2016年7月の記事一覧

諸塚学校給食の日

 諸塚村内の小・中学校には諸塚学校給食の日が設定されています。諸塚学校給食の日とは、毎月16日(宮崎県が推進する「ひむか地産地消の日」)を原則に、諸塚村内の食材を3~5品目または50%~60%使用するものです。なお、村産米は100%使用します。この諸塚学校給食の日には、「地元の食材を使った給食を実施することで、食を通した人とのつながりを深めるとともに、ふるさと諸塚を思う心を育てる」という目的があります。
 7月12日(火)には、「諸塚学校給食の日」のふれあい会食を行いました。今回は、諸塚村の食生活改善推進員の方2名と諸塚村議員の方1名、そして実行委員2名が荒谷小にお越しくださいました。この日の献立は「むぎごはん・夏野菜カレー・みそドレッシングサラダ・牛乳」です。諸塚産の食材は「米・にんじん・ズッキーニ・しいたけ・きゅうり・キャベツ・たまねぎ・みそ」を使用しました。諸塚産の食材は64%を占めました。これらの食材を確保するために、地元の商店や地域の方々にご協力をいただきました。ありがとうございました。


    【これらの食材が・・・・おいしい給食に大変身!】

 カレーは、子どもたちに人気の献立です。野菜がゴロゴロ入ったカレーですが、いつもよりも食べるペースが早く、ペロリと食べてしましました。また、ふれあい給食にお越しくださった方々と楽しくお話をしながら、和やかな時間を過ごしました。

       【食生活改善推進員の方々】


  【諸塚村議員の方】


         【実行委員の方々】

 会食の時間に、「諸塚村のすごいところ」というテーマから世界農業遺産についてのお話もしました。モザイク林相や神楽、自治公民館制度など諸塚村が誇る自然や伝統文化、暮らしについて知り、世界でも価値ある村だということが分かったようでした。
 会食後は、食生活改善推進員さんのご厚意で読み聞かせをしてくださいました。食事と健康についての大型の絵本に子どもたちの目は釘付けでした。

       【みんなで握手をしてお見送り】


【読み聞かせが印象に残った子どもが多かったです】

 「諸塚学校給食の日」ふれあい会食について子どもたちは次のような感想を書いていました。

◯ なつやさいカレーとみそドレッシングがおいしかったです。(1年生)
◯ カレーにおやさいがいっぱいはいってたのでおいしかったです。(1年生)
◯ 読み聞かせがおもしろかったからよかったです。(2年生)
◯ カレーライスとみそドレッシングサラダがおいしかったです。(2年生)
◯ ◯◯さんが農林水産大臣賞をとっていたことにすごいなぁと思いました。諸塚は世界から見てもすごいんじゃないかなぁとあらためて思うことができたのでよかったです。(3年生)
◯ 諸塚の食材は元気になる効果があるかもしれません。なぜなら、食べたぼくは元気になったからです。(3年生)
◯ 夏野菜カレーの野菜は、諸塚の食材がたくさん入っていました。その野菜がとてもおいしかったです。一つ一つの野菜の味を感じられました。(4年生)
◯ (読み聞かせを聞いて)バランスよく食べることと、よくかむことが大切だということが分かりました。ぼくは、朝よくかむことはできているけど、バランスよく食べないので、バランスよく食べたいです。(5年生)
◯ 「諸塚学校給食の日」は諸塚ならではだし、諸塚は食材が豊富だということを実感しました。これからも諸塚の食材を多く取り入れ、諸塚のよさを味わいたいです。(6年生)
◯ 山からの恵みがあることを実感しました。調理員の先生にも感謝したいです。(6年生)
◯ ◯◯さんは、しいたけの他にお米も作っているし、議員さんもしていらっしゃるので大変だなぁと思いました。また、絵本は、理科の復習にもなりました。食生活をふりかえってみようと思いました。(6年生)


   【お越しくださった皆様 ありがとうございました】

ピッカピカの消火栓

 先週の金曜日の夕方、第4部消防団の方がお越しくださいました。運動場に設置している消火栓が古くなっており、それを取り替えてくださったのです。新しい消火栓はピッカピカで、一目で消火栓の位置が分かります。火事等が起こった時に活躍する消火栓ですが、この消火栓をみて改めて火の始末には気をつけなければならないなぁと思いました。


