延岡市立土々呂中学校1年生「延岡を知る 6連続よのなか教室」
土々呂中学校1年生(4クラス、131人)は、総合的な学習の時間において、6月~9月に6回の「よのなか教室」を通してふるさと延岡について学んでいます。
(先生から要請のあったテーマにもとづき、講師の選定依頼は延岡市キャリア教育支援センターでサポートしました)
1)テーマ 「延岡を知る・自分たちの生きる社会について考える」
2)ねらい
地域学習として「延岡を知る」というテーマで、生徒がさまざまな方々から、延岡について最新の話を
聞くことで延岡の魅力と将来を考えることができる機会としたい。
3) 「延岡を知る 連続6回よのなか教室」 具体的計画 (時間は13:40~14:30)
5月 8日(水) オリエンテーション
6月 21日(金) 講話1~3に向けて(延岡を知る・導入授業)
6月 28日(金) 第1回 「まちづくり」
杉田清志さん (延岡市 企画課 課長補佐兼企画調整係長)
7月 5日(金) 第2回 「観光」
山口実織さん (延岡観光協会 観光事業課 課長補佐)
7月 12日(金) 第3回 「スポーツ」
中島弘貴さん (延岡市 教育委員会 アスリートタウン推進課)
7月 19日(金) 講話4~6に向けて(延岡を知る・導入授業)
9月 20日(金) 第4回 「歴史」
日高保彦さん (RIK株式会社 代表取締役・日高家住宅)
9月 27日(金) 第5回 「福祉」
宮田千晶さん (延岡市 健康福祉部障がい福祉課自立支援係)
9月 30日(月) 第6回 「職業・新しい働き方(移住者、起業家)」
橋本幸乃さん (延岡市 北方総合支所北方町地域おこし協力隊)
10月 1日(火) 発表準備
10月 4日(金) 発表準備
10月 7日(月) 発表準備
10月 8日(火) 発表準備
10月 12日(土) 文化発表会
9月20日(金)に第5回が開催されました。テーマは「歴史」でした。
土々呂中学校の校区内である赤水地区の「日高家住宅」(地元では“ぶり御殿”の名で親しまれています)の6代目当主である日高保彦さんにご講話をいただきました。
初代当主の日高亀市翁が、「日高式大敷網」(現在の大型定置網の原型)を日本で初めて開発されます。近海に近付いてくるブリの大群を漁獲できるこの画期的な発明は世界に注目され、後にイギリスで開催された日英博覧会にも出品され1等賞を獲得しています。
明治29年に建設された「日高家住宅」は、令和5年に、国の重要文化財に指定されました。
明治時代にこのような新しい網や漁法を開発するのは並大抵ではなかったそうです。
しかし、「挑戦を一度もあきらめたことがなかった」から度重なる失敗を乗り越えて成功に至ることができたのですと語られました。
そして、白熱電球を発明するまでに2000回以上も失敗を重ねたエジソンが言ったといわれる 「2000回の失敗ではなく、2000個のうまくいかない方法を見つけたのだ」という言葉を紹介しながら、新しいことに挑戦する大切さを語り、生徒たちへエールをおくられました。
日高さんの熱のこもった話を一心に聞く生徒たち
(トータルコーディネーター 水永)
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