2016年7月の記事一覧

またいつか会いましょう

 今日はALTの先生の最後の授業が行われました。約2年前、諸塚村のALTとしてお越しくださった先生、気さくで子どもたちともすぐに仲良くなりました。日々の授業では、元気よく子どもたちに英語を教えてくださいました。ハロウィンパーティーでは、仮装をして子どもたちにハロウィンの由来を教えてくださったり、運動会を見に来てくださったりしたこともありました。
 今日は、一人ずつALTの先生に別れの言葉を言いました。「英語をたくさん教えてくださってありがとうございました。英語が好きになりました。」「◯◯先生の口の動きを見ながら発音することができるようになりました。」「これからもたくさん英語を学習して、大きくなったらカナダに行きます。」等、一人一人気持ちを込めて言葉を贈りました。中には目に涙を浮かべる子どももいて、ALTの先生との別れを淋しく思っているようでした。


 【思い出が甦りました。】

 ALTの先生からは「僕はあまり日本語がうまくないから、気持ちを伝えることがができませんでしたが、今日は伝えます。荒谷小のみんなのことが大好きです。」とお話しくださいました。ALTの先生の真っ直ぐな言葉のプレゼントが嬉しくもあり、別れを考えると淋しくもありました。ALTの先生との英語活動を通して、英語の面白さや外国の方と触れ合う楽しさ、そして気持ちが通じ合う喜びなどを学習したと思います。

   【ALTの先生の一つ一つの言葉をかみしめました。】

 まじめに子どもたちと向き合ってくださったALTの先生、諸塚を離れても元気でいてください。そして、またいつかお会いしましょう。ありがとうございました。

       【みんなALTの先生が大好き!】

わくわく学習応援隊発足式

 昨日、午後からわくわく学習応援隊発足式を行いました。今年度、現時点での応援隊の方々は7名(地元の林業会社の方々や、耳川広域森林組合の方々、諸塚村役場の方々)です。

【林業のプロたちと学習できる貴重な時間です】

 まず、子どもたちが5月24日の森林体験学習やその後の学習を通してまとめた内容を発表しました。
 はじめに3・4年生です。3年生は「林業が作る生活の豊かさ」を学習したい子どもと、「林業と機械」を学習したい子どもがいました。「林業と機械」では、林業界で機械化が進む中、大変な作業の一つである植林は機械化に至っていません。そのため、苗木を簡単に植えられる機械を発明したいと発表しました。応援隊の方々からは、「林業が作る生活の豊かさ」では、「林業の中身を具体的に見ていくといいのでは。」とか「集落の成り立ちを学習してみては。」等のアドバイスをいただきました。「林業と機械」では、「植林のための機械ができればすごい発明だ。」「コンテナ苗というものあるから見てみては。」等のアドバイスをいただきました。

【「キャラクターの活用も考えてみては」とのアドバイスもありました。】

 次に4年生です。4年生は「林業と人」というテーマです。具体的には、諸塚の人々が木と語らっている様子や、木へのこだわりを見たり聞いたりしたいと発表していました。応援隊の方々からは「林業関係者以外からも意見を聞いてみた方がいい。」「家や木工など木を使ってできるものにも注目してみては。」等のアドバイスをいただきました。


【3年生が学習しようとしている内容につながるものがあるようです】

 それから5年生の発表です。5年生はまず、諸塚の文化を受け継ぐものは何かを考え、「神楽」が浮かんだそうです。「神楽」の歴史を調べたり、「神楽」と木との関わりを調べたりして、「南川神楽ニュース」(VTR)を作成しようと考えています。また、昨年度5・6年生が学習発表会で「弓の唱経(しょうきょう)」を朗読しました。今年度の学習発表会ではその「弓の唱経」を神楽で舞いたいとの思いがあるようです。応援隊の方々からは「おじいちゃんに話を聞いたり、観光協会の方に話を聞くのもいい。」「神楽のことが詳しく載っている雑誌もあるので参考にしてみるといい。」等のアドバイスをいただきました。


