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2024年5月の記事一覧

by校「校長3度の涙の理由」005

先日、交通事故が下校中に発生しました。

青の横断歩道を渡る子どもさんに車が接触するという、恐ろしい事故でした。

 

幸いにも、子どもさんは、軽症ですみました。

翌日は、各学級で、「青でも車が進入することがある」ということ、そして、

横断歩道では、手を挙げて左右を確かめて渡ること」を、しっかり、指導していただくよう、お願いしました。

 

さて・・・。翌日の下校時。

先生方は、お忙しいから。校長が、歩道で現場指導しよう・・・と。

そう思い、学校を出ると・・・。

なんと、お忙しいのに・・・。

校門でお二人、先生が・・・

手を挙げて左右を確認して帰るのよ!

と、熱く子どもたちに語っておられるではありませんか!

Σ(・□・;)

さらに。

校長が、少し進むと、次の信号のない横断歩道で。

ある先生が。

「小さな横断歩道でも手を挙げて、右見て、左見て、だよ。」

「ほら、停まっていただいた車にお礼だよ。」

「ありがとうございます!」

嬉しいなあ、お願いもしていないのに、こんなにたくさんの先生方が・・・。

校長、涙が出そうでした。

さらに、進むと。

手押し信号の横断歩道にも先生が・・・。

子どもたちもお見送り、嬉しそうです。

「先生、ありがとうございます!

「気を付けて、帰るんだよ」

「はーい!」

青でも、左右確認、手を挙げて。

さらに。

校長が先に進みますと。

なんて、素直な子どもたちなんでしょ!

もう、誰もいなくても

横断歩道のない交差点でも。

手を挙げて、右よし、左よし、やり始めました。

先生方のご指導もよかったのでしょう。

でも。

教えられたことを、きちんと守る。祝吉っ子。

校長の目から、涙がこぼれました。

・・・えらい!

そうだよ、そうやって、自分たちの命は、自分たちで、守るのだよ。

さあ、そろそろ、事故現場に到着です。

え!

なんと、そこにも、すでに先生が立っておられました。

はい、停まって。

手を挙げて!

つまり、この子どもたちは、この現場指導を、今日だけで4回も受けたことになります。

すばらしい・・・。

指示がなくても、率先して、主体的に動く先生

そして、それを素直に受けとめ、きちんと約束を守る祝吉っ子。

この信頼関係において、祝吉小は、よい学校であり続けているのですね。

みんな、気を付けて帰るのですよ。

私たち、先生は、君たちを守るために。

精一杯、がんばります。

大好きなあなたたちの命を守るために。

しっかりついておいでね。

この子たちの、帰りゆく立派な姿を見て校長は今日、3度目の涙をぬぐいました・・・。

by 校長

by校「校長の2つの感動」004

祝吉地区は、子どもたちのための地区活動が盛んです。

社会福祉協議会、自治公民館長、民生委員・児童委員さん・・・。

皆さんが、幾重にも重なって、役を受けておられ、あやめ祭やスマイルカフェ、放課後子どもふれあい教室など、実に、多様な、様々なイベントが行われています。

皆さん、必ずおっしゃられるのは、「地域の子どもは地域で育てる」というキーワードです。

祝吉地区。実に、素晴らしい地区だと思います。

 

さて。

ここは。とある自治公民館

何か、熱心に、大人の方がお話をしています。

子どもさんの声も聞こえます。

ほお。

子どもたちがお勉強をしています。

調べてみると、9名の6年生でした。

 

お勉強を教えてくださっているのは、ここの公民館長様でした。

子どもたちは、熱心に館長先生のお話を聞いています。

お勉強は、教えてもらうだけではいけません。

館長先生は、説明の時に、わざと丁寧には、教えません。

子どもたちは、友達と話し合いながら、協働学習で問題を解決していくのです。

自分で解決して初めて、お勉強は、学力になるんだよ。

館長先生のお話には重みがありました。٩( ᐛ )و

 

さて。

ここは夢学舎。夢のばし学習応援塾。

館長先生や、福祉施設の「まりあ」様のご寄付や福さんの家の方々のご厚志、都城市の事業補助金、学習サポーターの卒業生のお姉さん先生たち。

そんな、有志で運営されている「土曜学習会」なのです。

夢学舎のメンバーは、1年間、毎週土曜日、2時間、みっちりお勉強します。

夏休みは、週に2回も開塾するとのこと。(°_°)

 

さて。

開塾式には、まりあの事務局長様都城社会福祉協議会の課長様も参加されました。

子どもたち、みんなのあいさつがよかったなあ・・・。

「勉強は得意じゃありません。だけど、みんなと一緒に問題を解いて、賢くなっていきたいと思います。」

一人一人が、感動的な自己紹介をしてくれました。

 

毎回、お昼ご飯も振る舞われます。

美味しそうな、特選「メロンパン」・牛乳

これから。この子たちは。

9名という少人数で。

兄弟姉妹のように、みんなで助け合って、学び合っていくのです。

皆さんが、大きな夢を掴めますように!

