2019年6月の記事一覧

校長トーク43回

  梅雨らしくなったと思いきや、いきなりの雷豪雨!自然の気まぐれさにはどうにも太刀打ちできません。本校は、7月2日~5日まで、関西方面の修学旅行を計画しています。どうして合わせたように雨が・・・。子どもたちにとっては、どんな状況下でも楽しいんですけど、できればベストな状態で連れて行ってあげたいと思う親心です。
  親心といえば、この季節によく市内で目にする光景があります。それは、朝の送迎の様子です。カッパを着て頑張って登校する子。雨に打たれながらも集団登校している小学生。結構「自力登校」している姿をよく見かけます。反面、校門前に車を停めて降りてくる子を見かけます。怪我をしているわけでもなく、傘を持っているのに校舎が近いためか傘を開かないまま走って行く姿を、皆様はどう受け止められますでしょうか?道路脇に停めるので、通行の妨げになっていることを運転されている方は気づかれているのかな?と思わずにはいられません。確かに、大人の感覚では、そばまで送ってもらうと歩かなくてすみます。「楽だなぁ」と思いますね。しかし、車社会の現代、私たち人間は歩くことが減っている事も事実です。健康面を考慮して、「歩きましょう!」の推進が叫ばれている今日。「我が子にはどんな大人になって欲しい。だから今は○○○する。」など改めて考えてみることも必要なのかもしれませんね。

校長トーク42回

 皆様は、今の本校の輪太鼓を作っていらっしゃる方をご存じでしょうか?昔は身近なところにも職人の方はおられたのでしょうが、現在は鹿児島の方にお願いしております。皮が破れて叩けない輪太鼓を持って、直接鹿児島県日置市伊集院町にある「宮内太鼓楽器店」を訪ねてきました。以前よりどんな方が作っているのか、どんな風に作っているのか等々興味がありましたので、電話でお願いするより直接会ってお話ししたいと考え、早速土曜日に行ってきました、。ご本人も立派な職人の方でしたが、それを支える奥様もとても感じの良い方でした。家に上がらせていただき、お茶を飲みながら最近の太鼓の皮事情や伝承の大切さ、何代目であるかなど、様々なお話を伺うことができました。携帯電話に去年の秋祭りの様子を動画でとっていたので見ていただくと「こうやって使っているんですね!」と感動してくださいました。
 最近では、野菜や工具など、生産者の顔が見える場面が増えてきました。誰が、どうやって、どんな思いで丁寧に作り上げているかがわかると、より一層輪太鼓に愛着がわいてきます。機会があったら、是非本校にご招待して子どもたちの演舞する姿を見ていただきたいなと心から思いました。

校長トーク41回

 先日6月20日、東京にあるパナソニック教育財団より2名来校され、本校のICT推進校としての取組や授業の様子を参観に来られました。木造校舎のぬくもり、自然豊かな環境、子どもたちの笑顔や真剣なまなざし、教えあう姿、そしてタブレットPCの使いこなしなどを通して、えらく感動されていました。本校の来校は2回めですが、前回と違って授業の様子を参観できたので、さらに東方中に対する好感度がアップしたようです。子どもたちが褒められるのって嬉しいですよね!これも保護者や地域の協力があっての結果です!気持ちのこもった温かい支援体制があるからこそ、私たち職員も頑張れます!たぶん未来は小学校低学年の子どもたちが、パソコンをさくさく使いこなしているやしれません。
 急速に進化する時代に生きる子どもたちには、スピード感も必要ですが、東方の子どもたちのように純朴さや思いやりは決して失ってはいけないと、改めて再認識できる良き機会となりました!これって人として生きる上で、ものすご~く大切なことですよね。

校長トーク40回

 梅雨に入り、紫陽花(アジサイ)が一斉に花盛りです。紫陽花を観光地にされている名所は、さぞ綺麗なことでしょうね。先日テレビでも取り上げられていましたが、種類もたくさんあって、色とりどりで、丈夫で大きくなるし、無臭なのでどんな場所でもなじめるし、虫もつかないそうです。実は、私が2番目に好きな花です。(1番めは「コスモス」) 雨で外に出れない時など庭の紫陽花があたりを明るくしてくれます。色とりどりあるので何故か気分も明るくなります。紫陽花の葉っぱの上には必ずカタツムリがいると今まで思っていたのに・・・実際が違うそうです。6月は辺り一面田んぼに水が張られる季節です。まさにその光景にマッチする花。日本の四季ってなんて素敵なんでしょう!
 熊野神社前の校舎周りの土手が長年の水で崩れ始めており、先日、水をせき止めるために紫陽花を植えてみました。うまく育つと嬉しいです。きっと大きくなって、いつまでも綺麗な花を咲かせてくれるといいな!

校長トーク39回

 昨日は、他の学校がやっていない「3年生の高校訪問」がありました。この取組は、大変珍しい進路学習の一環です。行きたい高校を訪問するのではなく、西諸県地区にある「県立小林高校」、「県立小林秀峯高校」、「小林西高校」、「県立飯野高校」の4校に分かれて半日学校を訪問し、お話を伺ったり、体験をさせてもらったりして勉強します。その内容をクラスメイトや後輩のためにわかりやすくまとめ、発表するといった体験です。
 高校側もこの取組に賛同してくださり、毎年気持ちよく受け入れてくださっています。行きたい高校は、これから各学校単位でオープンスクールという形で実施されるので、その前の調べ学習といったところです。ネット等で調べてまとめることはよくありますが、実際に高校に出向いていって現場を体験できるということは大変意味深いことです。
 これから3年生にとっては、進路決定の大切な時期とあって、みんな真剣な態度で臨んでくれました。頑張れ、3年生!