりありがとうございました。本番当日もどうぞよろしくお願いします。

給食の先生が読み聞かせ!!


             【楽しい本に子どもたちも夢中で聞き入っています!】
 今日の読み聞かせは、普段はおいしい給食をつくってくださっている先生が当番でした。わざわざ日向市の図書館まで出向いてくださり、3冊の本を選んで紹介してくださいました。
①「おたすけ こびと」~たくさんのこびとたちが自分の体の100倍くらいもある誕生日のケーキをクレーン車をつかったりして作るお話です。こんなこびとがいてくれると、随分と生活が楽になるなあと感心しながら聞きました。
②「ひゅるりとかぜがふくおかで」~食物連鎖が洋ナシから始まって、最後はわしを人間が銃でうって感謝しながらいただくというお話です。「いただきます」=「命をいただく」という意味がよく分かるお話でした。
③「おすしのさかな」~写真のおいしそうなすしに子どもたちが思わず身を乗り出しました。手を伸ばして食べようとする子もいました。すしと魚の関係がよく分かるお話でした。

 【おすしを見て思わず手が出てしまいました】
 給食調理の合間を縫って、読み聞かせの時間をつくってくださりありがとうございました。

新入学児童体験入学

 今日は、新入学児童体験入学が行われました。4時間目に、荒川保育所から2名の年長さんが体験入学に来てくれました。4時間目は3・4年生が案内役となり、学校の中を探検して、どこにどのような教室があるかを見て回りました。

【朝の学校へのあいさつも教えてもらいました】【校長先生の椅子に座らせてもらったよ】


【理科室の中も探検しました】

 4時間目が終わると給食の時間です。今日はチキンライス、たまごスープ、みかん、牛乳という献立でした。新入学児童の2名は給食が配膳される前に、自分の席に座りニコニコした表情で静かに給食を待っていました。給食当番は、1年生よりも少ない量を考え、「これくらいの量でいいかなぁ」と配膳をしていました。全部食べられるかなぁ、時間内に食べ終わるかなぁと心配でしたが、その心配をよそにパクパクと給食を全部食べていました。食器を持ってたべていましたし、スプーンの使い方もとても上手でした。

        【荒谷小の自慢の給食、おいしいでしょ】
 給食中、6年生が「○○ちゃんは何が一番すき?」と聞いて「カレー」と答えていたり、教頭先生が「○○ちゃんは、先生の名前知ってる?」と尋ねると「教頭先生!!」と答えていたりして、和やかな時間が流れていました。


【名札を見せて○○教頭先生だよと教えていました】


      【次年度から毎日このおいしい給食が食べられるよ】 

 その後、昼休みは外で元気に遊んでいました。昼休みが終わってからは清掃時間です。それぞれの清掃場所に分かれて掃除をしました。


【おにいちゃん、おねえちゃんから掃除の仕方を教えてもらいました】

5時間目は1・2年生教室で授業をうけました。楽しそうな声が1階まで聞こえてきましたよ。きっと、小学校の授業って面白いなぁと思ってくれたのではないでしょうか。


  【楽しみだね、学校の勉強】

 4月に入学してくる2名のお友達、2人のことを子どもたちも職員も心待ちにしています。元気に入学してきてね。

 本日お忙しい中、新入学児童体験入学・説明会にお越しくださいました保護者の皆さま、ありがとうございました。実際に小学校の授業や給食、清掃時間などを体験して、お子さまも小学校を楽しみにしてくれたのではないでしょうか。4月の入学を心から楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。

おむすびころんちょ

 今日の給食は、わかめごはん・さつまじる・しいたけなんばん・おむすびころんちょ・牛乳でした。この「おむすびころんちょ」とは、巻きずしを作る時に使う海苔くらいの大きさで、こののりでおむすびを作るというものです。自分でおむすびを作れるという非日常な給食に、子どもたちは大喜びでした。「どうやって作るんだろう?」、「半分はそのまま食べたいから半分だけ作ろう」等といいながら楽しくおむすびを作っていました。


【海苔の真ん中にごはんをのせます】【低学年には高学年がサポートに入りました】

 まんまるい大きなおむすびができたり、三角のおむすびができたりしていてとっても楽しい給食時間でした。おむすびだといつも以上にモリモリ食べられるようで、あっという間に食べてしまっていました。途中、「あ!!これ合う!!」という声が背後から聞こえてきました。後ろを振り返ってみると、今日のしいたけなんばんをおむすびの具として入れて食べている6年生の男の子がいました。早速試してみると、しいたけなんばんの甘辛い味とわかめごはんのほんのりしょっぱい味がマッチして、とってもおいしかったです。しいたけの香りもよく、おいしくいただきました。ごちそうさまでした。


【まあるいおにぎりの完成!】

戸下神楽

 1月24日~25日にかけて、戸下神楽が奉納され、本校の子どもたちも参加をしました。この神楽に向けて毎日のように練習を重ねてきた子どもたち、出番は夜中の3時頃です。眠たくないかなぁ、寒くないかなぁと心配はありましたが、4人とも堂々の舞を見せてくれました。途中、外で焚いている火の煙が目にしみて、目をしばたかせることもありましたが、それにも負けずに一生懸命がんばりました。

    【みんな真剣です】       【舞い終えた後、安堵の表情です】

 また、この神楽には荒谷小に勤務されていた先生方もお越しくださっていて、神楽を舞われたり、朝まで見ていてくださったりしていました。荒谷小を離れても、諸塚とつながっている先生方がいらっしゃることに子どもたちも職員も嬉しく思います。また、地域の方も喜ばれたのではないでしょうか。


【久しぶりの再会に子どもも大喜び】【遠いところ、ありがとうございました】

 神楽の演目は33番ありますが、その中で本校の職員も神楽を舞わせてもらいました。地域の方々に見守られ、そして助けていただき、無事に舞い終えることができました。


【貴重な経験をさせていただきました】

 古くから伝わる戸下神楽、演目が色々とあり神楽を舞う方々の真剣な表情、熱気あふれる舞い、力いっぱい取り組まれているお姿、それら全てが美しく、神秘的でした。また、夜にはおじやを振るまっていただいたり、朝食も準備してくださっていました。「神楽の朝ごはんはどうしてこんなにおいしいっちゃろうね~」と話す方もいらっしゃいました。
 戸下神楽保存会の皆さま、色々とお世話をしてくださった婦人会の皆さま、大変お世話になりました。

 今週の土曜日は南川神楽が行われます。南川の皆さま、よろしくお願いいたします。

食に関する指導(歯と食べ物について)

 本日、1校時は中学校の栄養士の先生に食に関する指導をしていただきました。今日は歯と食べ物について学習しました。今日のめあては「歯によいおやつのとり方について考えよう」でした。

【今日はどんな新発見があるのか、ワクワク】

 まず、子どもたちに普段どのようなおやつを食べているかを尋ねられました。子どもたちは「チョコレート」、「アイス」、「ガム」、「せんべい」、「グミ」、「スナック菓子」等と答えていました。そして、おやつを食べる時に気を付けていることも発表しました。「歯みがきをする」、「手洗い・うがいをする」、「食べすぎない」等、普段気を付けていることをそれぞれ発表しました。
 その後、グループに分かれて、いくつかのおやつを①歯によいおやつ②歯に悪いおやつに分ける作業をしました。「ヨーグルトは牛乳からできているから歯にいいかなぁ」とか「せんべいでもざらめせんべいはどうなのかなぁ」、「ガムは顎を鍛えるよ」など、高学年を中心に話し合いながら進めていました。

     【すぐに分かるものもあれば悩むものもありました】

 その後、グループごとに発表をしました。チョコレートやキャラメル、りんご、せんべいなどはすぐに、どちらが歯によいか歯に悪いかを分けられたようでしたが、チーズとガムについては悩んでいたグループがありました。

【このグループはガムで悩みました】

 そこで、栄養士の先生が歯によいおやつの特徴を教えてくださいました。それは・・・
○ よくかむもの
○ 砂糖を多く含まないもの
○ 口の中にずっとないもの
だそうです。
 これをもとにおやつを歯によいもの・悪いものに分けていきました。そして、チーズとガムについても説明をしてくださいました。チーズについては、「最近では、チーズは世界的に歯によい食べ物として注目されています。」と教えてくださったり、「ガムはずっと口の中にあって歯によくないと思うかもしれませんが、種類によっては歯にいいものもあります。キシリトールが入っているものは歯によいものですので、選ぶ時の参考にしてください。」と教えてくださいました。

 また、おやつの食べ方についても教えていただきました。おやつをだらだら食べる時と、時間を決めて食べる時の歯の状態を図で見せてくださり、だらだら食べる時はむし歯になりやすいことが分かりました。

 子どもたちが日常的に食べているおやつ、これを気を付けたり工夫したりすることで、今以上に歯によい生活ができるということを学んだ子どもたち、「家にあるおやつを適当に選ぶのではなく糖分が少ないものを選ぼうと思います」とか「チーズは歯によくないと思っていたけど歯によいと聞いてびっくりしました」、「歯に悪い食べ物を食べる時は、短い時間で食べてとりすぎないように注意したい」などと感想を発表していました。

 【1年生もしっかり学べましたね】

 歯によいおやつのとり方は①おやつの内容を考える②おやつの時間を決めるということでした。今日から早速実践してみましょう!

 本日は、とても分かりやすく、子どもたちの興味・関心を高めるような授業をしてくださりありがとうございました。先生が教えてくださったおやつのとり方は、子どもたちが自分で取り組めるものばかりでした。これから、子どもたちのおやつに対する意識が変容していくことと思います。本当にありがとうございました。

給食感謝集会

 日本で初めての学校給食は1889(明治22)年、山形県鶴岡市の私立忠愛小学校で貧しい子どもたちを救済するために行われました。その当時の給食は、おにぎりと焼き魚、漬け物だったそうです。現在では、生きた教材であると学校給食をとおして健康教育を行っています。その給食に携わる方々に感謝の気持ちを伝える、年に一度の給食感謝集会が行われました。今日は、毎日野菜を届けてくださる地元の商店の方と献立を作ってくださる中学校の栄養士の先生、そして本校の給食調理員の先生をお招きしました。


【お忙しい中、朝早くからお越しいただきました】

 まずはじめに校長先生からお話がありました。「給食が始まった頃は栄養を確保するために行われていた給食です。みなさんは日々『いただきます』、『ごちそうさまでした』と給食をいただけることへの感謝の気持ちを言葉で表しています。給食が食べられることへの感謝について今日は考えてみてください」とお話がありました。

【当たり前のように食べられる給食は当たり前ではないのです】

 それから、ほたきゅう(保健体育給食委員会)の発表がありました。その中で好きな給食とあったらいいなこんな給食のランキングを発表しました。好きな給食、あったらいいなこんな給食のランキングは以下のとおりです。

【好きな給食】
 1 カレー スパゲティ
 2 チキン南蛮
 3 れいとうみかん  ハヤシライス

 その他・・・ マヨネーズパン、きのこハンバーグ、フルーツポンチ、サラダ

【あったらいいなこんな給食】
 1 チャーハン
 2 パフェ・すし・うどん

 その他・・・ うめごはん、さけごはん、ポテト、スイートポテト、じゃがバター、ピーマンの肉  
       づめ、レバさし、ライチなど

 このようなランキングとなりました。

【メニューをみているだけで楽しいですね】

 その後、感謝のことばとプレゼント贈呈です。感謝のことばでは、給食への思い、携わる方々への思いを言葉に込めて伝えました。プレゼントは子どもたちからのメッセージを1冊の本にしてプレゼントしました。また1・2年生の担任の先生が育てたパンジーのお花も一緒にプレゼントしました。

【日頃、直接お礼を言う機会がないので、貴重な時間となりました】

 最後に先生方から一言ずついただきました。「野菜を配達することで、子どもたちと会える機会になることが嬉しいです」とのお言葉や「どんな表情で給食を食べているのかなぁと考えます。今日の『あったらいいなこんな給食』を参考に献立を考えてみたいです」、「みんなの笑顔が輝くような給食を作りたいです」など、心のこもったお言葉をいただきました。


 【毎朝、ありがとうございます】  【元気のでる献立をありがとうございます】

【毎日おいしくなる給食、ありがとうございます】

 今日は、給食に携わる先生方にお越しいただき、子どもたちもとても喜びました。お忙しい中、わざわざお越しくださりありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

【「荒谷小の給食はおいし~!」のかけ言葉でいい笑顔が出ました】

今年初めてのALTの先生との英語活動

 今日は子どもたちが楽しみにしているALTの先生が荒谷小へ来られる日です。3学期に入って初めての英語活動とあって、子どもたちが職員室にALTの先生を呼びに来た時には「ミスやったっけ?ミスターやったっけ?」と相談していました。そこにALTの先生が「Missじゃないよ~」と助け舟を出してくれました。
 4時間目は5・6年生の英語活動でした。「What day is today?  What day is  tomorrow?」という学習をしました。子どもたちに月曜日~日曜日までの英語を教えてくださり、それを使ってゲームをしました。そのゲームとは床に月曜日~日曜日までの札をならべ、その両端から曜日を英語で言いながら進んでいくものです。途中で友達とぶつかったらじゃんけんをします。この時も日本語は使わず、「rock  scissors  paper  one  two  three!」と言ってじゃんけんをします。楽しみながら英語を覚える子どもたち、5・6年生教室は活気で満ち溢れていました。

【ランダムに並べられた曜日の札】【ついつい「じゃんけん・・・」と言ってしまいそう】


    【よーし、負けないぞ】      【待っている人は曜日の言い方を復習中】

保育所生と学習発表会の練習

 今日の業間の時間に、体育館で学習発表会の練習を行いました。いつもは小学生だけで行う学習発表会の練習ですが、今日は保育所生も参加しました。今日のめあては「楽しく歌おう」でした。学習発表会では「カントリーロード」を合奏したり合唱したりします。この歌詞に子どもたちの気持ちも乗せて、聞いている方々に伝わるよう楽しく歌います。楽しさが伝わる方法として、歌を歌う時に身体を揺らしたり、笑顔で歌ったりすることを指導されました。小学生と保育所生が一緒の舞台に立ち、歌っている姿はほほえましく、自然と笑顔がこぼれてきました。また、「カントリーロード」は、心が落ち着くようなメロディーで、聞いていると不思議と懐かしい気持ちになるとても素敵な歌です。当日の子どもたちの群読・合唱・歌声にもご期待ください。

 【保育所生と手をつないで歌います】  【これは昨日の練習の様子です】

心強いゲストティーチャー登場

 
     【模型作りに熱が入ります】
 今日もわくわく学習に力強いゲストティーチャーが登場しました。
 先日は印刷会社の方から大きな後押しをいただいた6年生。今回は3年生です。
 林業の学習を進める中で、プロセッサーという重機に心を奪われた3年生ですが、どんな仕組みになっているのか、どんな作業をするのかを明らかにすることが課題です。
 そこで、実際に模型をつくってみることにしましたが、なかなかアームの部分が再現できません。そこで、林業会社の方にお願いして、2回目の見学に出かけました。また、そこで働く保護者の方をゲストティーチャーとして学校におよびし、模型作りを手伝っていただきました。アームが伸び縮みするために竹でっぽうの仕組みを取り入れるようアドバイスをうけ、やってみると見事スムーズに動くようになりました。
段ボールで作った小さい模型ですが、実物にまた一歩近づきました。3年生の児童もますます創作意欲が出てきました。 2月8日(日)の発表会では、この模型を使って説明をします。どんな発表になるのか大変楽しみです。今日はご多用の中、来校いただきありがとうございました。

今年度最後のやまびこ号来校

 今日は、子どもたちにとっても職員にとってもうれしい日です。
 それは、学期1回のやまびこ号(移動図書館)が学校に来るからです。
 始めの会では、図書館の方から、「たくさん食べて体が大きくなるばかりではなく、読書を通して心も豊かにしてください。」とお話がありました。1回に7冊まで借りることができるので、みんな本選びに一生懸命でした。
 校長先生との約束で、3学期は30冊以上の本を読むことが目標です。テレビやゲームの時間を少しけずって、本を読む習慣付けができると、簡単に目標達成できると思います。心を豊かにするためにも、校長先生との約束を果たすためにも、計画的に本を読むようにしましょう。

期待高まるわくわく学習


         【リーフレットやポスターについて自分の思いを伝えています。】
わくわく学習”ウッジョブ諸塚”も終盤に差し掛かっています。2月8日(日)の学習発表会に向けて、6年生の児童3名は印刷会社の方と打ち合わせを行いました。自分たちの手作りのリーフレットとポスターの印刷方法についてです。印刷会社の方からは、「できるだけ写真データを活用して仕上げをよくしましょう。」「写真のレイアウトはこうしましょう。」など専門的なご意見をいただきました。予算面の制約はありますが、印刷会社の方のお心遣いもありそれぞれ200枚の印刷をしていただくことになりました。写真がより鮮明になることで仕上がり具合もずっとよくなることでしょう。学習発表会には、披露できますので、是非、地域の皆様学校へお越しください。それから、印刷会社の方々、予算面でのご配慮やアドバイスをいただきありがとうございました。仕上がりを楽しみにしています。

消防団による火災避難訓練

今日の5校時に火災の避難訓練を行いました。例年のことですが、この訓練には地元の消防団の協力をいただいています。今回はご多用の中8名の団員の方に参加していただきました。この消防団(第4部)は1月6日の消防出初式の際、諸塚村消防操法大会で優勝されており、村民の生命と財産を守るために日頃から練習を熱心に取り組んでおられます。
このように実績のある消防団の方々をお招きして、保育所生や小学生のために消火訓練や放水体験、操法訓練の実演などを行っていただきました。操法でのきびきびとした態度や真剣に取り組まれている様子に子どもたちも職員もすっかり心を奪われてしまいました。さすが、優勝チーム、子どもたちにとっても、あこがれの存在となっている様子です。5年生のある男の子は、将来消防士になると夢を語っていました。
寒い時期がまだまだ続きます。山林火災の大変さを身をもって学ました。「森は宝」火事を起こさないようにみなさんくれぐれも気をつけましょう。消防団員のみなさん今日はありがとうございました。神楽の練習もがんばってください。
             【風の方向が変わって、消火活動が大変でした】
 
  【水圧の大変さがよくわかりました。消防団のみなさん、ありがとうございました。】

中3生によるあいさつ運動

     【中3生によるあいさつ運動を受けて、いつも以上に元気なあいさつができましたね】
 
村内の4校は「めざせ あいさつ日本一」をスローガンに掲げ、あいさつ運動に力を入れています。
本日は、年間の計画により、本校出身の諸塚中学校の3年生3人が正門前であいさつ運動を行ってくれました。
あいさつの手本となっている中学生から元気をもらい、小学生もいつも以上に明るく、元気な声であいさつを交わしていました。毎日、このような光景が見られるといいのですが、小中学校間の距離があるために、なかなか実施が困難です。本日は、教育委員会の方や中学校の先生、中3生の保護者の方々の協力をいただいてあいさつ運動が行えました。
先輩である中学生の後ろ姿をみて、後輩である小学生は成長しています。中3生や関係のみなさん、今日はありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
 

