令和6年度 小林市立須木中学校 部活動の方針
須木中学校方針策定の趣旨等
小林市立須木中学校は、運動部の運営に向けて、小林市教育委員化が策定した「小林市中学校部活動の方針(平成30年11月)に則り、部活動の運営の適正化と指導に当たる教職員の多忙化の解消にあたるようにする。
〇 知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育む「日本型学校教育」の意義を踏まえ、生徒が運動やスポーツなどを主体的に楽しむことで運動習慣の確立等を図り、生涯にわたって心身の健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力の育成を図るとともに、バランスのとれた心身の成長と豊かな学校生活を送ることができるようにする。
〇 運動部活動は、生徒の自主的、自発的な参加により行うものである。学校は学校教育の一環として教育課程との密接な関連を図り、適正な時間管理の下、合理的でかつ効率的・効果的な運営に努める。
〇 学校全体として、運動部活動の運営及び指導に係る体制構築に努める。
1 適切な運営のための体制整備
(1)部活動の方針の策定等
ア 校長は、県教委及び市教委の方針に則り、毎年度、「学校の部活動に係る活動方針」を策定する。
部顧問は、市教委が作成した別添様式を参考に、年間活動計画(活動日、休養日及び参加予定大会日程等)並びに毎月の活動計画及び活動実績(活動日時・場所、休養日及び参加予定大会日程等)を作成し、校長に提出する。
ウ 校長は、上記ア・イの活動方針及び活動計画等を学校のホームページへの掲載等により公表する。
(2)指導・運営に係る体制の構築
ア 校長は、生徒や教師の数、部活動指導員の配置状況を踏まえ、指導内容の充実、生徒の安全確保、教師の長時間勤務の解消等の観点から円滑に部活動を実施できるよう、適正な数の運動部・文化部を設置する。
イ 校長は、部顧問の決定に当たっては、校務全体の効率的・効果的な実施に鑑み、教師の他の校務分掌や部活動指導員の配置状況を勘案した上で行うなど、適切な校務分掌となるよう留意するとともに、学校全体としての適切な指導、運営及び管理に係る体制の構築を図る。
ウ 校長は、毎月の活動計画及び活動実績等の確認により、各部の活動内容を把握し、生徒が安全に活動を行い、教師の負担過度とならないよう、適宜、指導・是正を行う。
エ 校長は、教師の部活動の関与について、「学校における働き方改革に関する緊急対策(平成29年12月26日 文部科学大臣決定)及び「学校における働き方改革に関する緊急対策の策定並びに学校における業務改善及び勤務時間管理等に係る取組の徹底について(平成30年2月9日付け29文科初第1437号)」を踏まえ、法令に則り、業務改善及び勤務時間管理等を行う。
2 合理的でかつ効率的・効果的な活動の推進のための取組
(1)適切な指導の実施
ア 校長、部顧問及び部活動指導員等は、部活動の実施に当たっては、文部科学省が平成25年5月に作成した「運動部活動での指導のガイドライン」に則り、生徒の心身の健康管理(スポーツ障害・外傷予防やバランスのとれた学校生活への配慮等を含む)、事故防止(活動場所における施設・設備の点検や活動における安全対策等)及び体罰・ハラスメントの根絶を徹底する。
イ 運動部顧問は、スポーツ医・科学の見地からは、トレーニング効果を得るために休養を適切にとることが必要であること、また、過度の練習がスポーツ障害・外傷のリスクを高め、必ずしも体力・運動能力の向上につながらないこと等を正しく理解するとともに、生徒の体力の向上や、生涯を通じてスポーツに親しむ基礎を培うことができるよう、生徒とのコミュニケーションを十分に図り、生徒がバーンアウトすることなく、技能や記録の向上等それぞれの目標を達成できるよう、競技種目の特性等を踏まえた科学的トレーニングの積極的な導入等により、休養を適切に取りつつ、短時間で効果が得られる指導を行う。
また、専門的知見を有する保健体育担当の教師や養護教諭等と連携・協力し、発達の個人差や女子の成長期における体と心の状態等に関する正しい知識を得た上で指導を行う。
ウ 文化部顧問は、生徒が生涯を通じて文化・科学等に親しむ基礎を培うことができるよう、生徒とコミュニケーションを十分に図り、生徒がバーンアウトすることなく、それぞれの目標を達成できるよう、休養を適切に取りつつ、短時間で効果が得られる指導を行う。
