夜間部の歌

  服部 七郎 作詞
  高島 巌  作曲

  白梅の香のただよえる
  希望の春の夕まぐれ
  愛と平和の使徒となる
  重き責務におののけば
  久遠の楽ぞ胸になる
  いざ振るえ泉ヶ丘の
  われら夜間部高校生

  ひかり求めてゆく旅は
  雨にあらしにさてはまた
  白金の陽矢そそぐとも
  あしたに汗し夜は学ぶ
  くろがねの意思ゆるぐなし
  いざはげめ泉ヶ丘の
  われら夜間部高校生

  盆地の気圏いや澄みて
  紫紺に暮るる高千穂の
  高き理想にもえたちて
  つどいて学ぶ若人は
  まなこ清らに血は赤し
  いざすすめ泉ヶ丘の
  われら夜間部高校生

  人は熟眠に痴るるとき
  誠実の星座のらんらんと
  銀河ははるかな霜の旅
  自治と自由のつちかいて
  高き文化を築かなん
  いざ立てや泉ヶ丘の
  われら夜間部高校生