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NO139 6月の一人暮らし体験(寄宿舎)

NO139 6月の一人暮らし体験(寄宿舎)   平成30年7月2日(月)
 今年度、寄宿舎では生活訓練機能の充実を目指して、視覚障がい児者の一人暮らし(自立生活)プログラムに関する実践研究に取り組んでいます。特に理療科(専攻科)の生徒は、家庭科の授業等が無く、一人暮らしの学びの場や機会がありません。卒業後は「一人暮らしをしたい」という生徒の願いを叶えたいという寄宿舎の先生方の本気の思いです。4月から自立生活プログラムチェック表を作成し、6月は、理療科の生徒を対象に、土日を開舎して、ATMの使い方、自分で食材を買い物しての食事つくり、家計簿のつけかたなどを学びました。6月最後の日曜日は手作りのケーキをつくり、保護者を招きました。今までにないくらいに親子の会話が盛り上がったということです。子育ての不安の中で、保護者も安心されたのではないかと思います。「学校(学級)でもない、家庭でもない、寄宿舎だからこそできる教育」があります。寄宿舎の先生方に心から感謝すると共に、一人暮らしが出来る確かなプログラムをつくって欲しいと期待します。


寄宿舎で準備した一人暮らし関連用品


食材を選ぶ生徒と寄宿舎の先生


栄養教諭の助言も受けながらバランスのよい食事作りに挑戦しました。