日誌

延岡市立 旭中学校3年生「課題探究学習」最終発表会

 旭中学校3年生(3クラス、82人)は、「10年後の世の中と私 SDGsを通して考える」をテーマに、5月から半年間、課題探究学習(PBL)に取り組んできました。10月20日(金)に最終発表会が開催されました。

 5人のメンターの方々から「ミッション(課題テーマ)」を提示いただき、同じテーマに3グループが取り組みました。同じテーマでも視点や解決策は多様なものになっていました。

 

 今回メンターから提示された「ミッション」は次の通りでした。

 

 1)第一次産業 (請関  礼さん)

① 延岡市の水産業が持続可能な成長、発展をしていくためにどのような課題があるかを考え、その課題を解決する方法を提案してください。

② 延岡市の水産業(漁場や環境に着目)、水産物の魅力を見つけてください。また、その魅力をより多くの人に知ってもらうためにはどのような方法がありますか。

③ 現在、漁業者の高齢化と担い手不足が問題になっています。この問題を解決するための課題を見つけ、解決方法を提案してください。

 

 2)工 業  (牧瀬 健吾さん)

「あなたが推したい「工業都市・延岡」の「企業」とその「魅力」を教えてください。また、あなたの推す企業が更に輝き、成長するためには、どのようにプロデュースしますか?」

 

 3)商 業  (竹中 大貴さん)

「延岡の中心市街地が持続的に発展していくために、どのような問題があるかを考え、その問題を解決するための方法を提案してください。」

*中心市街地とは、山下町、栄町、幸町(山下新天街、駅前複合施設)です。

 

 4)観 光  (荒木 俊輔さん)

「延岡はどんな街? そして、10年後の延岡はどんな街になっている?」

・生徒さん達が延岡をどんな風に思っているか自由に話し合いをしてもらい、その中で延岡の強みや課題点などを知ってほしい。その中で延岡の観光はどんなものだろう?をそれぞれ考えてもらいたいと思っています。

・最後に、調べた中で10年後の延岡はこんな街だといいな、を想像してもらいたいと思っています。

 

 5)医療福祉 (鈴木 伸宮さん)

「コロナ禍で医療システムが機能しなくなる「医療崩壊」が懸念され、医療は限りある資源であるということが分かった。10年後の延岡でも安心して医療を受けるために、どのような課題があるかを考え、その解決方法と自分たちにはなにができるのかを考えてみよう。」

 <ねらい>

・過去に延岡で起こった「医療崩壊」の出来事と、そこからの取り組みを知ってもらい、今~10年後の課題、あってほしい医療環境を、視点(自分・家族など)を変えて想像し、そこにむかう過程での課題解決方法を考える。

・視点を変えて調べ、考えるなかで、医療を身近に(自分事として)感じてもらい、今~10年後の自分ができる関わり方を考えてほしい(医療を受ける側・支える側・守る側など)。

※生徒の中から「自らが医療関係職に就く」という関わり方がでてくれば、(可能であれば、)あさひタイム終了後にはなりますが、「地域医療を支える人材育成講演会」に参加していただき、自らが医療に関する職業を目指そうという目標を抱いていただけたらと考えています。

 

 6)スポーツ (長野慎太朗さん)

1.小中学生の運動能力の低下を防ぐためには ? 

2.運動をしていない人が運動を習慣化するためには ? 

3.天下一!のべおか中学駅伝競走大会で交流人口を増やすためには ? 

                                 (トータルコーディネーター  水永)

これまでの探究学習の成果を発表する生徒たち一緒に参加していただいたメンターの方々

 

 

 

 

 

 

 

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