2016年11月の記事一覧

曇天 いもほり 大豊作

 荒谷小の子どもたちは、5月27日に地域の方の畑をお借りして、いもの苗植えを行いました。そして今日、3~4校時に楽しみにしていたいもほりを行いました。畑に行ってみると、いもの葉やツルが繁るように育っていました。
 はじめに、いもほりのめあてを確認しました。畑を貸してくださったり、おいものお世話をしてくださったりした地域の方への感謝、自然の恵みへの感謝を胸にいもほりをするということです。まずは全員で駄賃付け唄を唄い、心にも身体にも気合いを入れました。


【大きな歌声に土の中のサツマイモも目を覚ましたかもしれません】

 その後、いものツルや葉っぱを取りました。「綱引きみたーい」、「いも引きやね」、「ツルにカマキリのたまごがありましたー」など楽しそうな声があちらこちらから聞こえてきました。それからマルチを取り除きました。


   【みんなで作業するとあっという間に終わります】

 そして、いよいよいもほりです。ツルを手がかりに、手で土を掘っていくときれいな赤紫色のおいもが見えてきました。「おっきい~!」、「これ6つ子や~!」など顔を出したおいもを見て大喜びの子どもたち。「そーっとね。皮をきずつけんように掘ってね」と言いながら、慎重に掘り進めていました。おいもを掘った後の場所でも、「ここにツルが残ってます。もしかしたらおいもがあるかもしれません!」と言って掘る子どももいました。根気強く掘っていると、ひょっこりかわいいおいもが出てきました。


       【たくさんでてきたね】


       【顔よりも大きなおいもたち】

 今年のおいもはとっても大きくて、数も多かったです。はじめは一輪車を2台準備していたのですが、それでは足りずにもう2台持ってきました。


【こんなにたくさんのおいもが取れました】

 予想以上のおいもの量だったため、昼休みも使っておいも洗いをしました。畑を貸してくださった地域の方に持って行くおいももていねいに洗いました。洗っている最中に、「◯◯さん(畑を貸してくださっている地域の方)は、おいもは大きすぎない方がおいしいって言ってたよ。だから私は中くらいのおいもを選んだよ」と話している6年生がいました。地域の方から教えていただいたことを身に付け、それを生かして行動できるようになったんだなぁと嬉しくなりました。また、「おいもスティックにして食べたいなぁ。去年、学校で作って食べておいしかったから」と話す子どももいました。今週の木曜日にクラブ活動でおいもの料理をします。どのような料理ができるか楽しみです。


 【優しく洗いました】

 本日、子どもたちは一人5個おいもを持って帰ります。それでもまだまだおいもはたくさんあります。今日は、曇り空で雨も心配しましたが、無事にいもほりを終えることができました。そして大豊作といううれしい結果でした。定期的においも畑に足を運んで、おいもの様子を観察してきた子どもたちの喜びもひとしおだと思います。そして何と言っても、地域の方のお世話のおかげです。毎年子どもたちのために畑を貸してくださり、そしてお世話もしてくださり本当にありがとうございます。今年も秋の味覚をみんなでいただきます。

第14回 諸塚駄賃付け唄全国大会

 先週の土曜日、諸塚村中央公民館で第14回諸塚駄賃付け唄全国大会が行われました。本校の児童は全員この大会に出場しました。大会前日、5・6年生の担任の先生から、「うまく唄おうとせずに、自分の一番いい声を出せるように唄いなさい」とアドバイスをもらっていた子どもたち、どのような唄を聞かせてくれるのかとても楽しみでした。今年は、はじめに一般の部の唄があり、子どもたちの出番は11時30分頃からでした。
 荒谷小の子ども以外にも、諸塚小や七ッ山小の子どもたち、また高鍋町など他の地区からもたくさんの子どもたちが参加していました。
 1年生は、初めての駄賃付け唄の練習をした時は、どのように唄っていいか分からず、上級生が唄っている姿を見ながら一緒に口を動かしていました。そんな1年生も練習を重ね、本番では堂々と唄うことができました。