初めての読み聞かせ

2週間に1回程度の割合で行われている本校の読み聞かせ、16名のお母さん方がそのメンバーです。今日は、今年度1年生として入学した息子さんをもつお母さんが当番でした。今回が初めての読み聞かせです。朝の約15分の時間を使って3冊の本を読んでいただきました。①「んふんふ なめこ絵本」②「それからのおにがしま」③「つながっている いのちのまつり」の3冊です。
①は、たくさんのキャラクターなめこが登場します。岩なめこ、光なめこ、まめなめこなどそれぞれの持ち味を発揮して、みんなで協力して大きな家をつくるお話です。
②は、もも太郎の鬼退治のその後のお話です。鬼と人間がなかよく暮らしている様子がつづられています。
③は、命の大切さや命が永遠に引き継がれていることを感じさせるお話です。へそのおの実物や出産時に足にまいてあった名札まで準備してくださり、感謝の気持ちをもつことの大切さを訴えられました。
楽しい内容のお話だけはなく、命について考える機会にもなる本を選んでくださりありがとうございました。
     【小さいサイズの本ですが、紙面を広げるとこんなに大きくなります。】
 

体の清潔と健康

今日は、3・4年生の担任の先生が出張だったので、保健室の先生が3校時に保健の授業を行いました。「毎日の生活を振り返り、清潔は健康と大きな関わりがあることを理解し、清潔を意識した生活をおくろうとする実践的な態度を育てること」がねらいです。
問題解決的な学習の流れを組み、話合い活動(にっこりトーク)も取り入れた大変わかりやすい授業でした。①「日頃、自分の体を清潔に保つためにしていること」②「その理由」③「その時の気持ちを考える」ことで日常の生活を振り返ります。清潔に保たないとどうなるのかを表した資料や写真など具体的に提示し、清潔な生活の大切さを指導されました。
 
  【授業風景~ワークシートに3つの問題に対する自分の考えをまとめます】
 【紙吹雪でほこりがつく様子を再現、授業の最後は今日の振り返りの発表です】
今日は、保健室の先生から清潔の大切さに関する専門的な話を聞いたり、模擬体験したり、写真をみたりして学びの度合いが大きかったようです。まだまだ寒い日が続きます。病気にならないよう、今日の学びをこれからの生活に生かしてくださいね。

新年のお楽しみ 福袋登場

 今朝、校長室の前にあったのはずらりと並んだ福袋。
 
   【何が入っているのかなぁ】
 登校後、校長室に入って校長先生にあいさつをする子どもたちは、この福袋が気になって仕方ない様子でした。一体何の福袋が誰のためなのか、何が入っているのか分からないまま給食を食べていると、校長先生がランチルームにいらっしゃいました。そして、子どもたちに福袋のことを説明してくださいました。
 
 この福袋には本が2冊入っています。これらの本は、昨日職員が図書室で、子どもたちに読んで欲しい本を選び、校長先生が福袋の中に入れてくださったものです。何の本が入っているのかは見た目だけでは分かりません。学年部ごとに分類されたこの福袋を自由にとってよいこと、中に入っている本を持って帰って読んでもよいことを聞くと、子どもたちの目はキラキラと輝いていました。一体何の本が入っているのか、そのワクワク感が子どもたちの様子から伝わってきました。
 
 昼休み、校長室前のろうかには子どもたちであふれかえっていました。選んだ福袋を開けて、「この本平成17年だって。読んだことある?」とか「これ変えて」とか「15少年漂流記だって」などと思い思いに福袋の感想を言い合い、嬉しそうに教室に持って帰りました。
 また、この福袋には大学の先生からいただいていた木の製品(貯金箱など)も入っていました。これにも子どもたちは興味津津で、早速手にとっていました。
 
【各先生からおすすめのメッセージも入っています】【これは木の紙で包まれた貯金箱】
 
 この福袋には、様々なジャンルの本に触れて欲しいという校長先生の思いが詰まっています。この福袋の本とも一期一会です。今日出会った本との出会いを大切にして、ぜひ読んでみてください。今まで知らなかった世界を体感できるのではないでしょうか。
 

荒谷小14名から16名に!?

 昨日の下校指導の時、生徒指導主事の先生から「荒谷小に2名のお友達がやってきました。これで荒谷小は16名です。」とお話がありました。この言葉に子どもたちは目をまん丸くしていました。
 実は、昨日交通安全協会の方が荒谷小にお越しくださり、交通安全を啓発するための看板を持って来てくださったのです。早速、校門と体育館に上がる坂道と道路の分岐点に設置をしました。
 【校門にはこちらの女の子】     【分岐点にはこちらの男の子】
 
 この2名の子どもたちにはちゃんと名前もあるそうです。子どもたちが教頭先生に尋ねてみると、女の子が「あいさつじょうずちゃん」、男の子が「あんぜんまもるくん」だそうです。この2人には「とびだし注意」と書かれています。この2人を見て、子どもたちが飛び出しをしないようにしたり、交通安全を意識させたりすることが目的です。
 
 本校の通学路には歩道がありません。また、山も近くにあり登下校での安全対策はとても重要です。子どもたち自身が、自分の身は自分で守る行動ができるよう、「あいさつじょうずちゃん」、「あんぜんまもるくん」が一役担ってくれそうです。
 
 立派な看板をありがとうございました。

第3学期 始業式

 冬休みが終わり、今日は第3学期の始業式です。子どもたちは手袋やネックウォーマーなどの防寒対策をして、朝から元気に登校していました。「お年玉は何に使った?」と話をしたり、向かい側にある山に光が射している光景を見て、「あれは池の窪だぁ」と話をしたりしながら登校しました。
【新春初めての学校へのあいさつ。高らかな声が響き渡りました】
 
 1校時は体育館で始業式が行われました。
 はじめに、校長先生のお話をいただきました。3学期に登校する日は1~5年生で54日、6年生は53日だそうです。3ヶ月あるとおもっていた3学期も、日数を聞くととても早く過ぎていってしまいそうです。
 校長先生はまず3つのお話をしてくださいました。それは①目標をたてること②地域でもしっかりあいさつをすること③本をたくさん読むことです。目標をたてたらそれを達成するために努力をすることや、目標の内容等のお話をされました。「目標を立てる力」、「目標をやり抜く力」備わるよう努力していきましょう。また、あいさつでは「あいさつは自分のため」、「あいさつは自分づくり」というキーワードを子どもたちにお話されました。読書については3学期は目標30冊です。1月いっとき、2月逃げ月、3月さらさらというように、あっという間に過ぎてしまう3学期、図書室に足を向けてたくさんの本との出会いを楽しんでください。
 最後に校長先生は魔法をかけてくださいました。その魔法とは「笑顔」です。子どもたちに自分の中で笑顔を意識する時を考えさせ、笑顔でいると前向きになれたり、心の安定がはかれたり、元気になれたりすることを教えてくださいました。子どもたちは「あいさつをする時」、「行事などでおじいちゃん・おばあちゃんと会う時」、「話をする時」など笑顔を意識する時を発表していました。今日は全員が鏡で自分の笑顔もチェックし、笑顔のよさを再認識したと思います。緊張・不安などで笑顔がなくなる時こそ笑顔を意識していきましょう。
 
【朝、玄関での笑顔チェック、習慣にしてみてくださいね】
 
 次に代表児童の作文発表がありました。今回は4年生でした。昨年の反省から今年がんばることを2つ考えたようでした。それは読書をすることと、字をていねいに書くことです。図書室で本を借りて読み終えたけれど、返却をしていなくて次の本が借りられなかったとか、雑な字を書いたり習った漢字を使って字を書いたりしなかったなどとしっかりと反省がされていたので、今年はその反省をもとに頑張ってくれることと思います。先生たちも一緒に読書をする時間を設けていきたいです。
 
    【堂々とした発表でした】
 
 次に、一言発表がありました。これは代表で作文を発表した児童以外の児童が今年がんばることを発表するものです。
 1・2年生は「学習発表会の劇や演奏をがんばる」、「一輪車でスラロームが完璧にできるようになるまでがんばる」などと発表をしていました。
 3・4年生は学習・生活・運動の項目に分けて発表をしていました。その中で、「あいさつをいつでもどこでもできるようになる」、「4年生の勉強を5年生につながるようにする」などの発表がありました。
 5・6年生は年間を通した目標を掲げていました。「人に言われる前に行動する」、「苦手な部分を克服してオール100点を目指す」、「目標達成のための努力をし続ける」、「みんなをまとめる」など高学年らしい目標がたくさん出てきました。
 それぞれに立てた目標が達成できるよう、時には目標の内容が自分に合ったものだったのかを見直したり、達成したら新たな目標をたてられるようにしていきましょう。
 
【大きな声で元気よく発表できました】 【3つの目標、分かりやすかったです】
 
【一段とたくましくみえた5・6年生】
 
 県内でもインフルエンザが流行しているようです。生活リズムを整えて、かぜやインフルエンザに負けないようにしていきましょう。
 

こぶとこじぃばぁスクールに行ってきました

22日(月)諸塚ウッジョブ「製品班」は5年生3人ですが、当日は男の子が欠席でしたので、2人の女の子と行ってきました。諸塚村地域支援センター「ふれあい」の係の方のお世話で4人のおばあちゃんと1人のおじいちゃんとしゃもじ作りに挑戦しました。まず自己紹介。そして、係の方からじぃばぁスクールの説明、女の子2人はそれぞれ木で松葉杖や装飾品を創っていましたので、そのパッケージに工夫をして売り出す工夫をお聞きしました。係の方が丁寧に教えて下さるのでありがたかったです。その後しゃもじ作りをしてました。途中お茶タイムもあり、嬉しそうにお茶やお菓子をいただいていました。2時間でしたが、仲の良い5人のおじいちゃんおばあちゃんに囲まれあっという間に過ぎました。こぶとこの5人の皆様、そしてお世話して下さった地域の方、「ふれあい」の係の方にお礼を申し上げます。どうぞ、2月8日の学習発表会にいらして下さい。

第2学期の終業式

 12月24日は2学期終業の日した。子どもたちは雨の日も雪の日も78日間元気に登校しました。養護教諭の先生の調べでは、欠席の状況も保健室来室状況も大変少なく、荒っ子の元気のよさがうかがえます。
 さて、この日、2校時は終業式です。まず、子どもたちが2学期にがんばったことを一人ずつ発表しました。1・2年生は「かん字をがんばりました」とか「えしゃくを自分からできるようになった」と話していました。3・4年生は「相手に伝わるような話し方ができるようになった」、5・6年生は「米とぎをがんばった」など、それぞれに自分なりにがんばったことを大きな声で発表しました。
 
      【がんばったことを発表する1・2年児童】 
 
 そして、児童代表で5年生の児童が作文を発表しました。6年生の背中を見て自分の意識が変わったことをていねいに表現していました。
 
         【児童代表の5年生の発表】

 その後、校長先生からお話がありました。1つは2学期の目標のふりかえりと、クリスマスについてです。目標については、目標をたてたらそれに向って一生懸命努力することの大切さを教えてくださいました。また、日本では当たり前のようにあるクリスマスですが、世界中を見てみると今日食べるものにも困っている人たちがいます。家族への感謝、平和への感謝を教えてくださいました。
 
    【校長先生のお話のキーワードは感謝です!】

 14名全員そろった終業式を無事に終え一安心です。25日からいよいよ冬休みです。①家族と一緒に、家族のために過ごす冬休み②安全・健康に留意して過ごす冬休み③伝統文化に触れる冬休みを送って、1月8日には元気に学校に登校して来てくださいね。

3・4年生の理科パーティー

 今日、給食の時間にこのようなくじが配られました。
 
昼休みに3・4年生の理科パーティーが行われました。これは理科の学習したことを生かして、みんなが楽しめるようなゲームを企画したものです。その中には「星や星座クイズコーナー」や「スピードアタックコーナー」、「つりくじコーナー」等がありました。
教室の出入り口には担任の先生がいて、チケットの半券を切ります。その後、各コーナーのゲームに参加します。
磁石の性質を利用した魚つりや自動車レース、星座のクイズなどアイディアいっぱいです。ゲームをしながら理科の学習ができます。来場者には手作りのプレゼントまで準備してありました。
3・4年生のみなさん、理科パーティーの楽しい企画から運営までありがとうございました。

今年最後のウッジョブ諸塚

 今日の1~3校時はウッジョブが行われました。製品開発班は、小布所(こぶとこ)のじいばあスクールに行ってしゃもじ作りをしました。その他の子どもたちは、学校で自分の作業を進めました。学校に残った子どもの中で、昨日福岡のスープストックに行き、諸塚産材がどのように店内に生かされているかを見てきた子どもたがいました。店内の壁に使われていたり、鏡のふちに使われていたりしていました。圧迫感が出ないように、木と木の間にすき間を作っていたり、随所に工夫がみられました。これをパンフレットに活用できそうですね。
 
     【諸塚の木材がとってもおしゃれな空間に変身していました】
 
 
 今年度、9月にわくわく学習応援隊の発足式があり、多くの方々に子どもたちの学習のご支援・ご協力をいただきありがとうございました。おかげ様で子どもたちは順調に活動を進めていき、諸塚の木材のよさ、自然の大切さを再認識しています。そして、自分たちの活動がどのようにしたら林業を発展させることにつながるかと考えながら学習を進めています。この学習は3学期も継続して行われ、2月の学習発表会では1年間のウッジョブの学習をまとめ、発表をします。その時にはぜひお越しいただき、子どもたちの発表をお聞きいただけると有難いです。
 これからも、子どもたちのウッジョブ諸塚へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
 

「かさこじぞう」をペープサートで表現

 2年生は教頭先生と国語を学習しています。今は「かさこじぞう」を学習しているそうですが、今日はその「かさこじぞう」をペープサートの劇で表現する時間です。他の学年の子どもたちもペープサートの劇を見に集まってきました。
   【ろうか側には「かさこじぞう」の学習の足跡が掲示されていました】
 
【今日のめあては「ペープサートげきをしよう」】
 
 2年生は2名しかいないので、2名でじいさま役、ばあさま役、おじぞうさん役、ナレーター役などを担いました。気を付けることは「読むはやさ、間の取り方」、「声の強弱」、「ペープサートのもち方」の3つです。たくさんの練習をしてきた2年生、どのようなペープサート劇を見せてくれるのでしょうか。
 【机を新聞紙で覆った手作りの舞台】
 
 
【ペープサートの後ろにちょこんと見えるのは2年生の頭です】
 
 物語がはじまると、手作りのペープサートが出てきたり、ドンドンと足音が聞こえてきたり、登場人物になりきったセリフの言い回しをしていたりして、一気に「かさこじぞう」の世界が広がりました。物語の時期も今とぴったりでした。
 
【見に来てくれた子どもたち、どんな感想をもったかな?】【2年生、一生懸命です】
 
 物語が終わると、ほっとした表情の2年生が現れました。そして、見に来てくれた友達に「質問や感想はありませんか?」と投げかけました。
 
 【2人で最後までやり遂げました】
 
 質問では「『かさこじぞう』の役は誰ですか?」とか「一番難しかったところはどこですか?」、「ペープサートを作ったのは誰ですか?」等が出ました。一番難しかったところは、セリフに夢中になってペープサートが下がってしまうところだそうです。また、ペープサート作りには4年生もお手伝いをしてくれたそうです。
 感想では、「ペープサートを動かしたり、足踏みをして足で音を出したりして伝わりやすかった」、「声のはやさや間の取り方を気を付けていて分かりやすかった」等が出ました。
 
  【たくさんの感想や質問を出すことが、2年生へのお礼ですね】
 
 「かさこじぞう」の学習をして、学習したことをペープサート劇で表現した2年生、劇の中で相手を意識した様々な工夫が見られて見ていてとっても面白かったです。 教頭先生と楽しく学習しているんだなぁということがよく分かりました。ありがとうございました。
 
 

ほくほく やきいも

 5時間目の休み時間に「こんこん」と職員室のドアをノックする音が聞こえました。「どうぞ」と声をかけると、1・2年生がほかほかのやきいもを持ってきてくれました。このやきいも、ぬれた新聞紙で包んで、その上からアルミホイルを巻いて焼いたものだそうです。「火が弱くてちょっと失敗しました」と言っていましたが、おいもを半分にわるときれいな黄金色。とってもおいしそうです。食べてみると甘みがあり、ほくほくしていてすごくおいしかったです。私たちがおいもを食べるのを不安そうにみていた1・2年生、「おいしい!!」と感想を言うと満面の笑みに変わりました。そして、職員室を出て外にいる担任の先生の所へ駆け寄ると「先生!!おいしいって言ってくれましたよ!!」と嬉しそうに話していました。
 
 1・2年生が大事に育てたおいも、おすそ分けしてくれてありがとうございました。いい焼き加減で、とってもおいしかったです。ごちそうさまでした。
 
【教頭先生にもおいものおすそ分け】 【こんなにきれいなおいもでした】

ほたきゅうの歯みがき指導

 給食後の歯みがき指導、今までは養護教諭が毎日行っていました。しかし、12月に入ってからはほたきゅう(保健体育給食委員会)が行っています。その時間に養護教諭は、個別に歯のみがき方の指導を行います。みんなの前で歯みがきの指導をするのは恥ずかしかったり、緊張したりするようですが、正しい歯みがきを伝えるためにがんばっています。
 
 歯科検診で治療が必要な歯があった児童は、全員歯医者さんに行きました。来年の歯科検診ではむし歯のない歯を先生に見せられるよう、歯みがきや食事などの生活習慣に気をつけていきたいですね。
【ていねいに歯みがき指導を行いました】【鏡でチェックしながらシャカシャカ】
 
【高学年は歯のみがき方もお手本になります】

授業公開(1・2年生)

 今日の2校時に授業づくり視点を基に1・2年生の算数の授業公開がありました。1年生は「あるかずを ほかのものにおきかえて かんがえよう」、2年生は「九九の表のきまりをみつけることができる」をめあてに複式の授業が行われました。
         【1年生もずいぶんとしっかりしてきました】
 
 本校では、授業の中で必ず話合い活動を取り入れています。もちろん1・2年生も1時間の授業の中で子どもたちだけで話合いをして問題解決をしていく場面があります。どのように話を進めていくのかは、今、練習中の1・2年生です。
 
  【身を乗り出して真剣です】
 
 放課後、今回の授業研の事後研を行いました。そこで、職員間で指導改善の工夫を考えました。それは、子どもたちが発表をする前に、考えを書かせてそれを見せながら(見ながら)発表することです。(可視化すること)
 早速明日から実行です。
 

諸塚学校給食の日

 今日は、諸塚学校給食の日でした。計画では生産者の方をお招きして、実行委員の方々も交え会食をする予定でしたが、雪のため今日の会食は中止となりました。
 
 会食はできませんでしたが、今日もしっかり地元の食材をいただきました。今日は、黒米ごはん、すきやきにこみ、ようふうしらあえ、牛乳でした。黒米ごはんは初めて給食にでたそうです。子どもたちも食べたことがない子がほとんどでした。紫色にそまったごはんはインパクトがありますが、香りもよくとってもおいしいごはんでした。
  
 「洋風白和えには何が入っているんですか?」と聞いてきた子どもがいました。とてもおいしかったようです。この洋風白和えには、ハムやマヨネーズが入っていて今までに食べたことがない白和えの味がしました。とってもおいしかったです。
 
 今日は、地元で作られているとうふについて、養護教諭の先生からお話がありました。「畑の肉」と呼ばれるほどの栄養があるとうふ、外国でも食べられるようになっているそうです。動脈硬化を予防したり、がんの予防になったり、記憶力や集中力のアップしたりするとうふ、こんなとうふが手作りで作られて、給食で食べられるなんて幸せです。
 
        【すきやきにこみの野菜も甘くておいしかったです】
 
 
   【今日は雪で下校時刻が早くなったため、少し早い給食となりました】
 
  【今日もごちそうさまでした】
 
 
 

