日誌

2019年度

令和元年度の終わりに

 新型コロナウイルスの感染拡大により様々な教育活動やPTA活動に影響が出てしまった3月。学園から子どもの声が聞こえなくなることが、こんなに寂しいことだと改めて思い知らされました。卒業式や卒園式は何とか規模を縮小して実施できましたが、修了式・離任式はできませんでした。特に、学園を去ることになった職員にとっては、ゆっくり子どもと過ごす時間が欲しかっただろうな思ってしまいます。1日も早くこのような状況が終息することを祈るばかりです。
 まもなく、令和元年度が終わります。今年度、本学園の教育活動を物心両面から支えていただいた保護者や地域の皆様、関係各位に心より感謝申し上げますとともに、令和2年度も変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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ほのぼのふれあい活動

 宇納間地蔵大祭3日目、5年生から9年生までの40名で参加しました。祭りに来られた方たちへのおもてなし(お茶やお菓子の振る舞い、階段を上る方の荷物持ち、介添え、記念撮影のお手伝い)をとおして、祭りや地域のよさをアピールすることに役立てばと毎年行っています。火曜日にもかかわらず、多くの方々が訪れていました。「お茶はいかがですか。」「荷物をお持ちしましょうか。」と敷地内を動き回る姿がどこか生き生きとしていて地域の祭りや行事に対する子どもたちなりの思いが見えたような気がしました。
 しかしながら、365段もある階段を元気に往復する(走る)子どもたちのスタミナには驚きです。
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令和2年スタート

明けましておめでとうございます

 令和2年がスタートしました。昨日のブロック集会(後期ブロック)では、夢へ向けての第一歩、高校入試に臨む9年生に向けて、8年生がエールを送りました。今月28日から始まる私立高校の入試から3月18日県立高校合格発表までの約1か月半、緊張感をもって過ごすことになる9年生。例年のことながらインフルエンザの流行と重なる時期ですが、まずは、健康に留意し万全の状態で本番に臨むことを祈るばかりです。
 今年の干支は「庚子(かのえ・ね)」。
 「庚(かのえ)」は「更る(かわる)」様子を意味し、継続すべきことと刷新すべきことを見直す時期、これまでの自己から不要な価値観をそぎ落とし、新しい環境へ対応する体制を整える年なのだそうです。
 また、「子(ね)」は万物が成長し増えていく時期であり、 固い種の中に押し込められていたエネルギーが、陽気の訪れとともに一気に芽吹くことを意味するのだそうです。
 まさに、新しい環境に身を置き、自分らしさを発揮して活躍するのにふさわしい年。9年生をはじめ、学園生みんなにとって素晴らしい1年になるよう期待します。
 本年も美郷北学園への変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
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餅つき(5年生)

 12日(木)5年生が育て収穫したもち米を使って、餅つきをしました。午前9時に甲斐栄様方に集合し、餅つき開始です。はじめは、引率した先生達でお手本を、次に見様見真似で5年生がつきました。上手に杵を振る子、逆に杵に振り回される子いろいろでした。ついた餅は、適当な大きさにちぎって丸めました。集中するあまり、餅とり粉のことを忘れ、体中いたるところに付けている子もいました。それぞれ思い思いに楽しめたようです。
 昔はどこでも見られた風景ですが、今では少なくなりました。このような風景が残っている故郷に暮らす幸せをかみしめてほしいと思います。最後に稲作指導や餅つきの場所提供、準備をしていただいた甲斐栄様ご夫妻、また、当日お手伝いいただいた甲斐和夫様ご夫妻、井上千穂子様、大変ありがとうございました。
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ロードレース大会

 8日(日)令和最初の美郷北学園ロードレース大会でした。この日の最低気温はマイナス2℃肌を刺すような寒さでしたが、学園生は気合十分。スタートから力の限り飛ばす子、距離と体力を考えながらペース配分を考えて走る子、ライバルの様子をうかがい、駆け引きをしながら、勝負所を決めてスパートする子と様々に年中児から9年生まで、寒さを吹き飛ばすような熱いレースを見せてくれました。
 何より、一人も脱落することなく、全員完走したことが素晴らしいことです。この日の頑張りをこれからの学園生活にぜひ活かしていってほしいものです。
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祭りにて2

 宇納間神社、黒木神社の祭りから1週間、12月1日(日)は、入下神社の祭りでした。到着したときちょうど、学園生が子ども神輿を担いで、神社に向かうところでした。今年はウルトラマン神輿も登場し、なかなかの盛り上がりでした。この後学園生達は、午後になって出し物を披露し、ギャラリーから拍手喝采を浴びていました。
 2週にわたり、北郷の祭りに参加して、故郷の祭りのことを思い出しました。懐かしさと今でも当時のように賑わいを見せているのだろうかという思いと・・。故郷を愛する気持ちを育む、その一つの機会は、地域の祭りではないかと思います。これからも祭りや地域の行事には積極的に参加して、故郷北郷への思いを大きくしていってほしいものです。
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祭りにて

