学校の様子

クラブ編制も「感動とときめきの教育」

今年1年どのクラブに入って活動するかが決まる「クラブ編制」が
4・5・6年において、各学年全員が集まって行われました。

当然、希望通りのクラブに入れる子もいれば、
じゃんけんに負け続けて希望していたクラブとは全く違うクラブに
行かざるを得ない子どもも出てきます。

希望が通って喜んでいる子がいる一方で、
希望が叶わず涙する子どももいます。
地団駄踏んで悔しがる子もいました。

しかし、これもまた小さな社会勉強です。
・世の中全て自分の思いどおり行くものではないことを知る。
・思いが叶わなかった時の心のもっていき方を経験的に学ぶ。
・競争率が高い第一希望より希望が叶う第2希望に早めに移るなど、
確率を考えた行動を学ぶ。

など、学校という集団の中での貴重な学びがあります。

そんな中、6年生では、編制前に先生からこんな話がありました。
「好きなクラブに入ることが大事なのではありません。
どんなクラブに入っても、そのクラブの中で楽しさを見つけることが大切なのです。」

4年・5年で上記のようなことを学んできたのが6年生です。
この言葉の意味をかみしめることができた子もいるでしょう。
また、そんな考え方もあるのだと、目から鱗が落ちた子もいるでしょう。

好きなクラブに入ることこそ大事だと思っていたのに、
そう考えることで、希望が叶わなくて辛かった心が少し救われたという子もいるでしょう。
「希望が叶ったその後こそ大事なのだ」と兜の緒を締める子もきっといたことでしょう。

これもまた学校のドラマが生む小さな「感動」の一つではないでしょうか。
学校の日常にある「感動とときめき」を南方小では大切にしていきます。
クラブ編制4年
クラブ編制4年

クラブ編制5年
クラブ編制5年

クラブ編制6年
クラブ編制6年