卒業生メッセージ
『切磋琢磨できるライバルが見つかる』
東京大学理科Ⅰ類
西山 聖(理数科 宮崎西中学校出身 バレーボール部)
夢が見つからず、志望校を決めたのは成績が伸びてきた3 年になってからです。それまでは学校と塾を両立していましたが、目標が定まってからは学校の授業と宿題に絞っていきました。特に役に立ったのが、大学入学共通テスト後の特編授業です。進路別の授業のおかげで、二次試験に自信を持って臨めました。西高はカリキュラムがしっかりしているので、授業をしっかり受ければ目標に必ず届きます。私は得意教科もなければ苦手教科もありませんでした。得意教科があればよかったと思いますが、苦手教科がないのも入試では有利でした。苦手教科がなかったのは定期テストにしっかり取り組んだからだと思います。
学校生活で息抜きになっていたのは休み時間です。友人たちと他愛のない話をして過ごした時間はかけがえのない思い出です。特に受験前は、敢えてふざけ合ったりしたことで緊張がほぐれました。そんな友人たちも勉強ではライバル。実は、成績が伸びたきっかけはライバルの存在でした。友人に追いつきたい一心で頑張り、同じ大学に進学することができました。西高では切磋琢磨できるライバル、高め合える仲間が必ず見つかります。
『学校生活も勉強もメリハリをつけて楽しもう』
宮崎大学医学部医学科
荒武 俊一朗(普通科 大淀中学校出身)
西高は先生との距離が近いのが良いところです。職員室の前の自習スペースでは、その場で先生に質問することができます。どの授業でも内容を掘り下げ、背景まで教えて下さるので興味を持って取り組めます。 医師である父への憧れもあり、3年の夏に地域医療に貢献できる医師になりたいと思うようになりました。先生が親身に相談にのって下さり、夢に合った進路を選ぶことができました。合格のために心掛けたのは、第一に規則正しい生活です。睡眠時間は必ず6 時間とり、勉強は決めた時間に集中してやると決めて3 年間続けました。課外後の特別授業で超難関コースを選択したことも大きかったです。理数科のメンバーと一緒に受ける授業で実力をつけることができました。西高で学べば、頑張った分、進路の選択肢が増えると思います。
西高にはやるときはやる、はしゃぐ時ははしゃぐという気風があります。メリハリがあるから行事も、休み時間や放課後も楽しめます。また、西高には絶景ポイントがあります。渡り廊下から見る街の景色です。一日を振り返りながら眺めた夕焼けはずっと私の心に残るでしょう。
『茶道を通して身についた集中力』
宮崎大学医学部医学科
落合 桜子(理数科 加納中学校出身 茶道部)
茶道でお茶をたてることを「お点前」といいます。お点前では集中力が必要です。稽古を通して集中力が鍛えられ、繰り返し練習することの大切さを知りました。朝陽祭では全校生徒にお点前を披露します。また年1回、県内高校の茶道部が集まるお茶会に参加します。それらの時に、お客様や裏方のスタッフなどの周りの動きを見ることの大切さを学びました。部活動で学んだことや身についたことは、この先の人生で役に立ちそうです。
茶道部は百人一首部と部室を共用しているので、活動は週2 回。私にとって、良い息抜きの時間でした。週の活動時間が少ないので、勉学と両立しやすいのもメリットです。私は部活のある日とない日、それぞれの学習計画を立て、休み時間などの隙間時間も有効に使いました。茶道部の他にも週2~3回の活動の部があるので、時間の使い方に合わせて選べます。兼部している人もいて、みんな好きなことに熱中しています。
西高は学べる環境が整っています。支えてくれる先生たちや刺激を与えてくれるクラスメートや部活の仲間たちがいるから、夢に向かって頑張り続けることができます。
『部活にも行事にも全力投球できる』
広島大学教育学部 第四類健康スポーツ系コース
藤島 慶人(普通科 生目台中学校出身 陸上競技部キャプテン)
高校生活を振り返ってみると、1日1日は確かにきつかったのですが、勉強が大変だったという印象はなく、楽しくて充実した3年間でした。入学した時から部活も頑張りたいという目標を持っており、大会では結果を出すこともできました。部活で友達が増え、冬のきつい練習を乗り越えたことで忍耐力もつきました。部活は火曜日から金曜日の放課後と土日にあります。勉強は限られた学習時間に気持ちを切り替えて取り組みました。疲れた時や眠い時はまず寝る。その分、朝、勉強しました。無駄な時間がなく、生活リズムを作ることができたのは部活をしていたからこそだと思います。
夢は保健体育教師。きっかけは良い先生方との出会いがあったことです。総合型選抜入試で専門的なテーマのプレゼンや論文、実技がありましたが高校生活での活動をアピールして突破することができました。
行事で思い出深いのは朝陽祭です。体育祭では団長をつとめました。合唱コンクールではクラスが団結し、一体感が生まれます。どんな場面でもみんな一生懸命で、行事が楽しいのも西高の魅力です。部活も行事も全力でやりたい人は、西高がおすすめです!
『進路選択のきっかけの一つに』
北九州市立大学外国語学部英米学科
森 穂花(普通科 大塚中学校出身 バスケットボール部)
英語が好きなので、漠然と教育学部に進学して英語教師になる夢を持っていました。しかし、様々なジャンルの講師による職業講話「YUME講座」で視野が広がり、考え方が変わりました。その時の講師はアラビア語が専門の外交官。言語を生かして仕事をする方の話を聞き、仕事の選択肢が広い外国語学部を本気で目指そうと思うようになったのです。英検準一級に合格したことも自信になりました。
英語の勉強では、普段の授業を一番大切にしました。入試時期は、大学入学共通テスト後の特編授業で志望校より高いレベルの英語の授業を選択。周囲から刺激を受け、ラストスパートをかけることができました。家では毎日3 時間の学習時間を習慣づけていました。先生から英語学習では音読が大切だとアドバイスを受けたので、部活などで疲れた時も音読だけは欠かさずにやったのがよかったと思います。
先生も生徒も一緒に頑張る雰囲気が、気持ちを高め続けてくれた3 年間でした。また、西高は勉強が大変だというイメージがあるかも知れませんが、朝陽祭などの行事は思い切り楽しみます。勉強も部活も行事も頑張れる環境で夢を叶えましょう。