 23日(土)は、宇納間神社、黒木神社の祭りでした。学園生も神輿担ぎ、舞、練りなどで祭りに参加しました。私も、神事や直会等、参加させていただきました。
 祭りに合わせて、北郷に帰ってきた人もいると聞き、人と人との絆を深め、結びつきを強くする祭りは、地域にとってなくてはならない心のよりどころであり、また、祭りに参加したり、祭りを楽しむ人と触れ合うことは、日本人が大切にしてきたものを理解することにつながるのだと思いました。
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進路・夢の実現

 今朝はブロック集会がありました。後期ブロックの様子を見に行くと、9年生が、これからの進路や将来の希望、夢について8年生を前に話をしていました。先日、高校入試説明会を終え、来週から三者面談が始まります。いよいよ入試に向けての本格的な動きが加速していきます。受験は、「団体戦」と言われます。学びに集中する空気・環境を学級の全員で作り上げ、みんな合格するんだという気持ちをもち続け、これからの日々を過ごしてほしいと思います。
 希望する進路をつかみ取り、それぞれの夢の実現を目指して、がんばれ9年生。
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葉桜まつり

 11月3日(日)文化の日は、郷土の歌人、小野葉桜を偲び、「葉桜まつり」が催されます。歌人葉桜を広く永く顕彰するとともに、地方の詩歌の発展と文化の向上を願って平成元年から「葉桜短歌賞」を設け、毎年募集し、審査・表彰しています。全国から多数の応募があり、歌人伊藤一彦氏に選者を務めていただき、「葉桜まつり」において選評をいただいています。小学生、中学生においては、日向東臼杵他県内から819首の応募がありましたが、本校から最優秀賞、優秀賞、佳作と3名の入賞者が出ました。
 たった31音の短い言葉の中に、さまざまな情景や子どもたちなりの心情が巧みに詠まれていてちょっと驚きました。こんな感性をもった子どもたちが、美郷北学園にはまだまだいそうな気がします。
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美郷町小学校合同学習会(4年生)

 美郷町の小学校合同学習会が10日(火)に田代小学校でありました。いつも11名で活動している4年生ですが、今日は、田代小学校、美郷南学園の4年生も合わせて33名での活動です。
 はじめの会では、やや緊張気味に学校紹介をしていましたが、2校時の体育が始まると、そこはさすが子ども、すぐに体も心も温まり、歓声をあげながら仲良く活動に取り組んでいました。この後も、3校時に社会、4校時に国語とともに活動し、交流を深めました。
 友だちの考え方や感じ方に触れたり、また自分の考え方や感じ方を発信したりすることは、「そういうやり方もあるのか」「こういうふうに考えるところは自分といっしょだ」「それもいいけど、こうやったほうがもっとよくないか」と自分のものの考え方や見方を確認したり、修正・更新したりすることにつながります。その意味でも、3校の児童が集まり、いろんな個性とふれあい、ともに学習することは意義があると思います。
 小規模校のよさを生かしながら、「主体的・対話的で深い学び」につながる学習活動を工夫していきたいと思います。

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先輩からのメッセージ

 先日、「ようこそ先輩」と題して、卒業生の話を聞く機会を設けました。参加したのは、7~9年生、今回招いたのは、現在美郷町を離れ自分の夢に向かって努力している宮崎南高2年の海野紗香さんと神戸女子短期大学2年の柄桃香さんです。
 二人は自身の在学中の様子や今の自分の生き方・考え方、これからの夢を語ってくれましたが、二人の話を聞く中で、ある共通点に気が付きました。高校のオープンスクールへの積極的な参加、部活のマネージャへの挑戦や生徒会への立候補等の経験を話す中で
「自分から新たな(未知の)環境にかかわりをもつ」
「そこで出会った人々と積極的にコミュニケーションを図る」
ということを大切にしてきたということでした。
 以前「AI(人工知能)が人間の職業の多くに進出し、10年~20年後、約47%の人の仕事がなくなる」という論文が大きな話題になりました。それでも必ず残る仕事はある。その一つが「人と接する仕事」だそうです。その理由として「この仕事には、人が見せる表情やその場の雰囲気など読み取りながらコミュニケーションを図る力が求められるが、この力だけはさすがにAIでも無理だ。」ということのようです。
 未来について考えたとき、この二人の卒業生が語ってくれたことは、かつて経験したことのない社会が訪れる中で自分らしく生き抜くために必要なとても有難いメッセージだったのではないかと思いました。