     【初めての舞台 がんばりました】

 2年生は、2回目の出場とあって少し余裕があるように思いました。自分の出せる一番いい声を出すことができました。


       【成長した姿を見せてくれました】

 3・4年生も毎日の練習の成果が実り、会場の奥まで届くような伸びやかな声で唄っていました。だんだん上手になっていく3・4年生、来年も楽しみです。


      【3年生 声に力がこもっていました】


【4年生 目が覚めるような晴れやかな声でした】

 5・6年生は、節をつけた唄い回しで、強弱も考えて唄っていました。駄賃付け唄の練習に来てくださる講師の先生のアドバイスを自分のものにしているなぁという印象を受けました。


【5年生 リラックスして唄っているように見えました】【6年生 トップバッターでした】


  【6年生 日々の積み重ねが唄に表れていました】

 10月の駄賃付け唄の練習からおよそ1ヶ月、唄を覚え、声の出し方を覚え、息継ぎのタイミングを覚えて、だんだん上手になってきた子どもたちの駄賃付け唄。これまでの地道な努力や、本番で多くの人の前で唄うことができた達成感・喜びが子どもたちを大きくしてくれたことと思います。

C学習発表会(森の学習フェスティバル)

 今日は、諸塚中でC学習発表会が行われました。このC学習発表会の目標の一つに「地域の自然や行事、人との関わりの中から、地域を再認識し、そのことで諸塚を愛し誇りに思う豊かな心情を培う」があります。各学校の発表を聞いて、様々な視点から諸塚を学べる貴重な日です。

 諸塚中に到着すると、大きな声で中学生があいさつ運動をしていました。とっても大きな声であいさつをしてくれる姿から、中学生が私たちを歓迎してくれているように感じてとても嬉しくなりました。教室に入ると、すぐにリハーサルをしました。3年生は初めてC学習発表会で発表をするので、ドキドキしているようでした。5・6年生は、一見淡々とリハーサルに臨んでいるようにも見えますが、内に秘めた熱い気持ちや自信が頼もしさ・安心感として4人の雰囲気から見て取れました。


【3・4年生 自分の思いが伝わるよう何回もリハーサルを重ねました】


【5・6年生 とっても落ち着いていました】


 リハーサルを終え、いよいよC学習発表会のスタートです。開会行事では、児童代表あいさつで6年生があいさつを述べました。練習の成果もあり、お腹から出る大きな声と堂々とした姿であいさつをしました。あいさつの後、観客席からは「素晴らしい!」という声も聞こえてきました。とても立派なあいさつだったと思います。


【落ち着いてていねいにできました】

 その後、中学年の発表です。中学年はポスターセッションを行います。4年生は1人で8分の発表、3年生は2人で8分の発表をしました。

   【たくさんの人が見に来てくれました】

 3年生が考えた植林の機械「なえぎうえーるくん」について、中学生から「危険を察知するとありましたが、どんな時に危険を察知するのですか?」と質問がありました。すると「土砂崩れが起きそうな時には音が鳴ります」と答えていました。また、木と人とのつながりをテーマにしている3年生には、中学生から「インタビューの結果を出すことで、説得力があっていいと思います」との感想がありました。
 4年生の発表では、インタビューの中で「林業がなくなると諸塚村がなくなる」という言葉から「林業をなくさないためにどうすればいいと思いますか?」との質問がありました。すると「将来林業を仕事にして働けばいいと思います」と答えていました。また「将来林業の仕事をしたいと思いますか?」、「林業でどのような仕事をしたいと思いますか?」との質問には、「林業の仕事に就きたいです。そして、ぼくのおじいちゃんがしているような植林や伐採をしたいです」と答えていました。
 今回の発表では、主に荒谷小出身の中学生が質問をしてくれていました。後輩の学びを認めてくれること、応援してくれることは、子どもたちにとって大変心強いことだと思います。

 次に、体育館で中学生の発表と5・6年生が発表が行われました。中学生は修学旅行で干ししいたけを配って諸塚をPRするまでの過程を発表していました。5・6年生は「つながり」をテーマにそれぞれが学びを深めたい内容について発表しました。学びの過程で悩んだことや解決の仕方、参考にしたこと、そしてこれからの方向性がよく分かる発表でした。