【林業からスタートした学習に広がりが見えてきました】

 最後に6年生の発表です。6年生は、自分の夢との関わりから、おじいちゃんおばあちゃんに焦点を当てた学習をしたいと考えている児童がいます。今の諸塚村があるのは、おじいちゃんやおばあちゃんのおかげであると考え、お年寄りの活躍を知ってもらうために、「林業に関わるじいちゃん・ばあちゃん」を発信したいそうです。取組の一つには、3世代家族に取材をして、受け継がれているものを見つけたいとのことでした。それらを「じいちゃんばあちゃんはヒーロー」というCMにまとめるという計画です。このCMを村内の方々に見ていただくことで誇りをもって欲しいという思いと、村外の方々に見ていただき諸塚村に関心をもって欲しいという思いがありました。応援隊の方々からは「夢がでてきていることや、今でもおじいちゃん・おばあちゃんのために何か貢献したいという思いに感動しました。」「敬老会に行ってみると色々なお話しがきけると思う。」等のご意見やアドバイスをいただきました。


【自分の計画に自信アップ!】

 続いては、「人と人、人と自然のつながりを持続する諸塚村」をテーマに、「この村が未来を支える」という内容でポスター製作をしようと計画している児童の発表です。この児童は青年団に注目し「つながり」を学習していくようです。青年団に着目した理由は、青年団と自治公民館とのつながり、そこから派生する人と人とのつながりがあると考えたからだそうです。また、婦人会の方にも話を聞いて、山の恵みを生かした料理等も知りたいと発表していました。応援隊の方々からは、「青年団の取材はいつでもできます。」「この村は人と人とのつながりで成り立っています。」等のお言葉をいただきました。


【力強い言葉をいただいてやる気アップ!】

 最後の児童は「女性の活躍を村の魅力として発信し、人材確保」というテーマでリーフレットを作成する計画です。その名も「女性が輝く村 諸塚村」です。森林体験学習での女性作業員の方々との出会いがこの児童に刺激を与えたようです。応援隊の方々からは「婦人会があるのは諸塚村くらいです。この組織があるから、主張や意見を出すことができます。」「女性作業員がいる他の班にも声をかけてみましょう。」「林業について学習をしているグループがあります。」等のアドバイスをいただきました。


【女性の世界が広がりわくわくアップ!】

 子どもたちが考えた計画に対して、応援隊の方々が専門的な立場からご意見やアドバイスをくださったので、今後どのような方法で学習を進めていけばよいかが分かったと思います。子どもたちの意見に真剣に耳を傾けていただき、子どもたちの考えを生かした方法を考えていただき、本当にありがとうございました。その真っ直ぐな姿勢を見て、子どもたちも職員も身の引き締まる思いでした。これからも、ご指導よろしくお願いいたします。


【子どもたちが下校後、応援隊の方々と職員でこれからのわくわく学習の在り方について話し合いました。】

ARATANIサマーキャンプ

 先週の金曜日と土曜日に、荒谷小でARATANIサマーキャンプが行われました。このキャンプはPTAの方々が主体となって実施していただくもので、子どもたちはとっても楽しみにしていました。前日の水泳特練の時間にも「特練が終わって、この後剣道を頑張れば、明日はキャンプや」と言っている子どもがいました。
 夕方から5・6年生は夕食作りをしました。夕食のメニューは、カレーライス、サラダ、フルーツ白玉です。保護者の方々にも手伝っていただきながら、手際よく作っていました。
 また、あいにくの雨だったため、体育館の中にテントを張りました。テントがあると一気にキャンプの雰囲気が出てきました。


【カレーは甘口と中辛の2種類作りました】【もりもり食べました】


【テントの中にはマットを敷いて寝床づくり】

 夕食が終わったら、きもだめしや花火をしました。きもだめしでは、まず図書室で先生から怖い話を聞きました。その時点で怖くなった子どもたち(保育所生)は、図書室から出て体育館で遊びました。小学生は、グループごとに学校の中できもだめしです。途中で涙が出る子どもや、あっけらかんとした表情で帰って来る子どもなど様々でしたが、みんな無事に帰ってきました。
 夕方降っていた雨はやみ、外で花火をしました。赤や黄色に変わる花火を見て「きれいだな~」と言ったり、「線香花火が最後にぼわっと広がりました!」と驚いた表情をしていたりして、夏ならではの楽しみを満喫していました。最後は打ち上げ花火を見ました。ヒューンヒューンと飛んでいく花火をキラキラした目で追い続けていました。