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2学期 始業式


 27日(火)令和元年度2学期のスタートです。交通事故や水の事故等心配していましたが、みんな元気に38日間の夏休みを過ごせたことが何よりうれしいです。例年だと2学期が始まると同時に運動会の練習がスタートするのですが、今年はそれはありません。(運動会は1学期に実施しました。)しかし、北郷フェスティバルがありますので、そこを目標に学園生一同取り組んでまいります。2学期もそれぞれのよさを生かして、成長していってくれることを期待します。
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ヘルスサポート事業(調理実習)



 7日(月)は、健康福祉課、食生活改善推進委員の方々を招いて調理実習を行いました。これから親元を離れ、一人立ちしていこうとする9年生が、自分の健康についての講話や調理実習を通じて、将来健康的なライフスタイルを実践できるようサポートすることが大きな目的です。ご承知の通り、美郷町内には高校がなく、卒業と同時に高校進学のため、美郷町を離れます。他の地域よりも早く「自立」することを生徒たちには求められます。まずは健康で過ごす。その意味からも「食」は大切。わずか8か月後には、ここを旅立つ9年生。それまでに「自立」に必要な体験や経験を積み、美郷北学園が誇る卒業生として送り出したいものです。
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1学期 終業の日

 令和元年度1学期終業の日を迎えました。幼稚園児14名、小学部児童55名、中学部生徒24名全員が無事に過ごせたことを大変嬉しく思います。
 4月の入学式・入園式、5月の運動会をはじめ様々な行事や教育活動において、保護者や地域の皆様方に盛り上げていただき誠にありがとうございました。
 明日から、38日間の長い夏休みに入ります。子どもたちが健康で安全に過ごせるように、素敵な思い出と体験を通して成長できるような時間が過ごせるように、そんなことを期待しながら、2学期始業式を楽しみに待ちたいと思います。
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川遊び(美郷科 1・2年)


 先週予定していた川遊びでしたが、雨と増水のため今週になりました。故郷の自然に触れ、そのよさを実感しようと17日(水)2~3校時にかけて、1・2年生14名で北郷支所下の河川で遊んできました。
 延期された1週間分の思いが一気に噴き出し、子どもたちは大興奮。オタマジャクシや小魚に加えて、何とスッポンまで出現。大満足の川遊びでした。
 こんな素晴らしい環境が、身近に見られる故郷北郷、この子らの子の代、孫の代とこれからもずっと残してほしいものです。
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給食試食会

 7月の学園参観日に合わせて、保護者を対象にした給食試食会を実施しました。給食試食や子どもたちの給食時間の様子などを参観していただき、学校給食への理解を深めていただくことがねらいです。
 本日の試食献立は、「鶏飯、牛乳、野菜と海藻のナムル、冷凍パイン」です。
 ※ HPの「給食室」をご覧ください。
 美郷北学園の給食は
 ☆ お米、大豆、豆腐、こんにゃく、しいたけ等の食材は、美郷町産や北郷産のものを使用しています。
 ☆ 毎月16日を美郷の日として、美郷町で生産されるものを使った献立作成を行い、子どもたちが故郷の
  食材を知り、故郷を愛する心を育てるように工夫しています。
   「食」を通じて、美郷の魅力を発見し、美郷で生活できるよさを実感してくれればと思います。本日 
  参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
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ふれあいフェスタ・ふれあい給食


 高齢者クラブの皆様をお招きし、幼稚園・前期ブロックの子どもたちと地域の方々との「ふれあいフェスタ」を行いました。1.2年教室・光の庭・体育館に分かれて、紙飛行機づくり、あやとり、紙風船、福笑い、輪投げ、アキュラシー(フライングディスク)等の遊びを子どもたちとともに楽しんでいただき、活動の後は1年~4年教室に分かれて「ふれあい給食」を行いました。たくさんの方々に参加していただき、子どもたちも大変喜んでいました。今後とも、本校教育活動へのご支援・ご協力の程よろしくお願いします。
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修学旅行(広島)から


 1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、人類史上初の都市に対する核攻撃が行われました。生徒たちが見ているのは、広島県産業奨励館(原爆ドーム)です。原爆投下時、中にいた30人余りは全員死亡したと伝えられています。爆風が真上から当たったため、壁の一部やドームの鉄枠は倒壊を免れたそうです。当時の広島市は人口35万人程、そのうち約16万6千人が被爆から4か月以内に亡くなったと伝えられています。
 ここを訪れた日は、美しい青空に白い雲がぽっかりと浮かぶ、のどかなよく晴れた日でした。74年前に、この美しい空が数千度の熱風と恐ろしいキノコ雲に覆われたことを忘れてはいけない。そして、今ある何でもない日常がどんなに幸せなことか感謝しなければならない。生徒たちはこの原爆ドームを見ながら、いったいどんなことを思ったのでしょうか。この子たちが生きる未来がずっと平和でありますように、そう願わずにはいられませんでした。
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夏の到来