    【消火栓は運動場の北側に設置しています】

水泳記録会

 先週の金曜日、村プールで水泳記録会が行われました。これまで、水泳学習や水泳特練で体力をつけ技術を磨いてきたので、緊張の表情の中にも自信が見えました。
 はじめの会では、校長先生から「今まで練習してきたことは身体が覚えています。それだけ練習をしてきたので、自信をもって泳いでください」とお話がありました。校長先生は、水泳学習や水泳特練を頻繁に見に来てくださり、子どもたちにアドバイスをしてくださったり、称賛してくださったりしていました。子どもたちの成長を間近で見てきてくださった校長先生のお言葉は子どもたちに確かな自信をもたせてくれたと思います。


   【一つになって、水泳記録会に挑みます】

 開会式では、6年生児童が選手宣誓をしました。精一杯泳ぐこと、精一杯応援することを誓い、いよいよ記録会のスタートです。


【大きな声でゆっくり堂々と言えました】

 記録会では、子どもたちは自分の記録に挑戦をしました。もちろん、他の学校の子どもたちよりも速く泳ぎたいという気持ちもあります。いつもとは違うプールで、たくさんのお客さんがいる前で一生懸命泳ぐ姿はとってもかっこよかったです。
 3・4年生は、記録は測りませんが25mを泳ぎました。3年生も4年生もクロールで泳ぎ切りました。絶対に足を着かずに泳ぎ切るという気持ちが伝わってくるような泳ぎ、1秒でも速く泳ぐという気持ちが伝わってくるような泳ぎに感動しました。


  【どきどきのスタート】


 【返事も立派です】    【泳ぎ終わって安堵の表情】


【来年は記録を測る4年生】      【力一杯泳ぎました】


【25m泳ぎ切るぞ~】

 荒谷小の5・6年生は3名が水泳記録会で泳ぎ、その3名全員が50mで1位を取りました。これは、体力(持久力)がついていることや、あきらめない心が育っていることが分かる嬉しい結果でした。

 終わりの会では、一人一人が自分の泳ぎや態度をふりかえり、来年に向けての豊富も語っていました。水泳学習、特練、水泳記録会を通して、一回り成長した子どもたちをみることができました。
 保護者の皆様には、朝早くから応援に来ていただきありがとうございました。子どもたちを応援してくださる姿や、終わった後たくさん褒めてくださっている姿を見て、大変嬉しく思いました。

【保護者の皆様の応援が子どもたちの力になりました】

「計画」と「命」

 今日の3校時、終業式を行いました。まずは、子どもたちが1学期をふりかえる「一言発表」です。
【1年生】
◯ ソフトボール投げをがんばった。プールでは5m泳げるようになった。
◯ 算数の「20までの数」をがんばった。たし算やひき算ができるようになった。

【2年生】
◯ 一輪車でその場乗りができるようになった。
◯ 漢字をいっぱい練習して覚えられた。

【色々なことができるようになりました。】

【3年生】
◯ 漢字をがんばった。覚えきれていないところは、2学期がんばりたい。友達に声をかけるなど、優しい心をもつことができた。1学期は身体をたくさん動かしたので、夏休みも続けていきたい。
◯ 一輪車のアイドリングや水泳等で運動をがんばった。3年生から始まった理科では、実験が楽しかった。

 【切磋琢磨しました。】

【6年生】
◯ 学級目標の項目にそって、具体的な目標をたてた。一輪車や読書をがんばったり、立腰を意識したりした。また、リーダーシップを発揮したり、整理整頓を意識したりした。これらのことから、目標のために実行をすることが更に上の目標につながり、夢にもつながる。今年の夏休みは「実行」をテーマにしたい。
◯ 1学期を一言で言うと「努力」だった。友達や学校に慣れるための努力、一輪車でアイドリングやバックなどができるための努力等を続けた。これらの努力は、「良心」「真心」「強い心」があったからできたものだった。
◯ 楽しさを3つ発見した。1つ目は「努力の楽しさ」、2つ目は「助け合う楽しさ」、3つ目は「新しい私を発見する楽しさ」だ。「努力の楽しさ」は、算数や水泳などで練習を積み重ねることで、目標にどんどん近付いたことから楽しさを味わえた。「助け合う楽しさ」はむかばき等で友達を思い合うことで味わうことができた。「新しい私を発見する楽しさ」は、朝の草取りや窓開けなど、人のためにすることを意識した活動が個性の再発見につながった。