【中学生:諸塚のPRをこれからも継続するそうです】


【6年生:シンプルで分かりやすく、奥が深い内容でした】

 このC学習発表会では、他校の学習内容を知ることができます。クヌギ地蔵を切り口に諸塚のよさを学んでいる学校、食べ物や諸塚村内の施設を調べて学びを深める学校、ワールドカフェを用いて諸塚について語り合う取組をしている学校など様々でした。きっとどの学校の子どもたちも、諸塚をもっと知りたい、諸塚に貢献したい、諸塚を発信したいという思いで学習を進めているのだと思います。今回のC学習発表会で、他校の発表に刺激を受けたと思いますし、自分たちの学びに対して自信をもったと思います。

 そして、今回ポスターセッションを陰で支えたのは手作りのイーゼルでした。雨の中持ち運ぶのは大変で、バスに乗せるのにも一苦労でしたが、地元の交通会社の方のご協力のおかげで無事に運ぶことができました。ありがとうございました。


   【どうにかバスに乗り、雨の中運び】


【ポスターセッションで大活躍しました】

鬼を探せ!

 今日の3校時、3・4年生はALTの先生と英語活動を行いました。今日は小さな鬼のお面を使ってかくれんぼです。まず、鬼を探す人を一人決めます。そして、その他の子どもたちは鬼のお面を教室内のどこかに隠します。鬼のお面を探す人が隠し場所の近く来たら英語でヒントを出します。例えば、隠し場所の近くに来たら「hot」と言い、遠くにいたら「cold」と言います。またある時は、近くに来たら「happy」と言い、遠くにいたら「sad」というように、対になる言葉を使ってヒントを出します。隠し場所を見つめながら英語でヒントを出す子どもや、思わず「その下!」と言ってしまう子どももいて、楽しみながら取り組んでいました。


【鬼を隠している間、鬼を探す人はろうかで待機です】

【さあ、鬼はどこに隠れてるかな?】

 担任の先生が鬼を探す番になると、「難しいところに隠そう!」と言って、3人で話し合っていました。


 【ここがいいかなぁ】  【担任の先生、見つけられるかな?】

難しいところに隠しても、何とか鬼を見つけてもらおうと要所要所で英語でヒントを出すので、回数を重ねる度に鬼を見つけるのが早くなっていきました。


【黒板のチョーク入れの中にも鬼が隠れていました】

 今回は対になる言葉を用いてゲームをしました。他にも対になる言葉はどのようなものがあるのか調べたくなるような英語活動の時間でした。

干ししいたけ作り

 今日の2校時、1・2年生は生活科でしいたけのお世話をしました。今日は、しいたけを収穫した後、薄くスライスをして干ししいたけ作りをしました。なば木置き場に行くと、たくさんのしいたけがニョキニョキと顔を出していました。「これは取ってもいい」、「これはまだ取らない方がいい」などと言いながら、しいたけの成長具合を判断して取っていました。今日は全部で52個のしいたけを収穫しました。


【肉厚のしいたけがいっぱいでした】


      【しいたけさん こんにちは】

 その後、なば木に水をあげて、いよいよ干ししいたけ作りです。目標は厚さ5㎜で切ることです。猫の手のように手を丸めて、しいたけを切っていきました。「あ、これはちょっとぶ厚いかな~?」と言いながらも、どの子どももとっても上手に切っていました。


【指を切らないように気をつけてね】【あっという間に切ってしまいました】

 スライスをしたしいたけは、1・2年生教室で干しました。スライスをしなかったしいたけは、職員にお裾分けをしてくれました。1年生が5・6年生の担任の先生にしいたけをプレゼントすると、「おすすすめの食べ方は何ですか?」と質問がありました。すると、「う~ん」と悩んだ末に「しいたけプリン!」と答えていました。食べたことはないそうですが、食べてみたいような気もします。
 毎日しいたけのお世話をしている1・2年生、おかげでしいたけがたくさん出てきました。これからも、たっぷり愛情を注いでくださいね。


  【光を浴びておいしくなってね】