校長挨拶
 本校は、昭和53年に知的障がいのある児童生徒を対象とした「日南養護学校」として開校し、今年で創立48年目を迎える県南の南那珂地区唯一の特別支援学校です。学校の側には太平洋が広がり、潮風を感じるとともに、田んぼや畑にも囲まれ自然に恵まれた環境にあります。
 平成16年に高等部の設置、平成20年に「日南くろしお支援学校」と校名を変更するとともに、平成22年には知的障がいのある肢体不自由児を対象に加えて、小・中・高一貫した教育を行う特別支援学校となりました。今年度は、小学部32名(うち訪問2名)、中学部33名(うち訪問2名)、高等部35名(うち訪問6名)の計100名の児童生徒が在籍しています。
   教育目標は、「自立を支援する教育を通して、生きる力と豊かな心を培い、自立し、社会参加する心身ともに調和のとれた人間の育成を図る」です。本年度は「全開!!  ひなよう(日南陽) パワー!」をスクールスローガンにして、児童生徒・保護者・職員・地域の方々等の力を発揮・結集し、お互いを大切に思い認め合いつつ、信頼関係に基づいた教育活動を実践しながら、明るく楽しい日南くろしお支援学校にしていきたいと考えております。また、令和8年4月には本校の分校となる高等支援学校が宮崎県立日南高等学校内に設置されます。併設校である日南高等学校との連携はもちろんのこと、協力校であります宮崎県立日南振徳高校との連携も強化しつつ設置に向けた取組を今以上に推進してまいります。

保護者や地域の皆様、そして、関係諸機関の皆様、今後とも御理解と御協力をどうぞよろしくお願いいたします。
       

     令和7年4月
     宮崎県立日南くろしお支援学校               
     校 長  楫山 一郎