【ふりかえりの視点もさすが6年生】

 その後、4年生の代表児童が作文、「上級生らしくなった1学期」を発表しました。上学年の仲間入りをした4年生、上級生としてがんばった4つのことを作文に表現していました。1つ目は「漢字を覚えること」、2つ目は「あきらめない力」、3つ目は「50m走」、4つ目は「リーダーシップ」です。上級生としての自覚が、4年生児童を一回りも二回りも成長させたことが分かりました。


【上学年という意識をしっかりもっています。】

 終業式の最後は、校長先生のお話です。校長先生は「計画」と「命」というキーワードを子どもたちに話されました。
 「計画」では、やりたいことを見つけることや1日1日の計画を立てることで、充実した夏休みを過ごすことができると教えてくださいました。
 「命」では、人の命は事故や病気、災害などで命を落としてしまうこともあることや、命は一つしかないこと、十分に安全に過ごすことをお話しくださいました。
 また、「一言発表」で発表をした子どもたちをたくさん褒めてくださいました。特に6年生には「本当に大切なことが分かっています」と、嬉しいお言葉をかけてくださいました。太鼓判を押してもらった6年生は自信をもち、下級生は6年生の姿を追いかける気持ちが今まで以上に強くなったのではないでしょうか。


【毎日子どもたちの近くで、成長を見守ってくださいました。】

 それから、各部の先生方から夏休みの生活や学習、健康についてのお話がありました。色々なお話がありましたが、先生方は子どもたちが充実した夏休みを送り、2学期の始業式に全員元気に登校してくれることを望んでいます。


【1・2年生も最後まで真剣な眼差しで話を聞いていました】

 その後、多読賞の表彰をしました。本を読むことで、知らない世界を感じたり、色々な見方や考え方を知ることができます。「1日中本を読んで過ごす日もあってもいいかもしれないよ。」と校長先生がお話しくださったように、時間がたっぷりある夏休みは本に親しむいい機会だと思います。


【今日は本を5冊借りて帰ります。】

 1学期間、子どもたちは毎日元気に学校に登校しました。授業日が71日ありましたが、そのうち欠席があった日は9日だけです。子どもたちの体調管理をしていただいた保護者の皆様、また子どもたちの学習を応援してくださっているわくわく学習応援隊の皆様や地域の皆様、お陰様でいい学びができた1学期になりました。ありがとうございました。暑い夏がやってきましたが、皆様も体調に十分気をつけられてお過ごしください。

プール納会

 昨日の3校時、プール納会を行いました。6月7日(火)のプール開きから7月19日(火)までの間、みっちりと水泳学習を行いました。今年度は、気温・水温とも高い日が多く、17回も水泳学習(特練を含む)を行うことができました。その成果をプール納会で発表しました。
 1~4年生は泳げる距離をそれぞれ目標設定し、5・6年生はタイムを目標設定して泳ぎました。はじめは顔をつけるのも難しかった1年生は、しっかりと泳げるようになっていました。2年生は、自分の目標の距離を目指して、そして目標以上の距離を泳げるよう頑張りました。


 【成長著しい1年生。】 【2年生、ていねいな泳ぎでした。】


【25mを折り返しました。】

 3年生も距離に挑戦しました。息継ぎが上手になり、体力もついているため、長い距離を泳ぐことができました。「おーせ!おーせ!◯◯!」、「ファイト!ファイト!◯◯!」等、水泳記録会を思わせるような熱気あふれる応援が、記録に挑む子どもたちの力を後押ししました。


    【最後まであきらめずに、力を出し切りました。】


【大きな声で応援しました。】

 次に4年生が泳ぎました。練習を積み重ねて、力強い泳ぎができるようになってきました。4年生児童は、水泳記録会でリレーに出場する予定です。

  【目標達成できました。】

 その後、5・6年生がタイムに挑戦しました。5年生は平泳ぎ50mを1分20秒台前半、6年生は平泳ぎ50mを1分10秒台、自由形50mを50秒台とそれぞれ目標がありました。


