令和5年度 2B長期乗船実習

2024年2月の記事一覧

2B長期乗船実習④

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきたので紹介します。

 2月3日

本日は操業前の投縄作業説明に始まり、合羽を出す等 実習生は操業前の準備作業最終段階です。 

午後は外国航路船特有の船舶保安訓練を含む各種操練実施の後、恒例、甲板上焼肉で実習生歓迎会です。 

船酔いを克服しているので沢山食べてくれるでしょう。

 2月4日

不安定な向かい風の中を東に向いて急いでいます。

ウネリ大きく、逆潮も重なり速力は伸びません。明朝の初縄は日付変更線の西側になりそうです。

本日は全体作業なく、当直実習のみです。実習生は久しぶりにゆっくり過ごしています。

 2月4日(日付変更線通過のため日付繰り返し)

凪の海に縄を入れ、操業実習を開始しました。

この時期、遭遇することのない穏やかな海況です。

本来なら実習船船隊が全て出そろっている筈のところ感染症対策で集結が遅くなる中、本船初縄は比較的早い方になりました。

長期乗船実習最大の山場に総員で力を合わせて取り組みます。

 2月5日

初縄は揚げ始めからビンナガが続けて揚がり、実習生も大忙しでした。

コロナ以前からすると大幅に釣数を減らし小規模の縄構成になっていますが、揚げ終わりまで丸物が続き活気ある実習になっています。

今日も東の微風が吹く操業日和です。

 

写真 1、2

日本最東端、南鳥島通過。本船から見る南鳥島は、南国ムード漂う絵に書いたような南の島でした。南鳥島近海のひき縄では、カマスサワラが次々とヒットし、見学していた実習生は大盛り上がりでした。

 写真 3、4

乗組員指導のもと、操業機器の準備およびメンテナンスの真っ只中です。

 写真 5、6

真剣な眼差しで、機関室を巡視中です。制御室では、製図セットを使用して燃料配管系統図の図面を作成中です。

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2B長期乗船実習 ③

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきたので紹介します。

1月30日

昨日の南鳥島通過は実習生に思いのほか好評でした。西ノ島とは違う南国ムード一杯な風景のせいでしょうか。次第に気温が上がりデッキ作業がしやすくなりました。ブランリールを使うブラン繰り訓練を開始しています。

1月31日

北風変わらず、涼しい(肌寒い)日が続いています。
実習生は前方テ゛ッキに出て、ブランリールの練習中です。船酔いを克服し揺れに慣れてきたので油断勤務津です。教官・乗組員が厳しく指導しています。実習生も真剣に取り組んでいます。

2月1日

日々トラブルなく漁場に向かい東進しています。
旧船では、ウェーキ島EEZを横断通過して日付変更線方面に向かっていましたが今期からEEZ入域せずに縁辺部北側を通過します。環境規制対応を考慮しています。

2月2日

ウェーキ島EEZを東に越え、いつもの向かい風になりました。常時大きく、船が揺れますが速力を維持してジョンストン島東沖に向かっています。実習生は今日も元気に作業・当直に励んでいます。

写真 1、2、3
ブラン巻き(枝縄巻き)の練習が始まりました。実習生は全員、船酔いを克服し、実習に励んでいます。途中、西之島を通過しました。

写真 4、5
機関当直の様子です。機関室の巡視や機器の計測、機関室配置図の作成を行っています。当直作業は、発電機の燃料こし器の開放点検掃除を行いました。

写真 6、7
海洋観測も始まりました。CTD(観測装置)により、水深1000mの水温と塩分を調査します。また、透明度板を海中に沈めていき、目視で確認できる深さを海水の透明度として計測します。太平洋のど真ん中はとてつもなく海が綺麗です。本日の透明度は37mでした。

 

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