 梅雨の晴れ間が覗いた昨日1・2校時に中・後期ブロックの児童生徒(5~9年)、職員でプール掃除を行いました。これをやるといよいよ夏が来たなと感じます。これから1学期いっぱい体育の授業は水泳です。子どもたちにとって、待ちに待った楽しい季節の始まりです。

 しかし、深刻な事故が起きやすいのも水泳です。一度事故が起きれば、即命に関わります。万が一の事態に備え、放課後に職員対象の救命救急法の研修を実施しました。救急車を呼んでも北学園までは10分程かかってしまいます。救急車が来るまでの間、心肺蘇生に関わる措置をどれだけ迅速にやるかで、蘇生率が大きく変わります。研修を受ける職員達は講師の方々の指導を聞きながら、真剣に一つ一つの措置を練習していました。しかし、何よりそのような緊急事態が起きないよう、児童生徒への事前指導や監視体制をしっかりしておきたいと思いました。
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第5回美郷北学園運動会

 5月というのに、かつて例を見ない程の猛暑。高温による熱中症が気になりましたが、滞りなく第5回美郷北学園運動会を終えることができました。暑い中、お出でいただき、子どもたちに熱い声援を送っていただいたご来賓・ご家族・地域の皆様、また、前日準備、当日の後片付けとご協力いただいたPTAの皆様、誠にありがとうございました。



 中・後期ブロックの学園生達が幼稚園の子供たちの手を引いて、あれこれと世話をし教えている姿を見ながら、ほのぼのとした気持ちになりました。学園生達は、競技も運営もこれまでの練習や準備をしてきた成果を遺憾なく発揮してくれました。11年間をつないだ美郷北学園ならではの、温かみのある感動的な運動会でした。
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天気回復

 昨日、一昨日と宮崎は記録的な大雨に見舞われましたが、今日は打って変わって五月晴れ。しかし、雨量が相当なものでしたので、学園横の河川はかなり増水していました。今日の3校時は全校体育、運動場は大丈夫かと見に行くと、専科や時間に空きがあった職員が自主的に整備・ライン引きを行っていました。中庭に目を向けるとこちらでも花壇の整備や除草を。


 また、先日は、奉仕活動が中止になる中、PTA有志の方々が自主的に作業を行ってくださいました。このような、職員やPTAの皆様の献身的な活動によって、本学園の教育環境や教育活動が支えられているのだと改めて感じました。今度の日曜日が運動会です。きっと素晴らしい運動会になると思います。
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運動会に向けて

 長い10日間のGWも終わり、学校に元気な子どもたちの姿が帰ってきました。この10日間の出来事を友達にうれしそうに話す様子があちらこちらで見られ、見ているこちらもつい笑顔になりました。一方、県内ではこのGW期間中に不幸な事故等により、児童生徒が亡くなったというニュースが入ってきています。これからという若い命が失われたことに心が痛みます。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、本校では今年から、運動会を5月に実施することになりました。先月26日(金)に結団式を行い、GW明けから練習を開始しています。中期・後期ブロック(5~9年生)の児童生徒たちは、早速、隊形の確認や行進・駆け足、エイサーの練習に励んでいました。特に今年から中期ブロックの仲間入りをした5年生にとっては初めて経験することも多く、これから覚えなければならないこともたくさんですが、上級生たちが5年生を囲んで、エイサーなど丁寧に指導をしていました。学び合い、教え合いながら成長していく様子を見守っていきたいものです。
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4月も終わり・・

 22日(月)から25日(木)までの4日間、御多用な中に家庭訪問に御協力いただきありがとうございました。御家庭からいただいた様々な情報を活かし、子どもたちの健全育成に努めてまいります。今後とも、御理解・御協力のほどよろしくお願いします。

 さて、明日で、4月の教育活動は終わり。8日の新任式・始業式、11日の入学式、12日の入園式とつい昨日のように思いますが、過ぎてみれば早いものです。新年度のスタートに当たり、4月は様々な行事、それにかかわる準備も多く、一年の中でも慌ただしい月の一つです。そんな中、一人一人の子どもを見つめ、熱心に指導にあたった先生方、本当にお疲れ様です。子どもたちも4月当初の緊張が少し解けたのか、笑顔で登校してくれています。今年は10連休と長いゴールデンウィークが待っています。子どもも保護者の皆様も、また先生方もしっかりリフレッシュしてください。そして、5月も活気溢れる美郷北学園でいきましょう。交通安全にはくれぐれも御留意を。
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