学校の様子

! 子どもが創る科学

子どもが観察・実験をとおして確かめた結果を基に導いた結論は、
ある意味「子どもが作った科学」です。

自分で考えた学習問題を、
自分で考えた方法で観察・実験し、
自分で考察し導いた結論は、
子どもがもつ概念に組み入れられ、
子どもなりに矛盾のない形で構成された科学理論ということになります。

3年生は、「磁石について物は磁石になるのだろうか?」
という学習問題を追究していました。
学習問題と実験方法
それを確かめるために、磁石についてクリップや釘を
①釘に近づける
②方位磁針に近づける
③水に浮かべる
といった実験で確かめようとしていました。
どのようなことが起こったら、「磁石になったと言えるか」
を考えて、予想をし、その上で実験するわけです。
自分で考えた実験を行う子ども達

こうした問題解決的な学習を経て、
子ども達は科学理論を自ら構成していきます。
小さな小学3年生ですが、主体的な問題解決を通して得た結論は
大げさでなく、その子どもなりの「科学」です。