2015年8月の記事一覧

国内研修 その2

 浅草寺で参拝をした後は、近くにあるスカイツリーに行きました。あいにくの天気でスカイツリーからの展望には期待できないとの説明がありましたが、添乗員さんから「旅行中、どんなことがあっても前向きに考えてください。それによって旅行は楽しくもなったりそうだなくなったりもします。その時その時を楽しんでください」とお話がありました。それを聞いた子どもたち、スカイツリーに行って、真っ白な風景を見ても「きっとこっちに富士山があるっちゃね」とか「わ~真っ白だぁ。でも足元の方はちょっとだけ見えるよ」などと話しながら、スカイツリーからの眺望を楽しんでいました。

 それからワイスワイス表参道という家具屋さんにいきました。こちらでは、諸塚産材を使った商品を開発しているとのお話がありました。そして、諸塚村内のどこかに取り付けられたマイクから聞こえる音をスピーカーで聞かせてくださいました。鳥のさえずりや虫の鳴き声、また17時に聞こえる夕焼け小焼けの音楽も聞こえてきました。普段当たり前のように聞いている音が、他の地域に住んでいる方々にとっては珍しいもの・豊かなものとして考えられているということを知りました。


       【スピーカーの形状に子どもたちは驚いていました】


【これからのウッジョブのためのインタビューも実施】

 その後、同じ建物の中にあるフランス料理のお店で夕食を食べました。このお店は事前に子どもたちの好きな食べ物を調べてくださり、それをベースに作ってくださいました。


【カレーにクリームシチュー、エビフライにコーンスープも】


        【多くの量でしたが、みんなペロリと食べました】

 その後、子どもたちが楽しみにしていたW杯バレーの観戦に行きました。バレーを習っている子どもたちも多くいるため、憧れの選手を近くで見ることができたり、世界のプレーを間近で見ることができたりすることにわくわくしているようでした。


    【日本 チャチャチャ】

 3日目は、日程を変更して午前中にそなエリアに行きました。ここは地震発生後72時間までの体験ができる施設で、実際に阪神淡路大震災を経験した方のアイディアからできた紙の食器やビニール袋のカッパなどの作り方も教えてくださいました。また、タブレットを使用して、どのような行動をしたらよいかを考えました。


【地震が起きたらどのように行動するべきか、日頃から考えておくことが必要です】

 その後、昼食は班ごとにお店に入り、思い思いのものを食べました。臆することなく店員さんに声をかける子ども、デザートは何を食べようか楽しみながら迷う子どもなど様々でした。昼食後は1日目に見られなかった劇団四季の「リトルマーメイド」を見ました。特に女子はこの「リトルマーメイド」を楽しみにしていたので、見られることになりとても喜んでいました。衣装の華やかさや、ストーリーに釘付けでした。

わくわく 国内研修

 8月25日(火)~8月28日(金)の3泊4日で、諸塚村内の6年生は国内研修に行きました。出発当日は台風の影響もあり、出発時間を遅らせることになりました。一刻も早く東京に行きたい子どもたちは、宮崎空港で飛行機を待つ間も時計とにらめっこでした。東京に着いたのは16時ごろでしたので、1日目に計画していたミュージカルはその日見られませんでした。羽田空港から電車でホテルまで移動したのですが、座席が空いていても座ろうとせず、立ったまま電車に揺られていた子どもがいたり、電車と電車がすれ違う時の大きな音に驚く子どもがいたりして、宮崎とは違う電車の雰囲気を楽しんでいるようでした。


【空港でお弁当を食べて飛行機を待ちました】

 その日はホテルで過ごし、ホテル内にある銭湯にも入りました。「オレンジ色のお湯は冷たいですよ」と話していたり、露天風呂に入ったりして種類豊富な銭湯を満喫していました。

 2日目は、朝食を食べにスープストック東京四谷に行きました。ここは店内に諸塚産材を使用しているお店で、お店の中の壁が諸塚産材だと説明してくださいました。また、諸塚のきくらげを使った商品も開発されており、子どもたちに試食をさせてくださいました。ピリリと舌を刺激する味に、少し子どもたちは控えめに食べていました。「このスープに猪肉と椎茸を入れたらいいんじゃないですか?」と提案をする子どももいて、それらの言葉にお店の方もていねいに答えてくださっていました。


