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海洋実習(その1)

※シリーズ「海洋実習」で4回分ありますので、ブログ公開日時を入れ替えて、上から順に読めるようにしています。

7月10日(金)の報告です。
宮崎県立宮崎海洋高校の実習船「進洋丸」と連携し、
海洋実習を行いました!


参加したのはサイエンス科1年生です。
FW(フィールドワーク)の一環です。


今回の目的は大きく以下の通り。

・海洋実習を通して、海洋科学の知識を学ぶ。
・海洋研究の重要性を学習する。
・マイクロプラスチックの調査を実施し、環境問題への意識を高める。

この日のために、事前学習も積み重ねてきました。


こちらが実習船「進洋丸」です。
一ヶ月間に及ぶマグロ延縄漁業などの実習を行っているとても大きな実習船です。
隅々まで掃除が行き届いており、とても綺麗です。


出港式です。
お世話になる進洋丸船員の方々に、実習協力のお礼の気持ちを伝えます。
(なお、出港式は正装で行うため、制服に着替えます!)


生徒代表が挨拶をしました。
「人生で初めての経験ができることを嬉しく思います。
本日の実習を通して、多くのことを学び、クラスの絆も深めたいです。」
…と、実習に臨む心境を話しました。


いよいよ出発です。
見送りに来てくれた家族の方へ、敬礼し、帽子を振りました。

今回は、最も遠いところで大淀川沖20km地点の大陸棚まで向かいます。
そこで水深200m海域の海水を採取します。
以降、深さと場所を変えて、いくつかの地点で採水や気象観測などを行います。


目的地に着くまでに、船内見学を行いました。
実習船の仕組みを学び、海洋研究への理解を深めるためです。

ここは機関室制御室です。
巨大な実習船を動かすエンジンやプロペラの仕組みを学びました。
この部屋はほぼ水面下にあり、左右の揺れが少ないそうです。
隣の機関室では、巨大なエンジンが轟音を立てて動いていました。



こちらはブリッジです。いわゆる操舵室です。
舵の制御盤や、エンジンの制御盤などがあります。
オートで制御されており、行き先を入力すると進んでいくそうです。
ここは水面より高いところにあるため揺れが激しく、生徒達はコケないように踏ん張っていました(笑)

また、特筆は航海日誌です。進洋丸はハワイまで行くこともあり、全て英語で書かれていました!


ここは通信室です。
新聞などの情報も、こちらで受信するそうです。
モールス信号の発信装置を体験させてもらいました。
生徒が適当に押した信号を「今のは『ウ・ウ・エー』と発信してたね。」と即座に言葉にしてくれました(笑)。

盛りだくさんの船内見学でした。
次回はいよいよ測定作業です!!


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