「総合的な探究の時間」プログラム『哲学対話』が始まりました。



 
10月5日(火)に行われた「総合的な探究の時間」は60分に拡大され、新入年次を対象にした第一回『哲学対話』が実施されました。

 『哲学対話』とは、東京大学大学院梶谷真司先生を講師に迎え、「探究」にもっとも大切な力である「疑問を持つこと」、「問いを立てること」、「問いについて考えること」について楽しく学ぶプログラムです。

 第一回の当初の計画では、梶谷先生に本校にお招きした上で直接指導をしていただく予定でしたが、コロナ対策のため、リモートを通じての指導となりました。

 はじめ緊張気味だった生徒諸君でしたが、梶谷先生のにこやかな表情、気さくな語りに引き込まれ、自己紹介が終わる頃には、すっかり緊張感も解けて、いつもの賑やかな雰囲気で授業はすすんでいきました。

 導入は、生徒による「どんな昼食を食べたか」紹介しながらの自己紹介。本題では、梶谷先生が資料を示しながら、「考えるとはどういうことか?」を主題に、今回を含む全四回の『哲学対話』の目的について説明していただきました。

 最後は、4人一組によるグループトーキング。「夜寝る前に何をする?」をお題に、次々と「問い」を具体的につくっていくというものでした。

 生徒は、明るい笑顔で梶谷先生の話に一生懸命耳を傾けていました。

この『哲学対話』のプログラムが、一人ひとりの生徒の成長にどうつながっていくか、これからがとても楽しみです。