雪が積もったよ

 昨夜から降り続いていた雪が今朝も降っており、一面は銀世界でした。
 運動場にはつかめるほどの雪が積もっていて、登校後子どもたちは元気よく外に出て雪遊びをしました。滑り台に積っている雪を上から転がして雪だるまを作ろうとしていたり、運動場の雪をつかみ雪合戦をしたりしていました。「冷たーい」と言いながらもまた雪を触る子どもたち、今日の雪はふわふわして柔らかかったです。
 

     【雪だるまできるかなぁ】    【雪に覆われた滑り台をすべってみました】
 
    【大きな雪のおだんご】
 
 2~3校時はわくわく学習(ウッジョブ諸塚)が行われました。時折ふぶくような雪を見て「スノードームみたい」と素敵な表現をしている子どももいました。また、この雪を自分の制作しているものの中に取り入れようとしている子どももいて、学習にも役立ちました。
 
【二宮尊徳像にも雪がつもり寒そうです】【学校も雪化粧しました】
 
【3時間目、地面の雪はすっかり溶けてしまいました】

午後はもちつき

 午前中の長距離走大会が終わると、午後からはもちつきです。もちつきで使うお米は、5・6年生が地域の方にお借りした田んぼで収穫したもち米です。このもちつきのために、前日からもち米を洗いに保護者の方々が来てくださいました。また、子どもたちは前日の5時間目にもちつきで使う道具を出したり洗ったりして、準備をしてきました。待ちに待ったもちつきの時間がやってきました。
 
【教頭先生はささくれ立った杵を削ってくださいました】
 
 お昼頃から火を起こし、お父さん方が火の番をしてくださいました。そして、もちつきの時間にはしっかりともち米が蒸しあがっていました。この段取りのよさには脱帽です。もちをつく前に、家庭教育学級の学級長である保護者の方からお話がありました。それはおもちをつくことの意味についてです。今まで深く考えることがなかったもちつきの意味、とてもありがたいものだったんだと気付かされました。
 
【意味を考えながらもちをつけば、気持ちの入り方も違ってきます】
 
 かまどに乗せていたはがまから白い湯気がたち、その中にあるもち米を臼に入れて、いよいよもちつきのスタートです。まずは、しっかり杵でもち米を潰します。その後、掛け声をかけながらぺったんぺったんともちつきが始まりました。
 
              【もち米を つぶして つぶして】
 
      【息を合わせて】           【先生と一緒にぺったん】
 
     【3人でリズムよく】         【剣道の技が発揮できるかな】
 
 【保育所生は校長先生と一緒に】   【お父さんたちにも負けない6年生】
 
 剣道を習っている子どもが多いからか、もちつきの時にどこからともなく「面!面!!」と声がして、その声とともに杵が振り落とされていました。そのおかげか、時間がかかるかもしれないと思っていたもちつきはスムーズに流れていきました。
 
【ふかしたお芋をいれていももちを作ります】   【これはよもぎもち】
 
  【粒あんをまぜたあんこもち】       【桃色にそまったピンクもち】
 
 
 色とりどりのもちが出来ると、次はおもちを丸めます。始めは、ついたもちを臼から出すのにも一苦労でした。
 
【どこまでも伸びるもち。なかなかとれませんでした。】【臼に残ったもちをいただきまーす】
 
 もちを丸めるのは、体育館の中で行いました。お母さん方がもちを丸める方法を子どもたちに教えてくださり、その教えを忠実に守り一生懸命もちを丸めていました。
 【もちの丸め方】
 ① もちを左右に伸ばしてきれいな面を外側にする。
 ② 端のほうのもちは下のほうに集める。
 ③ 表面がきれいになったら丸める。
 ④ 丸め方は片方の手にもちを置き、もう片方の手で丸める。その時、親指とその他の指
  でCを作るような形にして、もちを回しながら丸める。
 
 このような丸め方を教わり、早速やってみるとなかなか難しいものでした。まず、もちを左右に伸ばす時に、こんなに伸ばしていいのだろうかとためらってしまいました。でもそこで、しっかりのばさないと、しわしわのままのもちになってしまします。子どもたちはコツを押さえ、次から次にもちを丸めていきました。
 
 
【このあんこは家庭教育学級長さん手作りのあんこです】 【よもぎの香りがいいね】
 
   【保護者の方が子どもたちに手取り足取り教えてくださいました】
 
              【たくさんのおもちができました】
 
 もちを丸め終わると、楽しみにしていたおもちを食べる時間です。自分の好きなおもちを選び、みんなで輪になって「いただきます」をしました。5・6年生が田植えや稲刈りをしてできたおもち、その間、地域の方が丁寧に管理をしてくださったからできたおもち、前日から保護者の方々が協力してできたおもち、このたくさんの方々の愛情のおかげでできた、温かいおもちの味は格別だったと思います。
 
        【みんなで食べるおもち、おいしいね】
 
                 【笑顔が広がります】
 
             【保育所生も1日がんばりました】
 
               【どのおもちが好みだったかな】
 
                【いくらでも入りそうだね】
 
 保護者の方が用意してくださった手作りのきゅうりの漬物も、子どもたちが「おいしいおいしい」と言ってあっという間に無くなってしまいました。
 
    【きゅうりの漬物の方だけなくなりました。大人気でした。】
 
 お腹も満たされて、おいしい漬物までいただいて大満足の子どもたちでした。
 最後に閉会行事がありました。そこでは6年生の代表児童が「今日のもちつきで446個のおもちと3個の鏡もちができました。こんなにたくさんできるとは思いもしませんでした。これらができたのも保護者の方々のおかげです」とあいさつをしていました。
 
【たくさんの方々のおかげでできました】
 
 この日は、朝から長距離走大会、午後からもちつき大会と充実した日となりました。これらの行事がスムーズに進められたのも、保護者の皆さまがそれぞれにこの日のために準備をしてくださったおかげです。本当にありがとうございました。今日のことは子どもたちの胸に刻まれ、楽しかった思い出として残っていくのではないかと思います。
 本当にありがとうございました。
 
 
 

長距離走大会

 先週の金曜日、長距離走大会ともちつきが行われました。この日は参観日で、たくさんの保護者の方々に学校にお越しくださいました。また、これらの行事は保育所生も一緒に行います。にぎやかな雰囲気の中、長距離走大会の開会式が始まりました。
 
【寒い中、ありがとうございました】  【6年生の児童代表あいさつ】
 
 開会式の中では、校長先生が「自分自身に挑戦し、自分に勝ってください。保育所生は手をよく振って、一人でも前のお友達を抜くように頑張ってください」と話されました。そして、児童代表のあいさつでは、「今まで諦めずに全力で走ってきました。今までの記録に勝って精一杯走れるといいと思います。声援にこたえるよう、いい走りをしたいです。」と力強いあいさつをしました。その後、競技場の注意がありました。内容は3つです。1つ目は、最後まで走りぬくこと(転んでもすぐに立ち上がる)、2つ目は作戦を立てて走ること、3つ目は応援を武器にすること(応援はがんばる力になる)でした。これらの内容はこれまでの長距離走大会の練習で繰り返し指導されたものです。きっと子どもたちは、この3つの注意を頭に置き精一杯走るのだと思います。
 次に準備運動がありました。運動会のダンスで踊った曲を流し、子どもたちは楽しく元気におもいっきり身体を動かしました。
 
【ようかい体操は小学生も大好き】  【保育所生は小学生が踊ったダンスにも挑戦】
 
【スタートまでの間、子どもたちの今までの記録を眺めるお父さん方】
 
 
 それから、いつものようにサッカーボールを使って身体を慣らしました。普段行っている授業の流れと同じなので、子どもたちも少しずつ気持ちがほぐれていったのではないでしょうか。
 そして、いよいよスタートです。まずは保育所生が走ります。保育所生は年長さんでは5周も走るのです。しかし、途中で何周走ったかが分からなくなるので、そこは小学生がしっかりと数えてあげました。
 
     【懸命の走りでした】        【ペースを崩さず走り切りました】
 
         【大きな声と拍手で保育所生を応援しました】
 
 長距離走に参加した保育所生全員が、決められた距離をしっかりと走り切りました。途中涙がみられる子どももいましたが、あきらめずにゴールまで辿り着きましたね。よくがんばりました。
 
 次に小学生の番です。スタートの位置に立ち、気合いの入った表情でスタートの合図を待ちました。合図が鳴ると、一斉に走りだしました。いつもよりも速く力強く走っている姿が印象的でした。
 
 【目指すは自分の記録更新】      【6年生が引っ張ります】
 
      【1秒でも速い記録を目指しました】
 
     【5年生も必死に前を追いかけました】
 
 保護者の方々の大きな声援や温かい拍手のおかげで、子どもたちはいつも以上の力を発揮できたと思います。全員が走り切り、そして今までの自分の記録を更新することができて、満足のいく長距離走大会になったと思います。最後まで応援ありがとうございました。
 
 
 その後、閉会式が行われました。まずは保育所生には、保育所の園長先生である小学校のPTA会長さんからごほうびが配られました。この時、一人ひとりに声をかけられていました。「最後まであきらめずによく走りました」、「真剣な表情で走っていたのが印象的でした」、「マイペースに走っていました」、「作戦勝ちですね。最後のラストスパートがききました」、「今日は走ることが出来なかったけど、今日参加できなかった2人の分まで大きな声で応援をしていました」など、それぞれの保育所生の走りの特徴や様子を感想に交えながら、がんばりを称えていらっしゃしました。保育所生たちの走る姿をつぶさに見ておられ、それを言葉のプレゼントとして子どもたちに伝えられ、保育所生も嬉しかったと思います。聞いている私たちも、一人ひとりの走りを思い出し、温かい気持ちになりました。
 
 【保育所生も今まで一生懸命練習してきました。その成果が出ましたね。】
 
 次に小学生です。ます、全員の成績が発表されました。名前と記録を呼ばれると、校長先生と握手をしました。今までのがんばりを称えてもらい、とても嬉しそうな表情をしていました。
 
            【校長先生との握手、貴重ですね】
 
 その後、表彰がありました。これは学年部(1・2年生、3・4年生、5・6年生)で一番タイムが速かった人を表彰するものです。なんと1・2年生では同タイムが2名いました。 これから、この子どもたちの走り方を参考に、他の子どもたちもどうしたらもっと速く走ることができるか学んでいくことと思います。優勝おめでとう!
 
【練習の時も長い距離を走って努力していました。その成果が表れましたね。】
 
 最後に、5年生児童が保護者の方々に向けて児童代表の言葉を言いました。「みんなが記録を更新できました」と達成感一杯の表情で話していました。
 
【みんな本当によくがんばりました】
 
 保護者の皆さまには、寒い中、熱い応援をして子どもたちに力を与えていただきました。本当にありがとうございました。
 午後からは、もちつきでお世話になります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

教頭先生のあいさつ日本一

 昨日は水曜日。水曜日の下校指導の際には輪番で先生方のお話があります。昨日は教頭先生の番でした。教頭先生が子どもたちに話した内容は・・・。
 
【大きく掲げられている「めざせあいさつ日本一」】
 
 諸塚村内の小中学校には、この「めざせあいさつ日本一」というスローガンが掲げられています。このことについて教頭先生がお話をされました。
 
 今回は、あいさつ日本一になるための秘訣を4つ教えてくださいました。
 
【いつも手作りのものを準備して、子どもたちが可視化できるようにお話をしてくださいます】
 
 子どもたちに、この「あいさつ」という字を使って秘訣を考えさせました。すると子どもたちの口からはスラスラとこれらの秘訣が出てきました。
 
 あ・・・明るく
 い・・・いつでも
 さ・・・さきに
 つ・・・つづけて
 
 人と関わる上での基本となるあいさつ、同じようにするならばこのようなことに気を付けてすると、相手も気持ちいいし自分の気持ちもすがすがしいものになると思います。学校でも地域でも、家でもこのあいさつ日本一の秘訣を参考に、気持ちのよいあいさつをしましょうね。
 
【帰りのあいさつも、4つの秘訣+笑顔までついて最高のあいさつでしたよ】

朝の読みきかせ

 今日の朝の時間に、読み聞かせが行われました。今日は荒谷小の保護者の方が来てくださいました。ストーブに乗せているやかんからポコポコと音が鳴り、じんわりと暖かくなった1・2年生の教室で読み聞かせスタートです。
 まずは、「あたたかいおくりもの」という絵本です。もうすぐクリスマス、森に住むいのししやうさぎ、ねずみやたぬきに葉っぱのお手紙が届きました。それには「あたたかいセーターをおねがいします」と書いてあります。セーターを編むために古いセーターをほどいたり、短い毛糸しかないところは、毛糸をつなぎ合わせてセーターを編んだりしていました。それぞれ、できあがったセーターを持って森の中に行く動物たち。このセーターは誰のために編んだものだったのでしょうか。ぽっと心が温かくなるようなお話でした。
 
【この本はご自宅から持って来てくださいました】
 
 2冊目は「いもほりコロッケ」でした。まきおくんという男の子がじゃがいものいもほりをしました。収穫したじゃがいもはとっても大きくたくさんです。これを持ってお家に帰り、お母さんと妹とコロッケを作ることにしました。ドーナツ型のコロッケや三角コロッケ、星型コロッケなど形は様々です。いもほりで掘ったじゃがいもの味はどうだったのでしょうか。
 
           【揚げたてのコロッケ、食べたくなるね】
 
 3冊目は「いちにちぶんぼうぐ」でした。これは、賢そうに見える文房具に1日なってしまおうというお話です。1日クリップや1日じしゃく、1日ホッチキスなど、身の周りにある文房具になって、その役割を果たします。賢そうに見える文房具も実は大変なんだと分かったようでした。ユーモアたっぷりで楽しく見られた絵本であったと同時に、手元にある文房具を大切に使わなくちゃと思わせるような内容でした。
 
 最後は「きのみのケーキ」という絵本でした。たぬきが木の実のケーキを作ることにしました。たくさんの木の実を乗せて作ったケーキですが、いつのまにか無くなっていました。おかしいなと思ってたぬきはケーキを探します。すると、ケーキに乗せたはずの木の実がおちていました。その木の実をたどっていくと・・・。
 
 今回はこの季節にぴったりの絵本ばかりでした。1・2年生は「木の実のケーキを作ってみたいね」とも話していました。
 
       【和やかな気持ちになる絵本と和やかな時間でした】
 
 寒さの厳しい中、そしてお忙しい中、子どもたちのために朝早くからお越しくださりありがとうございました。時間を見つけてケーキを作ってみようかなと思いました。

わくわくリース作り

 今日の1・2校時に全校児童でリース作りをしました。材料となる松ぼっくりには、あらかじめ1・2年生の担任の先生と子どもたちが緑と銀のスプレーをかけてくれていました。その他の材料(ビーズやリボンなど)は、各自持ち寄りました。また、1・2年生は前もってリース作りをしていて、今日は1・2年生が先生になって作り方を教えてくれました。今日は、朝から1・2年生が「ぼくたちがみんなに作り方を教えてあげるんです!!」と意気込んでいました。普段はお世話をしてもらったり、教えてもらったりすることが多い1・2年生だから、今日の先生役はとっても嬉しいのだと思います。
 
  【何色のリボンにしようかな】       【デザイン、悩みますね】
 
                   【熱中しています】
 
 リースには、緑色と銀色の松ぼっくりを交互にしてみたり、緑一色だったり、銀一色だったり
して、飾り付けをする前から個性豊かなリースになっていました。男の子はあまり多くを飾らないシンプルな作品が多く、女の子はキラキラしたものをふんだんに使ったり、可愛く仕上げたりしていました。中には今にも飛びそうなチョウチョが飾られていたり、立体的なお花が飾られていたりしているものもあります。子どもたちの感性はすごいなぁと改めて思いました。
 また、作業をする中で他の学年の作品を見て「わーすごい、やってみよう」とか「これどうやってしたと?」等と話している姿がありました。お互いのよい所を感じながら、また新たに自分の作品に取り入れていき、いいものが出来上がりました。
 
 【こんな素敵なリースができました】    【教頭先生にリースのプレゼント】
 
  
【事務の先生にも心を込めて作りました】
 
 
      【出来上がったリースは、職員室前に飾っています。】
 
           【金曜日の参観日の時にぜひご覧くださいね】
 
 荒谷小のクリスマスの準備は万端です。みんなにサンタさんが来てくれるといいですね。

みんなの力を借りて

 昨日、わくわく学習(ウッジョブ諸塚)が行われました。この学習では4つの班に分かれて作業を行っていますが、今回はその枠を取り払っての作業となりました。その作業とは、木の絵本の色ぬりです。この木の絵本、印刷をしてくれる会社に送る期限が今週の金曜日(必着)と間近に迫っています。そこで、他の作業をしている子どもたちが急遽応援にきてくれたのです。
 
【わくわく学習も今年はのこりわずか】【5・6年の担任の先生も色ぬりをしてくださいました】
 
 作業が始まると、「編集長!これは何色ですか?」、「枠は色をぬるんですか?」、「背景はどうしますか?」等と質問が飛び交い、編集長である木の絵本担当の子どもはその都度指示を出していました。おかげで、色ぬりははかどり15枚ある絵本のページで、全く色を塗っていないのは2枚だけになりました。
 
【見本を見せて、参考にしてもらいます】【クレヨンで塗りますが、細かいところは色鉛筆で】
 
 楽しみながら色ぬりをする子どもたちを見ていると、このクラスのチームワークは素晴らしいなぁと思いました。始めは一人で作ると思っていた木の絵本も、様々な人たちや友達の力を借りてここにしかないものができそうです。
 明日は5時間目にウッジョブがあります。明日は製品づくりの3名は自分たちの作業をします。以前から手伝いをしてくれていた、やりがいポスター作りの6年生は明日も手伝ってくれるようです。ありがたいですね。
 明日で色ぬりが完成できるように頑張りましょう。
 
 
 
 

雪がちらちら

 今朝、学校から見える遠くの山は雪化粧をしていました。そして、荒谷小にも雪がちらちらと降っていました。今年初めて見る雪に嬉しさを感じる反面、これからもっと寒くなる諸塚の冬を覚悟しなくてはと思う光景でした。この凍えるような寒さの中、子どもたちは朝の「のびのび」の時間に身体を動かしました。
 
【モザイク林相も今日は雪でおめかし】
 
 まずは、サッカーボールを使って身体をほぐしていきます。サッカーボールを蹴っている子どもたちに、体育主任の先生が「1!」と言うと子どもたちはサッカーボールを右足で止めます。「2」は左足で止め、「3」は右ひざ、「4」は左ひざ、「5」はお尻でサッカーボールを止めます。そして最近「6」も追加されました。「6」は頭でボールを止めます。しかも、ストレートに「3」などと数字を言うのではなく、「5-3は」などと頭を使わせながら身体も使うトレーニングをしています。(この場合「2」なので、左足でボールを止めます)
 
    【これは「2」左足で止める】       【これは「6」頭で止める】
 
 その後、ボールを上に高く投げて、その間に頭・膝・足を手でタッチして、落ちてきたボールをつかむトレーニングをしました。うまくできる人、もう少しでできそうな人、なかなか難しい人等、難易度の高いこのトレーニングにできるようになるヒントが出されました。まず、ボールをうまくつかめない動きを体育主任の先生が再現しました。その後、うまくできる人がお手本を見せてくれました。その違いは何か、全員で考えました。
 
                  【何が違うかなぁ】
 
 そして、その違いは「ボールを投げた瞬間次の動きをしている」ということでした。ボール投げてすばやく動くことで、落下するボールをつかむための余裕が生まれました。
 
 そして、最後に長距離走の練習をしました。子どもたちは冷たい空気を吹き飛ばすような熱い走りをしていました。自分のペースが分かってきた子どもたち、呼吸の仕方も上手になりました。
 
