校長室より
 本校は、近くに五ヶ瀬川と大瀬川が流れる水郷延岡の西部に位置する 創立117年の歴史と伝統を有する学校です。学校は近隣に東九州自動車道が通り、閑静な住宅街の中心に位置し、伝統的な地域の方々のあたたかい支援により、660名の児童が楽しく、前向きに学校教育活動に取り組んでいます。
 地域とともに歩む学校として、今後ともあたたかいご支援をよろしくお願いします。
 
 令和6年4月1日
校長 阿部 泰宏  
学校経営の基調
 教育目標
「夢をもち 夢に向かって 伸びゆく子どもの育成」
 
目標達成のためのキーワード
 「自立と貢献の力を身に付けさせる教育の実施

 子どもたちが生きていく社会は、日々加速的な変化が伴う予測困難な時代であります。その時代に必要なこととは何か?と問われれば、知識・技能の習得で完結するのではなく、複数の習得した知識・技能をあらゆる場面で駆使して、その場面に最も適した解答を導き、実行する力であると考えます。いわゆる「最適解を導く力」です。併せてその最適解が自身だけのものではなく、他者と協働して相互が一定の理解を示す「納得解」でなければならないと思います。
 つまり、「最適解・納得解」を日々導く力がこれからの社会では必要とされるのではないでしょうか。その力を備えてこそ延岡市教育委員会が目指す「幸動」する児童の育成につながるものと考えております。
 その「幸動」する児童の育成の達成に向けて、本校では「自立の力」と「貢献の力」の育成に努めています。特に「自立の力」は「話を聞く力」、「貢献の力」は「友を大切な存在と思う心」ととらえ、学校生活の約70%を占める日々の「授業」の中で全教職員が一丸となって育成を図っております。
 本年度も53名のスタッフで市、学校の教育目標達成に向けて邁進していきたいと考えておりますので、家庭、地域の皆様の御理解・御支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
学校の教育目標
夢をもち 夢にむかって 伸びゆく子の育成
~「自立と貢献の力」の育成を通して~
 
 
 
Ⅰ 「自立と貢献の力」をどのように子どもたちには?
  □「自立の力」=特に話を聞く力※①~⑤を指す
        ①話をしっかりと聞く ②内容を理解する ③内容について考える ④自分なりの結論をもつ 
            ⑤結論に沿って表現・実践する  
  □「貢献の力」=特に友を大切な存在と思う心
           〇日常では「友のよさを見る習慣」をもつ
              〇トラブル等の時は「友と楽しかった場面、助けてもらった場面、優しくされた場面」を
            想起して解決する習慣をもつ
           〇大切な存在の「声・意見」を尊重する習慣をもつ
 
 
Ⅱ 「話を聞く力」「友を大切な存在と思う心」をどの場面で育成?
     1日の学校生活の約70%を占める「授業」で育成する    
 
 
Ⅲ どのような「授業」で育成?
 特別支援教育の視点をもった「誰一人取り残さない」指導のための全員参加型授業をスタンダード化 
    ①最適解・納得解を導く「協働的な学び」を中心とした授業の推進(他者と協働して考えを創造する力)
    ②「知識構成型ジグソー法」による授業の推進(①の力を基盤に多面的・多角的に考えることのできる力) 
 
  ※協働的な学びや知識構成型ジグソー法の授業では「個人」が考えをもち、「他者と協働」して最適解・納得解を
   導いていく。そのために本校が目指す「自立の力(話を聞く力)」が主に「個人」で考える場で、「貢献の力(友を 
   大切な存在と思う心)」が主に協働の場で基盤となるため、「授業」を通して2つの力の育成に取り組んでいく。
 
 
お知らせ

令和6年度の校長室だより「みなみかた」を掲載しております。

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