日誌

「説明会」を考えてみた(4)

 そこで、幾つか…「高校に対するイメージ」を変えたケースを挙げてみたい。

 ①平成9年~15年、勤務した小林工業(現在小林秀峰高校に再編されて閉校)
  新体操、ハンドボール部が全国制覇、資格取得も全国500近い工業高校の中で、 
  4番目の資格取得者数、退学者毎年ほぼ「0」…と前回述べた「条件整備」を平成7,
  8年頃から4~5年かけて成し遂げた学校であった。
   選択科目も進路に応じた選択ができる編成で、私のクラスからも広島大学工学
  部に合格する生徒から大手民間企業、公務員と幅広いニーズにこたえる学校として
  、地域の信頼を得ることができた。 少子化により再編閉校したのが、悔やまれる。

 
 ②平成29年~30年に勤務した、日南振徳高校は、小林秀峰高校と同時期に日南地
  区の農工商3校を再編して誕生した。開校からこの10年定員割れは続いているが、
  私の勤務した2年間学校の様子を観ていると、大変面白い学校である。特に異教科
  連携により、地域に貢献する課題研究の取組、クルーズ船による町おこしに積極的
  に取り組む授業など…キャリア教育の推進が、地域に特色のある学校として認識さ
  れはじめている。今年度H31年度の入試では、初めて小林秀峰よりも受験倍率が  
  高くなった。今後が楽しみである。…(つづく)