エ 運動部顧問は、中央競技団体が作成する「運動部活動における合理的かつ効率的・効果的な活動のための指導手引」を活用して、ア及びイに基づく指導を行う。
3 適切な休養日等の設定
ア 部活動における休養日及び活動時間については、成長期にある生徒が、運動、食事、休養及び睡眠のバランスのとれた生活を送ることができるよう、以下を基準とする。なお、運動部活動については、ジュニア期における、スポーツ活動時間に関する研究〔「スポーツ医・科学の観点からのジュニア期におけるスポーツ活動時間について」(平成29年12月18日 公益財団法人日本体育協会)〕も踏まえ、活動時間を設定する。
① 学期中の休養日の設定
週当たり2日以上の休養日を設ける。〔平日は少なくとも1日、土曜日及び日曜日(以下「週末」という。)は少なくとも1日以上を休養日とする。第3日曜日は「家庭の日」の趣旨を踏まえ、原則として部活動を実施しないこととする。各種大会やコンクール等への参加などにより、土日に休養日が設定できない場合は、2か月を1単位として捉え、8回程度の週末の休養日を設定する。〕
② 長期休業中の休養日の設定
学期中に準じた扱いを行う。また、生徒が十分な休養日をとることができるとともに、部活動以外にも多様な活動を行うことができるよう、ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設ける。
③ 1日の活動時間
長くとも平日では2時間程度、学校の休業日(学期中の週末を含む)は3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な活動を行う。
イ 校長は、1(1)に掲げる「学校の部活動に係る活動方針」の策定に当たっては、上記の基準を踏まえるとともに、市教委が策定した方針に則り、各部の休養日及び活動時間を設定し、公表する。また、各部の活動内容を把握し、適宜、指導・是正を行う等、その運用を徹底する。
ウ 平日の休日については、毎週月曜日を「リフレッシュデイ」と設定し、全部活動を休日とする。その際、祝日や振替休業日が月曜日と重なる場合や試合などを実施した場合は、活動を行ってもよいが、その後に休日が取れるように配慮する。休業日の活動時間は、3時間以内としている。
4 生徒のニーズを踏まえたスポーツ環境の整備
(1)生徒のニーズを踏まえた部活動の設置
ア 校長は、より多くの生徒の運動機会の創出が図られるよう、季節ごとに異なるスポーツを行う活動、競技志向でなくレクリエーション思考で行う活動、体力つくりを目的とした活動等、生徒の多様なニーズに応じた活動を行うことができる運動部の設置について検討する。
また、文化部についても、各学校の実態に応じて生徒の多様なニーズを踏まえた部の設置について検討する。
イ 校長は、今後生徒数の減少に備えるため、部活動の精選を行い2つの部活動にした。今後も生徒数減少が考えられるため、「本校の部活動規定」(平成30年1月施行)に従いながら、部活動について検討していく。
(2)地域との連携
ア 校長は、生徒のスポーツ環境の充実の観点から、学校や地域の実態に応じて、地域のスポーツ団体との連携、保護者の理解と協力、民間事業者の活用等による学校と地域が共に子どもを育てるという視点に立った、学校と地域が協働・融合した形での地域におけるスポーツ環境整備を進める。
イ 校長は、県及び市教委が実施する部活動指導員の任用・配置や、運動部活動顧問及び部活動指導員等に対する研修等、スポーツ指導者の質の向上に関する取組について、関係機関及び関係団体との協力体制の充実に努める。
ウ 校長は、毎年、年度当初に部活動説明会を実施し、各部活動の後援会長・副会長に対して、部活動の活動方針を説明する場を設ける。その際に、部活動の現状等について確認したり、保護者との意見交換等を行ったりすることに努める。
5 学校単位で参加する大会・コンクール等の見直し
ア 校長は、運動部や文化部が週末等に開催される様々な大会・コンクール等に参加することが、生徒や部顧問の過度の負担とならないよう、運動部や文化部が参加する大会・コンクール等の数の上限の目安について、県教委や市教委及び県中学校体育連盟と連携し、検討する。
イ 校長は、生徒の教育上の意義や、生徒や部顧問の負担が過度とならないことを考慮して、参加する大会・コンクール等を精査する。
6 本年度の部活動状況
ア 部活動体制
部活名 |
性 別 |
部員数 |
合 計 |
||
1年 |
2年 |
3年 |