 【長距離走大会まであと1週間!】
 
 

読み聞かせ

 今日、朝の時間に地域の方がお越しくださり読み聞かせを行っていただきました。毎回どんな絵本に出会えるのか、いつも子どもたちは楽しみにしています。
 今日は、「おめんです」と「やきざかなののろい」と「妖怪横丁」という3冊の本を用意してくださっていました。どれも子どもたちがとっても喜びそうな題名・装丁で、子どもたちの心がわくわくしている様子が伝わってきました。
 まずは「おめんです」を読んでくださいました。これは仕かけ絵本で、ぶたやかえる、うし、たこなどが様々なお面をかぶっています。お面からはみ出している頭や身体から、お面をかぶっている生き物を想像しながら聞いていました。
 
      【動きのある絵本に、次に何がでるかなぁとわくわくしました】
 
 2冊目は「やきざかなののろい」でした。この題名と黒っぽい装丁から、「こわーい」、「やきざかなが食べられなくなるかも」という声も聞かれました。そのような中話が始まりました。
 やきざかなが嫌いな男の子、食べたくないのでやきざかなを箸でツンツンしていました。ようやく食べ終えたものの、その男の子が食べたやきざかなには身がいっぱいついていて、とても雑な食べ方をしていました。その後、お風呂に入ると、さっき食べて骨になったやきざかなが一緒にお風呂に入ってきました。その後お布団にまで入ってきて一緒に寝ました。男の子は、一緒にお風呂に入ったり、寝たりしてもやきざかなは好きにならないとかたくなです。でもやきざかなは「きらわないでくれー、ちゃんとたべてくれー」と言って男の子を追いかけ、とうとう男の子を食べてしまいました。でも、骨しかないやきざかな、男の子はやきざかなの身体から落ちてきました。その後出会ったネコ、このネコのおかげで男の子はひとつ成長します。おもしろおかしく描いているこの絵本、食べられる側の心がストレートに伝わってきました。毎日の食事で命をいただいていることを忘れないよう、食べ物への感謝の気持ちを大切にしていきたいです。
 
 【食べ物を粗末に扱わないでね】
 
 3冊目は「妖怪横丁」でした。「妖怪」というだけで嬉しそうな反応をする下学年の子どもたち。今日はどんな妖怪に出会えるかな。
 ある日、「豆腐をおねがい」とおつかいを頼まれた男の子が買い物にでかけました。商店街を歩いていると、「ひとつ目めがね・時計店」や「ぬりかべハウジング」、「ざしきわらし不動産」、「がいこつラーメン」、「いったんもめんとうふ店」など、妖怪が営んでいるお店がたくさんあります。商店街の店には妖怪にちなんだ店名ばかりがつけられていて、子どもたちも職員もとても楽しく見させていただきました。さて、この男の子は頼まれたとうふを買ってくることができたのでしょうか。
 
 今回の読み聞かせではユーモアあふれる絵本ばかりで、笑い声がたくさん聞こえてきました。朝の時間、この読み聞かせのおかげで不思議な世界に連れて行ってもらい、楽しく1日が過ごせそうです。
 最後に、地域の方が今回読み聞かせをしてくださった楽しい3冊の絵本を学校に寄贈してくださるとおっしゃってくださいました。子どもたちの反応がよかった3冊の本、またすぐに読めるなんて嬉しいですね。
 
 本日は、お忙しい中お越しくださりありがとうございました。今日の読み聞かせは活気に満ちた時間となりました。また、大切な絵本を子どもたちのために寄贈してくださり、本当にありがとうございました。大切に読ませていただきます。
 
 【早速絵本を手に取る1・2年生】

クリスマスツリーの登場

  今日の昼休み、1・2年生の担任の先生が「昼休みに1・2年生がクリスマスツリーの飾り付けをするから、したい人はおいでね」と3~6年生に話していました。その後すぐに、玄関前のツリーには多くの児童が集まり、飾り付けをしていました。4人いるサンタさんの飾りをどうやってバランスよく飾るかを男子が考え、ああでもないこうでもないと話しながら楽しそうに飾っていました。
 クリスマスツリーが飾られると、一気にクリスマスの雰囲気になりました。見ているだけで胸がわくわくするものですね。
 
       【ビフォー】             【アフター】
 
【最後まで飾りのために残っていたのは男子児童でした】

12月の全校朝会

 今朝はこの冬一番の寒さだったそうです。それでも、子どもたちはにこにこしながら「朝、うちの近くで雪?が降っていました」と言ったり、「さむーい!野川谷はあんまり風が吹かないんですよ。中の又と荒谷は風が強いんですよ」と言ったりして元気に登校していました。
 
 今日の朝の時間は、全校朝会が行われました。
 まず、校長先生が表彰の紹介をしてくださいました。それは宮崎日日新聞からいただいた「学校賞」です。本校は若い目やみんなの作文等にたくさん投稿し、新聞にも多く掲載していただいています。その取組が認められ「学校賞」をいただきました。新聞に掲載された作文等は、校長先生が感想を書いてろうかに掲示してくださっています。それが子どもたちも嬉しい様子で、お客さんが来られると、よくそれらの作文のことを話しています。
 
 【賞状と盾もいただきました】                【掲示版いっぱいに貼られています】
 
                 【まだまだあります】
 
 今回の「学校賞」受賞、子どもたちの励みにもなりますし、職員も大変嬉しく思っています。それらの作文を読むと、子どもたちは色々な体験をする中で様々なことを考え、心が動かされたんだなぁと分かります。子どもたちの表現力の豊かさには目を見張るものがあります。
 
 その後、人権についてのお話がありました。今回は、荒谷小出身の中学生が書いた作文を読んで考えました。この中学生は、小学生のころから自分の課題である部分を認識していました。しかし、なかなか克服できなかったようです。今でも完全に克服したわけではないようですが、自分のそばには温かく見守ってくれる人がいて、サポートしてくれる人がいると気づいたそうです。そして「みんなが自分の存在を認めてくれたように思えた。自分の気持ちに寄り添ってくれることが嬉しかった」と書いていました。この中学生は、自分の課題から逃げることなく正面から向き合い、その課題を乗り越えています。今では、小学生が憧れる先輩の一人です。
 その後、自分に自信がもてなくなる時に、どのような考え方をすればよいか3つの考え方を教えてくださいました。
 
 ① ありのままを認める(受け入れる)
  ・ 目線を上げて、肩を開き、口角を上げる
 
 ② 好きな単純作業に没頭する
  ・ 好きな作業(そうじ・草取り・キャッチボール等)にのめりこむことで自分に力が戻ってく  
   る
 
 ③ 未来の自分から語りかけてみる
  ・ わたしたちを取りまく出来事、それ自体に「良い」、「悪い」もなく、意味づけしているの
   はわたしたち自身。全てを乗り越えた10年後の未来のあなたは、悩んでいる今の自分
   にどんな笑顔でなんと励ますでしょうか。
 
 この話を聞いて、自分が悩むこと、落ち込むこと、途方に暮れること等は当然誰にでもあることなんだと思い、そのような自分でもきちんと受け入れ、未来に向かって進めるよう少しずつ努力していこうという気持ちになりました。
 
       【みんなも知っている中学生の先輩。かっこいいですね】
 
 次に、養護教諭の先生からかぜの予防についてのお話がありました。「耳にあって、鼻にあって、口にないものは?」というクイズから始まり、耳や鼻には毛があり、ほこりやばい菌を体内に入れさせないようにするが、口には毛がなく、口を開けておくとたくさんのばい菌やほこりが入ってくることを説明しました。そして、かぜをひかないようにするためには口と鼻がポイントであり、すぐにできるかぜの予防として「鼻呼吸」が効果的であることを話しました。ぜひ、お子さまの普段の様子を見ていただき、無意識のうちに口が開いているようであれば声をかけていただけると有難いです。どうぞよろしくお願いいたします。
 
【口を閉じて、口角を上げるともっといいですね】

給食にグラタン

 今日は、気温はそんなに低くありませんが風の強い日でした。そんな日の給食は、チキンライス、たまごスープ、グラタン、牛乳でした。この身体が温まりそうな献立には、おかわりにたくさんの子どもが並びました。
 そのような中、子どもたちの興味はグラタンにありました。今年度初めて出るグラタン。アルミの容器に入っていて、焼き目がついてとってもおいしそうでした。グラタンを一口食べた5年生の児童が「ん、なんだかアルミの味がする!」と言っていました。「えー、うそー、そんな味せんよ」という友達に、「スプーンでアルミのところをぐるーっとしてん、アルミの味になるよ!」と新たな発見をしたような嬉しそうな表情で話していました。そして、あっという間にグラタンを食べ終えていました。その後、牛乳を飲んで「うーん、母の味がする。グラタンを食べて牛乳を飲むと母の味です」とも言っていました。他の児童が「おふくろの味やろ」とも言っており、和やかな時が流れていました。12月もおいしい給食・そして地元のおいしい食材をいただいて、子どもたちは生き生きとしています。いつもありがとうございます。
 
【食欲をそそるこの色どり、おいしかったです】【楽しい会話が生まれますね】

諸塚村青少年育成村民大会・諸塚村PTA研究大会

 11月29日(土)に、諸塚村中央公民館で、平成26年度諸塚村青少年育成村民大会・諸塚村PTA研究大会が行われました。
 その大会では、6年生の児童が青少年意見発表の場で自分の夢について発表しました。お花屋さんになりたい児童が、花に興味をもつきっかけとなったことや、花に対しての思い、諸塚村に咲いている花を生かしてやってみたいこと等を気持ちを込めて発表していました。
 
【大勢の前での発表、「緊張しました」と話していました】
 
 この女子児童は、昼休みに自主的に花壇の花々に水をあげたり、草取りをしたりしてくれます。本当に花が好きなんだなぁと思います。
 
 その後、「子ほめ表彰」が行われました。本校からは6年生3名が表彰されました。奉仕賞やリーダー賞、あいさつ賞、体育賞をいただいていました。3人しかいない6年生ですが、それぞれのカラーがあり、その3人が自分の持ち味を十分に発揮してくれています。おかげで、荒谷小は6年生のリーダーシップのもと、まとまりのある学校になっていると思います。
 
          【いいところがいっぱいある6年生!いつもありがとう】
 
 その後、本校の研究主任の先生が発表をしました。その内容は、本校が進めている研究についてでした。この研究は「ふるさとに誇りをもち 自ら学び、豊かな人間性をもった、たくましい子ども」を育てるために行っているもので、その中心となるものの1つとしてわくわく学習(ウッジョブ諸塚)が位置づけられています。そのウッジョブ諸塚について、教師が放った3本の矢、そして4本目の矢を紹介し、子どもたちのわくわく曲線と照らし合わせながら、効果を検証していったものです。現段階は学習の途中でありますが、これから学習の終盤に入り、2月にはこれらの学習をまとめたものを学習発表会で発表します。本校の目指す子ども像に近付けるよう、これからも教職員が一丸となって指導にあたっていきたいと考えています。
 
  【教師もわくわく】

3・4年生公開授業

 今日の2時間めに3・4年生の公開授業が行われました。これは「いじめ防止のための年間計画(行動計画)」に位置づけられているもので、授業づくり視点を基に授業公開するものです。
 今日は算数の授業でした。3年生は「二等辺三角形の角の大きさをくらべよう」、4年生は「平行な直線を書こう」というめあてを立てて授業が行われました。そして、今日は3・4年生の授業を5・6年生も授業参観しました。その理由は、複式指導の中で行われるにっこりトーク(話合い活動)をより充実させたいからのようです。3・4年生のにっこりトークの方法やガイドの役割を学び、自分たちの学習に生かそうと一生懸命メモをとっていました。
 

【授業の前には枠が板書され、授業の流れが分かります】【5・6年生も真剣です】
 
【3年生は1人なので、いつもは先生とににっこりトークをします】【4年生も集中しています】
 
 普段、子どもたちは別のクラスの授業を見ることはありません。そのため、授業中の3・4年生のしっかりとした姿に驚いていたようです。5・6年生は、自分たちの授業のヒントになるものを学ぶ時間にもなったと思います。教師と同じように、授業をよりよいものにしようとする5・6年生の姿、とても嬉しく思います。
 
【この日は5・6年生も参加したにっこりトークでした】
 
 
 

しいたけで元気!

 昨日、表現集会が行われました。表現集会では、1・2年生が生活科で学んだことを劇「しいたけで元気」にして、しいたけのことを楽しく分かりやすく発表しました。この日は、学校評議員の方々、学校評価推進委員の方々が荒谷小にお越しくださっていて、1・2年生の発表も見てくださいました。
 
       【お客さんが多ければ多いほどパワーが出る1・2年生】
 
 「しいたけで元気」では、「お仕事で疲れている校長先生を元気にしたい」と子どもたちが考え、しいたけが大きく育つための方法をクイズ形式で紹介しました。
 「しいたけを大きくするにはどのようにしたらいいでしょう?」という問題では①日光に当てる②水をやる③なば木の上と下を入れかえるという3択でした。3~6年生はさすがによく知っていて、③なば木の上と下を入れかえるに手を挙げていました。
 第2問は「なぜ、なば木の上と下を入れかえるのでしょう」という問題でした。これも3択で、①下の方に水がたまっているから②下の方は日光があたっていないから③下の方に虫がたくさんいるからの中から選びます。正解は②下の方に水がたまっているからでした。
 
【2問目は難問でした】【ALTの先生や保育所の先生も授業参観してくださいました】
 
 そして、しいたけを収穫する時のコツも教えてくれました。それは「しいたけさ~ん、もう取っていいですか~?」としいたけに尋ねるのだそうです。すると小さな声で「まだですよ~」とか「いいですよ~」と聞こえるそうです。いつかしいたけを収穫する時に試してみたいと思います。
 
 最後にふりかえりをしました。今日発表した内容は、これまで1・2年生が学習してきた内容のほんの一部だそうです。しいたけはの原木はクヌギからできていること、日光を当ててはいけないこと、水のやりすぎもよくないこと、江戸時代からしいたけが栽培されていること等、たくさんのことを学んできたようでした。そして、お世話をした分だけ、大きくておいしいしいたけが育つこと、しいたけを栽培されている方々の苦労や収穫の喜びが分かったことなどを発表していました。
 結びの言葉では、「ぼくたち・私たちが諸塚を支えるビッグな大人になります!!」と力強く言っていました。頼もしく嬉しい言葉です。
 
 今回、1・2年生が楽しそうに発表している姿を見て、この学習に意欲的に取り組んだのだろうと感じました。毎日欠かさず校舎の裏にあるしいたけの観察をして、しいたけの成長を見守り、お世話をしていた1・2年生。その1・2年生のしいたけへの愛がよく伝わってきた発表でした。
 
 給食時間は、学校評議員さん・学校評価委員さんも一緒に給食を食べました。日頃お世話になっている顔見知りの方々ばかりですので、色々な話をしながら給食を食べていました。
 
        【今日は秋の香りがする「きのこごはん」でした】
 
               【楽しい時間になりました】
 
          【学校を支えてくださって、ありがとうございます】
 
     【また来てくださいね】
 
 学校評議員さん、学校評価推進委員さん、ご多用の中、朝から子どもたちの様子を参観してくださりありがとうございました。

5・6年生のいない日

 今日は、NHKの出前講座が行われるため、5・6年生は1日諸塚小にお世話になっています。そのため、朝の放送では「5・6年生がいないので4年生がリーダーシップをとりましょう」と4年生が元気に言っていました。10月にもこのような状況がありました。それは5・6年生が青島青少年自然の家に宿泊学習に行っていた時です。その時も4年生が中心となり、下級生のお世話もしてくれていました。その経験があるせいか、子どもたちは5・6年生がいない1日でも落ち着いて行動していました。そして、給食も1~4年生だけの給食です。2~4年生が給食当番をして、1年生が台ふきや配膳をしました。荒谷小の子どもたちは1年生から給食当番を経験しているので、このような時でも臨機応変に対応できます。テキパキと配膳を終わらせ、いつもより早い時間に「いただきます」をすることができました。
 
【今日は窓際に集まって食べました】【5年生の代わりに献立紹介をしました】
 
 5・6年生だけで児童の半分がいるので、1~4年生7名だけの給食は淋しいだろうなぁと思っていたのですが、和気あいあいと給食を食べていていつもよりも賑やかなのではないかと思うくらいでした。会話の中には、1・2年生がしいたけの料理をしたことや、明日の1・2年生の表現集会の話、「今日の献立のにくだんごの甘酢あんかけはハンバーグの味がします」などと、話題が尽きない給食時間でした。その中でも、「明日、子ども対先生でサッカーをするとしたら、5・6年生にはエースが4人もいるから先生には負けないかもしれません」とここにはいない5・6年生の話も出てきていました。やっぱりみんな一緒が一番いいですね。
 
【ろうか側の席はガラーンとしていました】【今日もおかわり!!もりもり食べてね】
 
        【とっても元気がいい1~4年生です】
 
 給食の途中、雨が強くなってきて運動場のイチョウの木がたくさん落ち始めました。それを見て「掃きたーい」という2年生の女の子。このイチョウの木の葉っぱが一斉に落ちてしまったらいよいよ冬の到来ですね。
 
【5・6年生、担任の先生、気を付けて帰ってきてくださいね。待っています。】

読書集会

 今日の朝、体育館で読書集会が行われました。まずはじめに、図書委員会全員で紙芝居を読みました。その紙芝居は「ゆっくり ゆっくり」というお話でした。
 
 身体に障がいがある女の子のことを、始めはよく分からなかった周りの子どもたち。でも、実際にその女の子と話したり、遊んだりすることで、女の子の大変さを知ることとなります。そして、その女の子と一緒に遊ぶためにはどのような工夫をすればよいかを考えるようになります。十人十色という言葉があるように、人それぞれ個性・特性があります。それらを知り、認め、寄り添うことで、他者との関わりを大切にでき、相手を思いやることができるようになるのではないかと思います。
  【紙芝居を見る時、子どもたちは一言も口を開かず見入っていました】
 
 その後、おすすめの本の紹介がありました。今回は病気等で身体が不自由な方の本の紹介でした。「ヘレン・ケラー」や「さっちゃんのまほうのて」、「暗やみのなかのきらめき」、「禎子の千羽鶴」、「野口英世」を委員会の児童がそれぞれ紹介しました。本の内容を大まかに話したり、「漫画で見やすいです」等と、低学年でも手に取ってみたくなるような紹介でした。
 
【図書室にはいい本がたくさんありますね】
 
 読書集会では、図書委員会の児童が本の魅力を十分に伝えてくれました。1人でも多くの子どもが、図書室に足を運び新たな本との出会えるといいなと思います。
 
 その後、先日全校児童会で話し合った赤十字活動の内容の発表がありました。今回、自分以外の人のためにできることを考え①ゴミ拾い②プルタブ・ペットボトルキャップ集め③募金活動の3つを行っていくそうです。
 ①ゴミ拾いは登校中に通学路のゴミを拾う計画です。荒谷・野谷川・中の又それぞれの班にゴミ袋を渡し、ゴミを拾ってその袋に入れます。そして、そのゴミを学校に持っていき、燃やせるゴミと燃やせないゴミに分別します。
 ②プルタブ・ペットボトルキャップ集めは、各家庭から持って来てもらう計画です。ペットボトルキャップをリサイクルすることにより、世界の子どもたちに届けるワクチンの購入に充てられます。
 ③募金活動は各家庭から募金をお願いし、集まった募金は社会福祉協議会へ提出します。
 
