校長室から

2018年8月の記事一覧

校長室が快適になりました!

今日で8月も終わり。この8月も全国的に記録に残るような猛暑・酷暑が続きました。この高千穂も猛暑日とまではいかないまでも、連日の暑さにはさすがに堪えました。

ところで、本校の校長室は数年前からエアコンが故障しており、昨年度赴任した私も、昨年、今年と夏場はサウナ状態の校長室に閉口の日々でした。私以前の校長先生方もよく我慢されていたな、と思います。校舎の構造上、風通しもよくなく西日も差し、午後からの室内は33~34℃になることが多かったのです。特に湿度も高い日は、不快指数も上がりっ放し。なんとか扇風機とこまめな水分補給で私自身が熱中症になることはありませんでしたが、エアコンの利く教室や職員室がうらやましい限りでした。

  夏も終盤を迎えた今日、ようやく待望のエアコンが新たに設置されました。近頃は朝夕が涼しくなり、秋の気配を感じることも多くなってきましたが、まだまだ昼間は残暑で気温の高い状態が続くことと思います。しかし、これで気持ちよく職務に集中できますし、来客者にも快適に過ごしていただけます。そして、いろいろな会議も校長室で開くことができます。本当にありがたいです。町当局に御礼申し上げます。


☆ 残りの夏、省エネにも気を配りながら、適切に活用させていただきます。この夏、児童クラブにもエアコンを設置していただきました。快適な環境の中で、私も子どもたちも気持ちよくまた健康的に過ごせます。ありがとうございました。


登校日にて。

今日から8月。学校は、夏休み唯一の登校日でした。

全校朝会を行いましたが、この8月は、どうしても子どもたちに伝えたい内容があり、昨年に引き続き、話をしました。「8月は、『平和』を考える月」というテーマです。広島・長崎の原爆投下、そして終戦と、この8月は、先の大戦に関わる大きな出来事があったこと、「命」や「平和」について考える大事な月であることを子どもたちに語り継いでいく必要があるとの思いからです。

まず、子どもたちに、絵本「8月6日」を読み聞かせました。この絵本は、絵本作家の中川ひろたかさんが、広島でなくなった自分の伯父、被爆者となった自分の母の体験を描き伝えられた絵本です。子どもたちが戦争の悲惨さを感じ、平和について考えるきっかけになれば、と読み聞かせをしました。

それから、8月6日、9日の広島と長崎での原子爆弾による被害や15日の終戦の日について説明しました。

そして、「今、日本が『平和』なのはなぜでしょうか?」、「みんなが大人になったときも『平和』は続いているでしょうか?」と問いかけ、「どうすれば『平和』な世の中が続くか、考えましょう。」と、話を閉じました。

今年で、戦後73年を迎えます。年々、戦争を直接体験された方々が高齢化する一方で、戦争を語り継ぐ方も減っています。私のように戦争体験がない者の知り得る範囲の情報であっても、辛い過去の出来事を語り伝えていくことは教師としての使命でもあるとも考えています。そして、子どもたちが命の尊さに目を向け、戦争と平和について考え、日本はもちろん、世界中からあらゆる戦争や内戦などがなくなる平和な世の中を希求し、行動する人間に育ってくれれば、と願っています。

  8月を迎えて、テレビなどでは、戦争にまつわる報道やドラマ、ドキュメンタリーなどもこれから増えてくると思います。戦時中を体験したおじいちゃんやおばあちゃん方の話を聞くのもよいでしょう。ぜひ家庭でも話題にされ、親子で平和について考えてみるとよいと思います。
 

☆ みんな真剣に話を聴いてくれましたね。戦争のない「平和」な世の中にするために、自分は何ができるか、この機会に考
 えてみてくださいね。 

☆ 残り25日の夏休みも、安全にきまりよく、有意義に過ごしてくださいね。次は、2学期の始業の日27日(月)に元気
 に会いましょう!