      【それぞれが、自分に挑戦しました。】

 5・6年生も目標設定したタイムを上回り、また自信をつけたようです。
 最後にふりかえりをしました。「けのびができるようになった。」「去年より息継ぎがうまくなって、163mも泳げた。水泳記録会では25mをしっかり泳ぎたい。」「ばた足や手のかきがうまくなった。プールにも感謝したい」「はじめは25m泳げなかったけど、練習をしていくうちに『ああしたい。』、『こうしたい。』と挑戦する気持ちが生まれてきた。この2ヶ月は努力、挑戦して目標を達成した時間だった。」等の発表がありました。
 子どもたちは、水泳学習を通して泳ぐ楽しさを感じ、努力することの大切さを知ったようです。今年度も大きな事故がなく、プール納会を迎えることができて本当によかったと思います。


  【1年生も6年生も、しっかりとふりかえりができました】

またいつか会いましょう

 今日はALTの先生の最後の授業が行われました。約2年前、諸塚村のALTとしてお越しくださった先生、気さくで子どもたちともすぐに仲良くなりました。日々の授業では、元気よく子どもたちに英語を教えてくださいました。ハロウィンパーティーでは、仮装をして子どもたちにハロウィンの由来を教えてくださったり、運動会を見に来てくださったりしたこともありました。
 今日は、一人ずつALTの先生に別れの言葉を言いました。「英語をたくさん教えてくださってありがとうございました。英語が好きになりました。」「◯◯先生の口の動きを見ながら発音することができるようになりました。」「これからもたくさん英語を学習して、大きくなったらカナダに行きます。」等、一人一人気持ちを込めて言葉を贈りました。中には目に涙を浮かべる子どももいて、ALTの先生との別れを淋しく思っているようでした。


 【思い出が甦りました。】

 ALTの先生からは「僕はあまり日本語がうまくないから、気持ちを伝えることがができませんでしたが、今日は伝えます。荒谷小のみんなのことが大好きです。」とお話しくださいました。ALTの先生の真っ直ぐな言葉のプレゼントが嬉しくもあり、別れを考えると淋しくもありました。ALTの先生との英語活動を通して、英語の面白さや外国の方と触れ合う楽しさ、そして気持ちが通じ合う喜びなどを学習したと思います。

   【ALTの先生の一つ一つの言葉をかみしめました。】

 まじめに子どもたちと向き合ってくださったALTの先生、諸塚を離れても元気でいてください。そして、またいつかお会いしましょう。ありがとうございました。

       【みんなALTの先生が大好き!】

わくわく学習応援隊発足式

 昨日、午後からわくわく学習応援隊発足式を行いました。今年度、現時点での応援隊の方々は7名(地元の林業会社の方々や、耳川広域森林組合の方々、諸塚村役場の方々)です。

【林業のプロたちと学習できる貴重な時間です】

 まず、子どもたちが5月24日の森林体験学習やその後の学習を通してまとめた内容を発表しました。
 はじめに3・4年生です。3年生は「林業が作る生活の豊かさ」を学習したい子どもと、「林業と機械」を学習したい子どもがいました。「林業と機械」では、林業界で機械化が進む中、大変な作業の一つである植林は機械化に至っていません。そのため、苗木を簡単に植えられる機械を発明したいと発表しました。応援隊の方々からは、「林業が作る生活の豊かさ」では、「林業の中身を具体的に見ていくといいのでは。」とか「集落の成り立ちを学習してみては。」等のアドバイスをいただきました。「林業と機械」では、「植林のための機械ができればすごい発明だ。」「コンテナ苗というものあるから見てみては。」等のアドバイスをいただきました。

【「キャラクターの活用も考えてみては」とのアドバイスもありました。】

 次に4年生です。4年生は「林業と人」というテーマです。具体的には、諸塚の人々が木と語らっている様子や、木へのこだわりを見たり聞いたりしたいと発表していました。応援隊の方々からは「林業関係者以外からも意見を聞いてみた方がいい。」「家や木工など木を使ってできるものにも注目してみては。」等のアドバイスをいただきました。