【ゴミを拾ってピカピカにしましょう】  【プルタブ・ペットボトルキャップお家を探してね】
 
 【募金、よろしくお願いします】
 
 担当の先生から「この活動を通して、自分にできることを考えるきっかけになるといいと思います」とお話がありました。この期間だけ活動をするのではなく、日常的にこれらの活動ができれば、とっても素敵な学校になると思いました。
 それから、「子どもの詩」の表彰がありました。今回は3年生と4年生が表彰されました。賞状をもらった3年生は、自分の座る場所に戻った後もニコニコしてとても嬉しそうな表情でした。
 
        【とってもすてきな詩が書けていましたね】
 
 今日は、朝の時間には雨がザーザー降っていて、体育館での子どもたちの声は少し聞こえにくかったです。最後に教務主任に先生から「相手に伝わらない声は失礼にあたります。相手意識をもって、大きな声で発表しましょう!」と元気よく指導されました。晴れた日なら聞こえる声でも、雨の日には聞こえないこともあります。その時々に合わせて声の大きさを変える工夫をしていけるようになるといいと思います。

ウッジョブ諸塚 チームワークも備えて

 今日は3~4校時にわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。まず始めに校長先生が、何のために今の学習を行っているのかという確認をされました。今、子どもたちは色々な製品づくりをしたり、リーフレットやポスター、絵本の作成を行っています。それらを「完成させること」が目的なのではなく、「林業のことを発信し、林業に貢献すること」が目的であり、その過程で苦労したことや困ったこと、工夫したことを大切にしていくださいとお話がありました。そして、どのように課題をクリアしていったかということも振り返っていけるとよいとお話されました。また、C学習発表会のリハーサルでも指導をしていただいたチームプレイについても子どもたちに指導されました。自分のことだけではなく、周りの友達の作業を手伝ったり協力したりすることの大切さを子どもたちも再確認したと思います。
 
 
 
                  【初心に返りました】
 
 
 今日のめあては「今日の課題は何かを考え、解決方法、今後の見通しをもって活動に取り組もう」です。めあてを頭に入れ、それぞれのグループに分かれて作業を始めました。
 リーフレット作りをしている子どもたちは、リーフレットのレイアウトや内容を考えていました。「村の文化祭で掲示してあった産直住宅の資料が欲しいとよね~。役場にあるかなぁ。」
等と2人で話しながら取り組んでいました。
 
【相手に思いを伝えるために最良の資料が欲しい】
 
 製品づくりのグループは、木の定規にデザインを書いていたり、シーソーにプリントする神楽の絵を書いていたりしました。オンリーワンの作品を作るために真剣でした。
 
【ペンが滲まないか試し書きをしてデザイン中】【神楽の写真を見ながらデザイン中】
 
 絵本を作成する児童には、今日は強力な助っ人が登場しました。それは、林業やりがいポスターを制作中の6年生の女子児童です。12月12日必着で絵本のデータを、大分県の会社にお送りすることになっています。そのため、下書きを絵本担当の児童が書き、色ぬりを絵本担当の児童はもちろん、他の5・6年生や職員で一緒に取り組むことになりました。今日は、下書きをした絵本の文字をなぞってもらったり、色ぬりをしてもらったりして、ずいぶんとはかどりました。
 
【絵本のプランを説明します。これからは司令塔の役割も担います】
 
 あっという間に2時間が終わり、ふりかえりの時間になりました。リーフレット作りの子どもは、「インパクトのある題名を考えたい」、「見る人を惹きつける内容を考えたい」と発表していました。また、シーソーを作っている児童は「木にねじが刺さらず難しかった。けがをしそうになったので、校長先生に教えていただいた方法で次回は安全にやりたい」と発表していました。絵本作りの児童は「この3連休で下書きを完成させたい」とやる気満々でした。
 
 
 制作の時間が長くなると、それを完成させることばかりが頭にあるかもしれませんが、常に何のために作るのか、これを見て、使って、相手がどのように思うのか等考えながら取り組むと、自分たちの思いが真っすぐに表れたものができると思います。
 ウッジョブ諸塚、これからも林業発展・貢献のために邁進します!
 

「みらい みやざき まなび隊」の取材

 昨日、mrtの「みらい みやざき まなび隊」の取材が本校で行われました。荒谷小に来られた理由は、今年度本校が指定を受けた「校内研修活性化モデルプログラム開発事業」の取組の取材のためでした。校内研修は、通常であればその学校の職員だけで行うことが多いのですが、この事業は宮崎大学の先生方や研修センターの先生方と一緒に校内研修に取り組み、より一層充実した研修を実施できるようにするための開発事業です。
 
 朝早くから取材に来られたmrtの方々、休み時間には子どもたちにインタビューをしたり、給食時間には一緒に給食を食べたりしました。大学の先生や研修センターの先生方も一緒に給食を食べ、とっても賑やかな給食時間になりました。子どもたちは「私の宮日に載った作文がろうかに貼られています」とか「昼休みは野球をします。あまりサッカーはしません」など、日頃の学校生活の様子を嬉しそうにお客様に話していました。
 
   【たくさんの人に囲まれての取材はドキドキしたようでした】
 
【いつものおいしい給食が、今日は2倍も3倍もおいしく感じられました】
 
 5校時には5・6年生で研究授業が行われました。教科は国語で、5年生は「森林のおくりもの」6年生は「未来に生かす自然のエネルギー」という単元でした。5年生のめあては「資料の要旨を読み取ろう」、6年生のめあては「資料の要旨を読み取り自分の意見をまとめよう」でした。この研究授業には宮崎大学の先生が2名、研修センターの先生2名、取材の方3名と本校職員が参加し、5年生はやや緊張した面持ちでした。6年生は緊張感はあるものの自分の意見をいつものように発表したり話したりすることができていました。テレビカメラもあって、いつもの研究授業とはまた違う雰囲気でしたが、授業に一生懸命取り組む姿勢はいつもと変わりない5・6年生でした。
 5・6年生の担任の先生は、この日のために校長先生、教頭先生、研究主任の先生と何度も何度も話し合い、それを全体で話し合い、試行錯誤しながら授業の中身を考えていきました。その甲斐あって、この研究授業では子どもたちのハテナの部分を的確に捉え、思考が停滞しないように適宜助言をされ、新たな問いを見つけることができるよう支援していました。
 
           【2学年とも、要旨についての学習でした】
 
 
 
【子どもたちのつまづきをホワイトボードにメモし、その後、助言をして軌道修正します】
 
【結論を書くのが難しいなぁと悩みました】
 
 授業が終わって子どもたちが下校した後に、5・6年生教室で職員研修が行われました。先ほどの授業を見て、子どもたちの姿から成果や課題、解決策などを出し合いました。ここで出していただく、宮崎大学の先生方や研修センターの先生方の意見がとても貴重で、学校の職員だけでは考えつきもしないような発想や指導方法を提案してくださいます。それら1つひとつの言葉が授業を改善するヒントになり、子どもたちに還元することができています。ありがとうございます。
 
 昨日はお忙しい中、荒谷小にお越しくださりありがとうございました。子どもたちは、取材をされるという貴重な体験をさせていただきましたし、研究授業・事後研によって授業改善のための方策を学ぶことができました。本当にありがとうございました。
 
             【事後研は授業形式で行われました】
 
    【子どもたちも職員もたくさんの笑顔がみられた日でした】
 
 

保育所生も参加 長距離走大会練習

 今日の業間、運動場で長距離走大会の練習を行いました。
 まずはじめに、運動会で踊ったダンスで準備運動をします。毎回、このダンスを準備運動として取り入れているので、子どもたちがどんどん上手になっているとダンス担当の先生が話していました。
 
   【楽しそうに踊ります】        【校長先生も校長室でダンス】
 
【パイナップルカラーの体育主任の先生もダンス】【保育所生ものりのりでダンス】
 
 準備運動で身体が温まったら、いよいよ運動場を走ります。保育所生はトラックの内側を走り、小学生はトラックを元気に走りました。(5分間)
 
     【レッツゴー!!】            【まだまだ平気】
 
  【あとちょっと、がんばれ~】   【校長先生も応援に出て来てくださいました】
 
 今日は風がなく、外に出ると太陽の光が暖かく気持ちのよい日でした。練習の後、校長先生が「何周走った?」と子どもたちに尋ねると「6周です」とか「7周です」と答えていました。2年生の児童も「4年生について行ったら6周も走りました」と満足げな表情でした。長距離走大会まで1カ月を切りました。この練習を積み重ねて、本番では自分の力が最大限に発揮できるよう努力していきましょう。

C学習発表会

 今日は、諸塚中学校でC学習発表会が行われました。この日に向けて、子どもたちはずっと前から準備や練習をしていました。
 今朝は7時30分に学校を出発するためいつもより早く登校してきた子どもたち、出発式では校長先生から「今日のC学習発表会、頑張ってください。この発表会で学んだことを、2月にある学習発表会に生かしてください」とお話がありました。
 
【昨日も納得がいくまで練習をしたようでした】
 
 諸塚中学校に着くと、中学生が大きな声で「おはようございます!!」とあいさつをしてくれました。その声に負けないように、子どもたちも元気な声であいさつをしていました。控室に着くと、3・4年生の担任の先生から「あいさつは人と人との間で生きていると意識できるものです。今日のめあてはあいさつです。あいさつができればしっかりと発表ができます」とお話がありました。
  【あいさつ、とても大切ですね】
 
 C学習発表会が始まるまで約1時間あったので、5・6年生は体育館でリハーサル、3・4年生は学習室でリハーサルをしました。リハーサルが終わるとみんなで円陣を組んで、発表の成功を祈り、声を掛け合いました。
 
【頼もしい応援団1・2年生も一緒です】
 
 そして、いよいよC学習発表会が始まりました。出入り口には素敵な装飾がしてありました。これは中学生が昨日の前日準備の時間に作ってくれたそうです。この秋の雰囲気満載の通りを抜けると、5・6年生の発表の舞台です。
 
      【秋らしい飾りでした】
 
今回は開会行事、閉会行事を通して、荒谷小の6年生児童が進行をします。この児童は、終始はきはきとした声で堂々とした進行をしていました。とても立派な姿でした。
 
  【落ち着いた進行をしました】
 
 開会行事では七ツ山小学校の校長先生からごあいさつをいただきました。その中でC学習の「C」の意味についてお話がありました。C学習の「C」は「community:地域」という意味です。諸塚村は、地域の中で人と人が助け合ったり、支え合ったり、協力し合ったりしていて、深い人と人とのつながり=絆があるとお話されました。その地域の中の諸塚小、七ツ山小、荒谷小、諸塚中を「C」で表しているそうです。
 
【C学習発表会の「C」、分かりやすく教えてくださいました】
 
 次に、副村長さんからごあいさつをいただきました。お話の内容は「森林と水について」でした。山は緑のダムと呼ばれており、雨を山の中に溜め、しみ出した水は沢となり川となり流れていくとお話されました。上流にある諸塚村の川は、日向市までつながり海に流れていきます。諸塚村の川が汚れないようにし、下流にある日向市にきれいな水を流そうという取組の1つに汚水処理施設の普及の推進をされてきたそうです。施設の整備だけではなく、きれいな水を生み出す森林を大切にすることを一人ひとりが考えることの必要性もお話しくださいました。また、子どもたちには将来諸塚に帰ってきて、諸塚村を継承していって欲しいとも話されていました。
 
【諸塚を大切に思うお気持ちが伝わってきましたね】
 
 開会行事が終わると、次は3・4年生の発表です。3・4年生は音楽室や美術室、視聴覚室、学習室でそれぞれ学校毎に発表を行いました。
 荒谷小は学習室の前と後ろを使って、3年生・4年生同時に発表をしました。3年生はプロセッサーづくりを通して学んだこと、4年生は苗木袋について学び、学びながら変容してきた気持ちを発表しました。
 
【プロセッサーへの熱意を発表しました】【6年生が、機械を動かす補助をしてくれました】
 
       【4年生も実際の苗木袋を見せながら元気に発表しました】
 
 
 その他の学校も工夫を凝らした発表ばかりで、じっくりと見たいなぁと思う内容でした。
 3・4年生の発表が終わると全員体育館に集まり、郷土芸能の発表の時間です。諸塚中の生徒による「チョイガマカ」と「七ツ山臼太鼓」を披露してくれました。披露してくれた生徒たちは、総合的な学習の時間で3つのコースに分かれ、その1つの伝統芸能を選んだ生徒たちだということでした。その中で小原井出身の生徒が多かったので、七ツ山臼太鼓を披露したと話していました。
 
【息の合った鐘、迫力ある太鼓の音、軽やかな動き、どれも素敵でした】
 
 次に、5・6年生児童の発表です。荒谷小はトップバッターでした。これまで学習してきたウッジョブ諸塚での内容をスライドを用いて発表しました。林業の現状、それに対する対策(自分たちが貢献できること)を実物のものを見せながら発表しました。この6分間の発表にそれまでの子どもたちの苦労やがんばりを思い返しました。これからもこの学習は続いていきます。今回はその学習の途中経過を発表しています。これから子どもたちはゴールに向けてますますやる気を出していくと思います。2月の学習発表会ではそれぞれ完成したものや、ウッジョブ諸塚を通して学んだことが発表できると思います。
 
【ゆっくりと大きな声で発表できました】
 
 中学生も自然環境や福祉についての発表をしました。自然環境のグループでは「ロールしいたケーキ」というロールケーキを開発したそうです。これはしいたけの粉末としいたけをみじん切りにしたものを生地に混ぜてロールケーキにしたそうです。試食をした教育長先生も北部教育事務所の先生も「おいしい」とお誉めの言葉をくださっていました。
 
 閉会行事では、諸塚中の生徒会長からのあいさつがありました。「このC学習発表会をとおして、疑問に思ったことや興味をもったことを調べるともっと諸塚が好きになるのではないかと思います。今日無事に発表できたのも、協力してくださった地域の方々や先生方の支えのおかげです。これらの方々に恩返しするためにできることは、私たちが日々を楽しみ、諸塚に住んでいることを誇りに思い、あいさつで諸塚を元気にするということです」と話していました。子どもたちが楽しく学校に通い、意欲的に学習に取り組み、諸塚が好きだと思ってくれる、そして「あいさつ日本一」を掲げる村内の小・中学校に元気なあいさつが響き渡るだけで、周りにいる大人たちは自然と笑顔になります。それを子どもたちもしっかり理解しているのだと感心しました。
 
【荒谷小出身の生徒会長、みんなのお手本になりますね】
 
 最後に北部教育事務所の先生から講評をいただきました。
 3・4年生の発表では現物を見せながらの発表、寸劇・クイズ・解説を織り混ぜた発表、紙芝居やニュース形式の発表、3校それぞれの発表形式を誉めてくださいました。そして「はきはきと堂々とした発表ができていたのは、それまでの勉強が自信になっている証です」ともおっしゃってくださいました。
 5・6年生の発表では、「何に視点をおいて発表をしているか」ということをみてくださったそうです。林業の移り変わりと課題、それに対して自分たちにできることや、何気なくみていた黒岳の素晴らしさ、どんぐり材に着目したところやふるさとの歌を作ったところ、学習を通して自分たちに何ができるかを考え行動にうつしたところ等3校の取組を分かりやすく誉めてくださいました。子どもたちも、自分たちが学習していることは素晴らしいことなのだと実感したと思います。
 中学生の発表は「態度」をみられていたそうです。中学生の落ち着き、真剣さ、礼儀正しさを発表を通して感じられたとお話されていました。また、先ほどのロールしいたケーキについても「素朴な味で、ほどよい甘さもあってまた食べてみたいです」と話されていました。
 諸塚村は村づくりもモデルとも呼ばれている村だそうです。なぜ、そのように呼ばれているのか。それは①豊かな自然②自然を生かした暮らし③人と人との絆があるからとのことでした。実体験から、ふるさとを離れて初めてふるさとの有難さが分かると話され、15の春を迎える中学3年生にもエールを送られていました。
【1つひとつのお言葉が嬉しかったですね】
 
 今回、これまでに学習してきた内容を発表という形でまとめた子どもたち。また1つ経験を積んで大きくなったことと思います。これからもこれらの学習は続きますので、今学習している内容をさらに深めて、林業についてもっともっと理解していけるといいですね。そして、林業で諸塚を元気にするという一役を担えるといいと思います。

冬支度

 今日は冬の訪れを感じさせるような冷たい風が吹いていました。日が当たるところはポカポカして暖かいのですが、外に出るととっても寒く身体が震えそうでした。
 寒さの厳しい冬に備えて、今日は荒谷小でも冬支度をしました。清掃時間に、体育館に片付けておいたストーブや囲いを出して各教室に運びました。
 
【ストーブが点く日はいつになるのかな】
 
  広い教室に数人しかいないので、ストーブが無いととても寒い教室です。火が点いていないストーブでも、置いているだけで少し暖かさを感じるのは不思議です。

また一歩前進 ウッジョブ諸塚

 今日の朝、地元の林業会社の社員の方が、わざわざ学校にお越しくださいました。その方は、子どもたちがウッジョブ諸塚で進めている活動に必要な木材を持って来てくださいました。
 その木材とは、諸塚産材で定規を作ろうと考えている児童に、三角定規の形に加工してくださった木や、松葉づえに装飾できそうな小物も木で作ってくださっていたものでした。また、木の絵本を作る児童のために、表紙として使えるホオノキを2枚、準備してくださっていました。
 
【これは絵本の表紙になる木です】
 
 これらを校長先生が5年生児童に手渡すと、突然のプレゼントに子どもたちはびっくりしていました。
 
      【思いもよらなかった今日のプレゼント、嬉しいね】
 
 おかげ様で、子どもたちの活動が目に見えるものとしてまた一歩前進しました。地元の林業会社の方々には、多くの時間や労力を子どもたちのために使ってくださり、本当にありがとうございます。これからも、子どもたちの活動を見守っていただけると大変有難いです。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ALTの先生と授業

 今日の3校時、3・4年生は体育館で英語活動を行いました。今日は、カードを用いて、公園(park)や動物園(zoo)、駅(station)や学校(school)、博物館(museum)、バス停(bus stop)、警察署(police station)、病院(hospital)を英語で発音した後、ゲットゲームをしました。これは、子どもたちが「What's this?」と声を揃えて尋ねると、ALTの先生が先ほど学習した場所を英語で言います。子どもたちはそれを聞きとり、ALTの先生が言った場所を走って探しにいきます。これがゲットゲームです。
 
【クリス先生との英語活動楽しみにしていました】【ゲットゲーム、カードを見ないように後ろを向きます】
 
【「museum」はどこにあるでしょう?】
 
 正しい発音に触れ、楽しみながら英語に親しんでいる子どもたち、これからも英語が分かる楽しさや、英語でコミュニケーションが図れる喜びなどを感じていって欲しいです。

干し柿づくり

 今年の冬、1・2年生は干し柿づくりをするそうです。先日、その干し柿づくりのために、2年生の保護者の方がご自宅からたくさんの渋柿を持ってきてくださいました。そして、今日の3・4時間目にその柿の皮をむきました。始めは包丁を使ってむこうとしましたが、ピーラーの方が簡単に皮がむけると考え、ピーラーを使いました。たくさんの渋柿を約2時間かけてきれいにむきました。1・2年生の担任の先生が「○○先生は干し柿10個くらい欲しいらしいよ~!」と言うと、「いいですよ~」と優しい言葉が返ってきました。その後「でもそれってすごい食欲ですね」と本音をポロリと言っていました。
 
 柿の皮をむいたら、それらをお湯にさっと入れて干し柿の下準備ができました。
  
【楽しい~!!と言いながらみんなで皮むき】【この黄色いカゴにたくさんの柿が入っていました】
 
 清掃の後、渋柿の枝をひもで結んで吊るす準備ができました。そして、下校指導の時間には1・2年生教室の前には、干し柿が吊るされていました。オレンジ色の柿に紫色のひもを見て、2年生の女子は「ハロウィンの色みたい」と話していたそうです。虫よけにネットをはり、鳥よけにCDを吊り下げていました。寒風にさらされた1・2年生の干し柿、おいしくおいしくおいしくなあれ!
 
