新入生図書館オリエンテーションを実施しました。
4月14日~22日の期間、国語の授業として図書館オリエンテーションを実施しました。
対象は、附属中学1年生80名、高校1年生361名です。
その目的は、「図書館(情報)活用能力を身につける最初の入り口として、図書館に関する基本的な知識を学び、これからの利用に生かしていく」ことです。
そのために、①図書館の目的(概要)を知る。
②本校図書館の利用規定を理解する。
③図書館のしくみ(日本十進分類法・NDC)を知り、理解する。
~「この本は、どこに?」グループワーク~
④本の貸出。
の流れで実施しました。昨年度と異なるのは、③を活動に変えたことです。その本がどの分類に属するのかをグループでディスカッションし、第一次区分の分類から該当する分類を割り出し、実際に現場でNDC第三次区分表とサインを確認し、該当図書を探し出すという流れです。今回は、学校図書館協議会の「学校図書館担当者のための情報館」を参考に、組み立てました。
50分間(あるいは45分間)という時間の中での活動なので、かなりハードではありましたが、ただ漠然と本を書架から探すのではなく、その本がどのような分野の本なのかを内容から予測し、書架の見出しサインあるいは、区分表を確認して探すことを意識する瞬間があれば、主体的に捉えられるのではないか、と考えています。
実際に、このプロセスは現在学校教育のなかで授業として確保されている「総合的な探究の時間」はもとより、様々な教科における情報収集にもリンクすることです。
小学校・中学校で学んできた基礎的なことを応用していくのが高校という場所です。
学校図書館をこの3年間(中学生は6年間ですが)で、自在に活用できる人としての育ちをサポートしていきたいと考えています。
困った時は図書館へ、困ってなくても図書館へ!