 2日目は宝探しや水泳特練を行った後、子どもたちが楽しみにしているそうめん流しを行いました。そうめん流しに使う竹は、保護者の方々が朝取ってきてくださって組み立ててくださいました。気持ちよさそうに流れてくるそうめんを箸でつかみ、ツルツルと食べる子どもたち、あっという間にそうめんが無くなりました。また、子どもたちが持っている竹の器も手作りで、口元がまるくしてあります。「まるくした方が食べやすいかなぁと思ってやってみました」と保護者の方が話されていました。


    【ときどきウインナーも流れてきました】

【竹の器づくり、小学生全員分作ってくださいました】


   【保護者の方々もそうめん流しを楽しみました】

 お腹いっぱいになったら、最後の楽しみスイカ割りです。保育所生は目隠しをせずにスイカ割りに挑戦しました。小学生は、目隠しをして友達の言葉を頼りにスイカのところまでたどり着いていました。しかし、子どもたちだけではスイカ割ることができず、保護者の方にも加勢をお願いしました。すると、ラストを務めた保護者の方が見事スイカを割ってくださいました。

【そのスイカを思いっきりたたいてね】【こっちじゃないよ~】


 【こっちでもないよ~】  【この後、スイカが割れました】

 その後、みんなで割ったスイカを外で食べました。種飛ばし競争をしたり、無心にスイカを頬張ったりして、とってもおいしくいただきました。


【いくらでも食べられそうです】

 終わりの会では、子どもたちがふりかえりを発表しました。「このメンバーでしかできないキャンプができました」、「規律・協働・友愛・奉仕を意識してキャンプに参加できました」、「中学生になったら、きもだめしでみんなを全力で驚かせたいです」等、子どもたちの胸の中に大切な思い出としてARATANIサマーキャンプが刻まれたことが分かる発表でした。
 保護者の皆様には1学期のはじめから計画を立てていただき、当日の運営もスムーズにしていただきました。本当にありがとうございました。


 【今年も夏の始まりにステキな思い出ができました】

七夕の給食

 今日は七夕、給食は七夕にちなみ、星形のコロッケや天の川に見立てたそうめん汁、七夕ゼリーが出ました。子どもたちは初めて見る星形のコロッケに釘付けでした。「いただきます」をすると、早速コロッケをパクリ。「おいしい~」、「ごはんが進む~」等と言って喜んで食べていました。また、2層になっている七夕ゼリーを上から見たり下から見たりして、「何の味かなぁ」、「黄色いのも見えるよ!」と食べるのを楽しみにしていました。ゼリーを食べている子どもは「上が桃で下がぶどうかなぁ。あ、みかんが入ってる。パイナップルも出てきました!」と興奮気味でした。子どもたちの中には、ゼリーを食べ終わった後、星形の容器を持って帰る子どももいました。今日はいつもに増して、わくわくがいっぱいの給食でした。


   【星形コロッケ、サクサクでおいしかったです】

 荒谷小には、1・2年生が作った七夕飾りもあります。「じかたびをかってもらえますように」、「家族ともっとなかよくくらしていきます」、「いちりんしゃにのれるようにがんばります」等様々な願い事、意気込みが書いてありました。みんなの願いが届きますように。

ふせこみ

 今日の5時間目、1・2年生はふせこみをしていたしいたけの原木を組む作業をしました。ブルーシートを外して、原木を一本一本運び風通しがいいように組んでいきました。試行錯誤しながら組んでいきましたが、「太い原木を下にした方がいいかもしれないね」と先生が話すと、「そういえば、去年は太い原木が下だった」と2年生が答えていました。そこからもう一度組み直しました。「僕はお山のお仕事をするから一人でも原木が持てる!」と言いながら原木を運ぶ子ども、「負けないぞ~!」と言いながら運ぶ子ども、「あ、原木の下にありがいる。ねえねえ、ありのお引っ越しじゃない?」と言いながら原木を運ぶ子どもなど、それぞれ楽しみながら椎茸の原木を運び組んでいきました。原木の切り口に白いものが見えると「しいたけ菌が出てきてる」、「しいたけのにおいがする」と色々な発見をしたようでした。

    【軽快に運びました】【崩れないように組みました】

 できあがった後、「原木に水をかけたーい!」と言う子どもがいました。この原木に水をかけてもいいのかどうか、明日しいたけ博士に聞いてみようと話していました。しいたけ博士、これからもご指導よろしくお願いいたします。


 【全部で4つ組みました】