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2020年6月の記事一覧

ACT-LI2中間発表ポスターセッション

6月5日の報告です。

2年普通科の探究活動ACT-LI2(地域探究)では
ポスターセッションで中間発表を行いました。


先輩と異なる点は、2年生になってクラス替えをしても、
ACT-LIの時は1年生のときの研究チームで行っていることです。
これにより、1年生のときのACT-LI1の継続研究ができます!


SDGsの観点で昨年度と同じ「宮崎の〇〇」という統一課題で
多彩な研究テーマを取り扱っています。
その数、約70作品以上!
先輩の世代から20作品も増えました。


今回の目的は、研究のブラッシュアップです。
説明したり、質問を受けながら研究の足りない部分を見つけていきます。

コメント用紙をもらったり、ポスターに直接改善点を書き込むなどして、改善のヒントが増えていきます。


なお、3密を避けるため、各教室と体育館、武道場などに分かれて発表を行いました。


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一歩ずつ前進!2年生のACT-SI

6月16日(火)

2年サイエンス科のACT-SI2(科学探究)です。

毎週火曜日の6,7限で研究を行っています。
しかし、授業以外にも放課後の「オープンラボ」を利用して研究を行う班もあり
毎週研究はどんどん進んでいます。


こちらは、クモを研究している班です。
先輩が使用している暗室を借りて、実験を行っています。


マイクロプラスチック班は、採取したプラスチックの撮影を行っていました。


スライム班は、新たに配分を変えてスライムを作っています。
研究ノートにもデータが溜まってきたかな?


太陽電池研究班です。
ソーラークッカーとフレネルレンズで何かのデータを取っています。


5分毎の記録…忙しいですね。

それぞれの班が、毎週課題を見つけ、その解決に奮闘しています。
このスモールステップが大切です。

すでに、以前ブログで紹介した様子とは大きく異なり進化をしています。


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研究に使えるData Science!

学校設定科目Data Science(DS)の進捗を報告します。

1年サイエンス科では、DSを週2時間学んでいます。
PBL課題を配布され、自力で学び解いていくスタイルの授業。

課題が解けても、先生は一人ひとりに質問をぶつけてくるので
本当に理解していなければクリアできません。


現在は統計学を学んでいます。


本校教諭の作成したオリジナル教材。
しっかり読めばわかるように作られています。

しかし、自力で統計学が理解できるようになるのでしょうか。



 

・・・なっています。



データのばらつきに関してのPBL課題。
問題を解くだけならすぐに出来る生徒も多いです。

「先生、課題ができました!!」

「よくできたね~!確かに、数値は合っているよ。
 では、不偏標準偏差って何だろう。説明してみて。」

「・・・。ええと、勉強してきます。」


このようなやり取りを、2回、3回・・・それ以上に繰り返して
本当に説明できるまでに成長します。


DSでは、科学探究で実験を行った際に、適切にデータ処理ができるよう
様々なPBL課題が配布されています。
彼女は、与えられたデータをもとに誤差グラフを作成しています。


完成したグラフをチェックしてもらっています。
しかし・・・う~ん残念!あと一歩!
どこが違うのか考えながら、再び勉強をします。

指導する先生は2名です。

それぞれの学習ペースに差があるため、きちんと課題チェックは回っています。

しかも、全員が着実にPBL課題を進めています


早い生徒は、もうすぐ相関分析そしてT検定に入っていきます。
1年生の1学期には、データ分析の手法を一通り学び終えます。


彼らの行う科学探究が楽しみですね!!


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海洋実習事前学習その3

6月13日(土)に行った
海洋実習の事前学習(1年サイエンス科)の最終回です。

さて、今回の海洋観測の目玉のひとつが水深200m海域の採水です。
海水温や、pH測定、塩分測定などを行い、表層の海水との違いを調べます。


これがバンドーン採水器です。
ワイヤーロープにセットしたこの採水器を海中に沈め、採水を行うのですが・・・
水深200mとなると、沈めて引き上げるまでに時間がかかります。

やりなおしはできませんから、各班ともミスが無いようにしっかりと使い方を学びました。


で、このゴム蓋が難しい。
セットの仕方を間違えると、採水器が開きっぱなしのまま上がってきます。
コツがあるのです。


このように、筒の両サイドのゴム蓋を引っ張り、金具に固定します。
沈めた後に、「メッセンジャー」と呼ばれるおもりをワイヤーに沿って落とすと…
(写真右にメッセンジャーを持った手がありますね。)


バンッ!
金具が外れ、海中でゴム蓋が閉まるのです。
よくできていますね~!

これで水深200mの海水を採取します。


いかがでしたか。

 

これ以外にも、生徒たちは様々な課題を与えられ、実習までにしっかりと考えています。
海洋実習などのフィールドワークは、研究者の卵として得るものが非常に多いです。

これらの経験が、やがて始まる科学探究ACT-SIに活かされるのですね。


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海洋実習事前学習その2

6月13日(土)に行った
海洋実習の事前学習(1年サイエンス科)の続きです。


砂浜の砂をふるいにかけると、マイクロプラスチックがたくさん見つかりました。

さて、観察で必要な技術がスケッチです。

見つけたものの特徴をしっかり捉え、記録を残すために
実際に取り出したマイクロプラスチックのスケッチをしてみます。


綺麗に書けていますね。特徴もしっかり書き込んでいます。


スケッチには、線で描く、色を塗らない…などの基本があります。
先生が書いたスケッチの見本を見せてもらいながら、基本を学びます。

さて、海洋実習では採集したプランクトンを、後日顕微鏡観察してスケッチを行います。
そのプランクトンはどうやって捕まえるのでしょう?


これがプランクトンネットです。
海水面近くや、池などの微生物を採集する道具です。
1班に1つ配布され、実習船でプランクトンの採取を行います。


先端には採水器がついており、ここに濾しとられたプランクトンが集まります。
コックの形状を確認し、現場でミスをしないように備えます。

このネットを海水面で引きながらプランクトンを集めるのですが、
引く速さや引き上げる向きにもコツがあります。

その後、採取したプランクトンは現場でアルコールに保存し、持ち帰ります。

プランクトンといえども、命を持っています。
その重さに応えるべく、きちんとスケッチの練習を行いました。


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