学校の様子

県人権教育推進校として

 本校は本年度、県から人権教育推進校に指定され、心の教育や命の教育を進めるために、全学級でピア・サポートに関する授業やSOSの出し方教育を実施することにしています。1月19日(金)、5学年学級でSOSの出し方教育を行いましたので、その模様を紹介します。授業の冒頭で、アンケート結果について提示し、5年生学級でも全国の高学年児童と同じように、少なからず不安や悩みを抱えている児童がいる現実を共有し、「不安や悩みがある時にどのようにすればよいか考えよう」の学習のめあてを設定しました。授業の展開部分では、大きく3つのことについて考えました。1つめは「困ったな、心配だなと思うのはどんな時か?」でした。児童からは病気や災害、友だちとのトラブルなど、たくさんの不安が出されました。2つ目は、「不安や悩みを小さくするために、どんなことに取り組めばよいか?」を考えました。気分転換をする、いやなことをされたら、「いやだ!」とはっきり相手に伝える。誰かに相談する!などの意見がだされました。3つめは、「友だちがつらそうにしていたらどうするか?」について考えました。仲間に入れる、大丈夫?どうしたの?と相談に乗る、など友だちに寄り添う意見がたくさんだされました。まとめでは、不安や悩みがあるのは当たり前のこと、困ったときは、誰かに相談することが大切、また、困っている人を見つけたら、助けてあげることが問題解決につながる、、などの意見が出されました。今回のSOSの授業を通して、当事者としての対処の仕方だけでなく、周りでの関わり方の両方を学ぶことができました。クラスみんなが「自分事」として、問題解決に向けて、活発に話し合う素晴らしい授業でした!