学校の様子

2025年7月の記事一覧

7月3日 1年生ふるさと学習「ひょっとこ踊り講習会」

祭りの夏、到来!という気温の毎日ですね(汗)

日向中学校の校区には、「ひょっとこ踊り発祥の地」である塩見永田地区があります。本日は、1年生のふるさと学習として、ひょっとこ踊りの講習会を行いました。

ふるさとについて学ぶ「総合的な学習の時間」の一環として、保存会の皆さんにお越しいただき、ひょっとこ踊りの歴史について分かりやすくお話しいただき、校区内の伝統文化について知る機会となりました。日向市に長く務めていながらお恥ずかしいのですが、明治時代に眼科医「橘 公行(たちばな きみゆき)」さんが考案されたものだということを、初めて知りました。

また、実際に振り付けを教えていただきながら、1年生全員で踊りました。

小学校でも踊りを体験している生徒がほとんどで、すぐに動きを思い出しながら”プロも唸る”すばらしくキレのある踊りを披露していました。とても素敵な笑顔で踊っていました。

「第42回 日向ひょっとこ夏祭り」は8月2日(土)が本祭りのようです。全国各地からもチームで踊りパレードに参加することもあり、日向市全体が大盛り上がりを見せるお祭りになります。今日、ふるさとの伝統芸能とその歴史に触れ、さらにワクワクが増したのだと思います。

保存会の皆さんは、これまでの活動で多くの方々を笑顔にされてきました。震災のあった東北にも出向いて、地域の方との交流の中で、”ひょっとこ”を通じて元気を贈ってこられました。でも、保存会の方々が仰るのは「自分たちが被災された方々から元気をもらった」ということでした。

伝統的なものを、自分事として大切にしながら継承していく心は、本当に大切なことではないでしょうか。その一人として、今の中学生が”伝統を繋げる一人”として地域で活躍してくれると良いですね。

7月3日 「宮崎県いのちの教育週間」

「宮崎いのちの教育週間」に伴い、自他の「いのち」やかけがえのないものであることを改めて問う時間。苦しいときのSOSの出し方や、つらいときには、助けを求めてもよいこと・・・安心して過ごしてほしい・・・そのような願いを込めて、毎年、この時期に集会を行っています。

インドネシアの漁業研修生が、溺れている学生を助けようとして亡くなった事故がありました。間違った判断が、人の命を、未来を奪ってしまうことがある。だから、改めて命の大切さとともに、自分の言動について考えようといお話しがありました。

また、「平等」と「不平等」のお話し。「人によって、言葉や行動についての刺激が異なる。何気ない一言や行動の繰り返しが、『誰か』にとってはとても苦しいものかもしれない・・・という想像力を働かせる」ことについて、3本の動画を見たり、人権教育担当の先生のお話を聞いたりして学びました。

2,3年生はすでに習っていた「マイクロアグレッション(無自覚の差別行為)」という言葉を教えていただきました。~どのようなことかは・・・今日の講話を聞いた日向中学校の生徒に尋ねてみて下さい。~

暑い体育館での集会ではありましたが、生徒もしっかりと心と耳を傾けて聞いていました。

 

また、人権標語コンクールでの表彰も行いました。

最優秀賞 「大丈夫 その言葉にも 寄り添いたい」 3年生 野崎 妃奈々さん

優秀賞  「尊重し 理解し合おう 多様性」   2年生 上野 ひかりさん

優秀賞  「立ち向かえ 自分の意思を 行動に」 1年生 相田 瑚都さん

応募してくれたすべての作品が、とても心打たれるすばらしい標語でした。

7月2日 学校支援訪問

毎年、各小中学校の学校経営や先生方の授業の様子、そしてどれくらい生徒が生き生きと学んでいるのか、県や市の教育委員会の先生方が参観される「学校訪問」があります。生徒たちは物怖じせず、いつも通りのびのびと授業に取り組むのですが、我々教員は多少・・・緊張の時間です。

今回は日向市の今村卓也教育等をはじめ、計13名の先生方が来校されました。教室環境は整っているか、校長先生が掲げる学校経営ビジョンが浸透しているか、子ども達が安心して学べる学校になっているか、先生方の授業力は向上しているか・・・などなど、いくつもの項目で観察されます。

教育委員会の先生方の第一声は、「掲示物がすばらしいですね!元気が出ます!」

そして、「人なつっこい子どもたちですね!」

毎日の学校生活の中で、教師に声をかけてくれる生徒が本当に多い学校だなあ、と感じています。お客様から見ても、そう感じられるのですね。

学校訪問の最後には、代表の教育委員会の先生からフィードバックをしていただきます。今回は、教師の頑張りと生徒の頑張りをそれぞれ褒めていただいたところもあり、さらに素敵な学校になるために・・・とアドバイスをいただいたこともあり・・・。我々にも宿題をいただきました。

頑張ろうとする子どもたちを、どんどん伸ばしていきたいと、改めて思った学校訪問でした。