日誌

都城泉ケ丘高校 教職員研修で講話

 8月19日(月)に、都城泉ケ丘高校の教職員研修(60名)で、キャリア教育に関する講話を行いました。2学期のスタートを直前に控えた時でしたが多くの先生方に熱心に聞いていただきました。

  

 普通科高校でキャリア教育にどう取り組むかを先生方が真剣に考えていただいていることに頭が下がる思いがしました。

 

 「ドリーム・ハラスメント 夢で若者を追い詰める大人たち」(高部大問著)の中で紹介されている校長先生たちの生の声から、これまでは高校ではキャリア教育が行われてこなかったと考えるべきではないかと問題提起しました。

 ・キャリア教育が、進路指導(進学・就職)だけになっていたのではないか

 ・キャリア教育とは何か、何をめざすべきかについて教職員に共有されていないのではないか

 ・成績優秀者にはキャリア教育は必要ないと受け取られてきたのではないか

 

 途中で、「教え子のある若者から次のような相談を受けました、どう答えられますか?」という想定でグループワークを行っていただきました。

 「私は不動産系の会社で営業をしていて、上司によく指摘されることがあります。不動産にもっと興味を持て、

  ということです。私は興味がないからか、どうしても仕事を振ってくれるまで動けず受け身の姿勢になってしまい 

  ます。実際にどのマンションはどこの不動産が造っているか等自分なりに興味を持とうとしますが続きません。

  このような状況なら、興味ある仕事に就いた方がいいのかな?と悩んでいます。アドバイスをお願いします。」

 

 答えは決して一様ではないこと、様々な向き合い方があること、そのためには高校・大学を卒業した後に子供たちがどんな問題課題に直面しているのかを想像してみていただくことが大変大事であること・・・などをお話ししました。

 

 

                                  (トータルコーディネーター  水永)