【3年生が学習しようとしている内容につながるものがあるようです】

 それから5年生の発表です。5年生はまず、諸塚の文化を受け継ぐものは何かを考え、「神楽」が浮かんだそうです。「神楽」の歴史を調べたり、「神楽」と木との関わりを調べたりして、「南川神楽ニュース」(VTR)を作成しようと考えています。また、昨年度5・6年生が学習発表会で「弓の唱経(しょうきょう)」を朗読しました。今年度の学習発表会ではその「弓の唱経」を神楽で舞いたいとの思いがあるようです。応援隊の方々からは「おじいちゃんに話を聞いたり、観光協会の方に話を聞くのもいい。」「神楽のことが詳しく載っている雑誌もあるので参考にしてみるといい。」等のアドバイスをいただきました。


【林業からスタートした学習に広がりが見えてきました】

 最後に6年生の発表です。6年生は、自分の夢との関わりから、おじいちゃんおばあちゃんに焦点を当てた学習をしたいと考えている児童がいます。今の諸塚村があるのは、おじいちゃんやおばあちゃんのおかげであると考え、お年寄りの活躍を知ってもらうために、「林業に関わるじいちゃん・ばあちゃん」を発信したいそうです。取組の一つには、3世代家族に取材をして、受け継がれているものを見つけたいとのことでした。それらを「じいちゃんばあちゃんはヒーロー」というCMにまとめるという計画です。このCMを村内の方々に見ていただくことで誇りをもって欲しいという思いと、村外の方々に見ていただき諸塚村に関心をもって欲しいという思いがありました。応援隊の方々からは「夢がでてきていることや、今でもおじいちゃん・おばあちゃんのために何か貢献したいという思いに感動しました。」「敬老会に行ってみると色々なお話しがきけると思う。」等のご意見やアドバイスをいただきました。


【自分の計画に自信アップ!】

 続いては、「人と人、人と自然のつながりを持続する諸塚村」をテーマに、「この村が未来を支える」という内容でポスター製作をしようと計画している児童の発表です。この児童は青年団に注目し「つながり」を学習していくようです。青年団に着目した理由は、青年団と自治公民館とのつながり、そこから派生する人と人とのつながりがあると考えたからだそうです。また、婦人会の方にも話を聞いて、山の恵みを生かした料理等も知りたいと発表していました。応援隊の方々からは、「青年団の取材はいつでもできます。」「この村は人と人とのつながりで成り立っています。」等のお言葉をいただきました。


【力強い言葉をいただいてやる気アップ!】

 最後の児童は「女性の活躍を村の魅力として発信し、人材確保」というテーマでリーフレットを作成する計画です。その名も「女性が輝く村 諸塚村」です。森林体験学習での女性作業員の方々との出会いがこの児童に刺激を与えたようです。応援隊の方々からは「婦人会があるのは諸塚村くらいです。この組織があるから、主張や意見を出すことができます。」「女性作業員がいる他の班にも声をかけてみましょう。」「林業について学習をしているグループがあります。」等のアドバイスをいただきました。


【女性の世界が広がりわくわくアップ!】

 子どもたちが考えた計画に対して、応援隊の方々が専門的な立場からご意見やアドバイスをくださったので、今後どのような方法で学習を進めていけばよいかが分かったと思います。子どもたちの意見に真剣に耳を傾けていただき、子どもたちの考えを生かした方法を考えていただき、本当にありがとうございました。その真っ直ぐな姿勢を見て、子どもたちも職員も身の引き締まる思いでした。これからも、ご指導よろしくお願いいたします。


【子どもたちが下校後、応援隊の方々と職員でこれからのわくわく学習の在り方について話し合いました。】

ARATANIサマーキャンプ

 先週の金曜日と土曜日に、荒谷小でARATANIサマーキャンプが行われました。このキャンプはPTAの方々が主体となって実施していただくもので、子どもたちはとっても楽しみにしていました。前日の水泳特練の時間にも「特練が終わって、この後剣道を頑張れば、明日はキャンプや」と言っている子どもがいました。
 夕方から5・6年生は夕食作りをしました。夕食のメニューは、カレーライス、サラダ、フルーツ白玉です。保護者の方々にも手伝っていただきながら、手際よく作っていました。
 また、あいにくの雨だったため、体育館の中にテントを張りました。テントがあると一気にキャンプの雰囲気が出てきました。