        【できた!】             【落ちないようにしっかり結んでね】
 
 【全部で40個くらいはあるそうです】       【冬の風物詩になるかも】

2年生のどうぶつクイズ

 2年生はこれまで、国語で「ビーバーの大工事」を学習していました。今日はその最後の時間です。今日は「どうぶつひみつクイズを考えよう」というめあてでした。2年生2人は、キタキツネとムササビ、キツツキのことを調べて、クイズをそれぞれ5問作っていました。子どもたちが自分の好きな動物を選び、その動物に関する本を図書室で選んでクイズを作成したそうです。そのどうぶつクイズを1時間目に1年生に出しました。
 
【どうぶつのこと、たくさん調べましたね】
 
 まずはキタキツネについてのクイズです。第1問は、「キタキツネのメスの親が巣にいるのは何分でしょう?」という問題です。この問題はすぐに正解がでました。正解は「10分」だそうです。
 
 【2年生も回答者に加わりました】
 
 第2問は、「メスのキタキツネの親が巣にいる間、コギツネは何をしているでしょうか?」でした。「エサを探しにいく」、「逃げるための練習をする」、「泳ぐ練習をする」などと答えが出ましたが、どれも不正解でした。そこで出題者の児童がヒントを出してくれました。ヒントは「外ですること」だそうです。そこでピンとひらめいた2年生の女子は「一輪車!!」と自信満々に答えました。なるほど、荒谷小の子どもたちは毎日のように外で一輪車に乗って遊んでいますね。しかし、キタキツネは一輪車では遊ばないようです。この問題は、1年生が「友達と遊ぶ」と言って正解しました。キタキツネの子どもにとっても遊ぶことは大切なことなのですね。
 
 第3問は「メスのキタキツネは○匹~○匹の赤ちゃんをうみます。さて、何匹~何匹でしょう?」という問題でした。「2~4匹」、「3~4匹」、「3~3匹」などと答えが出ましたが、なかなか難しいこの問題。3匹というのは正解しているようです。そこで、ヒントが出されました。ヒントは「休み時間の2分前です」というものでした。?が頭に浮かびましたが、子どもたちはそのヒントを聞いて「はい!」と勢いよく挙手していました。そして、「3匹~8匹です」と答えて正解をしていました。
【休み時間は10分だから、10-2=8ということですね】
 
 第4問は「キタキツネは傷口をなめる時に目をどうするでしょう」でした。この問題、1年生が「閉じる」と答えて正解しました。傷口をなめる時のキタキツネの様子をすぐに想像できたようでした。
 
 キタキツネについての最後の問題、第5問は「渡り鳥が飛ぶ時、キタキツネはどうする?」でした。この問題には「捕まえる」、「巣に戻る」、「キツネがジャンプして渡り鳥を食べる」という答えが出ました。残念ながらこれらは不正解でした。そこで、またまたヒントをもらいました。「みんなが空を見上げる時と同じです」というヒント、これで「空を見上げる」という正解が出ました。
 
【クイズに大盛り上がりの解答者たちでした】
 
 次に2年生の女子児童がクイズを出しました。この児童はキツツキとムササビについてのクイズを考えてきていました。
 第1問は「キツツキは秋になるまでは昆虫を食べていますが、秋になると他のものを食べます。それは何でしょう」という問題でした。「木の実」、「木のみつ」、「果物」等と答えがでました。惜しい答えもあるそうですが、正解がでていません。そこでヒントが出されました。「秋になるとたくさんなります」というヒント。このヒントから「ぎんなん!!」と答えていた1年生。荒谷小には大きなイチョウの木があり、秋になると銀杏がたくさん落ちてきます。それを思い出して答えたようです。その他にも「どんぐり」、「みかん」と秋によくみられる木の実や食べ物が出てきました。ところが、なかなか正解がでません。この問題は時間切れになり、正解を教えてもらいました。正解は「熟した木の実」だそうです。「熟した」というところがポイントだったのですね。
 
  【誰も正解者が出なかった時はみんなで本を見て正解を確認しました】 
 
 第2問は「キツツキの巣は完成するまでにどれくらいかかるでしょう?」でした。この問題は1年生が「1ヶ月」と正解を答えて、周りの子どもたちがびっくりしていました。
 
 第3問は「キツツキがヒナに与えるえさは1日何回でしょう」というものです。この問題は①10回②20回③30回の3択でした。子どもたちは①と②に手を挙げ、職員は③に手を挙げていました。正解は③の30回だそうです。1日に何回もエサを探しに行って、ヒナを育てようとするキツツキ、その一生懸命さは人間と同じなのですね。
 
    【元気に「はい!!」】
 
 キツツキについての第4問は「キツツキはエサの昆虫をどのように探すでしょう」という問題でした。これは2択でした。出題者によると3つ目の答えを考えるのが難しかったから2択にしたそうです。この問題は①木に穴を開けて取り出す②空でキャッチするという2つの答えから選びました。これも解答が分かれて、半分半分でした。正解は①の木に穴を開けて取り出すだそうです。
 
 そして、次はムササビの問題です。「ムササビ?」とキョトンとする子どもたちに、2年生の児童は「むかばきでいたよね」と話して、ムササビの写真も見せていました。さて、その問題は「ムササビは、冬が来ると森に残っているある食べ物を食べます。その食べ物は何でしょう」でした。「虫」、「柿」と答えましたが、これらはではないようです。そこでヒントを出してくれました。ヒントは「1月~2月に学校に咲きます」というものでした。学校に咲くという部分から「桜」と答える子どももいましたが、なかなか正解がでません。そして更にヒントを出してもらいました。はじめの言葉は「つ」だそうです。頭の中で「つぼみ?つつじではないなぁ」などと考えていると、「つばき!!」と子どもたちの中から正解が出ました。ムササビは冬の間、椿を食べるなんて初めて知りました。
 
 とっても盛り上がった今回のどうぶつクイズ、1年生の児童が感想を発表しました。「ムササビやキタキツネ、キツツキのことがよく分かりました、「知らなかったことをクイズで知って、動物の勉強になりました」と発表していました。今回子どもたちが選んだ動物は、イヌやネコのように身近にいる動物ではなく、「名前は聞いたことがある」、「見たことがある」というくらいの動物でした。だからこそ、その動物たちの新たな発見がたくさんありましたし、前より身近に感じることができました。2年生が調べた動物たちの本を読んでみたいなぁとも思いました。
     【楽しみながら多くのことを学べました。ありがとうございました】
 
 教頭先生との国語の学習を楽しみにしている2年生、いつも元気に意欲的に学習に励んでいることが分かりました。残り約4カ月、2年生の勉強を楽しんでくださいね。

木の絵本になる木材をいただきました

 ウッジョブ諸塚で諸塚の林業発展のために貢献できることを考え、実際に活動している子どもたちの中で、地球温暖化をテーマに木で作った絵本を作成しようとしている子がいます。現段階では、ストーリーが完成し、絵本の下書きに入っています。絵本の表紙もページも全て諸塚産材で作るため木が必要です。その木を地元の林業の会社の方が、昨日わざわざ学校に持って来てくださいました。その木とは厚さ36mm×幅140mm×2mを4本です。
【早速準備してくださった木材、ありがとうございます】
 
 この児童は、この木材がA4の木の紙20枚になることに驚いていた様子でしたし、木に顔を近づけて「いい香り~」と嬉しそうでした。
 
 今回、地元の林業の会社の方々のご協力を賜り、子どもの考えている林業を発展させるための活動がまた1つ前に進むことができました。この木材を学校に届けてくださるまでの過程をひとつひとつふりかえり、多くの方々の支えのおかげで現在の恵まれた状況にあることを再確認していきたいと思います。当たり前ではなく、感謝すべきこと、感謝すべき人が周りにたくさんあったり、いらっしゃったりすることを常に頭に入れて、これからも活動を進めていきたいと思います。
 
 地元の林業会社の方々、お忙しい中、子どもたちのために木材の準備をしてくださり本当にありがとうございました。
 
  【う~ん、いい香り】
 

C学習発表会リハーサル

 11月18日(火)にC学習発表会があります。それの発表に向けて、今日の3校時リハーサルが行われました。
 まず、3・4年生の発表から始まりました。3・4年生は「ウッジョブ諸塚~もっと林業~」というテーマで学習を進めています。3・4年生は1学期の森林体験学習を通して、調べたいものを決めています。3年生はプロセッサー、4年生は苗木袋についてです。
 3年生は、プロセッサーを実際に作る過程の発表をしました。段ボールを使ってプロセッサーを作っていたのですが、どうしてもうまくいかない部分がありました。そこを林業に携わっている本校の保護者の方に学校に来ていただき、アドバイスをもらいながら制作したことや、この学習を通して学んだことを3つにまとめて発表していました。
 
【写真や実際制作しているものを準備して発表しました】
 
 この発表を聞いて、校長先生から
 
 ① 発表が始まってすぐに詳しい内容を話していたので、始めに「○○について話します」と  
  テーマを伝えるとよい
 
 ② 写真を紙芝居風に使ってみると、自信をもって発表できると思う。
 
 ③ 作ったプロセッサーを実際に動かして見せると効果的である
 
 という発表をする際の工夫をご指導いただきました。
 
 
【3つの工夫、今度の発表に生かしていきましょうね】
 
 次に4年生の発表です。4年生は2名います。2人とも、林業で使う苗木袋について学習を進めています。今回、1つの発表内容をそれぞれ表現方法を変えて発表しました。学習を進めていく中で苗木袋の工夫を調べたいという気持ちから、ある気持ちに変化していったそうです。それは、林業に携わっていらっしゃる方々への思いにもつながります。発表を聞いている人たちにより分かりやすい内容となるよう、実際の動きを取り入れたり、身ぶり手ぶりを大きくしたりする工夫を考えているようでした。
 
         【4年生の発表:今日は少し緊張気味だったかな】
 
 発表後、教頭先生から「実際に苗木袋を背負ったことはある?」と質問がありました。4年生は苗木袋を見たことはありますが、背負ったことはありませんでした。「苗木袋を背負ってみると、林業に携わっている方の苦労や工夫がもっと分かると思います」とアドバイスをいただきました。
 また、校長先生からは「声の大きさがとても良かった」とほめていただきました。「せっかくいい発表をしても、声が小さくて聞いている人に届かなければもったいない」と話され、相手意識をもつ大切さをご指導いただきました。そして、発表を聞いている他の学年の姿勢についても大切なことを教えていただきました。発表を聞いている子どもたちは、ただ聞くのではなく応援する気持ちをもって聞いて欲しいとのことでした。応援とは具体的に①発表をしている時にうなづく②質問や感想を積極的に発表するということです。1人でも、このような人がいると、発表をする時に勇気をもらえるし、嬉しい気持ちになります。発表を聞いている人も、一緒に発表をしているというような気持ちで臨んで欲しいと思います。
 
 最後は5・6年生の発表でした。5・6年生は諸塚の林業を発展させるために自分たちが貢献できることを考えて、活動を進めています。その内容(思い)と途中経過を報告しました。
 
【スライドを用いて、すっきりとした分かりやすい発表でした】
 
 この発表を見た1~4年生はたくさんの感想を発表しました。これが見ている人の応援ですね。最後に校長先生から、これらの発表をどのようにチームプレーで作り上げるかという課題を示してくださいました。C学習発表会では、助け合ったり、協力し合ったり、積極的に意見や感想を発表したりする荒谷小の子どもたちのよさを、発表者以外の児童も発揮できるといいなと思います。

第2回 P1グランプリ開催!

 今日、朝の時間に表現集会が行われました。今日は、第2回のP1グランプリです。第1回は5・6年生が撮った写真のP1グランプリでしたので、今回は1~4年生が撮った写真のP1グランプリです。めあては「フォトコンテストでP1グランプリを決定しよう」でした。
 
 1~4年生は「自分の写真を選んでくれるかな?」、「他の学年のお友達の写真はどんな写真かな?」などと考えていたのでしょうか、ドキドキしているような表情を浮かべる子やニコニコしている子もいました。早速1~4年生が撮った写真を見せてもらいました。共通していることは、荒谷小周辺で撮ったということですが、神秘的な写真、ほのぼのとした写真、生命力を感じる写真など、様々な表情の写真がありました。
 
 そして、自分の好きな写真を1枚決めて、その写真の下に投票カードを貼りました。
 
     【どれもステキだね】
 
 全校児童・全職員が投票カードを貼り終え、いよいよ結果発表です。「じゃじゃーん」と言って5・6年担任の先生が黒板を返すと、「おお~」という声が上がりました。
 
  【結果発表直前・・・どきどき】
 
 一番多く票が入ったのは、3年生の男子が撮った写真でした。その児童は、みんなの前に出て、写真の説明をしました。「写真を撮る時には、虫の目で撮りました。工夫したところは、背景に石の山が写るようにしたところです」と発表していました。その後、その他の児童から、この写真についての質問が出てきました。「どうやってこの写真を撮ったのですか」という質問には「石の上にカメラを置いてとりました」と答え、「場所はどこですか?」という質問には「学校にある大きな池の所です」と答えていました。
 
【8人の人が「この写真がすき」と言ってくれました】
 
 そして、今回はこの写真を選んだ人からも選んだ理由を聞きました。すると「固いもの(石)から草が生えているところがすごいと思ったから」や「冬の季節を感じたから」、「虫の目で撮ったと話していたが、虫の目でも見えるし鳥の目でも見えるような写真だから」などの意見がでてきました。一瞬で目を引くこの写真、子どもの感性はすごいなぁと思いました。
 
 その他にも「すきとおる葉っぱ」や「荒谷のたからもの」、「荒谷の山とのんびりしている1・2年生」、「荒谷のきれいな水」、「虫たちの遊具」というテーマがつけられた写真があり、どれも荒谷の自然の豊かさ、子どもたちの雰囲気を表現しているいい写真でした。
 
【写真を選んだ根拠も明確で分かりやすかったです】
 
 
 
 

長距離走練習 初日

 12月12日(金)に行われる、長距離走大会に向けての練習が始まりました。今年度も、週に2回、業間の時間を使って5分間運動場を走ります。
 軽快な音楽に合わせて、子どもたちは軽やかに走っていました。途中、お腹を押さえる子どもや、表情が険しくなる子どももいましたが、全員5分間走り切りました。走り終えた後の子どもたちはとてもすがすがし表情をしていました。子どもたちに交じって先生方も一緒に走り、爽快感を味わわれていたようでした。
 
              【一定のペースで走ることが目標】
 
【教頭先生が練習に参加した直後、ピピーっと終了の笛がなりました】
 
 これから長距離走大会まで、コツコツと練習をしていきましょう。

ウッジョブ諸塚 ゲストティチャーが荒谷小に!

 今日の2~4校時、5・6年生はわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。今週の水曜日に各グループに分かれて、色々な場所に訪問をさせていただきました。今日は、その訪問の時に学んだことを生かして、ポスターを作ったり、リーフレットの原案を作ったりしていました。
 
 【ポスター作り、がんばります】     【2人で意見を戦わせながらリーフレット作り】
 
 【絵本の下書き、アイディアを出しながら制作中】
 
 木で製品を作る5年生3人のためには、、心強いゲストティーチャーがお2人も来てくださっていました。お1人は地元の林業の会社の方で、木工のプロフェッショナルの方でした。もうお1人は、デザインについて教えてくださる方でした。5年生は、木でシーソーを作ろうと考えていたり、松葉杖やアクセサリーを作ろうと考えたりしていました。今日は、それらの製品を作るお手伝いをしてくださいました。
 
  【インパクトで釘を打ち込みます】        【こちらはシーソー作り】
 
 【アクセサリーづくり。こんなにたくさんの装飾品を持って来てくださいました】
 
 プロの方々に直接助言や指導をいただきながら、5年生の3人は順調に作業を進めていっているようでした。
 
 2学期から本格的に進んでいるわくわく学習(ウッジョブ諸塚)ですが、これまでの学習から自分のやりたいことを見出し、自分の考えた企画を形にしてそれが林業の発展につながるよう工夫していく子どもたち。思いが形になることの喜びを感じ、楽しく制作をしています。
 
【アクセサリー、見せて~と後ろから2年生がやってきました】
 
 給食も一緒に食べていただきました。今日は、秋の香りスパゲティがメインのおかずでした。このスパゲティには、1・2年生が育てたしいたけが入っていました。とってもおいしかったです。
 
      【お世話になったプロの方々と一緒にいただきます】
 
                    【全員でパチリ】
 
 
 
【今日は牛乳、ミニチーズパン、秋の香りスパゲティ、かみかみサラダでした】
 
 午後からは、地元の林業会社にお勤めの保護者の方が、3年生のために来校してくださいました。3年生もわくわく学習(諸塚ウッジョブ~もっと林業~)で自分の興味のあるものを制作しています。それが、森林体験学習で実際に見たプロセッサーでした。それを段ボールで制作しているのですが、どうしてもうまくいかないところがあり、それを解決するためにわざわざ来てくださいました。今日は、プロセッサーの先の部分を重点的に作ったようでした。課題だった部位の作り方についてはヒントを与えてくださったようで、次の時間以降、3年生がそのヒントをもとに制作に取り掛かるのだと思います。
 
           【「けっこうリアルだねー」と誉められていました】
 
 子どもたちのためにわざわざ学校にまで足を運んでくださったプロの方々のおかげで、子どもたちの制作意欲はかき立てられたようです。
 お忙しい中、お越しください本当にありがとうございました。

保育士さんの読み聞かせ

 今日は、朝の時間に読み聞かせが行われました。読み聞かせをしてくださる方は、保育士さんである地域の方でした。
 まずはじめに、保育所で使用しているおもちゃを見せてくださいました。表には赤い風船が書いてあり、裏には他の絵が書いてあるそうです。その絵をくるくる回すと、何かが見えてきます。その絵を当ててみました。赤い風船をくるくる回すと、そこに出てきたのは・・・「りんご」でした。
 

     【 くるくる  くるくる 】           【何がでてくるかなぁ】
 
 「この色からいろんなことが広がるでしょう。何が出てくるのか考えてみてね」と声をかけられて他の色もくるくる回してみせてくださいました。青い風船の絵をくるくる回すと車が出てきて、緑の風船の絵をくるくる回すとカエルが出てきました。黄色い風船はバナナ、紫の風船はぶどうがでてきました。「こういう遊びを通して、赤ちゃんでも言葉を覚えていくんだよ」と話されていました。
 
 次に、「どうぶつたちの とびだす やさいばたけ」という絵本を紹介してくださいました。この絵本をしかけがあり、ページをめくるたびに色々な野菜が飛び出してくる絵本でした。立体的な絵本に、子どもたちは食い入るようにみていました。
 
 そして、いよいよ読み聞かせです。1冊目は「すっぽんぽーん」という絵本でした。野菜たちが自分の皮を脱いだり、へたをとったりして、すっぽんっぽんになります。とうもろこしやとまとなどがすっぽんぽんになりますが、たまねぎもすっぽんぽんになろうとします。その時、「たまねぎさん、どうなると思う?」と尋ねられ、子どもたfちは「なくなるー」、「白くなるー」と予想をしていました。さてさてたまねぎがすっぽんぽんになるとどうなったのでしょうか。
 
