終業式の話

 みなさん、おはようございます。

 2学期は、日々の学習や部活動・学科の活動に加え、振徳祭などの大きな行事がありましたが、充実していましたか?

 

 さて、2学期始業式では、二つの話をしました。

  

 一つは、校訓の「潔己」「至道」「振徳」のうち、「『心の成長』のために、特に『至道』を実践してほしい」とお願いをしました。

 自分が決めた目標に向かって全力を尽くす姿こそ「至道」の実践であり、その中で「心の成長」が見られるのです。

 3年生は進路実現に向けて全力を尽くしたことと思います。進学において、国公立大学に3名合格するなど、就職希望の生徒を含め成果を上げてくれました。

 昨日行われた県教育委員会主催の「ひなたDXコンテスト」では、3年情報ソリューション科4名で結成した「公務員クエスト」というチームが最優秀賞を獲得しました。土曜日に行われた宮崎情報ビジネス専門学校主催の宮情アプリコンテストでも、「パイソン」というチームが1位、「まみむ」というチームが2位という成果を上げています。

 バレーボール部の松元空星くんは、先週、JPNユニバ若手有望合宿に参加しました。この合宿は全日本A・Bに次ぐ位置づけで、将来の全日本候補を育てるもので、松元君は、大学生の中に唯一高校生として選ばれました。松元君に今後の抱負を聞いたところ、「全日本で活躍する選手になります」と力強く目標を語ってくれました。

 これらは、まさしく「至道」を実践する3年生の模範となる取組です。

 また、多くの1・2年生も、目標に向けて、心の成長につながる学校生活を送ってくれたことと思います。

 「一年の計は元旦にあり」、新しい年を迎えるにあたり、それぞれが誓いを新たに「目標」を立てて、3学期を迎えてください。

 

 そして、もう一つは、「自分を大切にして欲しいということ」です。どうでしたか。

 ところで、「他人の悪口」が自分の脳に与える影響について知っていますか。

 「悪口」を聞くと脳はストレス、つまりマイナスの反応を引き起こすそうです。

 その「悪口」を一番近くで聞いているのは、自分の脳であり、他人のことを言っているつもりでも「自分に悪口が向けられている」と判断し、じわじわと自分自身がストレスをためていくのだそうです。

 逆に、人を褒めたり、感謝したりするプラスの言葉は、自分を大切にする言葉になるということです。

 冬休みに入りますが、自分の言葉を一番近くで聞いている自分のためにも、たくさんのプラスの言葉を使うように心がけて過ごしてください。

 

 最後に、機械科3年生が課題研究で、事務室から図書室に繋がるS字通路を作ってくれました。立派に仕上がっていて、見るだけで気分が上がります。言葉と同じように、環境を整えることも大切だと改めて感じました。良い見本となる取組です。「ありがとう」

 皆さんも、環境を整えるために年末の大掃除などにも取り組んでください。