【カレーは甘口と中辛の2種類作りました】【もりもり食べました】


【テントの中にはマットを敷いて寝床づくり】

 夕食が終わったら、きもだめしや花火をしました。きもだめしでは、まず図書室で先生から怖い話を聞きました。その時点で怖くなった子どもたち(保育所生)は、図書室から出て体育館で遊びました。小学生は、グループごとに学校の中できもだめしです。途中で涙が出る子どもや、あっけらかんとした表情で帰って来る子どもなど様々でしたが、みんな無事に帰ってきました。
 夕方降っていた雨はやみ、外で花火をしました。赤や黄色に変わる花火を見て「きれいだな~」と言ったり、「線香花火が最後にぼわっと広がりました!」と驚いた表情をしていたりして、夏ならではの楽しみを満喫していました。最後は打ち上げ花火を見ました。ヒューンヒューンと飛んでいく花火をキラキラした目で追い続けていました。

 2日目は宝探しや水泳特練を行った後、子どもたちが楽しみにしているそうめん流しを行いました。そうめん流しに使う竹は、保護者の方々が朝取ってきてくださって組み立ててくださいました。気持ちよさそうに流れてくるそうめんを箸でつかみ、ツルツルと食べる子どもたち、あっという間にそうめんが無くなりました。また、子どもたちが持っている竹の器も手作りで、口元がまるくしてあります。「まるくした方が食べやすいかなぁと思ってやってみました」と保護者の方が話されていました。


    【ときどきウインナーも流れてきました】

【竹の器づくり、小学生全員分作ってくださいました】


   【保護者の方々もそうめん流しを楽しみました】

 お腹いっぱいになったら、最後の楽しみスイカ割りです。保育所生は目隠しをせずにスイカ割りに挑戦しました。小学生は、目隠しをして友達の言葉を頼りにスイカのところまでたどり着いていました。しかし、子どもたちだけではスイカ割ることができず、保護者の方にも加勢をお願いしました。すると、ラストを務めた保護者の方が見事スイカを割ってくださいました。

【そのスイカを思いっきりたたいてね】【こっちじゃないよ~】


 【こっちでもないよ~】  【この後、スイカが割れました】

 その後、みんなで割ったスイカを外で食べました。種飛ばし競争をしたり、無心にスイカを頬張ったりして、とってもおいしくいただきました。


【いくらでも食べられそうです】

 終わりの会では、子どもたちがふりかえりを発表しました。「このメンバーでしかできないキャンプができました」、「規律・協働・友愛・奉仕を意識してキャンプに参加できました」、「中学生になったら、きもだめしでみんなを全力で驚かせたいです」等、子どもたちの胸の中に大切な思い出としてARATANIサマーキャンプが刻まれたことが分かる発表でした。
 保護者の皆様には1学期のはじめから計画を立てていただき、当日の運営もスムーズにしていただきました。本当にありがとうございました。


 【今年も夏の始まりにステキな思い出ができました】

七夕の給食

 今日は七夕、給食は七夕にちなみ、星形のコロッケや天の川に見立てたそうめん汁、七夕ゼリーが出ました。子どもたちは初めて見る星形のコロッケに釘付けでした。「いただきます」をすると、早速コロッケをパクリ。「おいしい~」、「ごはんが進む~」等と言って喜んで食べていました。また、2層になっている七夕ゼリーを上から見たり下から見たりして、「何の味かなぁ」、「黄色いのも見えるよ!」と食べるのを楽しみにしていました。ゼリーを食べている子どもは「上が桃で下がぶどうかなぁ。あ、みかんが入ってる。パイナップルも出てきました!」と興奮気味でした。子どもたちの中には、ゼリーを食べ終わった後、星形の容器を持って帰る子どももいました。今日はいつもに増して、わくわくがいっぱいの給食でした。


   【星形コロッケ、サクサクでおいしかったです】

 荒谷小には、1・2年生が作った七夕飾りもあります。「じかたびをかってもらえますように」、「家族ともっとなかよくくらしていきます」、「いちりんしゃにのれるようにがんばります」等様々な願い事、意気込みが書いてありました。みんなの願いが届きますように。

