日誌

点数

5時間目に3年生に講話を行いました。

事前に担任からの情報で、「自分は頭がわるいから・・・」等の発言があることを聞いていましたので、最初はその話題でスタートしました。

私:「頭がよいかわるいかはどう判断するの?」

生徒:(何人かが)「点数です」

テストの点数か・・・と思いながら、

私:「皆さんが今度受ける実力テストを、そのまま江戸時代の人たちが受けたら何点ぐらい取れると思う?」

生徒:「あんまり取れないと思う」

私:「それじゃ、江戸時代の人は全員頭がわるい?」

生徒:「・・・」

私」「江戸時代の人は知らない知識や言葉がテストにはたくさん出ているよ。英語とか、ほとんどの人は知らないよね・・・」

生徒:「・・・」

・・・

私:「ということは、点数だけで判断するのはおかしいということにならないかな・・・」

 

言葉の影響力の大きさを感じます。

これまでの経験から、多くの生徒達は点数だけを判断基準にしてしまっていました。

自分は点数が取れない、だから頭がわるい。頭がわるいから・・・と、完全に負の思考です。

せっかくそれぞれが良いものを持っているのに点数だけで自分の価値を決めてしまっています。

これは何とかしないといけません。

 

そこで、ポジティブ言葉を使うことを提案です。

『「自分はだめだ」「自分には無理だ」などのネガティブな言葉が浮かんできたときは、「でも」とか「しかし」の言葉を加えて、「自分はできる!」「自分は頑張れる!」などのポジティブ言葉をつなげて言うといいよ。』

『慣れてきたら、一言目からポジティブ言葉を口に出すようにしてみるのもいいね。』

『目の前の課題に対して、できるだけポジティブな言葉で処理していくことが大事だよ。そうすると脳が前向きに働き始めるよ』という話をしました。

 

 話していくうちに、何人かの目が輝いてきたのが印象的でした。