2018年10月の記事一覧

校長トーク第18回

 10月16日(火)
  子どもたちの活躍の場である三大行事の「文化祭」が盛会のうちに幕を閉じました。
三大行事とは、一つは「生徒総会」、二つは「運動会」、そして最後の「文化祭」です。
  生徒総会で年間の活動計画について協議し、自分たちで東方中学生としてどのような取組を企画し、実践していくか話し合います。それを受け、スポーツ面、文化面と一人一人が主役になり、活躍できる場を作り出します。それぞれの場面では、自主的、主体的に取り組むことに意味があります。取組状況によっては、達成感は違ってきます。なので、当日の成功は日々の努力に繋がるため、子どもたちの気合いはより高まってきます。その達成のために、意見がくい違ったり、時間が合わなかったり、協働で行うことと、美術作品や技術・家庭、書道など、個人で制作することもあります。
 これだけのことを実行するには、文化祭までの準備期間は皆んな大いそがしでした。正直、お互いどのような仕上がりになつのかは、当日のお楽しみなのです。
 中学生の時期の伸びしろは、「未知」です。わたしたち教職員の願いや思いに対して、どんどん応えてくれます。その結果の一人一人が主役になれた文化祭でした。
 ご観覧いただいた保護者、地域、関係者の皆様、子どもたちの頑張りはいかがだったでしょうか?運動会同様、全員で作り上げた文化祭は、皆様に感動をプレゼントできたでしょうか?
  これから、3年生はいよいよ受験モードに切り替わります。1・2年生は、まだまだそれぞれの学年でやるべきことが残されています。戌年も、いよいよ2ヶ月と少し!

追伸 
 全校合唱は11月9日(金)の西諸県地区音楽大会でもパワーアップして演奏しますので、是非ご鑑賞いただけるとありがたいです。

校長トーク第17回

 10月5日(金)
 1学期終業のあいさつ
 慌ただしかった1学期が終わりました。振り返ると、世の中では、地震や台風による自然災害、アジア大会における日本選手団の活躍、本校では、修学旅行の延期、運動会や福祉体験等の成功、中体連等を含めたスポーツ面や文化面での活躍が見られました。
 そんな中、一人一人の取組では、生徒会の活躍、輪太鼓の充実、学力面の向上など、生徒たちは目的をもってそれぞれ一生懸命に取り組んできました。そんな生徒たちをとても誇らしく思います。
 さて、先日、あるラジオ番組で、中学生が「人生100年と言われますが、先が長くてため息が出ます。」的なことをいっていたそうです。それを聴かれていた区長から、「私たちはあと何年生きられるかと考えますよ。」その対照的な会話を聞いて、改めて人生について振り返ってみました。
 生きているといろいろなことに出会います。この世に誕生し、時間は確実に進んでいきます。今の化学では、誰にも時を止めることはできません。一生懸命悩んでいる時間も、ぼーっとしている時間も、遊んでばかり入る時間も、勉強している時間も、すべての人に平等に与えられた時間です。
 そこで、最近話題になっている「君たちはどう生きるか」の内容から感じたことを紹介します。本の中にこんなことが書かれているそうです。
 「人生の意味というのは、生きる目的と同じです。どう生きるというのは、生き方ですから、生きる手段です。生きることを歩くことや走ること、飛行機で飛ぶことにたとえるとわかりやすくなります。目的なしに歩けば、どんな歩き方をしても歩き倒れです。目的なしに走ったら、どんな走り方でも走り倒れです。目的地の飛行場を知らずに飛行機が飛んだら、どんな飛び方をしても墜落あるのみです。」「どう生きるか」よりも「なぜ生きるか」はもっと大事なのです。
 2学期は、文化祭に始まり、進学、進級と向かいます。これからどう過ごすか、何を目標とするかは、それぞれで考えていきましょう。社会に出る前にそれを考えるのが中学生という時期です。失敗を恐れず、失敗しても反省すれば前に進めます。そうすれば、素敵に輝く自分が生まれます。今という時間をありがたいと思って、これからも進んでいきましょう。