地域学校協働活動とは?
地域学校協働活動とは、幅広い地域の方の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動のことです。東郷学園では、地域の方とともに地域課題を解決したり、地域の行事に参画してともに地域づくりに関わるといった活動に取り組んでいます。
東郷学園の「地域学校協働活動」の取組例
【東郷まちづくり協議会との意見交換会】
毎年、東郷まちづくり協議会と中学部の生徒で、意見交換会を行っています。「自分たちが将来帰ってきたくなる東郷にするために、今、自分たちが何ができるかを考えましょう」について様々な意見を交換します。この意見交換会の中から「山陰百姓一揆の紙芝居のDVD作成」「逃散百姓一揆記念の碑清掃」「カモミール入り焼きドーナツ販売」などの取組が生まれました。
山陰百姓一揆の紙芝居のDVD作成(令和2年度)
令和2年度、東郷まちづくり協議会は、地域の方が作成した山陰百姓一揆の紙芝居を映像化し、DVDにすることを決めました。その際、意見交換会で9年生たちがその声優役に立候補しました。そして、9年生と坪谷小学校の5・6年生は、プロの声優から演技指導をうけながら、制作活動に参加しました。
作成された山陰百姓一揆のDVDは、日向市の小中学校に配付されました。
※この取組はケーブルメディアワイワイのドキュメント番組として取り上げられました。
逃散百姓一揆記念の碑清掃(令和3・4年度)
令和3年度、総合的な学習の時間に、8年生が、山陰百姓一揆に関する調べ学習を行いました。そして、東郷まちづくり協議会との意見交換会の中で「この史実を、東郷に住む自分たちの誇りにしたい。だから、その記念碑を大切にしたい。そして、後世につなげていきたい。」との意見が出ました。その意見から、西城公園の「逃散百姓一揆記念の碑」の周辺の清掃活動へとつながりました。この活動は、令和4年度も実施しています。
カモミール入り焼きドーナツ販売(令和3・4年度)
「薬草のまちづくり」に取り組んでいた東郷まちづくり協議会は、「カモミールを東郷の特産品にしたい。」という思いがありました。そのことを意見交換会で話すと、9年生から「カモミール入りのパウンドケーキを作って販売まで東郷学園の生徒で行ってはどうか。」という意見が出されました。その意見を実現しようと話合いを繰り返した結果、おからを使ったカモミール入りのドーナツを製作することになりました。製作したドーナツを道の駅とうごうで販売したところ、令和3年度も令和4年度もすぐに完売しました。
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