みやこのじょうしりつかみながえしょうがっこう
都城市立上長飯小学校
2024年6月の記事一覧
教育実習生が「道徳」の授業を・・・
教育実習。もう30年以上前の話です。私自身、教育実習をとおして、先生になりたいという気持ちが強くなったことを今でもはっきり覚えています。当時は4週間の教育実習でした。毎日、日誌を書き、担当の先生の授業を参観したり、指導案を作って授業をしたりしました。私は教育実習期間の中で、授業をしたことよりも、毎日のように昼休みになると運動場に出て、子どもたちとドッジボールをして遊んだことが心に残っています。今、思えば、子どもたちと遊ぶことをとおして、先生になりたいという気持ちが強くなったように思います。子どもたちが授業の中ではあまり見せない、遊びの中で見せるとびっきりの笑顔が好きでした。
今、本校に宮崎大学4年の教育実習生が来ています。6年の学年主任の教室で学んでいます。今、どんな思いで教育実習をしているのでしょうか。つい、そんなことを考えてしまいます。実際に子どもたちとかかわることで、少しでも先生になりたいという気持ちが強くなってくれればと思っています。むしろ、教育実習生がそのような気持ちで無事教育実習を終えてくれることを切に願っています。
昨日、教育実習生が道徳の授業をしました。教材は「手品師」です。売れない手品師が子どもとの約束を守るのか、それとも長年の夢であった大舞台で手品をすることを選ぶのか、手品師の心が大きく揺れ動きます。手品師のとった行動をとおして、子どもたちが自分の考えと照らし合わせながら、誠実に生きるとはどんな生き方なのかを考える授業でした。多少緊張していたと思うのですが、教育実習生がとても落ち着いて授業を進めていたので、感心したところでした。子どもたちはワークシートに自分の考えや気持ちをたくさん書いて、積極的に発表していました。
さすが本校の6年生です。すばらしい!
先生から子どもたちへのメッセージ
2年生のある学級の黒板に、先生から子どもたちへこんなメッセージが書いてありました。
それ以外に何も書いてなかったので、先生は出張等でお休みではありません。おそらく、昨日先生は子どもたちが帰った後、誰もいない教室で一人、子どもたちの顔と1日の子どもたちの生活の様子を思い浮かべていたのではないかと思います。そして、思わず黒板にこのようなメッセージを書いたのではないでしょうか。この先生が1日を振り返ってみると、中には、思うように頑張れなかった子どもがいたのでしょう。また、勉強ができた、分かったという満足感を得ることができなかった子どももいたのかもしれません。だから、このメッセージは先生も頑張るから、今日はみんな頑張れという期待を込めて書いたものだと思われます。朝、教室に入ってきた子どもたちは、このメッセージを見てどのように思ったのでしょうね。たまには、先生の気持ちを文字で伝えるのもいいなあと思ったところでした。
本校では、子どもたちが「今日も学校に来てよかった!」と思える学校づくりを目指しています。この先生のように、子どもたちが自分の成長を感じ、満足して帰ってほしいという素直な気持ちを伝えることは、とても大切なことのように思えます。
さて、今日の子どもたちは、自分の成長を感じ、「今日も学校に来てよかった!」と思って帰ったのでしょうか。気になりますね。
こんなところにひまわりの花が!
夏を象徴する花と言って、ひまわりを挙げる方は多いのではないでしょうか。ひまわりは、明るく鮮やかな黄色い花で見ている人に元気を与えてくれます。また、ひまわりには、太陽の移動につれて花の向きが変わる性質があり、英語では「サンフラワー」と言われています。これらのことから、ひまわりには明るく誠実な印象があります。
まだ、梅雨真っ只中の学校に、ひまわりの花ができていました。学校の花壇ではありません。場所は4年生のある教室の後ろです。ご覧ください。立派なひまわりの花だと思いませんか。
花びら1枚1枚に、「すごいね」「手伝おうか」など、いろいろな言葉が書いてあります。学級担任に話を聞いてみると、学級活動の時間に友だちから言われて嬉しい言葉を花びら1枚に書かせたそうです。子どもたちが花びらに書いた言葉を意識しながら生活してほしいという学級担任の願いから掲示したとのことでした。よく考えられた掲示物だと思います。このような言葉がとび交う学級は、とても素敵だと思います。そして、何より居心地がいいでしょうね。
この学級の子どもたちが来年3月には、ひまわりのように明るく誠実に、そしてたくましく成長してくれていると信じています。
命を大切にする教育~動物愛護センター
県教育委員会では、「命を大切にする教育」を推進しています。これを受けて本校でも、全学年において性教育を初め、「命」について考える教育に取り組んでいます。
今回4年生は、宮崎市の動物愛護センターの方を招いて、人と動物のつながりをとおして、命について考える学習をしました。子どもたちは動物愛護センターの仕事や役割等を知ることによって、改めて「命」の大切さについて考え、自分の存在はもちろん、友だちの存在もかけがえのないものであることを学ぶことができたようです。また、身の回りにいる動物に対する見方も変わったのではないでしょうか。
今の子どもたちはオンラインゲーム等の発達により、自分がゲームのキャラクター(登場人物)となって敵をやっつけて楽しむゲームに触れる機会があるのではないかと思います。自分が操作するキャラクターが敵にやられても、リセットボタンを押せばすぐ生き返る、つまり再び命が与えられるので、ややもすると、「命」の重さが軽いものであるかのように思ってしまう子どもがいないとも限りません。ぜひ、家庭でも、与えられた「命」は一つしかなく、子どもが保護者の皆様にとってかけがえのない存在であることを伝えていただければ幸いです。
今回の学習をとおして、4年生の子どもたち一人一人が自分や他の人のかけがえのない「命」を大切しようとする気持ちをもち、自他の命を最後まで大切にできる大人に成長していってくれることを願っています。
1学期最後の参観日
6月21日(金)は、1学期最後の参観日でした。昨夜の天気予報では、線状降水帯が発生する可能性があるとのことでしたが、今回もその予報は外れ、朝は傘がいらないくらいの天気でした。その後、時間が経つにつれて、上空には青空が広がっていき、午後にはまるで梅雨明けしたような天気になりました。
今日は1学期最後の参観日ということもあり、多数の保護者の方々に来校していただきました。子どもたちの学習の様子はいかがだったでしょうか。1学期も後半に差し掛かり、各学級において担任の先生と子どもたちの信頼関係が築かれ、落ち着いた雰囲気の中で学習が進められていたように感じました。
これから各学年において、学習内容が1学期のまとめになっていきます。日々の授業を大切にすることはもちろん、自分が苦手なところを見つけて復習をして、まとめのテストに備えてほしいと思います。
今日から7月になりました。
子どもたちの学習は、これから1学期の学習内容の復習が中心になってきます。
分からないことをそのままにしないで、先生に聞いて少しでも分かるようになって夏休みを迎えてほしいものです。
これからも引き続き、褒めて伸ばす教育を大切にしながら、子どもたちが「今日も学校に来てよかった」と思える学校づくりを推進していきます。
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