 

ところで。

校長が感動したことは、他にもありました。

塾生は、自主的に、きちんとお靴を並べていました。

さすが!\(^o^)/

 

さて。

塾生の帰りを見送ると・・・。

「校長先生、さようなら!」

「気をつけて帰るのですよ・・・。」

「はい!校長先生、ありがとうございます。」

その子の自転車のカゴには、ちゃんと、ヘルメットが・・・。

いつもヘルメットかぶってますか?」

「はい。命を守るためですから。」

自主的に、学ぶ道を選んだ、9名の子どもたち。

自己紹介の態度といい。

お靴の並べ方といい。

そして。

命を守る意志といい。

素晴らしい子どもたちが集いました。

 

6年生のみが通塾できる、土曜学習会、夢学舎

今日も、また、

祝吉って、すごい地区だなあと、そして。

祝吉っ子ってすごいなあと、

感心させられました。

 

by 校長

by校「健康観察1分前の奇跡」003

朝、7:30頃、祝吉っ子の登校が始まります。

集団登校班は、1年生をしっかり守ります。

歩く速さも、一年生に合わせて、ゆっくりです。

登校班は、一列で真面目に登校してきます。

班長旗を持つ班長は、プライドに輝いています。

班長さんや副班長さんは、班員を守り、約束を守り、とても偉いな、と感心します。

 

さて。

運動場では、高学年を中心に、「ボランティア活動」が盛んに行われています。

この祝吉っ子たちは、運動場に生えてきた、雑草抜きのボランティアです。

たくさんの祝吉っ子が、雑草の芽を抜いてくれています。

 

校長先生!

小さい芽をたくさん抜きましたよ。

「ありがとうね。手も汚れたでしょう。」

大丈夫です。「洗えばきれいになります」から。

 

こんな反応を返せる祝吉っ子の「純なきれいな心」が、校長は、大好きです!

 

さて。このメンバーの近くには、雑草を入れるビニル袋がありませんでした。

「誰か、ビニル袋を取って来てくれますか?」

すると。

「はい!」と元気な返事とともに。

走り出した二人。

彼らは、全力疾走で、運動場と反対側の校舎へ。

その間に、残った祝吉っ子は、黙々と草抜きを続けていました。

黙々と・・・ただ、黙々と。

手は汚れていきますが。

逆に、心はどんどんきれいになっていっている。

校長には、そう感じられました。

 

そこに。先ほどの6年生。全力疾走で、ビニル袋を届けてくれました。

「はい。雑草入れて!」

 

「ありがとう!」

たくさんの雑草が、袋に入っていきました。

時計を見て、子どもたちは動き始めます。

「さあ、あがろうよ!」

「うん!」

当然のように、全力疾走で。

「みんな、ボランティア、ありがとう!」

という校長に。

 

「校長先生、お礼を言ってくださって、ありがとうございます」

と、返してくる祝吉っ子って。

٩( ᐛ )وすごい・・・。

 

さて。この朝の小さな物語には、まだ、続きがあるのです。

この、袋に入った雑草をまとめた袋は。

さっき、ビニル袋を走って取りに行ってくれた、もう一人の6年生

手に渡っていました。

「その袋、君が捨てにいってくれるの?」

「はい、友達から受け取りました。」

「どうして?」

校長の質問に、その祝吉っ子は不思議そうな表情を浮かべました。

「僕が、代表で、捨てにいってあげようと、思ったからです。」

こんな、優しさに包まれた、祝吉小 ( ;  ; )

「ありがとうね。偉いね。

「校長先生。褒めていただいて、ありがとうございます!」

 ※ ありがとうの、ありがとう返し! これまた、すごい!٩( ᐛ )و

この学校、すごい子どもたちが、育っています。

健康観察1分前の奇跡、というお話でした。

 

by 校長

by校「離れていても一緒だよ」002

4年生。テストの時間でした。

 

お友達が、長い間、お休みすることになりました。

でもね。

離れていても、一緒だよ。

ぼくらには、クロームブックがある!

広角カメラが、学級の仲間を、きれいに映しだします。

このお子さんは、遠く離れていても、みんなと同じ学習を行いました。

いや、行えました。

 

そう、一人じゃないよ。

GIGAスクール構想とは、誰一人取り残すことなく、進められる教育の意味があるのです。

 

校長が声をかけると、そのお子さん、嬉しそうに手を振ってくれました。

校長も、うれしくなりました。

 

みんなで、お帰りを待ってますよ٩( ᐛ )و

 

テスト終了後。

クロームブックのドリル学習を始める子どもさんがいました。

先生は言われました。

クロームブックのドリルでもいいし、学級文庫読書でもいいです。

 

そう、ここから先の教育は、子どもが主役で、子どもの意思で、チョイスされていく時代になっていくのです。

クロームブックが生み出す、新しい波。

令和の日本型教育の実現を目指し、先生と子どもたちは、まだ見ぬ世界へ入って行こうとしているのです。

by 校長