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NO226 卒業生の挑戦(生活相談コース)

NO226 卒業生の挑戦(生活相談コース) 平成30年11月20日
 生活相談コースに通う卒業生の授業を見学しました。授業見学の時間には、パソコン室で「タイピング」と「ビジネス文書」の作成を行っていました。このほか音声を使ったパソコンでの文書作成にも取り組んでいるとのことでした。授業内容は、卒業生の通う移行支援事業所と互いに情報交換を行いながら進めています。卒業生は一生懸命にパソコンに向かい、黙々と文書作りに取り組んでいました。その真剣な学びの姿に心から感動しました。大きく確かな成長が見えました。宮崎県では、視覚障がい者の自立生活や就労のための訓練施設が少なく、指導のノウハウもこれから蓄積していく状況です。世の中の流れをしっかりと把握し、未来に繋がる学びの支援をまずは関係機関と学校が連携して行い、そのノウハウを蓄積して、宮崎ならでは視覚障がい者の自立支援体制を構築していくことが大切であると思います。特に就労に関しては、本人のスキルと共に受け入れる企業側の支援のあり方がとても重要になります。企業側の受け入れノウハウの蓄積も必要です。今年から運用を始めた生活相談コースに通う卒業生を、関係機関と連携しながらしっかりと世の中へ送り出すことは、とても大切な意味があり、未来に繋がる大きな一歩になると考えています。