ふせこみ

 今日の5時間目、1・2年生はふせこみをしていたしいたけの原木を組む作業をしました。ブルーシートを外して、原木を一本一本運び風通しがいいように組んでいきました。試行錯誤しながら組んでいきましたが、「太い原木を下にした方がいいかもしれないね」と先生が話すと、「そういえば、去年は太い原木が下だった」と2年生が答えていました。そこからもう一度組み直しました。「僕はお山のお仕事をするから一人でも原木が持てる!」と言いながら原木を運ぶ子ども、「負けないぞ~!」と言いながら運ぶ子ども、「あ、原木の下にありがいる。ねえねえ、ありのお引っ越しじゃない?」と言いながら原木を運ぶ子どもなど、それぞれ楽しみながら椎茸の原木を運び組んでいきました。原木の切り口に白いものが見えると「しいたけ菌が出てきてる」、「しいたけのにおいがする」と色々な発見をしたようでした。

    【軽快に運びました】【崩れないように組みました】

 できあがった後、「原木に水をかけたーい!」と言う子どもがいました。この原木に水をかけてもいいのかどうか、明日しいたけ博士に聞いてみようと話していました。しいたけ博士、これからもご指導よろしくお願いいたします。


 【全部で4つ組みました】

学校保健委員会で歯みがき

 昨日は参観日で、2校時に学校保健委員会を行いました。今年度は、学校歯科医の先生と歯科衛生士さん2名、そして村役場の保健師さんにお越しいただき、子どもたちへの歯みがき指導を行っていただきました。
 まず、校長先生が今年は去年よりもむし歯になっている人が少ないようですが、今日正しい歯みがきの仕方を学んで、健康な歯を保っていってください。」と話されました。


【子どもたちが保護者の方と一緒に学べる貴重な時間です】

 次に、村の保健師さんから諸塚村の「歯科保健統計」の説明がありました。それには、幼児でも年齢とともにむし歯になる子どもが増えていることや、小学生でむし歯がある児童が他の地域と比べて多いことなどがありました。「わ!多い」と子どもたちもビックリした表情をしていました。
 学校歯科医の先生のお話では、むし歯を放っておくと身体全体に影響が出てくることや、仕上げみがきの必要性をお話しくださいました。小学生までは、保護者の方が仕上げみがきや歯みがき後のチェックが必要とのアドバイスもいただきました。


【永久歯のむし歯も学年があがるごとに増えていっていました】

 その後、カラーテスターを使ってみがき残しをチェックしました。歯と歯の間が赤く染まっている子どもや、第一大臼歯が赤く染まっている子ども、全体的に赤く染まっている子ども、あまり赤く染まっていない子どもなど様々でした。みがき残しが多い部分が分かったら、歯科衛生士さんに歯みがきの方法を教えていただき、歯みがきのスタートです。


  【鏡を見ながら、どこに汚れが残っているか確認】


 【一本一本ていねいに】  【きれいにみがけているかなぁ】

 子どもたちがみがいた後、保護者の方がチェックをしてくださったり、みがき残しがあるところをみがいてくださったりして、みんなきれいな歯になりました。全部の汚れを落とすにはかなり時間がかかりましたが、みがいた後は「あーすっきりした!」と爽快感を感じている子どももいました。

【力を入れすぎないようにみがきます】

 最後に、歯科衛生士さんから第一大臼歯のみがき方を指導していただきました。第一大臼歯は、「一番ぼこぼこしていて、みがきにくく、歯の溝も深いから、歯ブラシを色々な方向から当ててみがいてください。」と教えていただきました。また、歯ブラシを必ず濡らして使うことや、舌で歯を触ってツルツルしているか確認する方法も教えていただきました。


【むし歯になりやすい第一大臼歯、大切にして欲しいです】

 子どもたちのふりかえりには、「きょう、みがきのこしがあったからもっとしっかりみがきたいです。」(1年生)、「カラーテスターを使うと、奥歯や前歯などみがき残しの多い歯がたくさんありました。でも、歯ブラシの向きなどを気をつけてみがくと、色が取れました。だから家などでも歯ブラシの向きに気をつけて歯みがきをしたいです。」(4年生)、「一番みがき残しが多いと思った第一大臼歯がきれいでした。でも、前歯がよごれていたので、これから前歯を意識してみがきたいです。また、赤いところが多かったので、これから念をいれてみがきたいです。」(6年生)などがありました。それぞれ、自分の歯みがきのいいところや課題が分かり、正しいみがき方を学びました。
 昨日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。これからも毎日の歯みがき指導の時間を大切にして、健康な歯を保てるようにしていきたいです。