日誌

こより

七夕の季節になりました。

私が中学生の頃までは、各家庭で七夕飾りを作っていた記憶があります。少なくとも私の家では作って飾っていました。

 

折り紙を買ってきて、輪っかや三角形をつなげていったり、篭や編み飾りなどを作った記憶があります。

その際、飾りや短冊を竹に結びつけるための「こより」も一緒に作っていました。

和紙を細長く切って、端の方から糸のように撚ったものです。

 これがなかなかうまく作れずに苦労しました。

自分としては、直径1mmくらいの細さにしたいのですが、細かったり太かったりしてしまいます。

 

ところが両親や祖父母はさすがでした。

紙を手にすると、スッスッスッ・・・とあっという間に糸のような細さで作りあげます。

感動しつつ、同じようにできたらなあと思ったものです。

 

 今ではYoutubeに、こよりの作り方を解説する動画はいくらでもあります。

それを見て練習すれば、おそらく誰でも上手にできるようになるでしょう。

しかし、おじいちゃんやおばあちゃんから習うことに意味があるんですよね。

動画は一方的に説明するだけですが、おじいちゃんやおばあちゃんは違います。

技術を伝える話以外の部分に大切なものが含まれている気がします。 

 

私の祖父母と父はすでに他界していますが、まだ母が元気です。

実家に帰って母にこよりの作り方をもう一度見せてもらおうと思います。