【この壁の木は、木材を乾燥させる時に置いている木をイメージしていると伺いました】


【朝食:8種の野菜と鶏肉のスープ  「スプーンが木だといいなぁ」とつぶやく子もいました】

 それからバスに乗って、国会議事堂に行きました。国会議事堂の中は、歴史を感じさせる造りで、厳かな雰囲気でした。装飾しているもの1つ1つにも意味があり、自然とともにそして、人を思って作られた建物だと感じました。


           【たくさんの部屋を見学させてもらいました】


            【国会の仕組みを教えていただきました】

 その後、皇居を見学しました。皇居近くは観光客の方が多くいらっしゃいました。そして、観光客の中で外国の方が多いことを子どもたちは気付いたようでした。英語のみならず様々な国の言葉を聞くことができましたね。


   【皇居 二重橋の近くです】   【「ビルが高~い」と口々に言っていました】

 お昼は浅草に行き、みんなで天ぷら御膳をいただきました。その後、班行動で浅草の仲見世を歩いて行きました。「浅草ではおじいちゃん・おばあちゃんにおみやげを買うんです」という子どもが多く、人形焼きやキーホルダーを見ていました。中には、「バスガイドさんが紹介していたメロンパン屋さんに行きたい」と話す子どももいて、お店の人に道を聞いてメロンパン屋さんを探していました。


            【さっくさくの天ぷらでおいしかったね】


【研修を共にして、これまでよりも仲が深まっていっているようでした】


【雷門には多くの観光客の方がいてびっくりしましたね】


【この後、お堂で待ち合わせをして、みんなで参拝しました】

夏の日差しふりそそぐ PTAバレーボール大会

 8月22日(土)に、毎年恒例のPTAバレーボール大会が行われました。このPTAバレーボール大会は、運動場で硬いボールで行う9人制のバレーの部とミニバレーの部で構成されています。朝夕はひんやりとした空気が漂い、季節の移ろいを感じさせる諸塚ですが、日中は夏真っ盛りの日差しが容赦なくふりそそいでいた暑い日となりました。

 このバレーボール大会の前には、日本赤十字社椎葉分区から講師の方をお迎えして救急法の講習会を行いました。AEDを使った心肺蘇生法や熱中症対策についてお話いただきました。この講習ではおよそ60名の方々が参加され、熱心にお話を聞いていました。


【とっても分かりやすい言葉でていねいに教えてくださいました】

 その後、バレー大会が開始されました。今年は高校生・大学生の参加も多くあり、とても賑やかな大会でした。このような行事を機に、荒谷に帰って来てくれたり、荒谷小出身でなくてもわざわざ足を運んでくれたりすることはとても嬉しいことだと思います。
 どのチームも真剣さの中に楽しさも散りばめられていて、とても盛り上がった大会でした。
 

  【とってもきれいな青空でした】      【ミニバレーの大会も大盛り上がり】


 【お互いに健闘をたたえ合いました】      【決勝戦 注目の一戦でした】



【打ち水もしていただき、ありがとうございました】

 このPTAバレーボール大会では、昼食後にバザーも開催されます。今年も種類豊富な品物が揃い、飛ぶように売れていったようです。

 そして、今年のPTAバレーボール大会の優勝は佐井山チームで連覇を達成しました。またミニバレーの部でも優勝は佐礼・小払チームが連覇という素晴らしい結果となりました。おめでとうございました。


【バレーボールの部 優勝 佐井山チーム】【ミニバレーの部 優勝 佐礼・小払チーム】

 閉会式では、校長先生から「このPTAバレー大会はお祭りのようなものです」とお話がありました。荒谷小に多くの方々がお越しくださり、スポーツを通じて親睦をはかることができるこの大会は大変貴重なものだと思います。また、このバレー大会で一番心配なことは、けがと熱中症等の体調不良でしたが、参加されたか方々が自己管理をしっかり行ってくださったため、今年も何事もなく楽しく終えることができました。

