出来事

出来事

自立とは?

11月20日・水曜日
  学校教育や家庭教育、社会教育等いろいろな教育がります。その中で、特に家庭教育は何を目的にしているのでしょうか、「親」の皆様いかがでしょうか。それは「子の自立」ではないでしょうか。自立に必要なことは何でしょうか。①自分のことが自分でできる、②善悪の判断ができる、③問題や課題、困難が振りかかってきても自分で解決できる、④経済的に自分で暮らしていける、⑤心身の健康を維持できる、⑥集団の中で強調や協力、扶助することができる、⑦国民としての責任や義務を果たすことができる、⑧基本的な会生活習慣が身に付いている、⑨公衆道徳やマナーが身に付いている、⑩自己主張できる等あると思います。これらをお父さんとお母さんが共に認識し、同じ価値観・方向性でお子様の教育に当たることが大切です。①から⑩について、子の実態に応じて優先順位を決め、段階的にどうやって(方法)身に付けさせていくか日々の中で悪戦苦闘していかなければいけません。「甘やかし」ということがあります。何が「甘え」なのか、「自立」と比べることで気付くことがあるかもしれません。その年齢になって「どうかな?」と思われる言動があれば、それは「甘え」または「自立不足」かもしれません。学校と保護者のトラブルはこの「自立」の認識の違いから発生することがあります。ですので、この点について、しっかり話し合うことが重要です。各学校ではこれから新入児保護者説明会が始ります。その時、学校の教育方針が説明されます。家庭教育と学校教育のすり合わせの時期ということにもなります。学校は「自立」のために「集団生活」や「学習」、「道徳やマナー」等の教育活動を行います。家庭教育と学校教育が合致することが望ましいことです。そういった視点で家庭教育や学校教育を見直してみてはどうでしょう。

PTA優良団体文部科学大臣賞表彰式

11月19日・火曜日
  本日、ホテルニューオータニ(東京)で文部科学省から「PTA優良団体文部科学大臣賞」をいただきます。PTA会長の代理で校長が出席します。表彰理由の1つとして、児童が毎日歩いて登校しているということが挙げられています。各家庭で子どもたちは決まった時間に起床し、朝ごはんをしっかり食べ、決まった時間に集まり、歩いて登校するということを毎日続けています。これは、保護者の皆様がしっかり親業を果たしているからこそできることです。規則正しい生活を毎日実践しているということです。歩かせるということもたくましい心身の育成につながります。今回の受賞を励みに、PTA活動がさらに充実・発展すればと思います。PTAの皆様、誠におめでとうございます。

日本人として

11月18日・月曜日
  外国に行った知人と話す機会があり、「日本人」としていかにあるべきかについて考えさせられました。外国に行くとよく尋ねられる質問があるそうです。「あなたはどんなことが得意ですか。」つまり、日本の文化や芸能等で何ができるかを尋ねてくるのだそうです。知人との会話で、習字や武道、伝統芸能等何か身に修めておかないといけないね、と話したところでした。グローバル化対応の1つとして現在小学校における「英語科」教育が取り上げられています。逆に中学校では日本教育として「武道」が始まっています。国際人としての資質の1つに、「母国の文化・伝統を身に付け、外国文化・伝統を受容できること」が挙げられます。日本文化や伝統等について「学校の授業で習った」とか「知ってる」にとどまらず、何か1つでも「ものにしてほしい」と思います。「自分は日本人としてこれができる」といったものがあれば日本人としての「自信や誇り」がもてるようになると思います。日本の中にいても外国の人と触れ合う機会が増えてきました。7年後にはオリンピックがあります。「日本人・日本は素晴らしい」と外国の人に認められるよう、今後磨いていければと思います。

職員研修

11月15日・木曜日
  学校では、毎週1回(水曜日)職員研修を行っています。授業力向上や行事の検討、生徒指導、道徳教育、特別支援教育、ICT、キャリア教育、人権教育、体育研修等様々です。特に力を入れている研究は「主題研究」です。研究授業をとおして検証しています。来週(11/20)は中学校で理科(1年生)の研究授業が行われます。小学校の先生方も参加します。再来週(11/27)は小学校で授業研究会があります。1年生(国語)、2年生(算数)です。児童・生徒の学力向上のために日々研究しています。成果は、CRTテスト(2月実施)やNRTテスト(5月実施)、全国学力学習状況テスト(6年生、4月)、みやざき学力学習状況テスト(5年生、4月)等で評価されます。児童生徒の一人一人の学力が向上すればと思います。

学校というところ

11月14日・木曜日
  現在の学校には各種団体・機関等から様々な「調査、協力、参加、募集、出張、チラシ配布」等の依頼や要望がたくさんあります。学校は取捨選択し、学校教育に沿ったものだけについて取り扱います。外部者が子どもに働きかけようとする場合、学校を使うことが便利と考えるのでしょう。保護者へのアンケートも一緒で、外部者は学校に依頼し、回収します。その際学校は、改めて保護者にお願いし、学校が回収しなければいけません。配付や回収の手間は学校職員がしなければいけません。ただでさえ忙しい中、外部者の依頼や要望等にも対応しなければいけませんので、多忙になります。「何でもかんでも学校へ」といった感がぬぐえません。先生方は「子どもへの指導」だけに集中したいのです。「勉強をしっかり教えたい。子どもと思いっきり遊びたい。」という思いが強くありますが、なかなかできません。先生方の欲求が満たされません。更に、保護者からのクレームもあります。これが今の学校です。先生方は、「子どものために」という思いのみで日々頑張っています。今年も残り1カ月余りとなりました。教職員として「いい年だった!」と言えるよう日々頑張ります。