日誌

10/21 得手不得手

昨日は山麓線沿いにある実家の稲刈りの手伝いに行ってきました。

天気が危ぶまれましたが、幸いにも雨にならなかったため無事に作業を終えることができました。

 

私が小さい頃は、バインダーという歩行式の稲刈り機を使って刈り取りをしていました。その後、父は乗用小型のコンバインを購入してしばらく使っていました。

何より、機械の導入によって、それまでの手作業からの劇的なスピードアップに驚いた記憶があります。

 

昨日の刈り取りは知り合いの方にお願いして、大型のコンバインを使用しました。

稲6列程をヒトの小走りくらいのスピードでダーッと刈り取って脱穀していきます。藁が不要な場合は細かく切って田んぼに捨ててくれます。

昔であれば、何日もかかった脱穀作業までがその場で終わってしまいます。稲刈りをするのに、コンバインを操作する人と溜まった籾を運ぶ人の2名で済んでしまいます。

機械化というのはすごいと改めて思います。

 

ただ、こんなに高性能コンバインですが、刈りにくい場面もあるようです。

例えば、田んぼの入口の傾斜がきつかったり、四隅の土手が壁になっていたりする場合です。

このような場合は、機械が入れる範囲や、土手の手前の一部範囲を手刈りしておいた方がスムーズに機械を動かせます。

いつもお願いしている方は、その処理をしていなくても操作技術を駆使してなんとかしてくださる腕の持ち主です。

しかし、人がやった方が速い場合は人がやればいいんですよね。

機械も人も得意不得意があるわけですから、状況を見て得意分野を活かすことが大切だなあと改めて感じました。