               【笑い声いっぱいでした】
 
 次に「どこいったん」という絵本を読んでいただきました。「ぼくの ぼうし どこいったん?」と言って、帽子を探して歩くお話でした。赤くてとんがっている帽子、いったいどこにあったのでしょう。
 
   【誰かがかぶっていた?】
 
 最後に、「まさか さかさま」という絵本を読んでいただきました。絵本に出てくる絵は、1枚の絵なのですが、真っすぐ見ても見られるし、逆さまにすると違う絵として見ることができる不思議な絵でした。じっくり読んでみたい絵本だなぁと思いました。
 
 今回読み聞かせをしていただく前に、保育士さんはハンカチを少しの水で濡らして持っていかれました。その理由は、絵本のページをめくる時に、そのハンカチで指を湿らせておくと、ページをスムーズにめくることができるからだそうです。なるほど、ページをめくることに手間どって、絵本の世界が途切れることがないようにするための工夫なのだなと思いました。
 色々な技をもっていらっしゃる保育士の方の読み聞かせは、バラエティに富んでいてとっても楽しかったです。
 
 子どもたちのために朝の貴重な時間を作ってくださり、ありがとうございました。赤ちゃんのおもちゃや絵本を見て、ここにいる子どもたちも、このようなもので遊んだり読んだりして大きくなったんだなと感じることができました。
 ありがとうございました。
 
 
 

青島宿泊学習 その2

 青島宿泊学習2日目の午前中は青島へのサイクリングでした。諸塚ではなかなか自転車に乗る機会がないと話していた子どもたち、うまく自転車に乗れたのでしょうか。
 
【心配をよそに、スイスイ乗っていました】   【担任の先生もすいすい~】
 
 子どもたちのサイクリング様子を見ていると、「きゃー!こっちにこんでよー」とか「行きたくて言ってるっちゃないとよ!」等と声が聞こえてきました。前を進む子どもたちはスイスイ自転車に乗っていましたが、後ろの方は自転車と自転車が衝突したり、まっすぐに進めなかったりする子どもたちもいて大騒ぎだったようです。でも、どこか楽しそうで、どうにか目的地までたどり着きました。
 
 青島では磯の観察をしました。鬼の洗濯岩がある青島の海はとてもきれいで、始めは足を濡らさないように用心して磯の観察をしていた子どもたちでしたが、少し靴が濡れると平気で海の中に足を付けて歩いていました。
 
【自然がつくりだしたこの形、作品のようでした】 【やどかりがたくさんいました】
 
【瓶を拾って水槽にしました】      【大きなカニ発見!】
 
 その後、青島神社まで足をのばしました。ここは、宮崎でも有数の観光地で、平日のこの日も観光客の方がいらっしゃっていました。私たちに声をかけてくださった方がいらっしゃったのですが、その方は北海道から来られた方たちでした。
 
【巨人軍の方々が書かれた言葉も貼られていました】
 
 神社に飾られている絵馬を見て、「ママとパパが長生きできますようにだって。この子いい子や~」と言っていたり、神社の雰囲気を「無人島みたい」と言っていたりする子どももいました。
【家族のことを思う願いが多かったです】【木々が生い茂るこの雰囲気、諸塚とは一味違うね】 
 
 そして、最後に砂浜の奉仕活動をして帰りました。一見きれいに見える砂浜ですが、みんなでゴミを探すとたくさんのゴミが集まりました。たくさんの方々が訪れる青島の海を、来た時よりも美しくできました。
 
    【ちゃんと分別しました】
 
 
【青島へ続くこの橋はトロビカルブリッジというそうです】
 午後からはしおかぜ追跡ハイキングを行いました。3つのグループに分かれて、それぞれのポイントで出される指令をクリアできるように協力して進んでいきます。
 
【ここは「ロビンフッドと赤りんご」というポイント。赤りんごに的を当てられるかな】
 
【「竜宮城の玉手箱」では玉手箱に入らないくらいのゴミを拾いました】
 
 ゴミの中には、ペットボトルやスプレー、サンダル、ひも、発泡スチロールなど抱えきれないくらいゴミが集まりました。この追跡ハイキングで、ゴミ袋4袋を用意していたのですが、それでは全然足りないゴミの量でした。
 
【「海パズル」では自然のものを使って作品を作りました】
 
 
 どのグループも、指令をクリアするために話し合ったり、協力したりして、チームワークを発揮していました。M学習でも一緒に学習をする子どもたちですが、この宿泊学習では朝も昼も夜も一緒に過ごすので、更に親密さが増しているような気がしました。 
 
 しおかぜ追跡ハイキングが終わり、最後のふりかえりの時間となりました。「ふりかえりを発表できる人!」と所員の方が尋ねると、他の学校もその場にいたのですが、諸塚の子どもたちはスッと手を挙げました。そして、1番に当てられたのは荒谷小の子どもでした。「この追跡ハイキングでみんなと協力できました。例えば、みんなで歌う曲を決めたり、矢印の方向を話し合ったりして進む方向を考えました」と具体的な様子を交えながらふりかえりをしていました。この「例えば」という表現を使ったふりかえりを所員の先生にほめられ、その後ふりかえりをする子どもたちは、全員「例えば」をふりかえりの言葉の中に入れて、活動の様子が分かるような発表をしていました。
 
【どのような場でもしっかりと自分の意見が言えますね】
 
 午後の活動の後、3日目の宿泊学習に備え、磯観察で濡れた靴を洗って乾かすことになりました。青島青少年自然の家には大きな乾燥機があり、それを使わせていただきました。
【奥にあるのが乾燥機です。たくさんの靴が並びました】
 
 2日目も充実した活動をした子どもたち、1日外にいたので疲れたようでしたが、貴重な体験をたくさんさせていただきました。

青島宿泊学習 その1

 10月29日(水)~10月31日(金)に、諸塚村内の5~6年生は青島青少年自然の家で宿泊学習を行いました。男子17名、女子14名と、七ツ山小の校長先生をはじめ計6名の職員で諸塚を出発しました。
 バスの中はとても賑やかで、笑い声や話し声が途切れることなく続き、楽しい雰囲気のまま青島へ到着しました。バスの到着地点から、青島青少年自然の家の施設まで歩くのに、所員の方から「自分の学校の校歌が流れた所から歩いてきてください」と指示があり、子どもたちは「ええっ!?」と言って戸惑っていましたが、校歌が流れ始めると、どの学校の子どもたちも颯爽と歩いて行っていました。
 入所式では、「規律・共同・友愛・奉仕」の言葉だけを覚えて帰るのではなく、体験を通して「規律」とはどのようなことか、「共同」とはどのようなことかを考えて行動し学んで行って欲しいとのお言葉をいただきました。
 その後、昼食をとりました。青島に来て初めての食事です。バイキングなので、自分の好きな分だけおかずをとることができます。子どもたちは、偏ることなくまんべんなくおかずをとってましたし、多く取り過ぎる子どももいませんでした。おかわりをする子どももたくさんいて、みんな元気いっぱいです。
 
 【荒谷小の子どもたちは、むかばきでもバイキングは経験しています】
 
 そして、早速午後からは活動が始まります。まずは古代火おこしと野外炊飯です。この日のメニューはカレーとサラダ、オレンジ、青リンゴゼリーです。子どもたちは予め、カレー係、ごはん係、かまど係に分かれています。その係ごとに野菜を切ったり、お米を研いだりして、一段落したところで、全員で古代火おこしに挑戦しました。
 
【「おいしいカレーを作るぞ!」「おー!!」】  【かまど係は薪をくべました】
 
 最初は弓ぎり式で古代火おこしを行いました。これは板に棒を当て、棒に弓のヒモを巻きつけて2人1組で弓を動かして、棒を回して火を起こす方法です。はじめに、所員の方々がお手本を見せてくださいました。そして、火おこしをするための最大のポイントは「あきらめないこと」と教えてくださいました。
 
 【火おこしの神様と呼ばれる方がお手本を見せてくださいました】
 
 みるみる木が黒くなり、煙が出てきて火の種がでてきました。その火の種をほどいた麻のひもに落として、細く長く息を吹きかけると、あっという間に火が点きました。ほんの数分でできた火おこしに、子どもたちは見とれていました。
 
 そして、いよいよ子どもたちだけで火を起こします。先ほどのデモンストレーションを参考に、弓を引いたり押したりしました。すぐに木は黒くなり、煙は出てきましたが、なかなか火が点きません。弓を担当する人を変えてみたり、棒を当てる位置を変えてみたりしましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。でも、先ほど教えていただいた「あきらめないこと」が子どもたちの頭の中にはあったので、誰一人火おこしをやめようとする子どもはいませんでした。そんな時、諸小の先生が助っ人としてきてくださいました。その先生は、棒に巻く弓の巻き方がうまくできていないと教えてくださり、巻き直して再度挑戦しました。
 
   【みんなで力を合わせて1・2、1・2】   【あ!火の種ができた!!】
 
   【やったー!!火が点いた!】
 
 先生の助言があり、ようやく火おこしに成功しました。この火をろうそくに移し、かまどに火をつけました。これでようやくカレーやごはんを作ることができます。
 
  【大事に大事に、そーっとね】
 
 ごはんは、はんごうで炊きました。はんごうのうちぶたやそとぶたを使ってご飯の量を計り、はんごうに付いている印を目安に水の量も調整しました。はんごうから白い泡がでてきて固まったら火の弱い場所に移して7分間蒸らすのですが、それを何度繰り返してもべちゃべちゃのごはんになってしまうものがありました。「水が多かったのかなぁ」、「火が弱かったのかなぁ」等と色々と理由を考えましたが、どうしてもべちゃべちゃは解消されず、このまま食べようということになりました。
 
   【うーん、7分粥くらいだなぁ】
 
 カレーはお肉を炒めて、火が通ってきたら野菜を炒めました。そして水を入れて煮込みます。野菜を切る時に、じゃがいもや人参は親指の第一関節くらいの大きさに切ってくださいと指導がありました。子どもたちはそれ以上に小さく切っていましたが、なかなか火が通りませんでした。その理由は火が小さくなっていたからだと考えられました。そのため、薪を増やして火を大きくしたり、火が大きいところに鍋を移したりしました。そしてようやくカレーが出来上がりました。
 
【外で食べる手作りのカレー、絶品でした】
 
 この野外炊飯を通して、炊飯器のボタン1つで炊きあがるごはんや、ガスの栓を回せばすぐに火が点き、火力も落ちないガスコンロの便利さを改めて感じました。そして、それらを自分たちの手で作り出す苦労や喜び、そして先人の方々の知恵を学んだ野外炊飯でした。お粥のようなごはんにカレーをかけて食べるのも、ここだからこそできる体験です。みんなで協力して作った夕飯は最高でした。

くら~いところで1週間

 昨日、1・2年生はいもほりをしました。1時間目は保育所生のお手伝いを兼ねたいもほり、2時間目から3時間目は1・2年生のおいも畑のいもほりをしたそうです。その大事な大事なおいもを、全校児童、そして全職員に配ってくれました。
 
 
【1・2年生のおいも、嬉しいなぁ】
 
 給食の後には、2年生の男子が「今日、おいもほりをしておいもを配りました。でもすぐには食べないでください。くら~いところに1週間置いておくと、おいもがとっても甘くなります。くら~いところに1週間おいていてください」とおいもをおいしく食べるコツを紹介してくれました。
  【1週間後が待ち遠しいな】
 
 そして、下校指導の際にも2年生は「給食の時にも言ったんですけど・・・」と先ほどの、おいしく食べるコツを再度紹介をして、くれぐれもすぐに食べないようにと念を押してくれました。必ず1週間後に食べます。ありがとうございました。
 

5・6年生からのお題

 本日、ろうかに5・6年生の砂絵がずらりと並び、このようなお題が設置されていました。
 
             【よし、このお題に挑戦!!】
 
 5・6年生は、10月29日~10月31日に行われた青島宿泊学習の1日目の夜、砂絵を制作しました。その活動の中で完成したものです。宿泊学習に行く前に、予め学校でデザインを考えておき、青島で清書をしました。それぞれの個性が表れた砂絵が並び、早速お題に挑戦した先生方は、「ピンクは○○さんが好きだから、この絵は○○さんかなぁ」、「デザイン的にこれは○○さんかなぁ」などと、普段の子どもたちの様子から、どの砂絵が誰が作ったものかを真剣に考えていました。
 
          【考えれば考える程、迷ってしまいます】
 
 子どもたちの作品は自然をテーマにしたものがほとんどで、モザイク林相やしいたけ、紅葉、花などがありました。山を流れる水を表現するのにも、2色の砂をつかったり、花びらを1枚1枚色を変えてみたりして、力作ぞろいです。
 
 たまたま通りかかった6年生に、「先生たちの予想はどう?」と給食の先生が尋ねると、「なるほど、なるほど」と笑いながら答えていました。さあ、誰がどの作品を作ったのか。1~4年生もこのお題に挑戦してみましょう!
 
    【なるほど、なるほど】  【先生たちは、子どもの名前を付箋に書いて予想しました】

ウッジョブ活動

 今日は1~5校時までウッジョブ活動でした。今回も4つのグループに分かれました。地元の会社を訪問するグループと診療所等に訪問するグループ、森林組合等に訪問する子ども、学校に残って制作をする子どもに分かれました。それぞれ目的があり、インタビューをしたり、リーフレットを作るコツを教えていただいたり、木の製品を作るための準備をさせていただいたりしたようです。学校に残った児童は絵本の制作を行いました。
 それぞれ自分たちの企画に沿って活動が進められ、子どもたちのわくわく感はふくらんでいっていると思います。
 最後のふりかえりでは、「患者さんにインタビューをする時にはガチガチに緊張しました。患者さんは木のぬくもりがいいと話されていました」や「リーフレットを作るコツは、文章を短くして写真を取り入れると見やすいと教えてくださいました」などと発表していました。今回、学校だけでは学ぶことができない貴重な学びを得たようです。職員もわくわくしながらこの学習に取り組んでいます。一緒に学びを深めていきましょうね。
 
 【友達のふりかえりを聞くと、初めて知ることもたくさんあり勉強になりますね】

ウッジョブ諸塚

 今日の3・4校時、5・6年生はわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。
 5・6年生は、明日の1~5校時全てウッジョブ活動でグループに分かれて、地元の林業の会社を訪問させていただいたり、観光協会や診療所を訪問させていただきます。今日の2時間はそのための準備の時間です。しかし、明日どこにも訪問をしない子どももいます。その子どもは木の絵本づくりをしようと考えており、明日は1日かけて絵本のストーリーを考えたり、絵の下書きをしたりします。今日は、その材料集めに近くの川まで歩いていきました。
 落ち葉を踏むと「ジャリッジャリッ」と渇いた音がして「楽しい~」と言ったり、鳥の鳴き声が聞こえたり、きれいな花を見つけたりして、荒谷の自然を再確認しているようでした。いつも通る登下校の道なのですが、再発見することも多く、積極的にメモを取り、写真も撮っていました。熱い思いを形にするために一生懸命です。
 
 【子どもが撮った写真です】       【たくさんの宝物が見つかりましたね】
 
 学校に帰ってからは、他のグループの子どもたちとふりかえりをしました。リーフレットの形ができている人やポスターの青写真ができている人がいて、どのようなことをしているかが分かって、また刺激になったようです。それぞれの子どもたちが、林業発展のためにできることを一生懸命考え、形にしています。明日もがんばりましょう!
 
     【みんなでふりかえり】
 
 明日、訪問させていただく地元の林業の会社、農林振興局、森林組合、観光協会、診療所の皆さま、5・6年生がお世話になります。お忙しい中、ご協力くださりありがとうございます。きっと子どもたちは、それぞれの場所で貴重な経験をさせていただくことと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 

校長先生からのプレゼント 第2弾

 今日はとっても寒い朝でした。11月になり、ぐっと秋が深まったような気がします。荒谷小では、今朝11月の全校朝会が行われました。
 まずは校長先生のお話です。今日は「ゲームやテレビと本のちがいを考えてみよう」というテーマでお話がありました。テレビやゲームは見る・聞くという受動的(受け身)であること、本は読む(見て、言葉に変換する)という能動的(前向き)であることという違いを教えていただきました。
 
【校長先生は休日には本屋さんで本を何冊も購入され、読書を楽しまれるそうです。】
 
 ゲームやテレビはつい「あともうちょっとだけ」という気持ちになり、見ている方、している方がゲームやテレビに支配される(依存)という一面もあるということでした。友達と一緒に遊んでいても、ゲームやテレビを見ていては会話がなく、人間関係づくりがうまくできなくなります。またSNSを介してつながる人たちが増え、その場を埋めるための言葉のやりとりがなされているという新聞記事も紹介していただきました。
 本は、知らなかったことをたくさん教えてくれる、違う世界へ連れて行ってくれるという面があります。子どもたちが校長先生に、「冒険の本を読んでしまいました。もうないんですか?」とか「最近本を借りる人が少なくなっています」などと話すことがあるそうです。読書の楽しさを味わっている子どもたちもいれば、まだその魅力を十分に感じられていない子どももいるのかもしれません。
 
【まずは1ページ、1行でも読んでみるといいと1・2年生の先生が以前話されていましたね】
 
 そこで、校長先生から子どもたちへのプレゼント(第2弾)が手渡されました。以前「千里の道も一歩から」というしおりを子どもたちにプレゼントしたのですが、その続編です。そのしおりには、「おこたらずゆけば 千里のはても見ん 牛の歩みの よしおそくとも」という言葉が書かれています。これは「千里の道も一歩から」と同じような意味をもつ言葉です。そして裏には「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書かれています。これは、今日という1日を大事に生きて行こうという意味だそうです。
 
【子どもたちのしおりには本人の顔写真も載せてありました】
 
 毎日毎日を大切にして、ひとつひとつ積み重ねて心も身体も豊かに成長していって欲しいと思います。
 
 校長先生のしおり、実は今回は職員用も準備してくださっていました。子どもたちと同じ「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書いてあり、裏には「交通安全10ケ条と服務規律10ケ条」が載ってある特別バージョンです。私たちもこのしおりを使って、読書に励みたいと思います。
 
          【これが職員バージョンです】
 
【夏季休業中に服務規律の研修をしてくださった教頭先生にもしおりが渡されました】
 
 次に、学習指導部の先生からお話がありました。お話の内容は3つです。
 1つ目は「あいさつと記名」です。学校の中ではあいさつがしっかりとできる子どもたちですが、学校以外の場所で会うと、自分からなかなかあいさつができないということが課題でした。しかし、最近はその課題が克服されてきたようです。秋祭りの際には、自分からあいさつをしたり、わざわざ先生のところまで来てあいさつをしたり、さらには公民館に入る時に全員に向かって大きな声であいさつをして入ったりする子どももいたそうです。学校でも立派にあいさつができる子どもたちですので、その力をどんなところでも発揮していってほしいです。
 
【あいさつはコミュニケーションの第一歩です】
 また、記名についてもお話がありました。10月の目標の中でも「記名をしよう」とありました。鉛筆・消しゴム・下敷き等、自分のものには必ず名前を書いて、大切に使ってくださいね。
 
 2つ目は読書についてです。ここで、3年生の「サーカスのライオン」、4年生の「ごんぎつね」の読書感想画を見せてくださいました。これには、あらすじが書いていたり、気持ちの変化が言葉で書いてあったりしました。「みなさんは、国語で物語を楽しく読むための技を学んでいます。その技を読書をする時にも使って、このようなお話だったなぁ、ここで気持ちが変わったなぁ等とふりかえりをしてみてください」と話されていました。そして、「国語と読書を結び付けて、読書を楽しんでください」と話されました。このような読み方をすれば、何気なく読む読書よりも数倍楽しく読書ができそうですね。読みっぱなしにせずに、その本をふりかえるという作業を、ぜひやってみたいと思いました。
 
 【本を手に取ってみたくなりますね】
 
 3つ目は立腰についてです。立腰は授業のあいさつの時にするだけでなく、体育の時間に運動をする時でも効果があるということを教えてもらったり、日常生活全般で習慣化できるとよいということを指導してもらったりしています。立腰をする(腰骨を立てる)ことでやる気スイッチが入るそうです。そのため、疲れた時には意識して腰骨を3㎝上げるようにして、心と身体をつなぐとよいとお話がありました。立腰は心を整えることにつながるそうです。腰骨を意識して、やる気スイッチをONにして学校生活を送りましょうね。
 
【今日は5年生の女子が立腰がよく身に付いていると誉められていました】
 
 11月も、C学習発表会があったり、駄賃付け唄全国大会があったりして行事が多いですが、こんな時こそ落ち着いて行動しましょうと1・2年生の担任の先生からお話がありました。1・2年生は10月、落ち着きのない行動があり、色々な先生から指導をしていただいたそうです。だから、11月は落ち着いて行動をすると決めているそうです。全学年、そのような気持ちで学校生活を送れば、きっと勉強にも運動にも遊びにも集中して取り組めると思います。「落ち着いて行動する」、私たちも肝に銘じたいと思います。
 

教頭先生の書架の整理

 10月31日(金)は1~4年生は社会見学遠足、5~6年生は青島宿泊学習でした。そのため、校長先生や担任の先生方は引率に出かけられ、荒谷小に残ったのは教頭先生でした。そこで教頭先生は、職員がいない間に、廊下にある書架の整理をしてくださっていました。まず全ての資料を棚から出して分類し、項目ごとに見出しをつけてくださいました。おかげで、どこに何があるかが一目瞭然となり、必要な時にすぐに資料を取り出すことができるようになりました。誰が見ても分かりやすく、そして、使いやすくしてくださりありがとうございました。職員室前の廊下を通る際には、一度整理された書架をご覧ください。
 
                 【機能的な書架になりました】
 

秋の遠足に出かけたよ!

