学校の様子

県人権教育推進校として

 本校は本年度、県から人権教育推進校に指定され、心の教育や命の教育を進めるために、全学級でピア・サポートに関する授業やSOSの出し方教育を実施することにしています。3月14日(木)、3学年学級でSOSの出し方教育を行いましたので、その模様を紹介します。授業では「不安や悩みがある時にどうするとよいか考えよう」の学習のめあてのもと、大きく3つのことについて考えていきました。1つめは「困ったなあ、心配だなあ、などの気持ちになる時はどんなときか?」2つめは「困ったなあ、心配だなあ、などの気持ちを小さくするにはどうすればよいか?」3つめは「友だちが辛そうにしてるときに、どのように接すればよいか?」でした。児童が不安な気持ちになる時とは友だちと喧嘩したり、嫌なことをされたり言われたり、家族関係がうまくいかなかったり、、、などの意見が出されました。また、悩みがある時は、誰かに相談したり、気分転換をしたりするという意見がたくさん出されました。友だちが辛そうにしてるときには悩みを聞く、やさしく声をかける、いっしょに遊んで忘れさせるなど、(いっしょに~をする)という寄り添い、励ます意見がたくさん出されました。まとめでは、困っている友人がいたら、優しい言葉や行動をとること、子どもだけで解決できない時は信頼できる大人に相談することを押さえました。最後に、誰にも相談できないときは相談機関(ダイヤル等)を利用することを伝えました。今日の授業をしっかり心に入れて忘れず、苦しい時は誰かにSOSを出してほしいと思います。とてもよい学習になりました。

 今日の学習では挙手する児童が大変多く、たくさんの意見が出され、SOSの出し方教育に対する関心の高さがうかがえました。授業の冒頭の悩み事アンケート調査の提示では、日本の子どもの2人に1人が何らかの悩みを抱えている現状を伝え、その悩みをそのままにせず、誰かに伝えることや、周りの人が傍観者にならず、支え励ますことがよりよい仲間づくりにつながることが理解できたようでした。これから先、のじりっこはますます仲が良くなることでしょう!