 
          【大成功に終わり、ホッと一安心しました】

 これからも、このPTAバレーボール大会が長く続いていくといいなぁと思いました。今回、多くの方々に準備・運営に携わっていただきました。本当にありがとうございました。
 
 多くの方々の夏の思い出の1ページに、PTAバレーボール大会が刻まれたことと思います。また来年、よろしくお願いいたします。

今日は登校日

 夏休みに入って2週間が過ぎました。今日は登校日です。1年生から5年生が元気に登校し、朝から一輪車の練習をしていました。
 今日は6年生が岡山県で開催されている「第2回学校の森・子どもサミット」に参加しているため、6年生と校長先生、5・6年生担任の先生はいません。そのため、子どもたちは全部で9名です。最上級生となった5年生の姿が大きく、たくましく見えたのは、下級生も他の先生方も同じかもしれません。

 今日は、教頭先生から平和についてのお話がありました。昭和20年8月6日、同じく8月9日は何があった日だったかを子どもたちに問いました。


     【5年生は、この日に何があったのかを答えられましたね】

 8月6日は広島県に、8月9日には長崎県に原爆が落とされました。当時の写真を見ながら、どのような状況だったのかを見ていきました。そして、「6月29日、この日には何がありましたか?」との質問に、みんなの頭にはハテナがいっぱい。実はこの日は延岡大空襲があった日だそうです。火薬を作る工場が延岡にはあり、そこが狙われたのだとお話くださいました。その大空襲で130人以上が亡くなり、3000件以上の家が燃えてしまったそうです。広島や長崎だけではなく、自分たちが住んでいるすぐ近くの町でも被害があったということを知り、子どもたちは驚いた様子でした。

 次に、平和を続けるために私たちにできることを考えました。1つ目は、「自分や相手の命を大切にすること」です。「命」というと漠然としているところもあるため、教頭先生は「命」を「心」と表現を変えてくださいました。自分の心、相手の心を大切にする。それなら、子どもたちにもすぐにできそうですね。自分の心を大切にするとともに、相手が嫌がることや悲しむことはしない、それは身近なことからできそうです。
 また、夏休みに入り、県内でも水の事故も報道されています。川や海で遊ぶ時には注意が必要です。子どもたちだけでは絶対に川や海等に行かないよう指導がありました。


【心を大切にされると嬉しくなりますね】

 2つ目は「戦争のことを知ること」です。今の時期や新聞やテレビ等でも戦争に関連する番組や記事がたくさんあります。それらを見たり読んだりすること、そして学校の図書室にも戦争に関連する本がいくつもあります。教頭先生はその中から3冊の本を紹介してくださいました。その中の1冊は戦争中のお話ではなく、アメリカ軍の基地がある沖縄県のお話です。戦争のことはもちろん、今の沖縄のことも考えることが戦争を風化させないことにつながるのかもしれません。

 次に生徒指導主事の先生からお話がありました。先生は、「今日から夏休みが終わるまでに続けることを1つ考えてみましょう」と提案されました。1つのことを継続してできれば、他のこともうまく進むようになるそうです。そこで、大きなめあてではなく、具体的で実行できそうなものを子どもたちは考えました。

○ 毎日1時間勉強する。
○ 外で遊ぶ
○ 妹の面倒をみる
○ 30分読書をする
○ 靴を並べる
○ 洗濯物をたたむ

など、それぞれ毎日できそうな目標がたてられました。次の登校日(8月17日)にふりかえりをするそうです。「継続は力なり」、毎日がんばってくださいね。


【黒板に目標を書いて、みんなに宣言しました】


 その後、みんなでいも畑の草取りに出かけました。いもの葉はぐんぐん大きくなっていて、「草と間違えて芋をとらんでよ~」と声を掛け合いながら一生懸命草をとりました。また、「いもジュースはどうですか?」、「いもジャムもいいかも」、「いもといったら天ぷらやろう」、「いもカレーもいいね」等、秋の収穫後にまで想像が膨らんでいました。


【6年生、しっかり草を取ったよ~。安心してね】