 今日は5・6年生宿泊学習の最終日、1~4年生は社会見学をかねた秋の遠足でした。1~3年生は村内、4年生は日向市に出かけました。5・6年生がいなかった2日間さびしい思いをしましたが、今日は、村内3校の学年が集います。見学先での学びはもちろんのこと、他校の友達ともたくさん交流を深めてほしいと思います。
元気にいってらっしゃい!
                  【しっかり学んできます!レッツゴー!】

7人のみんデー

 5・6年生のいない2日目、集団登校や給食当番を立派にこなした1~4年生です。昼休みは一人一人で過ごすかなと思いきや、4年生の女児が「ストップウォッチをかしてください。」と職員室を訪れました。どうするのか運動場を眺めていると、4年生の女児2名がストップウォッチ片手にみんデー(みんなで遊ぼうデー)を始めました。時間を決めて、おにっごとサッカーをするようです。サッカーは前半と後半の場所交代の時間まで考えていました。対戦は3・4年生(3人)と1・2年生(4人)です。結果はといいますと、大方の予想に反し1-0で1・2年生チームの勝利でした。結果はともかく、4年生のリーダーシップが光り輝く瞬間でした。
 5・6年生のみなさん、先生方、今日も1~4年生は元気いっぱい学校生活を送っていますよ。

【1~4年生が楽しく遊んでいる様子を、校庭の「二宮尊徳」像が優しいまなざしで見守ってくれています。】

7人の学校生活

 今日から3日間、5・6年生(7名)は村内の小学校と合同宿泊学習を青島青少年自然の家(宮崎市)で行います。今朝、7:30に中央公民館を出発しました。
 そこで、留守番をすることになったのが、1年生~4年生の7人です。授業の方は、いつも通りなのですが、大変なのが集団登下校や給食準備、そうじです。4年生の女児2名は「今日から3日間は私たちが最上級生なのでリーダーシップを発揮して、下級生のお世話をがんばります。」と頼もしい発言をしてくれました。5・6年生のいない3日間、5・6年生の後ろ姿をよくみている4年生だけにしっかりがんばってくれることと思います。
 5・6年生、担任の先生、養教の先生、実り多い宿泊学習にしてください。学校のことは「心配ご無用!」です。
【5・6年生がいなくて給食の準備がしっかりできました】
 
【5・6年生がいなくて何かさびしいです!】

【いちょうの木の下では、保育所生がランチタイム】

5・6年生の公開授業

 今日の3校時、5・6年生の国語の公開授業が行われました。
 5年生は「気持ちを伝える言葉について考えよう」、6年生は「『にぎる』と『つかむ』の言葉の使い方を調べて気づいたことをまとめよう」というめあてで学習を進めていきました。
 
【はじめは5・6年生同時にめあての確認をします】
 
 5年生は、自分たちの経験から気持ちがうまく伝わった時とうまく伝わらなかった時を思い出させて、なぜうまく伝わったのか・伝わらなかったのかという理由を考える時間となりました。いつもは、分からないところがあると担任の先生に積極的に質問するらしいのですが、今日は他の先生たちがいるせいか、緊張していたようで誰も質問することなく黙々と考えていました。
 
【白い四角の中に先生がいる時は、子どもたちはいつでも質問ができます(同時間接指導)】
 
 
 6年生は、国語辞典を使って「にぎる」と「つかむ」を調べ、その後、自分たちでそれらの言葉を使って例文を作りました。例文を比較することで、「にぎる」と「つかむ」の違いを説明するためのヒントが出てきそうで出て来ないという、ハテナがいっぱいでてきた時間でした。子どもたちは、先生と一緒に悩み、一生懸命考えていました。その姿は、とても意欲的でやる気に満ち溢れていました。
 
 そして、放課後、今日の授業についての話合いを行いました。本校では、複式指導を通して、子どもたちが主体的に学ぶことができるようになることを目標にしています。課題があると考えられる子どもたちの姿を、主体的な学びを指導するチャンスと捉えて手立てをとるということを確認しました。
 
     【子どもたちのおかげで、職員もたくさんの学びがありました】
 
 5・6年生は、明日から2泊3日で青島宿泊学習に行きます。いつも荒谷小を引っ張ってくれる5・6年生がいないのは不安かもしれませんが、その分3・4年生が頑張ってくれることと思います。1~4年生、3日間、荒谷小のことをどうぞよろしくお願いしますね。

P1グランプリ

 今日の朝、表現集会が体育館で行われました。今日は「P1グランプリ」と銘打った表現集会でした。さて「P1グランプリ」とは何でしょう。
 以前、子どもたちは「当たり前のものが実は宝物」だということを学びました。そこで身近にある宝(自然)を写真に撮って、みんなで鑑賞し自分の好きな写真に投票をするというものが「P1グランプリ」です。この「P1グランプリ」の「P」はPhotoの「P」からとったものです。子どもたちは、鳥の目のように遠くからみた風景を撮影していたり、虫の目のように被写体を間近で見て撮ったりしていました。
【表現集会が始まりは歌と踊りから始まります】【素敵な写真が勢ぞろいしました】
 
 そして、投票の時間。黒板を裏返しにして、どの写真に投票したか分からないようにしました。5・6年生担任の先生は「自分の好きな写真に投票をしてください。5・6年生は1票も入らない写真があっても泣きません」と言っていました。どれもいい写真ばかりで、どの写真にしようか迷っている子どももいました。先生たちも悩みながら投票をし、いよいよ結果発表です。
 
 第1回P1グランプリの優勝者は、6年生男子でした。題名は「ぼくのかくれが」です。「今までは鳥の目のように全体を写すような写真が好きだったけど、写真を撮る時の茶畑のガサガサという音やお茶の香りなど耳や鼻などの五感を働かせて虫の目で写真を撮りました。」と話していました。この写真を見ていると、葉っぱが森のように見え、自分がその森の木漏れ日の中にいる小さな生き物になったような気分になりました。
 
【斬新な写真の撮り方をしたそうです】【それぞれの写真に題名が付いています】
 
 今日は5・6年生の写真で「P1グランプリ」を行いましたが、次回は1~4年生の写真を使って行うそうです。1~4年生の感性豊かな写真、楽しみにしています。
 
 
 その後、表彰が行われました。新体力テストでA判定だった子どもや、陸上教室で賞をもらった子どもたち、また、「文集ともだち」に作文や氏名が掲載される子どもたちも表彰されました。その他にも表彰があり、たくさんの賞状を持って帰っていました。荒谷小の子どもたちは、色々な場で活躍をしているんだなぁと改めて感じました。
 
                【よくがんばりました】

しいたけの おすそわけ

 今日の5時間目、2年生の児童が恥ずかしそうに職員室にやってきました。手には立派なしいたけ。このしいたけのおすそわけに来てくれたのでした。
 
【教頭先生に、しいたけの おすそわけ】      【3つももらっちゃいました】
 
 売り物になりそうなくらい形のよい立派なしいたけでした。この週末、学校のなば木にはしいたけがたくさん出てきたようでした。他の職員にもおすそわけをしてくれた1・2年生、ありがたくいただきます。何の料理にしようかなぁ。
 

跳び箱 発表会

 今日の3時間目に全校体育が行われました。10月の全校体育では主に跳び箱を学習してきた子どもたち、今日は今までの学習の成果を発表する発表会です。技を披露した後はすぐにふりかえりをしました。
 1年生は開脚跳びや台上前転、ヘッドスプリングを披露しました。「着地がしっかりできたのは、前を向いていたからです」とか「ヘッドスプリングのコツは、足を前に出して手を伸ばせばできると先生から教えてもらったので、その通りしてみたらできました」と自分の技のふりかえりがきちんとできていました。
 
  【これがヘッドスプリングです】
 
 その後も、2~6年生が次々と色々な技を披露してくれました。高学年の台上前転は、体操選手のように着地がきれいで、美しい演技だなぁと感心しました。その高学年の子どもの中には、「台上前転をする時には、前転をする時のように①後頭部をつく②顎を引くというところを意識してしました」とふりかえりをしていました。子どもの姿を通して、低学年からの学習の積み重ねが大切だと感じました。また「立腰をして跳ぶと着地もしっかりできた。次は1~2段高い跳び箱を跳びたい」と意欲あふれるふりかえりをしていた児童もいました。
 
【ふりかえりを聞くと、跳び箱を跳ぶコツがよく分かりました】
 
 今回の跳び箱の学習では、閉脚跳びの練習で、跳び箱と跳び箱の間にゴムを取り付けて練習をしたり、新聞をつけて練習をしたりしていました。これは、子どもたちに恐怖感を味わわすことなく、積極的に練習するよう工夫したものです。これを「易しい場」というそうです。そこで自信がついたら、いよいよ跳び箱で閉脚跳びに挑戦です。これを「平場(ひらば)」というそうです。これは台上前転でも行われていて、跳び箱の上にマットを敷いて練習をし、その後マットなしの跳び箱で練習をしました。段階を踏んで練習をすることで、自信をもつこともでき、しっかりとした形も身に付くようです。
 
 【左側が新聞紙、右側がゴムです】 
 
 今までできなかったことができるようになった時の子どもたちの嬉しそうな顔はキラキラ輝いています。自分で設定した目標に向かってひたむきに努力する姿、素晴らしいと思いました。

しいたけ 食べちゃった

 昨日、大きな大きなしいたけを収穫した1年生に、給食室から注文が入りました。その注文は10月24日(金)の給食で使うしいたけ150gです。昨日収穫したしいたけは、1個で180gもあったそうです。そのため、昨日のうちにその大きな大きなしいたけを給食室に持って行って、調理員の先生に渡してくれたようでした。

 そのしいたけをつかった今日の給食は、牛乳、チーズパン、ペンネのクリームに、ツナサラダです。1・2年生がお世話をしたしいたけは、「ペンネのクリームに」に入っています。
 
  【今日は洋風の献立でした】
 
 しいたけは肉厚でとってもおいしかったです。調理員の先生がしいたけを小さく切ってくれていたのですが、分厚いのでサイコロ状のしいたけになっていました。食べ応えがあって嬉しかったです。
 
  【これがしいたけでーす!】
【しいたけを食べちゃったから、ぼくはしめじをスプーンに乗せまーす】
 
 しいたけを口に運ぶたびに、1・2年生がお世話をしたしいたけだと思うと、何だか愛着がわきました。おいしいしいたけをごちそうさまでした。
 
 またお願いします。
 

先生は少なくても

 今日は出張が重なり、午前中は特に職員が少ない荒谷小でした。
 
 【今日はガラーンとした職員室です】
 
 しかし、子どもたちは元気いっぱい。1~2時間目は全校図工をしていました。2時間目に様子を見に行ってみると、ランチルームで一生懸命お面作りをしていました。これは、荒谷のお祭りで使うお面です。自分の家族の写真を撮ってきて、それを印刷してお面にします。お父さんやお母さん、おばあちゃん、弟、ペット等バラエティ豊かなお面ができつつありました。「私が写真を撮るとうまく撮れなかったから、お母さんが鏡に自分の顔を映して撮っていました」、「お母さんは写真を撮られるのが嫌だと言ったから、弟を撮りました」と家での様子を話しながら、楽しそうにお面を作っていました。
 
【のりでしわしわになったけど大丈夫】【「お母さんは髪が長いからなぁ」と言いながら作成中】
【今日は5・6年担任の先生が全校児童の担任の先生です】【ばあちゃんのお面できあがり】
 
 いつもと変わらない、元気な子どもたちの顔を見て、声を聞くと、背筋がシャンと伸びるような気持ちになりました。今日1日、子どもたちが普段どおり楽しく生き生きと過ごせるように、みんなで協力してがんばりましょうね。

しいたけ みいつけた!

 本校の校舎の裏になば木(しいたけの原木)があり、1・2年生はその観察やお世話を毎日しています。そして、今日の1校時、1年生がいつものように観察に行くと「先生!しいたけがありましたー!!」と大きな声で言っていました。見ると、2つかわいいしいたけが仲良く並んで出てきていました。
 【校舎裏にあるなば木】      【しいたけが2つ、いつの間にか顔を出していました】
 
 「いつ出たんだろう」、「今の温度は何度かなぁ」等と話しながら、観察記録を書いていました。そして、しばらくすると「わあ!!おっきなしいたけだ!!」と言う大きな声が聞こえてきました。見に行ってみると、1年生の顔ほどもある大きな大きなしいたけが生えていました。これは、ふせこんでいるなば木の中にあったそうです。
 
       【この中に】         【こーんなに大きなしいたけがありました】
 
 1・2年生は、毎日毎日しいたけの様子を見に行き、お世話をしていたので、喜びもひとしおだと思います。これからも観察やお世話を続けて、しいたけをかわいがってくださいね。

5・6年生の調理実習

 ある日、子どもたちがこのような手紙を届けてくれました。
 
 なんとも嬉しいお手紙、この手紙を全てのクラスと先生たちに書いてくれていました。そして今日はいよいよ22日、調理実習の日です。朝からお味噌の香りが漂い、「おみそ汁を作ってるのかなぁ、温かいものは嬉しいなぁ」とワクワクしていました。2校時が終わると、職員室に女の子3人が来て「できました!来てください」と言って招待してくれました。
 
   【献立を紹介しました】
 
 そして、この調理実習には特別に5年生女子の保護者の方も招待していました。その理由は、以前エプロン作りの時にミシンを貸してくださったり、ミシンの使い方を教えに来てくださったからです。子どもたちは、その時に作ったエプロンを着て今日は調理実習を行っていました。
 
 みんなで「いただきます」をし、さっそく試食開始です。今日のメニューは、むぎごはんおにぎり、わかめと豆腐としいたけのおみそ汁、ポテトサラダ(リンゴ入りとリンゴなしの2種類)、ベーコンポテト巻き、果物(バナナ・リンゴ・梨)でした。どれもとってもおいしくて、あっという間に食べてしまいました。これだけ作ることができれば、家でも大活躍すること間違いなしですね。とってもおいしい食事を作ってくれてありがとうございました。
 
【果物は好みのものを選べます】
 
 そして、お忙しい中、子どもたちのために学校にお越しくださり、調理実習のお手伝いまでしていただきありがとうございました。みんなお腹いっぱいで幸せな気持ちになりました。

今週の読み聞かせ

 今週も朝の時間に読み聞かせを行っていただきました。
今回もたくさんの本をご用意していただきました。その中から「たまごがいっぱい」、「いちばんのおくすり」、「うんちっち」を読んでくださいました。
 「たまごがいっぱい」は、たまごが大好きな王様がたまごを一人占めしようとし、王様がいるところ以外ではにわとりは卵を産んではいけないと決めたり、卵を産んでしまった時のためにおんどりは穴を掘らされたりしていました。出番のないフライパンはプンプン怒り、真っ黒だったフライパンが赤く熱くなりました。すると卵が温められ、ひよこになってしまいました。子どもたちは、見応えのある絵本に見入っていました。
 
  【どんな展開になるのかなぁ】
 
 次に「いちばんのおくすり」を読んでいただきました。これは、がんに侵された母親とその子どものお話です。がんになって、お薬を飲んで髪の毛が抜けてしまったり、気分が悪くなったりするけれど、子どもがいることでそんなつらいことも乗り越えられるというお話でした。子はかすがいです。
 
 最後に、「うんちっち」という本を読んでくださいました。何を言っても「うんちっち」としか答えないうさぎのこ。そのうさぎのこが、ある日オオカミと出会い、大変なことになります。リズム感のあり、「うんちっち」という言葉に大喜びの子どもたち。最後のページは予想をくつがえす言葉で終えられていて、教室中が笑い声が響きわたりました。
 
  【インパクトのある絵本でした】
 
 通常は隔週で読み聞かせをしていただいていますが、今回は2週連続の読み聞かせでした。子どもたちは、今日も面白い本や少し切ない本に出会えて、本を読むことの楽しさを感じたと思います。お忙しい中、お越しくださりありがとうございました。

第2回 駄賃付け唄の稽古

 先週行われた駄賃付け唄の稽古に引き続き、21日に駄賃付け唄の稽古がありました。今回もお2人の先生がお越しくださり、熱心にご指導いただきました。
 
 【本番まであと1カ月を切りました】
 
 唄を歌う時に大切なのは「下手でも何でもいいから一生懸命大きな声を出して歌うこと」とおっしゃっていました。声の高さや低さはあまり関係ないそうです。自分が出せる一番の声をお腹の底から思い切り出して歌う、自分への挑戦です。子どもたちには、恥ずかしがらずに堂々と胸を張って歌って欲しいと思います。
 
【歌う時の姿勢についてもご指導くださいました】
 
 駄賃付け唄を歌う時には、肩の力を抜いて男の子は手を横に、女の子は手を前で組んで歌うそうです。そして、目線は自分の目線よりも少し上を見て歌うといいそうです。これらのポイントを頭に入れ、中央公民館で行われる練習にも参加して欲しいと思います。
 
 ご指導くださいました講師の先生方、お忙しい中、子どもたちのためにご指導くださりありがとうございました。駄賃付け唄の稽古を通して、子どもたちが歌を好きになり、自分の新たな可能性を見つけるきっかけになるといいと考えています。