|||
ソフトテニス部 |
(男 子) |
2 |
2 |
1 |
9 |
(女 子) |
3 |
0 |
1 |
||
社会体育部 剣 道 |
(男 子) |
1 |
0 |
2 |
4 |
(女 子) |
1 |
0 |
0 |
||
社会体育部 バレーボール |
(男 子) |
|
3 |
0 |
3 |
その他(野球等) |
|
|
1 |
0 |
1 |
合 計 |
|
7 |
6 |
4 |
17 |
イ 配慮事項
① 年度当初のPTA総会で、部活動推進に係る基本方針を保護者に伝える。
② PTA総会後に、管理職、部活動担当者、PTA会長、各部活動顧問及び後援会長を交えての、部活動推進に係る説明と協議を行い、年間を通してスムーズに活動できる体制を整えておく。
③ 職員会や部活動顧問会において、平日及び休日の部活動の活動時間を含めた在り方を確認する。
④ 各部の顧問は毎月、最後の週までに翌月の活動計画表を管理職に提出するようにする。
⑤ 長期休業日における活動については、事前に後援会とも相談し、計画を立てる。
⑥ その他、細則については、学校経営案に参照してある項目を適宜、確認するようにする。
令和6年度 須木中学校 部活動規則
1 生徒の本分は、勉強(学習)である。部活により、勉強がおろそかにならないように努力する。また、学級活動・生徒会活動を優先することを原則とするが、その際昼休みを活用し、できる限り放課後の練習に差し支えないように取り組むとする。
2 平日は2時間、土・日、祝日は3時間の練習を原則とする。ただし、練習試合や大会は別とする。また、週に平日は1日、休日は1日休むことを原則とする。
3 自転車使用は、自転車通学許可生徒のみとする。ただし、必ずヘルメットを着用すること。自転車に関しては、学校で許可されたものを使用することとする。
4 全生徒は、反射タスキを必ずつけ、登下校するものとする。
5 校内テスト前は3日前、もしくは5日前より、部活動中止とする。
6 部活動時間は、下記のように定め、部活動終了時間、下校時間を厳守すること。
月 | 部活動終了時間 |
部活動バス 下校時刻 |
3月~10月秋季大会 | 18:00 | 18:15 |
中体連秋季大会後~1月まで | 17:15 | 17:30 |
2月~3月 | 17:30 | 1745 |
※ 終了時間については、部顧問の判断によって、繰り上げ可能とする。
7 部室は、更衣及び用具保管に使用する。部室内での菓子類などの飲食は厳禁とする。
8 部室の掃除を月に1回は行い、整理整頓に心がける。
9 部活時の服装は、体操服、ジャージ、試合着とし、「学校のきまり」に指定されている白地(ワンポイント可)や部活動で統一されている練習着で活動を行う。
10 部活動における問題行動が起こった部については、職員会の話し合いにより部活動停止・大会参加取り消しもあり得る。この場合、中体連規則及び校則に従う。
※問題行動 ①「学校のきまり」に反すること ② 部活動規則に反すること ③ 学業に怠ること
11 リフレッシュディは、原則として水曜日とする。
部活動入部・転部
1 部活動入部希望者は、「入部申込書」を4月第3金曜の19日までに提出すること。
※1年生は、入学して一定期間各部活動を見学した後、4月中旬以降から正式入部とする。
※1年生は見学期間中は、17時30分までには見学を終了すること。(バス通の生徒は、バスの時間まで宿題等に取り組む)
2 入部許可されたものは、原則として、年度途中の退部は認めない。
3 転部希望者は、生徒・保護者の意思を顧問・学担と相談し「転部願い」を提出して、了承されたら転部とみなす。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
27   | 28   | 29   | 30   | 31   | 1   | 2   |
3   | 4   | 5   | 6   | 7   | 8   | 9   |
10   | 11   | 12   | 13   | 14   | 15   | 16   |
17   | 18   | 19   | 20   | 21   | 22   | 23   |
24   | 25   | 26   | 27   | 28   | 29   | 30   |
〒886-0111
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